デュタステリドは、AGA(男性型脱毛症)治療に用いられる内服薬です。


そのため、日本皮膚科学会のAGA治療のガイドライン2) では、デュタステリドはgrade A=「使うことを強く推奨する」という推奨度を得ています。


AGA治療薬デュタステリドには以下の2つの効果が期待できます。

AGA治療は、症状の進行を抑制しつつ発毛を促進することで改善されていくと考えられています。フィナステリドとデュタステリドはその効果が期待できるため、AGA治療に有効なのです。

デュタステリドとフィナステリドの大きな違いは、「阻害する5α還元酵素」と「血中半減期」にあります。
5α還元酵素にはⅠ型とⅡ型があり、デュタステリドは双方に作用しますがフィナステリドはⅡ型のみに作用します。
血中半減期とは薬剤成分の血中濃度が半減するまでの時間を示しており、デュタステリドが4週間程度と長期間であるのに対し、フィナステリドは6~8時間程度と短期間です。
デュタステリドの方が体内に長く留まることがわかると思います。

AGAの改善にフィナステリドとデュタステリドはどちらも有効な治療薬です。

フィナステリドの方が評価がある程度固まっていますから、何年も飲み続けてある程度効果を実感している人にとっては、デュタステリドに切り替えるという選択肢はないと思います。デュタステリドを使う人は、新規の患者になるのではないでしょうか。

5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類があります。フィナステリドはⅠ型に対してあまり作用せず、Ⅱ型のみ阻害します。一方、デュタステリドはⅠ型とⅡ型どちらも阻害するという特徴があります。
服用すればDHTの生成を抑えられるため、乱れたヘアサイクルを正常に戻す効果があります。

作用機序が同系統なので、デュタステリドとフィナステリドの併用はできません。

A.6カ月以上飲み続けても効果があらわれない場合は医師に相談しましょう。作用メカニズムが異なるミノキシジルの内服薬や、フィナステリドより効果が強いデュタステリドならば期待する効き目が得られる可能性があります。

デュタステリドは臨床試験にて、6カ月(24週間)での発毛効果が確認されています。日本人200例を含む917例のというかなり大規模な臨床実験で、デュタステリド(偽薬、0.02mg、0.1mg、0.5mg)を投与した際の有効性及び安全性が検討されています。

続いては、AGA治療薬デュタステリドについて、よくある疑問にお答えしていきます。

フィナステリドとデュタステリドはAGAに対する効果性が似ているため、副作用にも共通点が多いです。代表的なものが性機能不全で、デュタステリドに関していうと、重度の肝機能障害を引き起こす可能性もございます。特に、もともと肝機能に障害がある方の服用は注意が必要です。

最近ではデュタステリドの信頼性が高まり、フィナステリドからの切替が進んできています。


プロペシアからデュタステリドへの切り替え時には、特有の副作用に注意します。

フィナステリドかデュタステリドの服用と共に、ミノキシジルを併用するようおすすめしているAGAクリニックは多いです。薄毛・抜け毛を防止しながら発毛を促進することで、効率よく改善できる効果が期待できるからです。

フィナステリドとデュタステリドは生殖器系の副作用に違いがあります。

正常時のヘアサイクルでは、「成長期」が早期・中期・後期に渡って3~5年ほど続き、その後「退行期」「休止期」へと進み、自然と抜け落ちていきます。
そして、抜け落ちた毛が再び成長期を迎え、太く長く成熟していくのが、基本的なヘアサイクル(毛周期)です。

しかし、AGAの主な原因であるDHTには、ヘアサイクル内の成長期を6ヶ月から1年にまで縮める働きがあると言われています。

十分に成長しきれないまま退行期を迎えてしまうため、抜け毛が増え、細く若い毛しか残らなくなってしまい、髪の毛全体のボリュームが減ります。その結果、薄毛が目立つようになるなど、AGAが進行してしまうのです。

AGAによる抜け毛を防ぐには、5αリダクターゼI型・II型の働きを抑制することが重要です。

デュタステリドにはその働きがあるため、ヘアサイクル(毛周期)を正常に保つことができ、抜け毛予防効果と、発毛・育毛促進効果が期待できます。

デュタステリドはフィナステリドより生殖器系の副作用が多くなります。

デュタステリドはその後、AGA治療薬として2009年に韓国で、2015年に日本で認可されました。

フィナステリドとデュタステリドに料金の違いを比較していきます。

自己判断で量を増やしたり、途中で中止するのは望ましくありません。特にデュタステリドはカプセルタイプであり、決められた用量を守りながら毎日1回内服する形が基本です。

フィナステリドとデュタステリドの違いについてご理解いただけましたでしょうか。

科学的根拠として、デュタステリドがAGAに深く関与しているDHTを約90%抑える強い作用があげられます。DHTの抑制率はフィナステリドの約70%を大きく上回っており、より高い薄毛治療効果が期待できます。

【AGA治療/薄毛】デュタステリドの真実をお話しします | 美容コラム

フィナステリドの半減期は6〜8時間と言われています。半減期とは、薬剤の血中濃度が半分になるまでの時間を表します。半減期が短いということは、フィナステリドが比較的速やかに体内から排出されることを意味します。血中濃度を一定に保ち、効果を持続させるためには、毎日服用することが重要です。

AGA治療薬であるデュタステリドについて、副作用やよくある疑問を解説します。

次に、フィナステリドとデュタステリドの相違点を「販売経緯」「AGAに対する作用」「用法・用量」「副作用」「禁止事項」のそれぞれで確認していきましょう。

デュタステリドとフィナステリド、選ぶならどっち? 効果と副作用

デュタステリドの処方を希望する場合は、必ず病院で相談しましょう。ここで注意したいのは、個人輸入でむやみに入手してはいけないことです。十分な品質が保たれているデュタステリドかどうか判断できないため、偽物や粗悪品を入手してしまう恐れがあります。

そのようなデュタステリドを使用すると、効果が現れなかったり、副作用が強く現れすぎたりする可能性があるでしょう。また、個人輸入代行業者を利用する場合も同様です。詐欺に巻き込まれる心配もあります。

病院であれば、正規品のデュタステリドを処方できるため、安全にAGA治療を始めることが可能です。また、持病や体質なども加味したうえでデュタステリドを処方するかどうか判断してくれるため、誤ってデュタステリドを使用して健康被害を受けることもないでしょう。

服用の方法や注意点などの指導を受けられたり、必要であればミノキシジルなどほかの薬との併用ができたりすることもメリットです。通院しながらデュタステリドを処方してもらえるため、AGAの改善状況なども確認してもらえます。

【AGA解説】フィナステリドとデュタステリド、どっちにしたら良いの?【湘南AGAクリニック名古屋院】 · Comments9.

一方で、初期段階のAGAであれば毛根の活性化が見込めるため、デュタステリドの発毛効果を実感しやすくなります。早期にデュタステリド服用を開始することで、十分な発毛が期待できるでしょう。

「デュタステリドからフィナステリドへの変更」に関する医師の回答

デュタステリドには副作用があります。副作用が起こる可能性は低めですが、起きないとも限りませんので、どのような副作用があるのか理解しておきましょう。

AGA治療薬のデュタステリドを2年ほど服用し、効果が出てきました。しかし、精神的、肉体的(男性機能)に…

切り替え前後の数カ月は抜け毛や頭皮の状態に変化がないかをチェックしましょう。変化が出るまでには時間がかかりますが、焦って短期間に判断すると正しい結論を得にくいです。

プロペシア(フィナステリド)からザガーロカプセル(デュタステリド)に切り替えたいのですが可能ですか? ANSWER

デュタステリドとフィナステリドを比較した研究によると、デュタステリドの方がフィナステリドに比べ毛髪数と毛の太さにおいて優れた結果をもたらすと言われています。
一方、その差はわずかであり両者に差はないとする意見もあります。
「デュタステリドが5α還元酵素のⅠ型とⅡ型の双方を阻害し、血中半減期が長いからデュタステリドの方が強力なのだ」と主張する医師監修記事を目にしますが、そこまで断定できるほどはっきり解明されている訳ではありません。

【AGA・薄毛治療薬】フィナステリドを増やす?デュタステリドに切り替える? · Comments31.

フィナステリドとデュタステリドは、どちらも5αリダクターゼの働きを阻害する作用があります。薄毛・抜け毛を予防する効果から、フィナステリドとデュタステリドは「守りの薬」とも呼ばれます。

AGA治療薬 フィナステリドとデュタステリドの違い・半減期について

デュタステリドは、もともと前立腺肥大症の治療薬として使われていましたが、AGAの治療効果があることが認められて、2009年に韓国で承認されました。その後、2015年から日本でも承認され、2016年から治療薬の一つとして使えるようになった比較的新しい薬です。