例えば、下記のドリンクに注意しましょう。 – 栄養ドリンク – コーヒー – 紅茶 – 緑茶など ..
ヨクイニンなどの漢方製剤
それでも何かものはありませんかといわれて近年よく処方しているものに、尋常性疣贅(イボ)に用いている(成分はハトムギのエキス、漢方です)があります。
ということで、小麦アレルギーがある患者さんには使えませんが、これといった副作用はありません。
私は、主に錠剤を処方しています。
幼児にも処方していますが、患者さんには、薬でなくて、お菓子のつもりでぽりぽりかじってのがよいと説明しています。
少し変わった味のお菓子ということで、結構、はまる患者がいます。
ヨクイニンを食べていると、免疫が改善されると共に、感染症による影響が少なくなり、それとともに湿疹が少しずつ良くなります。
まさにアトピー性皮膚炎の特効薬です。
ハトムギ茶でもという患者さんもいますが、処方量とおなじくらいお茶を飲むとなると、毎日何リットルも飲む必要があります。
婦人科的な問題が重なっている時、漢方の桂枝茯苓丸加よく苡仁を処方することがあります。
が効果がある患者もいます。
用いられる漢方の種類は患者のタイプあるいは湿疹の原因・悪化要因でかなり異なります。
漢方が患者のアレルギー体質まで変えてしまうかどうか、はっきりしません。
当科では、
1.感染症が湿疹・じんましんの発症に関係していると診断したとき、
消風散、十味敗毒湯、黄連解毒湯、温清飲など、
2.紅斑が強く、精神的・婦人科的要因が関与していると判断したとき、
柴朴湯、加味消遙散など、
3.四肢の循環が悪く、紫外線があわないと考えられるとき、
四物湯など
4.体に元気がなく、胃腸の具合が悪く、単純ヘルペスや扁桃炎を繰り返すとき、
補中益気湯、加味消遙散など
5.花粉症(特にスギ・ヒノキ)に対して予防もかねて
小青竜湯
6.婦人科的要因(更年期障害など)に免疫の低下が重なっている時
桂枝茯苓丸加よく苡仁など
などを処方しています。
気管支喘息や蓄膿などの耳鼻科疾患にも漢方を併用しています。
よい医者を見つけるのも大事なことです。話も聞かず、症状も見ないで薬だけをくれる医者、相手かまわずに自分の治療を押しつける医者、質問すると嫌がる医者もよい医者とは言えません。
大学教授は、薬品会社から治験を依頼されたり、研究費の援助をしてもらっている関係から、患者の立場で治療することはできないようです。
何でも相談できる医者、患者を一人の人間として接してくれる医者を探すことですが、なかなかいないものです。
1.出版物・・・内容と人物は一致しないことが多いかもしれません。
2.インターネット・・・患者の情報の方が信頼が置けるかもしれませんが、あてにはなりません。
3.医師の紹介・・・紹介してくれる医師によります。
4.口コミ・・・紹介者の信頼度次第です。
5.電話・・・あらかじめ治療方針などの情報を得るのはよい方法ですが、尋ねられた方は迷惑に感じるかもしれません。
水、麦茶、緑茶、オレンジジュース、リンゴジュース、スポーツ飲料及びココア ..
抗生剤とその問題点
乳幼児のところで繰り返して述べましたが、細菌やウイルス、真菌などの感染症は様々な免疫異常(アレルギー)を引き起こします。
大人の場合は、子供以上に慢性化した感染病巣が体内に存在し、アレルギーの原因になっています。
たとえば、慢性扁桃炎などの溶連菌感染症があると、の内服もよいかもしれません。
ただし、繰り返し使っていると、または長く使っていると、薬剤が効かなくなる耐性菌の問題があります。
内服したからといって、洞窟のようなところに免疫をして潜んでいる溶連菌や食中毒菌を退治できるはずはありません。
また、抗生剤は一時的に細菌を減らすだけで、細菌に弱いというを改善するわけではありません。
おなじことは、にきび(尋常性ざ瘡)にもいえます。
抗生剤にはいろんなタイプがあります。
黄色ブドウ球菌に対しては系(フルオロキノロン系)抗菌剤が最も効果があります。
内服したときは、光線過敏症や肝障害には注意が必要です。
とびひのように全身に広がって内服が必要なとき、この種類の内服剤は子供では許可されていないために、どうしてもセフゾンなどのセフェム系抗生剤になります。
黄色ブドウ球菌のとびひには、ペニシリン系やマクロライド系抗生剤は耐性があって効かないことが多いようです。
テトラサイクリン系抗生剤の内服は、歯が黄色くなるとかめまいその他の副作用から、子供には以外では使えません。
また、ニューキノロン系(フルオロキノロン系)抗菌剤やテトラサイクリン系抗生剤についても、耐性菌が増えています。
貨幣状型や痒疹型など、感染症が原因と考えられるアトピー性皮膚炎の場合、抗生剤の内服がとてもよく効くことがあります。
しかし、内在する細菌については一時的に減らしただけですぐに元に戻ることもあります。
というものの、中止すると悪化すると言うことで、かなり長期にわたって抗生剤を処方したこともありますが・・・。
あれこれ言いながらも、ミノマイシンなどのテトラサイクリン系がとてもよいことがあります。
テトラサイクリン系抗生剤には、単なる抗生剤としての作用に加えて、細菌が関与した免疫異常を改善する効果があります。
が、成人が長く内服するときは、めまい、肝障害、、真っ黒なに注意する必要があります。
溶連菌が悪化要因になっているアトピー性皮膚炎患者さんには、サワシリンなどのペニシリン系抗生剤、セフゾンなどのセフェム系抗生剤の内服を用いています。
体幹・四肢の伸側に苔癬化した湿疹がひどい患者さんには、しばしばルリッドなどのマクロライド系抗生剤を処方しています。
抗生剤は結局のところ、一時的に細菌減らすだけで、患者さんが細菌に対して弱いというに対して、根本的な問題解決になっていません。
免疫が低いと言うことに対して、ならばどうすればよいかとなれば、免疫を下げるようなこと、
①睡眠不足、
②ストレスの蓄積、
③ダイエットのような食事・栄養の問題
を改善しなさいといことです。
(5).
近年、後発品の名前を一般名(販売会社の略称)になっています(たとえばフェキソフェナジン(日医工)というように)。
薬局で変更しやすくするための厚生労働省の作戦です。
ただ、昔の後発品はそれぞれ独自の名前がついています。
というわけで、先発メーカーは、できるだけ複雑で長い一般名を使っています。
平成25年、アレグラの後発品が発売されしたが、一般名はフェキソフェナジンで、舌をかみそうです。
エメダスチン(ダレン・レミカット)、エピナスチン(アレジオン)、エバスチン(エバステル)は何となく名前が似ていて、薬局も間違えそうです。
後発品を販売しているメーカーは、単価を安くしているためにどうしても1回最小購入量を高く設定しています。
医院や薬局は、同じ薬剤を一度に買ってしまうと、それを頻繁に用いないと、あっという間にが過ぎてしまいます。
ということは、消費期限が書いていなければ、古い酸化変性したものを内服している可能性があります。
後発品を用いるときは、薬剤の入っている箱に記載された消費期限を必ず確認しましょう(消費期限は購入した日から約2年はあります)。
処方するドクターも、患者さんに合ったものを選ぶというよりも、とにかく安く購入したものをできるだけ早く使ってしまいたいという気持ちになるようです。
(たとえばオノン、キプレス・シングレア)は、気管支喘息の予防効果やアレルギー性鼻炎の鼻閉に効果があります。
眼囲などの粘膜に近いところにできた湿疹にも効果があるかもしれません。
粘膜の炎症に起因する慢性じんま疹にも、このタイプの薬剤が効果があることがあります。
ステロイドのは、当然のことながら、湿疹やかゆみの両方に極めて有効です。
それだけに、安易に手を出したり、安易に処方されています。
ステロイドの全身投与は、長く使うといろんながあります。
正常免疫も抑えられるためにだんだん効かなくなる傾向があり、また止めたときのリバウンドも大きいといえます。
原因除去のできないとき、使い始めてやめられなくなり、結局ステロイドを内服する前より悪化し、それでいてステロイド内服を中止できない患者さんがたくさんやってきます。
もらっている内服剤がステロイドとは知らずに飲んでいる患者さんも多いようです。
またステロイドを内服していると、いろんな外用剤に対して接触皮膚炎を起こすようになります。
ステロイドの外用剤でも起きることがありますが、何をつけても湿疹ができるというのは実に困った状態といえます。
しかし、外用剤が合わない患者に対して、仕方なくステロイドの内服を使わざるを得ないこともあります。
ステロイドの全身投与は短期だから大丈夫ということにはなりません。
一度問題点が生じると、何年何十年もその副作用を引きずる可能性があります。
それは、他の免疫抑制剤も同じです。
(1).
牛乳やフルーツジュースでのんではいけない理由はもう、分かりましたね。お茶やコーヒー、紅茶でのむのもいけない理由は次回で! 空腹と薬の吸収
少なくとも先発品と同じ工場・製法で作られた薬剤原末を使うか、ロットごとの詳しい成分分析の報告書を添付する義務と違反したときの刑事罰を設定すべきです。
中国の富裕層は粉ミルクだけでなく、自国製の風邪薬も買わないという話です。
嘘か真か分かりませんが、厚生労働省の役人に後発品を処方しようとすると、オレを殺す気かと激怒したという笑い話があります。
6.
最近は薬価の下がった先発品を外国メーカーに作らせている場合があり、先発品だからといって安全とはいえません。
平成22年に抗真菌剤のファンギゾンに10%を超える不純物が含まれていたために一時発売中止になったことがあります。
オーストラリアのメーカーに作らせていたものをたまたま検査して発見したらしいが、自社開発製品でもこの程度です。
ほとんどの後発品メーカーは原末の定期的な検査もしていません。
不純物が多いと有効成分の濃度も低下し、それだけ薬剤がきかないということにもなります。
4.
コーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなどを何杯も飲んでいると ..
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神奈川県西部で生産された良質な緑茶品種茶葉を原料にした和紅茶で、 ..
授乳中に睡眠薬を使用する場合は、医師に相談の上、薬の効果が薄れる時間を考慮するなど、適切なタイミングで授乳を調整してください。
)
減らして、翌日の夕方までにかなり症状が現れる時は、2錠/日内服にもどす。
毎日夜1個で続けていて、全く症状がない状態が続くときは、
次に、1日おきに夜1個内服に減らす。(1 0 1 0 1 0 1 0 1 0...)
減らして、内服しない日にじんま疹が出るときは、もとの毎日夜1個にもどす。
1日おきに夜1個内服を続けていて、全く症状がない状態が続くときは、
次に3日ごとに夜1個内服に減らす。(1 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 ...)
減らして、内服しない日にじんま疹が出るときは、もとの1日おきに夜1個にもどす。
3日ごとに夜1個内服を続けていて、全く症状がない状態が続くときは、
たまにじんま疹が出たときだけ内服する飲み方でもよいかもしれません。
同じように飲んでいて、たまに強い症状が出るときは、必ずそのを考えて下さい。
②.じんま疹がアナフィラキシーショックなどの強い症状として現れるときは、あらかじめ抗アレルギー剤をして、H1受容体をブロックしておく必要があるかもしれません。
漢方でも何でも飲み薬は飲んでいると直りそうなで、いやでたまらないものを無理に飲ませるのはむしろ逆効果です。
もちろん効果がないと判断すれば止めた方がよいのも確かです。
抗アレルギー剤は結構価格が高く、それだけに発売が古いものにはたくさんの後発品があります。
ポララミンのようにもうからないということで先発品がなくなったものもあります。
ジルテックのように同じ先発品が複数の製薬会社から発売されているものもあります。
同じ先発品が、発売メーカーそれぞれが違った名前つけているもの(たとえば、キプレス・シングレア)もあります。
ということで、同じ先発品でも製造工場のレベルでなどが異なる可能性があります。
花粉症などによるアレルギー性鼻炎や湿疹、かゆみなどに効果を発揮するフェキソフェナジン(アレグラ)は、眠気が少ないのが大きなメリット。 ..
かゆみで引っ掻いてできた発疹と、増えた黄色ブドウ球菌のアレルギー
が原因になっています。
皮脂の多い患者さんのときは、のこともあります。
肘外側、膝の前、腰回りに角化・苔癬化した湿疹があれば、頭の湿疹はの場合もあります。
髪の毛の生えているところだけでなく、
1.
花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:くしゃみ、鼻みず、鼻づまり
顔面の湿疹がわるくなる
成人型のアトピー性皮膚炎では、特にの湿疹が悪化しやすく、同時になおりにくい傾向があります。
顔面は衣類による刺激の悪影響を受けないかわりに、露出しているために仕事などで何かを浴びたり、手指で掻いたりします。
顔面の湿疹は他人から見えるために精神的なストレスとなり、化粧品でそれを隠そうとしてさらに悪化させることがあります。
女性では、高校生ころよりの湿疹が多くなります。
だいたいはおしゃれを始めて、顔に化粧品をつけたり、整髪料や毛染め剤のついた髪の毛が顔につくことで起こるが多いようです。
整髪料・毛染めのついた髪の毛を手で触って、その手で眼を触ったときも同じ症状が起こります。
化粧品による接触皮膚炎は、いいかげんな安物を使うせいか、高校生くらいの女の子によくできます。
そこに紫外線の影響もプラスされて、ステロイド外用剤だけで何とかしようとしていてひどい状態になってやってきます。
この年齢の女の子は、安物のピアスなどに含まれるニッケルやコバルトなどの金属アレルギーも多く、安易に顔にいろんなものをつけるのは危険です。
小児期のアトピー性皮膚炎のところで述べましたが、に湿疹がひどくなれば、植物成分や加水分解されたタンパク質の入ったシャンプー・セッケンが原因のことがあります。
引っ越したあと、改築・改装したあと、オフィスを変わったあとに眼の周囲から湿疹ができたときは、化学物質のアレルギー、すなわちの可能性もあります。
眼の周囲から湿疹は、コンタクトレンズやその保存液による影響の可能性もあります。点眼剤で接触皮膚炎を起こしていることもあります。
が直接の原因のこともあります。
日光の場合は、紫外線がたくさん当たる頬部、鼻の上、額部、項部などに、強く紅斑ができます。
眼の周囲には紅斑はできにくい傾向があります。
単純に患者さんに光線過敏があるからという場合もありますが、顔面に外用したもの、たとえば紫外線遮断クリームなどが逆に紫外線を吸収して、光アレルギー性接触皮膚炎を起こしていることもあります。
紫外線で悪化するときは、日光を避ける以外にないようです。
SPF 50+のような強い遮光剤は、落ちにくいために、クレンジングで皮膚に刺激性の皮膚炎ができますし、毛穴が詰まるためにニキビができやすくなります。
近年は、酸化チタンがによって微粉化したために、さらに付くと二度と取れないシリコンを重合しているために、どんどん紫外線散乱剤・吸収剤がとれにくくなっています。
アレルギー患者さんが日常生活で用いるUVカットの製品は、SPFはせいぜい20~30まで、PA++くらいまでということになります。
紫外線遮光剤は、ある程度落ちにくく、落としやすいものが理想です。
一度接触皮膚炎を起こすと、それを起こした物質が皮膚の奥まで入り込み、分解されないまま長期間残るために、その影響がその後ずっと続くことがあります。
顔にできた湿疹は、頸より下の湿疹としばしばタイプが異なり、顔全体にびまん性に広がった紅斑型が多く見られます。
このことは顔につけていたものが悪化の要因になっていることを示しています。
また、顔面は比較的皮脂が多く、ワセリンなどの油性外用剤でかゆくなったり、赤くなることがあります。
仕方なくステロイド外用剤を使用することもありますが、使いすぎないように十分な注意が必要です。
顔の発疹が、ステロイドの外用を長期に続けているためにできていることがあります。
いわゆる・酒さ様皮膚炎と呼ばれるもので、顔面がステロイド依存の状態になっています。
ステロイド外用剤をつけていると、徐々ににきびのようなものが増えてきます。
そこでステロイドを中止すると、顔面全体が開眼できないくらい腫れ上がります。
治療の理想は無外用ですが、そこに至るまでの過程として、化粧水のようなものがよいことがあります。それ以上に、ステロイド皮膚炎を起こさないことが大事です。
顔面の湿疹の原因にステロイド外用が関係していると判断した場合、がよく使われます。
しかし、ステロイドを中止してプロトピック軟膏に変更したとき、ひどいリバウンド状態になってしまうことも多いようです。
ステロイド皮膚炎を避けるために、顔面の湿疹にはプロトピック軟膏が最初から用いられます。
しかし、プロトピック軟膏には、外用したときに奇妙な(かゆみ、ほてる、熱い、赤くなるなど)があり、どうしてもそれに慣れなくて使えない患者さんがいます。
また、この軟膏は、アトピー性皮膚炎患者さんよりもむしろ、接触皮膚炎患者さんや高齢者の顔の湿疹の方が使いやすいようです。
また、今のところプロトピックを長期に使っていて、に変化しないという保証はありません。
プロトピック軟膏を使っていると、感染症が誘発されることがあります。
にきび(尋常性ざ瘡)、毛包炎などの細菌感染症、単純ヘルペスなどのウイルス感染症が多くなります。
単純ヘルペスが顔面全体に広がるようなカポジ水痘様発疹症を繰り返すときは、プロトピック軟膏は使えないかもしれません。
というものの、アトピー性皮膚炎の顔面の湿疹は、にきびや単純ヘルペスができてくると、むしろなおりかけのことがあります。
が起きているということです。
:
つぎに飲み物ですが、牛乳・お茶・コーヒー・アルカリイオン水などで薬を ..
5.睡眠リズムの乱れ(時差ボケなど)
体内時計の乱れが原因の場合は、メラトニン補充や、リズムを整える作用のあるサプリメントなどが適しています。
症状例:海外旅行で時差ボケがつらい、夜型の生活が続いているなど
くすりにあまり影響ないといわれています。 ただし、基本的には、水かぬるま湯で飲むようにしましょう。
4.加齢やホルモンバランスの乱れによる不眠
加齢や更年期によるホルモンバランスの変化で眠りが浅くなる場合は、体全体のバランスを整える薬やサプリが効果的です。
症状例:眠りが浅い、夜中に何度も目が覚めるなど
薬と「飲み物」の危険な組合せ グレープフルーツ以外の果物も注意
塗り薬で湿疹がわるくなることがある
上記の項目で、(8)のは特に重要です。
界面活性剤、防腐剤(など)、香料などの添加物だけでなく、様々な保湿成分やステロイドでも接触皮膚炎は起こります。
クリーム基剤のものに起こりやすい傾向はありますが、ワセリンでもかぶれることがあります。
近年は、界面活性剤、防腐剤の入ったヒルドイドソフト・ヒルドイドローション、ビーソフテンクリーム・ビーソフテンローションなどが、塗りごこちがよいために頻用されています。
これらの外用剤が合わないときは、このタイプの保湿剤が他にないこともあり、困った事態になります。
私自身、できるだけこれらを顔面に用いないようにしているのは、これらで接触皮膚炎を顔面に起こしたとき、その後の対応に困るからです。
顔の皮膚は角層が薄く、抗原が真皮の奥まで入りこみ、接触皮膚炎起こした時は長期にわたって治りにくいからという理由もあります。
もちろん、他のものがこれらよりもっとよいといえないこともありますが・・
検査所見からみれば、全身の症状のわりに、
①IgE、RASTが低い、
②LDHが高くない、
③ヒトTARCが高くない、
ときは、外用剤による接触皮膚炎による悪化を疑う必要があります。
他でも述べていますが、症状から見ると、当然のことながら、外用剤を用いているところの湿疹がということになります。
ステロイド外用剤が接触皮膚炎を起こしているときは、もっとやっかいです。
とりあえずの対応としては、まず使ったことがないタイプのステロイド外用剤に変更することです。
変更しても、ステロイド骨格は同じですし、やはり合わない可能性はあります。
となると、ステロイドを中止するか、ステロイド以外ものになります。
ステロイドの内服というのもありますが、長期になるといろんな副作用がどうしても心配です。
ステロイドを中止すると、リバウンドは必ず起こります。
ステロイド以外のものとして、外用剤としてはプロトピック軟膏、内服剤としてはネオーラルということになります。
いずれもステロイドとは違うタイプの免疫抑制剤です。
プロトピック軟膏は毎日大量に体全体に使用すると免疫抑制の問題点が現れます。
には血圧上昇やの副作用があり、止めるとリバウンドが起きやすいのはステロイドと同じです。
また、薬剤の価格が高いのも問題となります。
ステロイドが合わない患者さんにはよいかもしれません。
保湿剤、たとえばワセリンで接触皮膚炎が起きているときさらに対応が難しくなります。
ステロイド外用剤の中で、軟膏型のほとんど全部にワセリンが含まれています。
クリームタイプにもかなりの製品でワセリンが入っています。
ワセリンが入っていないのは、せいぜいローションタイプくらいです。
化粧水は油分が少なくて多少かぶれにくいところはありますが、その分、保湿効果に欠けます。
ローションやクリームは、パラベンなどの防腐剤、様々な界面活性剤の問題があります。
最後は無外用ということになりますが、外用剤なしでは耐えられない例も多いようです。
それでも、保湿剤の合わない患者さんには、下肢から少しずつ無外用のところを広げるようにすすめています。
成人型アトピー性皮膚炎は、湿疹の部位からみると、体幹、四肢の(腰回りや背中、上下肢の外側・伸びるところ)と顔面に湿疹が広がります。
小児期のアトピー性皮膚炎にひどくなる肘窩や膝窩の湿疹は、ステロイド外用剤をいつも使っていると、むしろ軽くなります。
やアトピー性皮膚炎といった、特殊な発疹の形態がみられるようになります。
年齢が進むと、糖尿病・肝障害・腎障害・高血圧などのの影響が現れます。
内科疾患で用いられる薬剤の副作用が加わることもあります。
さらに年齢が進むと、少しずつ免疫状態が低下し、高齢になり死期が近くなると、免疫の過剰な反応は失われ、老人性の乾燥した肌だけが残ります。
フェキソフェナジン塩酸塩DS「トーワ」||水で飲みにくいときは
2.生活習慣や環境の変化による不眠
不規則な生活リズムや、環境の変化が原因の場合は、眠りを促進する軽めの抗ヒスタミン系睡眠薬(ドリエルなど)や、睡眠リズムを整える補助成分が有効です。
症状例:旅行先で眠れない、夜更かしが続いて寝付きが悪いなど