今後、前立腺がん予防の観点からフィナステリドの役割はありますか?
現在男性型脱毛症の治療中の方は「俺は前立腺がんのリスクが少なくなった」と単純に喜んではいけません。5α-還元酵素阻害剤は前立腺がんを発見するためのマーカーであるPSAの値を見せかけ上低くしてしまうのです。
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実はPSAが高く前立腺がんのリスクがあるのにこの薬を飲んでいる為に発見が遅れるリスクが生じてしまいます。さらにグリーソンスコアが高い悪性のものである場合は悲惨です。ハゲの治療薬を服用する前に必ずPSAを調べるようにしてください。
実は2003年の中間報告でも、フィナステリド投与で前立腺がんリスクは24.8%低下するが、高悪性度病変のリスクは26.9%上昇することが報告されている。今回も同じ傾向が確認されたわけだ。
(フィナステリドの長期投与が前立腺がんによる死亡率に与える影響)
プロペシア錠は、5αリダクターゼII型という酵素の働きを抑制する「5α還元酵素阻害薬」です。本来は前立腺肥大症の治療薬として開発されたもので、現在では最もスタンダードなAGA治療薬です。
特に、悪性度が低いタイプの前立腺がんの発症率が低く、43%の予防効果が認められている。しかし、進行スピードが速い高悪性度前立腺がんに限れば、逆にフィナステリド群での発症数が多いことも判明した。研究者は「フィナステリドは前立腺がんの発症を約3分の1抑制したが、これは低悪性度病変の発症予防効果によるもの」としている。また、両群の死亡率の差は認められなかった。
前立腺癌の腫瘍マーカーのPSAの値が低下してしまうため注意が必要です。
プロペシアは、でしょう。6ヶ月続けても全く作用を感じられない場合は、それ以上続けても作用が発揮されないと考えられます。厳密には、1年程度続ければ作用が発揮される可能性がありますが、ほかの治療も選択肢として考え直した方がいいかもしれません。
例えば、副作用が現れており、生活に何らかの支障をきたしているケースで6ヶ月続けても作用を感じられないのであれば、期待できる作用よりもリスクの方が大きいと言えます。主治医と相談して、続けるかどうかを決めましょう。
また、服用をやめると、AGAが再び進行するおそれがあるからです。
プロペシアには「フィナステリド」という成分が含まれています。AGAや薄毛治療でよく見かける成分で、薄毛の原因といわれているジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制させる働きがあります。日本皮膚科学会で行った調査では、以下のように結果が記されています。
日本人414名フィナステリド(1mg/日)
1年間…軽度改善以上の効果58%
2年間…軽度改善以上の効果68%
3年間…軽度改善以上の効果78%
出典:日本皮膚科学会
このように、継続年数が長いほど効果に実感が持てる方が増えていることがわかります。そのため、薄毛治療は医師と相談しながら根気よく続けた方がよいといえるでしょう。
試験期間中、被験者は年に1回の直腸指診とPSA検査を受けた。7年目の検査時点でPSAが4.0ng/ミリリットル(基準値)以上、または直腸指診で異常が認められた場合は組織検査を行った。その結果、前立腺がんの発症率はフィナステリド群で10.5%、プラセボ群は14.9%とフィナステリドを飲んでいたグループでは、発症率が明らかに低かったのである。
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前立腺がんでは、最初にPSA検査を行い、基準値を超えているときは直腸診を行います。これらの検査で前立腺がんが疑われる場合には、MRIを用いた画像検査を実施して確認し、最終的に経直腸エコーを用いた前立腺生検を行ってがんかどうかを診断します。がんの広がりや転移の有無は画像検査(全身MRI検査、CT検査、骨シンチグラフィなど)で調べます。
追跡対象者はおよそ1万9000人。55歳以上で前立腺がんの有無を調べる直腸診が正常かつPSA(前立腺がん特異抗原)の値が3.0ng/ミリリットル以下の男性が参加した。プラセボ群は偽薬を、実薬群の9423人はフィナステリド5mg/日を服用した。
5α還元酵素阻害薬、前立腺がん発症を予防、生存は改善せず/NEJM
プロペシア錠は「5α還元酵素阻害薬」と称される薬剤の一つであり、男性型脱毛症(AGA)の治療に最も多く用いられている薬です。
有効成分のフィナステリドには、AGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の合成を促す5αリダクターゼII型の働きを阻害して、毛髪の成長を促すという働きがあります。
プロペシアを正しく理解し、有効に使っていただくために、プロペシア錠の歴史から、効果、副作用の可能性、正しい使用法、気になる疑問までを詳しく解説いたします。
フィナステリドやデュタステリドは前立腺の細胞にも作用して、前立腺を萎 ..
PSAの正常値は4ng/ml以下とお話ししましたが、前立腺がんに罹患した場合のPSA値は、ちょっとした数値の違いではなく正常値の何十倍、何百倍まで跳ね上がり、明らかな異常がみられます。
「プロスカー」に前立腺癌予防効果、NEJM誌で原著論文が早期公開
医師処方の男性型脱毛症(AGA)治療薬の「フィナステリド」。男性ホルモンを、毛根を弱らせるジヒドロテストテロンへと変換する酵素の働きを阻害する薬だ。薄毛予防ばかりか前立腺がんの発症予防効果もあるらしい。この8月、英医学誌「NEJM」に延べ18年間にわたる対象の追跡調査の報告が載った。
男性型脱毛症(プロペシアR錠)および(ザガーロRカプセル)、前立腺肥大 ..
PSAの基準値は一般的には4.0ng/mL以下とされますが、年齢とともに上昇することを考慮して、50~64歳で3.0ng/mL以下、65~69歳で3.5ng/mL以下、70歳以上で4.0ng/mL以下が推奨されています。ただし、PSA値が10ng/mL以上でも前立腺がんが発見されないことがある一方で、基準値以下であっても前立腺がんが発見されることがあります。また、PSA値が100ng/mLを超える場合には前立腺がんが強く疑われ、すでに転移が起こっている可能性もあります。
さらにプロペシア、ザカーロの成分は、前立腺がん検査で測定するPSA値を約50%低下させます。
グリーソンスコアは前立腺がんを治療するとき、治療法を選択する基準に使用されるとともに予後を占う指標としても使用されています。グリーソンスコアが7を超えると余りよろしくない結果になることが多くなることが知られています。
フィナステリドはもともと、前立腺がんや前立腺肥大症の治療薬として開発 ..
実際の経験です。60才代の男性が「ひょっとして自分は前立腺肥大ではないか?」とのことで当院を受診しました。因みにその方はハゲ治療薬は服用してませんでした。正常値は4までであるPSAはなんと500オーバーの結果。長年腰痛とおしっこの出が悪いことを気にしていて、自分なりに原因は腰にあると考えを付けて近くの整体治療院に数年通院していたとのことでした。
フィナステリド:プロペシア®)などを内服しているとPSA値が低下しますので ..
長期間ハゲの治療薬を飲み続けていると前立腺がんになりにくいですよ、ということです。ここにあるるGleasonスコアとは前立腺がんの悪性度を病理学的分類したもので、数が多く成ればなるほど悪性度が高くなるということです。
いて、高年齢層の前立腺肥大症患者へのフィナステリド投与により ..
フィナステリド(先発医薬品名:プロペシア)は、医薬品として厚生労働省に認可されており頭頂部、前頭部での増毛効果(軽度改善以上)が期待できます。
Q.前立腺ガンの検査を受けようと思いますが、服薬していることを伝えたほうがよろしいでしょうか? ..
AGA治療薬であるプロペシア®(フィナステリド)、フィナステリド®「ファイザー」、ザガーロ®(デュタステリド)を処方しております。
当院ではAGAの植毛手術はしておりません。
泌尿器科専門医による3か月に一度のPSA採血し、前立腺癌がないか検査をお勧めしております。
プロペシア錠の有効成分であるフィナステリドは、活性型の男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)の合成を抑制する働きを持つ成分。この有効性に着目した米国メルク社によって、まずは前立腺肥大症の治療薬として研究が開始されました。複数の臨床試験によってフィナステリド5mg/日の安全性が確認され、1992年に認可を受けて販売を開始。現在は110カ国もの国で、フィナステリド5mgが用いられています。
この試験中、男性型脱毛症(AGA)の患者に発毛効果が認められたことから、AGA治療薬としても臨床開発がスタート。1997年にはフィナステリド1mg がFDA(米国食品医薬品局)からAGA治療薬として承認を受けました。日本でも2005年10月に厚生労働省の認可を受け、この成分を含有するプロペシア錠が、同年12月に初めて日本で販売されることになりました。今では最もスタンダードなAGA治療薬として、世界60カ国以上の国で承認されています。
現在、日本で認可販売されているフィナステリドには、「プロペシア錠」(0.2mg/1mg)と、ジェネリック医薬品の「フィナステリド錠」(0.2mg/1mg)があります。AGA治療薬は保険適用外ですが、ジェネリック医薬品が登場したことで費用負担が軽減され、より多くの方がAGA治療に臨むことができるようになりました。
フィナステリド服用中に前立腺がんの検査は可能? person 30代/男性 - 2016/01/16
性欲の低下(リビドー減退)、勃起障害(ED)、射精障害などが起こる場合がございます。フィナステリドはDHTの発生を抑制しますが、DHTは男性ホルモンの一種であり、性的機能を調節する重要な役割を果たしています。そのため、フィナステリドの使用によってDHTの量が低下し、性機能に影響を及ぼす可能性があります。
験において、高年齢層の前立腺肥大症患者へのフィナステリド ..
PSA検査は、症状などから前立腺がんの可能性が疑われる場合だけではなく、職場や自治体のがん検診で実施されることもあります。なお、PSA値は前立腺肥大症や前立腺炎などがん以外の病気で上昇することもあります。
PSA検査とは、前立腺癌の有無の目安となる血液検査であり、PSA値は重傷な指標です ..
フィナステリドを服用した際にはいくつかの副作用が出る可能性があります。代表的な副作用は以下の通りです。副作用は必ず全ての方に現れるわけではありませんし、重篤な副作用が現れることも稀ではありますが、もし以下の症状が出るようであれば医師へ相談するようにしましょう。また、身体に合わないといった場合でも一般的に薬は返品が出来ませんので、最初にいきなり長期間の処方をもらうより、慣れるまでの間は1ヶ月分など短い期間の処方をもらった方が良いでしょう。
前立腺がんを調べるためのPSA(血清前立腺特異抗原)検査を受ける予定がある場合は事前に医師に伝えるようしてください。
直腸診は、医師が肛門から指を挿入して前立腺の状態を確認する検査です。前立腺の表面に凹凸があったり、左右非対称であったりした場合には前立腺がんを疑います。