新型コロナウイルスの治療薬としても認定されているデキサメタゾン。


炎症や免疫機能に関わるサイトカイン(※1)の免疫活性化シグナル伝達において、重要な役割を果たすJAKを阻害します。これにより、免疫反応の過剰な活性化を抑制する効果があります。


コロナ治療薬「デキサメタゾン」とは? | ぽちたま薬局スタッフブログ

新型コロナによる肺炎の治療にも有効とされ、コロナ治療薬としても2021年4月に承認されています。経口投与することで回復までの期間を1日短縮するとされています。

新型コロナ患者は血中のIL-6濃度が上がっているとされ、トシリズマブの投与が治療に有効であるとされています。

薬であるデキサメタゾンが新型コロナウイルス感染症(COVID-19) ..

酸素投与を必要とする中等症から重症のコロナ患者に対し、副腎皮質ステロイド剤とともに併用投与します。妊娠中や授乳育児中の女性への投与も可能です。

2022年2月に、新型コロナウイルスの治療薬として開発され、国内で初めて緊急承認が適用された薬です。酵素の働きを抑制してウイルスの増殖を抑える働きがあります。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬エンシトレルビル フマル酸

元々、エボラ出血熱の治療薬として開発されていた薬です。ゲノムに作用し、ウイルスの複製を阻害する効果があります。そのため体内に入り込んだ新型コロナウイルスの増殖を抑える効果があるとされています。

もともと重症感染症向けに承認されている薬で、新型コロナウイルス感染症も含まれるため、新たな承認手続きなどは不要という。の手引に掲載されたことで、医療現場での使用が広がる可能性がある。

コロナ治療薬に「デキサメタゾン」…「レムデシビル」に続き2例目

デキサメタゾンは英オックスフォード大が6月、新型コロナの重症患者の死亡率を減らすのに効果的だとする研究結果を発表していた。現在、新型コロナに薬が使われる場合、治療費は公費でまかなわれるため、患者の負担は発生しない。

新型コロナウイルス感染症及びその発症抑制のある薬です。筋肉注射を用いて投与します。


今般、新型コロナウイルス感染症患者の増加に伴い、その治療薬であるデキサメタゾ

英の研究で、低価格の抗炎症薬が新型コロナウイルス感染症(COVID19)患者の生存率を高めることが明らかになった。命を救う最初の治療薬として注目されている。

デキサメタゾン製剤は、重症度分類中等症Ⅱ以上の新型コロナウイルス感染症の治療 ..

呼吸補助が必要な患者に4週間かけてデキサメタゾンを投与したところ、標準的な治療を受けた患者よりも死亡率が低いことが分かったと、研究チームは16日に発表した。

新型コロナウイルス感染症 治療法の進歩 · 新型コロナウイルスの臨床 · (8) 新型 ..

現在、新型コロナウイルス感染症の治療薬は大きく分けて2種類あります。
一つはウイルス自体の増殖を抑える「抗ウイルス薬」、もう一つは新型コロナウイルス感染症の重症化で起こる、「サイトカインストーム」の症状に対する「抗炎症薬」です。サイトカインストームとは過剰な免疫反応のことで、重篤な臓器障害をはじめ、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)という重度の呼吸不全を引き起こすことが分かっています。

新型コロナウイルス感染症の治療に使われるステロイド系抗炎症薬「デキサメタゾン」

新型コロナウイルスの特効薬というものは残念ながらまだなく、現状は他の疾患の治療に使用する既存薬の転用が行なわれています。日本で使用されている主な治療薬としては、抗インフルエンザ薬として知られるファビピラビル(アビガン)、2020年5月に新型コロナ治療薬として特例承認されたレムデシベル(ベクルリー)などが挙げられます。
そのほか、未承認ですが、重症感染症の治療薬・デキサメタゾン(デカドロン)は、「標準的な治療法」として厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き(第4版)」に掲載されています。

ステロイド薬に新型コロナの死亡リスク低下させる効果 英国で治験

では、これらのような治療薬はどんな症状・重症度の場合に使用されるものなのでしょうか。
風邪のような症状や味覚障害などがみられる軽症の場合は、咳止めや解熱剤など、対症療法での治療を行ないます。軽症であれば約80%が自然に治癒しますが、重症化リスクのある高齢者や基礎疾患を持つ人の場合、入院が必要になることもあります。

タゾン」が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬

新型コロナウイルス感染症の国内で2番手となる治療薬に、ステロイド系抗炎症薬のデキサメタゾンが位置づけられた。17日付で「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」が改訂され、正式に記載されたもので、英国のランダム化比較試験で投与患者群の致死率低下が確認されたことなどが根拠となっている。

ファイルダウンロード 新規ウインドウで開きます。 新型コロナウイルス感染症に係る検査並びにワクチン及び治療薬 ..

英オックスフォード大学が主導して実施した臨床試験では、デキサメタゾン投与で人工呼吸器が必要な患者の致死率の低下が認められたことから、米国でも治療ガイドラインを改訂し、新型コロナウイルス感染症患者にデキサメタゾンの使用を推奨している。

厚労省、新型コロナ治療薬として抗炎症薬「デキサメタゾン」を承認

デキサメタゾンは、新型コロナウイルス感染症を効能・効果としていないが、既承認薬であるため、承認手続きなしに医療現場で使用できるようになった。しかも、デキサメタゾンは、50年以上の長い使用経験の蓄積がある古い薬で薬価も安い。

ステロイド薬で新型コロナ重症患者の死亡率低下、大規模治験で確認

英国の研究チームが行った研究では、人工呼吸器を装着している患者の致死率が通常の治療では約41%だったが、デキサメタゾンを使うと約29%に下がった。酸素投与が必要な患者でも約25%から約22%に下がった。

新型コロナウイルス治療薬として承認されました。 Dexamethasone(デキサメタゾン)

新型コロナウイルス感染症治療薬の開発は、その緊急的な状況からも、国内では既存薬のドラッグリポジショニングが主流となっている。

[PDF] COVID-19に対する薬物治療の考え方 第14版

特例承認を受け、日本でも新型コロナの治療に使用されているレムデシベルですが、WHO(世界保健機関)は「新型コロナウイルス感染症の治療ガイダンス」の内容を更新し、同治療薬を「積極的に推奨しない(弱い推奨)」と公表しました。

[PDF] COVID-19 の薬物治療ガイドライン version 4 1

理由はレムデシベルの有効性をみるために、世界各地の入院患者に対して行なったいくつかの臨床試験で、死亡率の改善が証明できないという結果が出たため。レムデシベルは、新型コロナが最も体内で増殖する時期(発症から1週間程度)に有効な抗ウイルス薬であることから、重症度、人種、発症から投与された日までの時間、プラセボ薬の有無など、臨床試験の状況の差異が影響したのではないかと推測されます。
しかし、まだ確かなエビデンスがあるわけではなく、厚生労働省は「承認の根拠となった治験データが否定されたわけでも、有効性がないという結果でもないため、治療薬として見直す予定はない」と発表しています。

「デキサメタゾンは、COVID-19の生存率を改善することが示された最初の治療薬だ。

ここでは、コロナ治療薬に関して、行政に寄せられた質問を抜粋し、再編集してご紹介します。

コロナ治療のステロイド、投与早すぎると症状悪化の恐れ 報告相次ぐ

ご紹介してきたように、新型コロナウイルス感染症の治療薬は現在10種類承認されています。それらは、コロナ発生当時は存在しなかった薬や有効性がわからなかったものばかりであり、安全性や有効性について疑問や不安を感じている方もいることでしょう。

[PDF] Covid-19 に対する薬物治療の考え方 第15.1版

現在、医療機関では「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」(厚生労働省)などに準じて患者の治療が行なわれていますが、施設によっては選択する薬剤、投与方法が異なることがあります。
治療方法は診断によって判断され、また、未承認薬の投与に関しては十分な説明と同意の上で実施されます。特にファビピラビルは妊娠中に服用することで胎児の奇形や流産・死産を起こす可能性があり、母乳や精液にも移行するので、医療機関で説明される注意事項を必ず守ってください。治療を受ける側においても各薬剤の説明を十分理解し、納得した上で治療に臨むことが重要です。