それではフォシーガは、どのようにして効果を発揮するのでしょうか?


フォシーガの腎臓への効果については、別の記事で詳しく解説しています。
ぜひこちらもあわせてご覧ください。


フォシーガとは?(SGLT-2阻害薬:腎臓病の新しい治療薬として)

対象:インスリン製剤で血糖コントロールが不十分な1型糖尿病患者271例

フォシーガは、継続して服用するだけでダイエット効果が得られるため、激しい運動なども必要ありません。過度な運動を続けてダイエットが続かなかった人にも適しています。

腎臓内科では尿蛋白量をU-TP/U-Creという項目で調べます。0.15g以上が異常です ..

腎臓は血液を作るホルモンを分泌する臓器で、腎機能が低下すると貧血になります。

③ それでも尿蛋白が何度も検出される場合は、医療機関を受診する。

レアチニン値などの血液検査、尿蛋白や尿潜血などの尿検査の結果となります。 ..

① お近くの薬局などで尿蛋白を調べる試験紙を購入して、自宅で測定してみる。

1型糖尿病と2型糖尿病の両方に効果があることを疑問に思われる方もいるかもしれませんが、それについては開発時の臨床試験を簡単にご紹介します。

以前のブログ(慢性腎臓病の新しい治療薬 ~SGLT2阻害薬~)で、紹介しましたSGLT2阻害剤のダパグリフロジン(フォシーガ ..

投与の必要性を慎重に判断してください。
本剤では腎機能低下に伴う血中濃度の上昇が報告されています。
また、eGFRが25mL/min/1.73m2未満あるいは末期腎不全(ESRD)の患者を対象とした臨床試験は実施していません。

そしてその後2020年にフォシーガというお薬は糖尿病ではない慢性腎臓病の患者さんにおいても腎保護作用があることを証明した論文を同じNew England Journal of Medicineに掲載しました。


随時尿を用いて尿蛋白定量と尿中 Cr 測定により,尿蛋白/Cr 比(g/gCr)を算出し ..

フォシーガは、食事で摂取した糖を尿として排出します。食事量を変えなくても、腎臓から吸収される糖の量がカットされるため、ダイエットにつながります。食事の量を極端に制限してダイエットしてきた人におすすめです。

“慢性腎臓病治療薬”フォシーガをスクロールで見る DAPA-CKD試験

フォシーガにより腎臓病の治療は格段に進歩したと考えており、当院でも積極的に使用しております。

フォシーガは慢性腎臓病の患者において、2型糖尿病の有無にかかわらず

(注4)糖尿病:
インスリンという血糖を下げるホルモンの膵臓からの分泌が低下したり、筋肉や肝臓でのインスリンの効きが悪くなったりす
る(インスリン抵抗性)ことにより、高血糖状態が持続する病気です。糖尿病は腎機能の低下を招き、慢性腎臓病などの合併
症を引き起こすことが知られています。現在、国内では約1,000万人の糖尿病患者が存在すると考えられています。

今後尿蛋白が無い糖尿病を合併しないCKDへの効果が明らかになることを期待したい.

SGLTは6種類あり、体内のさまざまな場所に存在していますが、SGLT2に限っては、腎臓の近位尿細管という場所に限定的に存在しているのが特徴です。

慢性腎臓病の治療薬フォシーガについて考える【腎臓内科医が解説】

フォシーガ錠の利尿作用により多尿・頻尿がみられることがあり、また、体液量が減少することがありますが、特に体液量減少を起こしやすい患者として高齢者について注意喚起しています。
脱水や糖尿病ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞を含む血栓・塞栓症等の発現に注意してください。

慢性腎臓病の治療薬フォシーガについて考える【腎臓内科医が解説】 ..

あくまでこれは2-3年の新しい研究成果であり残念ながらまだまだ世間ではこれらの薬剤は使用されていないのが現状です。SGLT2阻害薬は慢性腎臓病による透析導入を減らすための大きな武器の一つです。今後かかりつけ医の段階で投薬することが普及することが、透析患者数減少に大きく寄与するのではないかと考えております。

フォシーガってどんな薬?腎臓病に効果的?医師が解説します。 当院を受診希望 ..

食生活が乱れ、栄養不良や不規則な食事をしている人などは低血糖を起こすおそれがあります。また、さまざま疾患をもつ人や特定の人(妊婦や授乳婦など)の場合は、期待する効果が得られない場合があります。です。

EMPA-KIDNEY試験 エンパグリフロジンの顕性蛋白尿を伴わない慢性腎臓病

フォシーガは血糖値を下げる医薬品として知られていますが、という効果もあります。

一方、柏原氏は、CKDに定義について、「少し蛋白尿が出ているか、腎機能がわずかに低い人」とした上で、診断基準を示した。 ..

SGLT2阻害薬は近尿細管での尿糖の血液中への再吸収を抑えることにより、原尿中の過剰な糖分を体内に再吸収しきれなくなり、大量の糖分を尿中に排泄するのを促し、血糖値を低下させます。

尿蛋白を低下させる降圧薬:ロサルタンカリウム25mg; 血中脂質を低下させるEPA剤:ロトリガ2g; 腎機能を保護する薬:フォシーガ

尚、他の糖尿病のお薬と同様、”シックデイ”と呼ばれる食事できない程体調が悪い時は、”ケトアシドーシス”と呼ばれる合併症が起こるリスクが上がる為、休薬が望まれます。

尿定性の尿蛋白 1+ は蛋白尿 0.3 g / 日程度、2+ は 1.0 g / 日程度の目安です ..

糖尿病と診断されると、不安や戸惑いを感じる方が多いのではないでしょうか。実際に糖尿病は、透析治療が必要になる主な原因の一つです。ただし、適切な治療と生活習慣の改善を始めることで、透析を予防することができます。今からの小さな努力が、未来の大きな変化につながります。

長久手クリニックでは、日本腎臓学会認定腎臓専門医として腎臓病予防を軸に糖尿病治療を行っています。

その根本的な目的は「血管を守ること」にあります。

体、潜血〉、尿検査定量〈蛋白、クレアチニン、尿蛋白/Cr 比、尿アルブミン、尿アル.

血圧低下や頻尿、多尿や口渇などの症状が生じ、脱水が疑われる場合は補液や薬の投与を中止するなどの処置を行いましょう。特に1型糖尿病患者で、血糖値が高値でないにもかかわらず、ケトアシドーシス(糖尿病急性合併症)があらわれる場合があります。

糖尿病の薬なのに腎臓を守る?SGLT2阻害薬の腎保護作用について

なお、腎機能障害患者への投与について用量調節の設定はありません。

この中では、フォシーガとジャディアンスが慢性腎臓病に対する効能 ..


尿は、腎臓で血液を濾して作っていることを説明しました。

血液が濾されて、原尿ができた時には、ブドウ糖はたくさん含まれていますが、体外にでるまでに、再吸収されて、尿は無糖に近い状態になります。

(健常者でも、尿には2-20mg/dlの少量のブドウ糖は含まれており、完全な無糖ではありません。)

では、どうして、尿中にブドウ糖が漏れてくるのでしょうか?

その理由は、原尿から大切な物質は再吸収しているものの、この再吸収する能力には限界があるからです。

例えば、ブドウ糖であれば、血液中のブドウ糖の濃度(=血糖値)が、160〜180mg/dl を超えて高くなると、尿細管で再吸収しきれなくなり、尿にブドウ糖がもれてきます。

つまり、という事を意味しています。

(* 血糖値が正常範囲でも、生来体質的に、尿糖を再吸収する閾値が低く、尿中にブドウ糖が漏れる腎性糖尿の方もいます。)

参考文献:

☆ 糸球体ろ過量の低下だけでなく、尿蛋白の量が多いほうが、将来的な腎 ..

実際に糖尿病のない心不全患者さんに導入して低血糖になったことは経験したことがありません。

2型糖尿病を合併するCKD治療に対するケレンディアの意義|座談会

これまでの糖尿病治療薬の多くは膵臓に作用し、最終的にはインスリンを出すことで血糖コントロールを改善するものでした。