[PDF] 『小児気管支喘息治療・管理ガイドライン 2020』 作成委員会


小児科最大のポケットマニュアルを目指しました。総論15、各論92、症例サンプル38、各種ガイドラインを実践するための「型くずし」が満載です。スタイルを少しくずして、スタイリッシュに。小児科診療に自信が持てる一冊です。


気管支喘息、喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)、薬剤その他の

経口ステロイドは呼吸苦があり横になれない、呼吸状態が悪い時など、重度の喘息増悪に限り使用されます。吸入に比べ短期間で気道のアレルギーを改善させ、気道の浮腫(むくみ)を取ることにより、喘息増悪を改善させます。投与する際は「短期間(3~5日間)」の投与が原則です。

日本小児科学会小児科専門医、認定小児科指導医、日本アレルギー学会アレルギー専門医、臨床研修指導医、日本周産期・新生児医学会新生児蘇生法インストラクター、アメリカ心臓協会小児二次救命法インストラクター、兵庫小児アレルギー・呼吸器懇話会世話人、Yahoo!公式コメンテーター。神戸大学大学院医学研究科内科系講座小児科学分野に入局。現在、兵庫県立丹波医療センター小児科医長。モットーは新生児から思春期まで幅広く。

喘息発作に対するステロイド薬の全身投与は有効であり,中発作以上の発作で β2 刺激

短期間の間欠的投与を原則とする(1週間を目安)。
他の薬剤で治療内容を強化し、かつ短期間の間欠投与でもコントロールが得られない場合は、必要最小量を維持量とする。
2週間以内の投与ならば、急速な減量や中止した場合でもステロイド離脱症候群は起こらない。

ぜん息の子どもの治療に、吸入ステロイドを使用したグループと使用しないグループの身長を比較したところ、使用したグループの子どもで身長の伸びが1~2cm抑えられていたという研究の結果があります。この結果から吸入ステロイド薬はわずかですが身長の伸びに影響を与える可能性が指摘されています。吸入ステロイド薬がない時代は、発作のコントロールが悪く、睡眠障害から成長抑制をきたしてしまうこともありました。吸入ステロイド薬は気道の炎症を鎮めて発作の回数を減らし、ぜん息による生活の制限を減らすことができます。吸入ステロイド薬の普及により確実にぜん息で命を落とす患者さんの数は減少したことがわかっています。また医師は吸入ステロイド薬の効果とその副作用の両方を考えて、必要と判断した場合に処方して定期的に子どもの状態を観察、評価して使用する量や期間を決めています。

らびに小児喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎・花粉症、アレルギー性結膜炎・春季カタル、

吸入した後に、吸入ステロイド薬の一部は口の中に残って胃腸で吸収されます。しかし、ごくわずかな量で、それもすぐに肝臓で分解されてしまうため内服薬のような副作用は起こりません。

解説: 治療期間が1年の場合ICSはプラセボと比較して0.48cm/年の成長抑制が認められた。2年目以降の成長抑制は両群間で有意差がないか、あってもその差は小さかった。また、成人期までフォローした1試験ではICS使用群で、男は0.8cmの成長抑制で有意差はなく、女は1.8cmの成長抑制で有意差あり、男女平均では1.2cmの有意な成長抑制が認められた。現時点では、ICSは長期使用によって成長抑制を来す可能性があるが、小児喘息治療において最も有用な薬剤である。適切な診断と評価を行い、リスクとベネフィットを十分に考慮して、適切なICS投与を心がけることが推奨される。

性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)[※筋肉内注射、ネブライザー]

推奨: ダニに感作された小児喘息患者に、ダニアレルゲン特異的免疫療法を標準治療とすることが提案される。ただし、現時点では舌下免疫療法は喘息への保険適応がない。

解説: 舌下免疫療法(SLIT)では、喘息症状や呼吸機能に対する改善効果が認められたが、頓用薬の使用、全身ステロイド薬の使用、長期管理薬の使用量には有意差は認められなかった。現時点では我が国では5歳以上の種に喘息に対して皮下免疫療法(SCIT)の保険適応はあるが、SLITは小児喘息に保険適応がない。


気管支喘息発作に対し、デキサメタゾン1回投与とプレドニゾロン3日間投与は同等に効果がある · 結果 · コメント · 新刊です · 既刊.

吸入ステロイド薬は、気管支に直接届くため(局所投与)、内服の100分の1程度のわずかな量でも充分に効果を発揮します。一方で、ステロイドの内服薬や注射薬は、全身にわたって作用します(全身投与)。このため使用し続けている間は、ステロイドの作用で成長が止まったり、毛深くなったりします。ただし、発作のときに数回飲んだり注射する程度では問題ありません。

[PDF] デキサメタゾン COVID-19 小児患者に対する治療薬としての位置付け

2歳未満及び2~15歳の急性発作(中発作、大発作)には、プレドニゾロン1日0.5~1㎎/㎏を3回に分けて投与。
プレドニゾロンの内服が困難な場合、ベタメタゾンシロップあるいはデキサメタゾンエリキシル1日0.5mL(0.05㎎)/㎏を2回に分けて投与。

参考:アミノフィリン点滴静注(痙攣疾患を合併している児や乳児では推奨しない)

推奨: ICSで長期管理中の小児喘息患者においてLTRAの追加治療が提案される。

医療用医薬品 : デキサート (デキサート注射液1.65mg 他)

解説: LTRAの追加は全身性ステロイド薬や入院を要する急性増悪(発作)の回数を減少させず、呼吸機能検査でも%FEV1を改善させなかった。我が国では、特に低年齢児あるいは低用量ICS投与例に対してLTRAは広く一般臨床で用いられ、その有用性を経験している。また、LABAへの反応性が低い遺伝子タイプを有する症例では、ICSの追加治療としてのLTRA使用がQOLを改善させたと報告されている。

デキサメタゾンエリキシル0.01%「日新」の薬剤情報・副作用

日本アレルギー学会の「喘息予防・管理ガイドライン2012(成人喘息)」、「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2012」では、経口ステロイド薬の投与について、以下のように示している。

エピネフリン/デキサメタゾン併用は細気管支炎の入院リスクを減らす

推奨: ICSで長期管理中の小児喘息患者のステップアップとして、ICS増量とICSへのLAB追加(ICS/LABA)の有用性に明らかな差はなく、いずれも提案される。

デキサメタゾンが不足している中、気管支喘息の発作シーズンに ..

1 内分泌疾患
慢性副腎皮質機能不全(原発性、続発性、下垂体性、医原性)……………[筋肉内]
急性副腎皮質機能不全(副腎クリーゼ)……………[静脈内、点滴静脈内、筋肉内]
副腎性器症候群……………[▲筋肉内]
亜急性甲状腺炎……………[▲筋肉内]
甲状腺中毒症〔甲状腺(中毒性)クリーゼ〕……………[静脈内、点滴静脈内、▲筋肉内]
甲状腺疾患に伴う悪性眼球突出症……………[▲筋肉内]
特発性低血糖症……………[静脈内、点滴静脈内、▲筋肉内]
2 リウマチ性疾患、結合織炎及び関節炎
関節リウマチ……………[筋肉内、関節腔内]
若年性関節リウマチ(スチル病を含む)……………[筋肉内、関節腔内]
リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む)……………[▲静脈内、▲点滴静脈内、筋肉内]
リウマチ性多発筋痛……………[筋肉内]
強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)……………[筋肉内]
強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)に伴う四肢関節炎……………[関節腔内]
関節周囲炎(非感染性のものに限る)……………[軟組織内、腱鞘内、滑液嚢内]
腱炎(非感染性のものに限る)……………[軟組織内、腱鞘内]
腱鞘炎(非感染性のものに限る)……………[腱鞘内]
腱周囲炎(非感染性のものに限る)……………[軟組織内、腱鞘内、滑液嚢内]
滑液包炎(非感染性のものに限る)……………[滑液嚢内]
変形性関節症(炎症症状がはっきり認められる場合)……………[関節腔内]
非感染性慢性関節炎……………[関節腔内]
痛風性関節炎……………[関節腔内]
3 膠原病
エリテマトーデス(全身性及び慢性円板状)……………[▲静脈内、▲点滴静脈内、筋肉内]
全身性血管炎(大動脈炎症候群、結節性動脈周囲炎、多発性動脈炎、ヴェゲナ肉芽腫症を含む)……………[▲静脈内、▲点滴静脈内、筋肉内]
多発性筋炎(皮膚筋炎)………[▲静脈内、▲点滴静脈内、筋肉内]
強皮症……………[▲筋肉内]
4 腎疾患
ネフローゼ及びネフローゼ症候群……………[▲静脈内、▲点滴静脈内、▲筋肉内]
5 心疾患
うっ血性心不全……………[▲静脈内、▲点滴静脈内、▲筋肉内]
6 アレルギー性疾患
気管支喘息(但し、筋肉内注射以外の投与法では不適当な場合に限る)……………[静脈内、点滴静脈内、筋肉内、ネブライザー]
喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)……………[▲筋肉内、ネブライザー]
喘息発作重積状態……………[静脈内、点滴静脈内]
薬剤その他の化学物質によるアレルギー・中毒(薬疹、中毒疹を含む)……………[▲静脈内、▲点滴静脈内、▲筋肉内]
血清病……………[静脈内、点滴静脈内、▲筋肉内]
アナフィラキシーショック……………[静脈内、点滴静脈内]
7 血液疾患
紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性)……………[静脈内、点滴静脈内、▲筋肉内]
溶血性貧血(免疫性又は免疫性機序の疑われるもの)………[静脈内、点滴静脈内、▲筋肉内]
白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)……………[静脈内、点滴静脈内、▲筋肉内]
上記疾患のうち髄膜白血病……………[脊髄腔内]
再生不良性貧血……………[静脈内、点滴静脈内、▲筋肉内]
凝固因子の障害による出血性素因……………[静脈内、点滴静脈内、▲筋肉内]
顆粒球減少症(本態性、続発性)……………[静脈内、点滴静脈内、▲筋肉内]
8 消化器疾患
潰瘍性大腸炎……………[▲静脈内、▲点滴静脈内、▲筋肉内]
限局性腸炎……………[▲静脈内、▲点滴静脈内、▲筋肉内]
重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む)……………[▲静脈内、▲点滴静脈内、▲筋肉内]
9 肝疾患
劇症肝炎(臨床的に重症とみなされるものを含む)………[静脈内、▲点滴静脈内、▲筋肉内]
肝硬変(活動型、難治性腹水を伴うもの、胆汁うっ滞を伴うもの)……………[▲筋肉内]
10 肺疾患
びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)……………[▲静脈内、点滴静脈内、ネブライザー]
11 重症感染症
重症感染症(化学療法と併用する)……………[静脈内、点滴静脈内、▲筋肉内]
12 結核性疾患
結核性髄膜炎(抗結核剤と併用する)……………[脊髄腔内]
結核性胸膜炎(抗結核剤と併用する)……………[胸腔内]
13 神経疾患
脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(但し、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いること)………[静脈内、点滴静脈内、▲筋肉内、脊髄腔内]
末梢神経炎(ギランバレー症候群を含む)………[▲静脈内、▲点滴静脈内、▲筋肉内、脊髄腔内]
重症筋無力症………[静脈内、点滴静脈内、▲筋肉内、脊髄腔内]
多発性硬化症(視束脊髄炎を含む)…………[静脈内、点滴静脈内、▲筋肉内、脊髄腔内]
小舞踏病……………[▲筋肉内]
顔面神経麻痺……………[▲筋肉内]
脊髄蜘網膜炎……………[▲筋肉内]
14 悪性腫瘍
悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)及び類似疾患(近縁疾患)………[静脈内、点滴静脈内、▲筋肉内、脊髄腔内]
好酸性肉芽腫……………[静脈内、点滴静脈内、▲筋肉内]
乳癌の再発転移……………[▲筋肉内]
15 以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法
多発性骨髄腫……………[点滴静脈内]
16 抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)…[静脈内、点滴静脈内]
17 外科疾患
副腎摘除……………[静脈内、点滴静脈内、筋肉内]
臓器・組織移植……………[▲筋肉内]
侵襲後肺水腫……………[静脈内、ネブライザー]
副腎皮質機能不全患者に対する外科的侵襲……………[▲筋肉内]
外科的ショック及び外科的ショック様状態……………[静脈内]
脳浮腫……………[静脈内]
輸血による副作用……………[静脈内]
気管支痙攣(術中)……………[静脈内]
蛇毒・昆虫毒(重症の虫さされを含む)……………[▲筋肉内]
手術後の腹膜癒着防止……………[腹腔内]
18 整形外科疾患
椎間板ヘルニアにおける神経根炎(根性坐骨神経痛を含む)……………[硬膜外]
脊髄浮腫……………[静脈内、硬膜外]
19 産婦人科疾患
卵管整形術後の癒着防止……………[▲筋肉内]
20 泌尿器科疾患
前立腺癌(他の療法が無効な場合)……………[▲筋肉内]
陰茎硬結……………[▲筋肉内、局所皮内]
21 皮膚科疾患
★湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部あるいは肛門湿疹、耳介及び外耳道の湿疹・皮膚炎、鼻前庭及び鼻翼周辺の湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以外は極力投与しないこと。局注は浸潤、苔癬化の著しい場合のみとする)……………[▲筋肉内、局所皮内]
★痒疹群(小児ストロフルス、蕁麻疹様苔癬、固定蕁麻疹を含む)
(但し、重症例に限る。また、固定蕁麻疹は局注が望ましい)………[▲筋肉内、局所皮内]
蕁麻疹(慢性例を除く)(重症例に限る)……………[▲点滴静脈内、▲筋肉内]
★乾癬及び類症〔尋常性乾癬(重症例)、関節症性乾癬、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群〕……………[▲点滴静脈内、▲筋肉内]
上記疾患のうち★尋常性乾癬……………[局所皮内]
★掌蹠膿疱症(重症例に限る)……………[▲筋肉内]
★扁平苔癬(重症例に限る)……………[▲筋肉内、局所皮内]
成年性浮腫性硬化症……………[▲筋肉内]
紅斑症(★多形滲出性紅斑、結節性紅斑)(但し、多形滲出性紅斑の場合は重症例に限る)……………[▲筋肉内]
粘膜皮膚眼症候群〔開口部びらん性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病(眼症状のない場合)、リップシュッツ急性陰門潰瘍〕………[▲点滴静脈内、▲筋肉内]
★円形脱毛症(悪性型に限る)……………[局所皮内]
天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear-Usher症候群、増殖性天疱瘡)………[▲点滴静脈内、▲筋肉内]
デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む)………[▲点滴静脈内、▲筋肉内]
帯状疱疹(重症例に限る)……………[▲筋肉内]
★紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む)……………[▲点滴静脈内、▲筋肉内]
★早期ケロイド及びケロイド防止……………[局所皮内]
新生児スクレレーマ……………[▲筋肉内]
23 眼科疾患
内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺)……………[▲静脈内、▲筋肉内、結膜下、球後、点眼]
外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎)……………[▲静脈内、▲筋肉内、結膜下、球後]
眼科領域の術後炎症………[▲静脈内、▲筋肉内、結膜下、点眼]
23 耳鼻咽喉科疾患
急性・慢性中耳炎……………[▲静脈内、▲点滴静脈内、▲筋肉内、中耳腔内]
滲出性中耳炎・耳管狭窄症………[▲静脈内、▲点滴静脈内、▲筋肉内、中耳腔内、耳管内]
メニエル病及びメニエル症候群……………[静脈内、点滴静脈内、筋肉内]
急性感音性難聴……………[静脈内、点滴静脈内、筋肉内]
血管運動(神経)性鼻炎………[筋肉内、ネブライザー、鼻腔内、鼻甲介内]
アレルギー性鼻炎………[筋肉内、ネブライザー、鼻腔内、鼻甲介内]
花粉症(枯草熱)………[筋肉内、ネブライザー、鼻腔内、鼻甲介内]
副鼻腔炎・鼻茸………[筋肉内、ネブライザー、鼻腔内、副鼻腔内、鼻茸内]
進行性壊疽性鼻炎……………[静脈内、点滴静脈内、筋肉内、ネブライザー、鼻腔内、副鼻腔内、喉頭・気管]
喉頭炎・喉頭浮腫……………[静脈内、点滴静脈内、筋肉内、ネブライザー、喉頭・気管]
喉頭ポリープ・結節………[▲静脈内、▲点滴静脈内、▲筋肉内、ネブライザー、喉頭・気管]
食道の炎症(腐蝕性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後…………[静脈内、点滴静脈内、筋肉内、ネブライザー、食道]
耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法………[静脈内、点滴静脈内、筋肉内、軟組織内、局所皮内、ネブライザー、鼻腔内、副鼻腔内、鼻甲介内、喉頭・気管、中耳腔内、食道]
24 歯科・口腔外科疾患
難治性口内炎及び舌炎(局所療法で治癒しないもの)……………[軟組織内]

[PDF] Kavita Parikh J Pediatr 2015;167:639-44

小児喘息は、気管支がせまくなることにより、喘鳴(ぜんめい:ぜーぜー、ヒューヒューすること)や咳、たん、呼吸困難を繰り返す病気で、「かぜ」「天気」「季節の変わり目」などで悪化することが特徴です。アレルギーにより気道が過敏になることで起こっていると考えられます。

小児喘息はアレルギーが原因で起こりますが、特定の「遺伝因子」と「環境因子」が互いに作用しあって発症すると言われています。アレルギーとは体の中に入ってくる異物(アレルゲン)を体の外に追い出すための過剰な防衛反応のことです。アレルギー性の炎症が気道で起こると、やけどしたあとのようにヒリヒリした状態(気道過敏)になります。気道過敏になっても普段は症状がありませんが、「かぜ」「天候」「季節の変わり目」をきっかけに気管支がせまくなり、ゼーゼー、ヒューヒューし、呼吸が苦しくなることを「ぜんそく増悪」といいます。


病態や治療の考え方の違いから、5歳以下の「乳幼児喘息」と6歳以上の「学童期喘息」に分類されます。

重症例の致死率を下げるエビデンスが、11 つのランダム化比較試験をもとにした2つのメ

解説: 介入によって、吸入ステロイド薬の使用減少、ピークフローの改善に有意な効果が見られた。一方で、主観的な症状、喘息症状スコア、1秒率、気道過敏性、呼気中一酸化質素濃度(FeNO)では有意な差は見られなかった。我が国では欧米と比較して室内ダニ抗原量が多いと報告されており、欧米の試験とは異なる結果をもたらす可能性がある。我が国の試験では、物理的介入によって抗原量減少と喘息症状スコアの改善がもたらされている。

乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚 ..

効果なく症状持続し中発作症状を呈する場合や、症状悪化がある場合には経口ステロイド薬(プレドニゾロン15~30mg相当)を内服の上で救急外来を受診する(お近くの救急外来を受診下さい)。