イソトレチノインには、併用できない薬があります。服用中の薬を医師にお知らせください。 Q


塗り薬の選択については塗りやすさ、刺激感、かぶれの既往、塗布回数などを考慮して選択しています。また、炎症が強いときは塗り薬と併用して、抗菌薬(抗生剤)の飲み薬が有効で、ビブラマイシン [ドキシサイクリン]、ミノマイシン [ミノサイクリン]、ルリッド [ロキシスロマイシン]、ファロム [ファロペネム]など内服薬で治療します。


イソトレチノインは皮脂腺を強力に縮小することでニキビの改善効果が ..

ニキビの治療薬にはいくつか種類がありますが、デュアック配合ゲルは炎症を伴うニキビの改善を迅速に促しつつ、新たなニキビの発生を予防するのに非常に効果が高い外用薬となります。

ベピオゲル・ディフェリンゲルで使用される2種類の成分が混合したお薬です。
1日1回の使用で、乾燥やヒリヒリする刺激感などの副作用が出る可能性がありますので、もともと乾燥肌の方は保湿剤を先行して使用するようにしてください。

イソトレチノイン(ロアキュタン)は、ビタミンA誘導体である『合成レチノイド ..

ビブラマイシンは皮膚感染症、呼吸器感染症、耳鼻科感染症など広い範囲の感染症の治療に使用されます。
ミノマイシンは炎症を伴うニキビの治療にも使われますが、イソトレチノインとの併用はよくありません。
イソトレチノインを内服する際に他の薬を飲む場合は、必ず医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

ほぼ同じだと思われがちですが、よく考えてみると両者は異なることに気がつきます。重症ニキビに対してベピオゲルやデュアックゲルなどの標準治療を適切に行えば、それなりの効果が得られ、やがて軽度~中等度の症状に落ち着きます。しかし、そこからなかなか良くならず治療が長期におよぶ場合があります。つまり症状は軽度~中等度であるが、難治性のニキビというわけです。そのようなケースではやはりイソトレチノイン内服が推奨されます。重症でなければ適応外などという保険診療にありがちな処方制限がないのが自由診療のメリットです。

またさらにスピロノラクトン内服を併用するとより効果が出やすいですのでお勧めです。

ニキビを治療するためのイソトレチノインは、すでに重症化したニキビにも効果が期待できる飲み薬です。
日本では保険外診療になりますが、約半年間の服用で、90%以上の患者さんの症状が改善されていることから、日本皮膚学会と日本臨床皮膚科医会は、厚生省に承認申請の要望を提出しています。
副作用に関しては、医療機関の説明に従って服用し、気になることは、その都度の医師に相談することで、長年のニキビの悩みから解放されます。

それ以外は、大きな副作用はありません。例えば肌が乾燥する・唇がパリパリする・人によっては髪がパサつくと仰る方もおられます。脱毛、髪の毛が抜けやすくなる副作用もありますが、イソトレチノインによる脱毛、つまり薬剤性の慢性休止期形式脱毛症においては薬をやめると回復することが殆どです。しかし回復が非常に遅い・理由は不明ですが回復しにくい、という方がいるのもまた事実です。
実は多くの薬に脱毛の副作用が報告されており、あまり過度に恐れる必要はありません。例えば低用量ピルにも薄毛のリスクは報告されています。

イソトレチノイン インスリン もの忘れ インフルエンザ インフルエンザ ..

「急性炎症期」の治療は、塗り薬では、デュアック(ゲル)、エピデュオ(ゲル)、ベピオ(ゲル)、ディフェリン(ゲル)、ゼビアックス(ローション)、ダラシンT(ゲル)、アクアチム(軟膏・クリーム・ローション)が推奨されています。

毛穴出口の角質つまりを、角質をはがしていくことで良くしていく治療(ベピオやサリチル酸ピーリングなど)と毛穴出口の角質を作る作用を抑える治療(ディフェリンやイソトレチノインなど)があります。


2年ぐらいニキビが治らない状況です。 こんなにニキビができるまでは

A. イソトレチノインには、併用できない薬があります。服用中の薬を医師にお知らせください。

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クリンダマイシンは抗菌剤であり、ニキビを引き起こすブドウ球菌・アクネ菌が増えないよう、活動を抑えます。
過酸化ベンゾイルには、
①ニキビを引き起こすブドウ球菌・アクネ菌の活動を抑える
②詰まった角質を薄く剥がし毛穴のつまりを取り除く
の2つの作用があります。両成分ともにそれぞれ、「ダラシンTゲル1%」「ベピオゲル2.5%」という商品が既に発売されています。つまり、デュアック配合ゲルはダラシンTゲルとベピオゲルを混ぜたものと言えるのです。

デュアック配合ゲルには以下の作用があります。

イソトレチノインは炎症をともなう重症ニキビ(難治性ニキビ)に対して非常に高い効果があります。スイスの製薬会社ロシュが開発したもので、海外では古くから重症ニキビ治療薬の第一選択として使われています。イソトレチノインの商品名としてアキュテイン、ロアキュタン、ロアキュテイン、アクネトレントなど複数あります。
皮脂腺の分泌を抑制し、皮脂腺そのものを小さくさせる効果があります。治療効果の高さだけでなく、再発しにくく長期寛解が期待できるという特徴も兼ね備えています。顔面のみならず、背中や胸のニキビに対しても優れた効果を発揮します。医療に絶対などということはありませんが、難治性の重症ニキビに対してほぼ確実に効果があると言われています。しかし、日本では保険適応がないため自由診療になります。費用はかかりますが、それだけの価値は十分にあります。
重症ニキビが長引くとニキビ瘢痕が形成されることがあり、かつニキビ瘢痕の治療は非常に難しいことが知られています。ニキビ瘢痕の治療は近年、自由診療のフラクショナルレーザーという分野で急激に進歩しているようですが、費用も時間もかかります。予防に勝る治療法はありません。

デュアック配合ゲルで起こりうる副作用は、次の通りです。

そもそもニキビとは、「角質が詰まった毛穴に細菌が感染することで起こる炎症」を指します。ここでいう細菌とは常に皮膚に住んでいる菌であり、肌から完全に取り除くと他の細菌も一緒に取り除かれる可能性があります。かえって肌荒れを起こす原因にもなるので要注意です。細菌は角質を養分として活動を拡大し、どんどん増えていきます。ニキビの再発防止には角質除去が有効と言われているのはこのためです。
抗菌剤だけの塗布ですと、菌は抑えられますが毛穴に角質は詰まったままです。そのため炎症を繰り返す・抗菌剤が効きにくい、などの弊害があります。
デュアックは「過酸化ベンゾイルにより毛穴のつまりを取り除く」「過酸化ベンゾイルとクリンダマイシンにより菌の活動を抑える」とニキビに対し2種類のアプローチをかけ、より効果的にニキビを治療することができます。
作用から考えても、デュアックは特に白ニキビ・赤ニキビに有効です。ニキビ跡に有効である場合もありますが、必ずしも効くわけではありません。

デュアックは塗り方・塗る回数がいくつかあります。基礎化粧品との順番は「化粧水→ゲル(ゲル状の保湿剤や美容液、デュアックなど)→保湿クリーム」の順番が一般的ですが、デュアックを塗る範囲や基礎化粧品のテクスチャ(ローション・乳液・クリームなど)により順番が変わります。また、デュアックと同時に保湿剤も処方された場合は、基礎化粧品を一部中断する必要もあります。誤った順番で塗布するとデュアックや基礎化粧品の吸収が低下する可能性がありますので、医師によく確認することが大切です。

効果が出るまでの期間に個人差があることが特徴の一つです。発売前に行う臨床試験(治験)では、2週間~12週間程度使用することで効果が確認されました。すぐに効果が出ないからといって自己判断で中断してしまうと、かえって悪化することもありますので注意してください。

その他デュアックの大きな特徴として、「衣類の脱色」「冷蔵庫で保存(2℃~8℃)」があります。
デュアックの主成分の一つである過酸化ベンゾイルには、着色成分を酸化させ布類を脱色させてしまう作用があります。塗布した指で服を触らない・枕にはタオルをかけるなど注意してください。
デュアックに含まれる過酸化ベンゾイルは様々な物質を分解します。25℃保存の場合、混ざっているクリンダマイシンも分解してしまうため冷蔵庫で保管しましょう。

デュアック配合ゲルは、稀に以下の強い副作用も起こりえます。

最も多く起こる副作用は、患部のかゆみ・赤み・乾燥・皮むけです。特に使用開始1週間程度はピリピリした刺激・赤みが出やすい時期です。デュアックは患部を薄く剥がす作用があるため、乾燥や皮むけはどうしても起こってしまいます。同様の作用から日焼けするとシミになりやすくなります。デュアックを使用する際には、基礎化粧品を高保湿なものに変える・日焼け止めを必ず塗るなど工夫するといいでしょう。ただし、刺激が強い・赤みが激しいなどあれば一度使用を中断し医師に相談してください。
そのほかごく稀にですが、大腸炎や肝機能低下なども見られます。違和感があれば我慢せず病院に相談してください。

デュアック配合ゲルは以下3つの手順で使用します。

A. イソトレチノインは光感受性を高めるため、内服中に光治療やレーザー治療など治療方法によってしみや色素沈着の原因となる可能性があります。内服薬についても併用できないものがあります。医師にご相談ください。

またデュアック配合ゲルは、以下の副作用が起こりえます。

イソトレチノインを飲んでいればほぼ確実にニキビは良くなるため、あまり他の治療と併用する必要性は感じていません。

デュアック配合ゲルと併用注意の薬26)

ただニキビ跡の赤みが目立つ場合はフォト治療、お髭が気になればレーザー脱毛、ニキビ跡が気になればダーマペン・フラクショナルレーザー・花房式治療…など検討されるかと思いますが、イソトレチノイン服用時にこれらの治療を受けることは問題ありません。
ニキビ跡治療や他の治療と並行してイソトレチノインを服用するのは問題なく、むしろおすすめくらいですが、ニキビ治療に関しては併用NGなわけではなく「必要ない」と捉えていただくといいでしょう。もしイソトレチノインを飲んでいてもニキビができるようならば、むしろ他の治療併用ではなくイソトレチノインの服用量を増やすべきと考えます。

デュアック配合ゲルが保険適用となる疾患は尋常性痤瘡のみです。

ニキビの数が多い場合や赤くなって炎症を起こしている場合には、塗り薬だけでは効果不十分なことがあります。そのようなときには抗菌薬の飲み薬を併用します。当院では「ルリッド」、「ビブラマイシン」、「ミノマイシン」が処方できます。

イソトレチノイン デュアック 併用

「デュアック配合ゲルって何?」
「デュアック配合ゲルの効果や副作用について知りたい」

イソトレチノインとの併用に注意が必要な薬剤・治療 ミノマイシン、ミノサイクリン、ビブラマイシン、ドキシサイクリン等のテトラサイクリン系の抗生物質 サプリメントを含むビタミンA製剤 フェニトイン、ステロイド

なお、デュアック配合ゲルは市販されておらず、医師の処方箋が必要な薬です。副作用として一時的な皮膚のかゆみ・乾燥・赤み・刺激感がみられる可能性があります。