リンコサミド系のクリンダマイシン外用薬はニキビの治療に効果的です。


埼玉医科大学卒。東邦大学医療センター大橋病院皮膚科、三井記念病院皮膚科にて、アトピー性皮膚炎から皮膚癌、色素性疾患(シミ、あざ等)等多くの臨床経験を積む。2011年タカミクリニックに入職。2021年、副院長に就任。現在はニキビ・毛穴など美肌治療から、シミ・しわ・たるみなどのエイジングケア治療まで、当院の全診療の監修を行う。


特に酒さは決して珍しい病気ではないのでニキビと間違えやすくなります。

そもそもニキビとは、毛穴が詰まってしまい、毛の根元にある毛根を包む「毛嚢(もうのう)」という組織が炎症を起こしてしまう慢性の皮膚疾患です。専門的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれます。
毛穴の詰まりの一因になるのが、肌表面の角層が異常に厚くなってしまう角化異常です。健康な肌では、ターンオーバー(皮膚細胞の生まれ変わり)の機能が働くことによって、古い角質は剥がれ落ちていくため、角質が異常に厚くなってしまうことはありません。ところが、ターンオーバーの乱れや間違ったスキンケアなどの要因が加わると、古い角質が肌表面に残って蓄積してしまい、角化異常を起こしてしまいます。その結果、古い角質で毛穴の入り口がふさがれてしまうと、毛穴内部に皮脂などが溜まるようになり、ニキビの原因になります。
また、皮脂の過剰な分泌もニキビの一因です。特に成長ホルモンの分泌が盛んな思春期は皮脂量が増えるため、ニキビができやすくなります。また、ストレスや過労、ホルモンバランスの変化、間違ったスキンケアなどでも皮脂の分泌量は増えることがあるため、思春期に限らず、成人してもニキビに悩まされる人は少なくありません。

抗生物質の飲む薬は、炎症性皮疹である赤ニキビ・黄色ニキビがあり、ニキビ全体の重症度が中等度以上の場合に、抗生物質の飲み薬が使用されます。状況によっては、軽症の場合にも使用されることはあります。
ここでもう一度、ニキビの重症度を示しておきます。

ニキビは種類があり、効果的な成分や使うべき治療薬が異なります。

活性型ビタミンB6の錠剤で、新陳代謝を活性化させる効果があります。
皮膚や粘膜の状態を正常に保ち、ニキビのできにくい肌環境に整えます。

抗生物質クラリスは優れた抗菌作用があり、ニキビの原因となるアクネ菌を減少させる働きがあります。クラリスロマイシンはアクネ菌に良く効きます。その結果、免疫反応も抑えられて、ニキビの炎症や腫れの悪化を予防改善することができます。

Q.24ニキビの治療に使われる抗生物質の種類を教えてください。

ダラシンTは主に顔のニキビに対して用いられます。外用前には石けんを利用してしっかりと洗顔して汚れを落としましょう。洗顔後は、赤み・痛み・腫れなどを伴うニキビに対してのみ1日に2回外用します。ニキビがあっても腫れや痛みがない部分に対しては無効です。また、炎症を予防する効果もありませんのでお気をつけください。

細菌による感染症に有効な薬で抗菌作用があります。
ニキビの炎症や化膿を改善してくれる抗生物質です。

ニキビに効く抗生物質のおすすめ6選!飲み薬と塗り薬の種類も解説

菌を殺す抗生剤の飲み薬や塗り薬のみの治療では面皰はなくなりませんので、いつまで経っても炎症を繰り返すことになります。そこで本邦でも使われるようになったのが、面皰治療薬です。

今回は、管理人様より御要望があった『ニキビと抗生物質について』について説明させていただきます。しかしながら、私自身が北海道の田舎の一開業医でありますので、あまりアップツーデートなお話をすることはできませんし、診療スタイルの違いがあり大変偏りがある内容となってしまっていることをあらかじめお断りいたします。


ニキビ · 目薬 · 薬用化粧品 · 花粉症 · 皮膚炎 · 食品

東京慈恵会医科大学医学部卒。大学医学部付属病院などを経て、1999年、“ニキビを短期間で治す”の想いから「タカミクリニック」を開設し、一般皮膚科領域に美容の観点を取り入れた診療を開始。以来、ニキビ・毛穴などの美肌治療から、レーザー治療・ヒアルロン酸注入によるエイジング治療まで幅広く提供する総合美容皮膚科の院長として、日本人はもとよりアジア人に最も適した美容医療を独自の理論で追及し続ける。長年にわたる「角質美容医療」に焦点を当てた独自の治療実績が評価され、2020年世界最大手の化粧品メーカーであるロレアルの「L’OréalScientific Advisor」に就任。

クラリスロマイシン ニキビについて | 医師に聞けるQ&Aサイト

ニキビは一生のうち90%以上の方が一度は経験するありふれた皮膚疾患です。ですから医療機関を受診される方は、全体の12%に過ぎないといわれています。ニキビは誰でもできるものだから放っておいても良いという訳ではありません。ニキビが悪化した結果、自己イメージが低下してしまったり、人と会うのが億劫になってしまったという方がたくさんおられます。学校に行けなくなってしまった、という方もおられます。

ひょう疽・爪周囲炎|大田区大森・大木皮膚科/指の化膿でお困りなら

これらのお薬にはアクネ菌を退治したり、脂肪酸をつくるリパーゼの働きを抑制したりする作用があります。重症のニキビには外用薬だけでなく内服薬も併用することで、より高い効果が期待できます。

リンコサミド系のクリンダマイシン外用薬はニキビの治療に効果的です。 ..

東京慈恵会医科大学医学部卒。大学医学部付属病院などを経て、1999年、“ニキビを短期間で治す”の想いから「タカミクリニック」を開設し、一般皮膚科領域に美容の観点を取り入れた診療を開始。以来、ニキビ・毛穴などの美肌治療から、レーザー治療・ヒアルロン酸注入によるエイジング治療まで幅広く提供する総合美容皮膚科の院長として、日本人はもとよりアジア人に最も適した美容医療を独自の理論で追及し続ける。長年にわたる「角質美容医療」に焦点を当てた独自の治療実績が評価され、2020年世界最大手の化粧品メーカーであるロレアルの「L’OréalScientific Advisor」に就任。

漢方の世界では、何らかの原因で体内に発生した熱が、鼻や皮膚、のどなどで炎症を起こすと、副鼻腔炎やにきび、扁桃炎が起こるとされています。

炎症のあるニキビ(赤ニキビ・黄色ニキビ)の重症度が、中等症以上の際に抗生物質は使用されることがあります。
抗生物質を使用する目的は、面皰(コメド)の中で増殖して炎症を起こしているニキビ菌(アクネ菌)をやっつけることです。
内服投与期間は、最大で3か月が目安とされており、皮膚科専門の先生が抗生物質を開始して6から8週間後に再評価をして、続けるかを判断することとされています。
最近、ニキビ菌の耐性化(抗生物質が効かなくなる)が一部認められています。
ここで重要なことは、抗生物質飲み薬の投与期間を必要最低限にすることです。
つまり、炎症性のニキビは何度も発症しないようにする、また面皰の初期の段階からケアをして予防を行うことが大切です。

[PDF] マクロライド系抗生物質製剤 日本薬局方 クラリスロマイシン錠

清潔にした状態で化粧水や保湿後、少し時間を置いてから患部に塗布します。
ニキビの原因となるアクネ菌やブドウ球菌に対して有効な塗り薬で、炎症や化膿を改善する抗生物質です。

マクロライド系の抗生物質(ルリッド・クラリスなど)も、ニキビ菌を殺して炎症を抑える効果があります。

私が院長を勤める『とかち皮膚科』でニキビ治療で行っているのは全て保険診療です。『とかち美白研究所』でVCローションの販売も行っておりますが、これは希望者のみで、基本的には敢えて購入を勧めることはしておりません。

クラリスロマイシンという新しいマクロライド系の抗生物質をよく使用します。

クラリスのような抗生物質の飲み薬は、ニキビであればどのようなレベルにでも効果が期待できますが、一般にニキビの炎症が進行した状態(赤にきびや化膿にきび)にしか使用されないのが原則です。

ニキビの大きな原因のひとつがアクネ菌(Cutibacterium acnes)の毛包内増殖です ..

毛穴の中に皮脂や汚れなどが溜まると、アクネ菌が増殖して皮膚表面が盛り上がったようになります。これがいわゆる「白ニキビ」と呼ばれる状態で、ニキビの初期段階にあたります。また、白ニキビが酸化して黒ずんだ状態は「黒ニキビ」と呼ばれます。これらの段階で適切に対処すれば、比較的早く改善しニキビ跡も残りにくいのですが、そのまま放っておいたり必要以上に触ったりすると、アクネ菌が増殖して炎症が強くなり、赤みや痛みを伴う「赤ニキビ」へと変化してしまいます。そして、さらに症状が進むと、毛穴内に黄色ブドウ球菌などの細菌が入って膿が溜まって大きく腫れて「黄ニキビ」になってしまうことがあります。この状態になると、治るまでに時間がかかったり、跡が残りやすくなったりするため、自然にキレイに治すことはかなり難しくなります。ですから、ニキビができた時には、早めに皮膚科を受診することが、キレイに治すための近道と言えます。

その他患者さんの状態によっては第2推奨であるロキシスロマイシンやファロペネム、クラリスロマイシンなどの処方もしています。

ニキビ治療に使われる医薬品には塗り薬や飲み薬があり、成分によって期待できる効果が異なります。

クラリスロマイシン/レボフロキサシン/トスフロキサシン /シプロフロキ ..

長期的に内服すると、耐性菌という抗菌薬が効きにくい菌が発現したり、赤血球・白血球・血小板が減少する可能性があります。クラリスを処方された場合は、決められた投与量をしっかり守って治療に当たりましょう。副作用のチェックのため、定期的に血液検査が必要になる場合もあります。

ルリッドとは. 赤くなったニキビや化膿しているニキビに有効な抗菌薬です。 ルリッドの適応.

当院ではニキビ痕の治療にも力を入れており、ニキビ痕ができてしまっても治療は可能ですが、それなりに時間と費用がかかるのが普通です。ニキビ痕を作らないためにも、きちんとしたニキビ治療が必要なことは言うまでもありません。ニキビはきちんと治療すれば、ほとんどの方でよくなる病気です。 お気軽に受診していただきたいと思います。

ニキビ治療薬「ダラシンT(クリンダマイシン)ゲル・ローション」

アダパレンという毛穴の詰まりに効果があり、にきびをできにくくする外用薬と、アクネ菌や炎症に有効な抗生物質の内服薬と外用剤があります。赤いぶつぶつしたにきびや膿を持ったにきびがあれば、アダパレンと抗生物質の内服薬と外用剤を組み合わせて使い、赤いにきびがよくなった後はアダパレンでの再発予防(維持療法)をする方法が、標準的な治療法です。