ここでは、デカドロン(デキサメタゾン)の効果と特徴についてみていきましょう。
デカドロン(一般名:デキサメタゾン)は、2008年に日医工株式会社が発売した内服薬のステロイド薬になります。デカドロンは長期作用型の高力価のステロイドのお薬です。
経口 (デキサメタゾン) : 静注 (デキサメタゾン) = 1 : 0.78
診察料などの目安:約1,000円~10,000円
薬代1錠あたりの目安:0.5mg約6円/4mg約30円(薬価)
口腔用軟膏の目安:1g約66円(薬価)
点眼・点耳・点鼻液の目安:1ml約40円(薬価)
注射液1管の目安:1.65mg約98円/1.9mg約99円/3.3mg約167円/3.8mg約158円(薬価)
注射液1瓶の目安:6.6mg約280円/19mg約731円(薬価)
静注1管の目安:2.5mg約1,971円(薬価)
デカドロンは特殊な病態を除くとほとんどが、脳浸透圧亢進や抗癌剤の嘔気に対して処方されます。
このようにデカドロンは、大部分は癌での制吐剤で使われることが多いお薬です。
・デカドロン錠0.5mg「日医工株式会社」
販売開始年月:1959年7月11日
・デカドロン錠4mg「日医工株式会社」
販売開始年月:2014年6月20日
・エリキシル0.01%
販売開始年月:1961年4月25日
デカドロンは吐き気を止めるだけでなく、食欲増進作用など体を元気にする作用も強いことから、抗癌剤にはセットで処方されることが多いです。
デカドロン錠0.5mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
悪心・嘔吐は,に示すように,上部消化管に優位に存在する5-HT3受容体と第4 脳室のchemoreceptor trigger zone(CTZ)に存在するNK1受容体, ドパミンD2受容体が複合的に刺激され,延髄の嘔吐中枢が興奮することで悪心を感じ,さらに遠心性に臓器の反応が起こることで嘔吐すると考えられている。化学受容体で作用する神経伝達物質としては,セロトニン,サブスタンスP,ドパミンなどが知られており,これらと拮抗する薬剤などが制吐薬として用いられている()。また,発現の状態により以下のような分類があり,各CQ にみるように,機序や背景を考慮した対応が行われている。
アフタゾロン口腔用軟膏0.1%「あゆみ製薬」/デカドロンエリキシル0.01%「日医工」/デカドロン錠0.5mg「日医工」/デカドロン錠4mg「日医工」/レナデックス錠2mg「ブリストル・マイヤーズスクイブ」/レナデックス錠4mg「ブリストル・マイヤーズスクイブ」/オルガドロン点眼・点耳・点鼻液0.1%「サンドファーマ」/オルガドロン注射液1.9mg「サンドファーマ」/オルガドロン注射液3.8mg「サンドファーマ」/オルガドロン注射液19mg「サンドファーマ」/デカドロン注射液1.65mg「サンドファーマ」/デカドロン注射液3.3mg「サンドファーマ」/デカドロン注射液6.6mg「サンドファーマ」/サンテゾーン点眼液(0.1%)「参天製薬」/サンテゾーン点眼液(0.02%)「参天製薬」/リメタゾン静注2.5mg「田辺三菱製薬」/メサデルムクリーム0.1%「岡山大鵬薬品」/メサデルム軟膏0.1%「岡山大鵬薬品」/メサデルムローション0.1%「岡山大鵬薬品」/ボアラ軟膏0.12%「マルホ」/ボアラクリーム0.12%「マルホ」/エリザスカプセル外用400μg「日本新薬」/エリザス点鼻粉末200μg28噴霧用「日本新薬」など
(2)経口デキサメタゾン等のステロイド製剤を減量できる、あるいは代替療法があ
F. 血液疾患:紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性)、溶血性貧血(免疫性溶血性貧血又は免疫性機序の疑われるもの)、白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)、再生不良性貧血、凝固因子の障害による出血性素因、顆粒球減少症(本態性、続発性)。
悪心は嘔吐しそうな不快感であり,延髄嘔吐中枢の求心性刺激の認識を表す。また,嘔吐は胃内容物を強制的に排出させる運動で,幽門部が閉ざされ胃底部や下部食道括約筋の弛緩と横隔膜や腹筋の収縮によって胃の内容物が排出され引き起こされる。嘔吐中枢に影響を及ぼす病態に反応して起こり,入力経路としては,大脳皮質(頭蓋内圧亢進,腫瘍,血管病変,精神・感情など),化学受容体(代謝物,ホルモン,薬物,毒素など),前庭器(姿勢,回転運動,前庭病変など),末梢(咽頭~消化管・心臓・腹部臓器などの機械受容体,消化管など化学受容体など)がある。
[PDF] デカドロン 錠 0.5mg デカドロン 錠 4mg デカドロン エリキシル 0.01%
/デキサメタゾン/デコート/デクマックス/デミソン/デキサメタゾン/サンテゾーン0.05%眼軟膏「参天製薬」/デキサメタゾン眼軟膏0.1%「ニットー」/デキサメタゾン軟膏口腔用0.1%「CH」/デキサメタゾン口腔用軟膏0.1%「日医工」/デキサメタゾン口腔用軟膏0.1%「NK」/デキサメタゾンエリキシル0.01%「日新」/オイラゾンクリーム0.05%「日新」/オイラゾンクリーム0.1%「日新」/デキサメタゾン軟膏0.1%「イワキ」/デキサメタゾンクリーム0.1%「イワキ」デキサメタゾンローション0.1%「イワキ」/テイカゾン点眼・点耳・点鼻液0.1%「テイカ製薬」/ソルコート静注液100mg「富士製薬工業」/デキサート注射液1.65mg「富士製薬工業」/デキサート注射液3.3mg「富士製薬工業」/デキサート注射液6.6mg「富士製薬工業」/D・E・X点眼液0.02%「ニットー」/D・E・X点眼液0.05%「ニットー」/D・E・X点眼液0.1%「ニットー」/ビジュアリン点眼液0.02%「千寿製薬」/ビジュアリン点眼液0.05%「千寿製薬」/ビジュアリン眼科耳鼻科用液0.1%「千寿製薬」/デキサメタゾンプロピオン酸エステル軟膏0.1%「ラクール」/デキサメタゾンプロピオン酸エステルクリーム0.1「ラクール」/デキサメタゾンプロピオン酸エステル軟膏0.1%「MYK」/デキサメタゾンプロピオン酸エステルクリーム0.1%「MYK」/デキサメタゾンプロピオン酸エステルローション0.1%「MYK」/デキサメタゾンプロピオン酸エステルクリーム0.1%「日医工」/デキサメタゾンプロピオン酸エステル軟膏0.1%「日医工」など
デキサメタゾン 8mg を経口投与し8~11時間後に帝王切開した健康妊婦において ..
一方でデカドロンは、様々な副作用があります。抗癌剤を使用する際には起こり得る副作用についての説明は受けられると思いますが、制吐剤として使用するデカドロンのことまでは触れられないでしょう。
デキサメタゾン 8mg を経口投与し 8~11 時間後に、帝王切開した健康妊婦 ..
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以下の例のように、経口デキサメタゾン等のステロイド製剤を減量できる、あるいは代 ..
デキサメタゾンは、副作用の少ないコルチコイドとして開発された合成副腎皮質ホルモンであり、ステロイド剤になります。
強い抗炎症作用を持ち、糖や脂肪の代謝系や免疫関係を調節し体液を維持する効果があります。
毛細血管や細胞膜に対して直接作用し透過性を減少させ、白血球の炎症部への集合を抑制します。
局所の炎症を消退させることで抗体産生を抑制し、組織のヒスタミン合成能と結合能を抑制して抗アレルギー作用を示すと考えられています。
▼抗炎症作用
起炎剤としてBSAを用いた誘発ブドウ膜炎モデルにおいて、抗炎症作用を本剤と標準製剤(眼軟膏0.1%)の比較が行われており、有意な差は認められず生物学的同等性が確認されている。
▼房水蛋白増加抑制作用
起炎剤としてBSAを用いた誘発ブドウ膜炎モデルにおいて、房水中蛋白増加に対する抑制作用について、本剤と標準製剤(眼軟膏0.1%)の比較を行ったところ、両剤ともに房水中蛋白濃度を抑制している。両薬剤の間には房水中蛋白増加抑制作用に有意な差は認められず生物学的同等性が確認されている。
【新型コロナウイルス感染症予防・治療に関して】
新型コロナウイルスの重症患者は、肺障害および多臓器不全をもたらす全身性炎症反応を発現する。コルチコステロイドの抗炎症作用によって、これらの有害な炎症反応を予防または抑制する可能性があるとされています。
▼海外での臨床報告
アメリカで行われた入院患者を対象とした試験では、デキサメタゾンの投与を受けた患者は、標準治療を受けた患者と比較して死亡率が減少したことが示されています。
▼日本での臨床報告
日本ではデキサメタゾンが使用された報告はないものの、他の種類のステロイド薬が使用された症例報告は散見されます。
名古屋大学を中心に、肺炎と低酸素血症を有する患者に対するファビビラビルとメチルプレドニゾロンの併用療法と安全性を検討する特定臨床研究が行われています。
デカドロン錠0.5mgの基本情報(副作用・効果効能・電子 ..
デキサメタゾンは合成副腎皮質ホルモン製剤であり、ステロイド剤に該当します。
「膠原病」「関節リウマチ」「喘息」「湿疹」「アレルギー性鼻炎」「慢性副腎不全」などに使用されるステロイド系抗炎症薬です。
[PDF] デキサメタゾン COVID-19 小児患者に対する治療薬としての位置付け
成人0.5mg~8mgを1~4回に分割経口投与
▼抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)の場合
成人にはデキサメタゾンとして1日4~20mgを1~2回に分割経口投与
※1日最大20mgまで
▼新型コロナウイルスの場合
6mgを1錠、1日1回を10日間
※コロナ治療薬としては中等者~重症の場合に使用されています。
適応に応じ様々。 COVID-19 に対する RECOVERY trial では成人を対象に 6mg/日を経口または静注で最長 10 日
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[PDF] デカドロン錠 0.5mg デカドロン錠 4mg デカドロンエリキシル 0.01%
そうしたなか、国内でも長い間用いられてきた「デキサメタゾン」が、英国の試験において認証され、新型コロナウイルス感染症に対する承認済み治療薬として位置づけられたことで話題をよんでいます。
D00292 デキサメタゾン (JP18) 医療用医薬品のATC分類 [BR:jp08303] A 消化管と代謝作用
を期待され多くの疾患で使用されているお薬です。しかしこれら多くの疾患は、大部分がで日本では加療されています。プレドニンの方が効果発現時間が短い上に、力価も弱いため小回りが利きやすく、病態に合わせて量を調整しやすいからです。
デカドロン注射液1.65mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報
重篤な副作用の発生率は低いですが、用法や用量を間違えると命に危険を及ぼすような、重篤な副作用が発生する恐れもあります。
異変を感じた場合は、直ぐに医師の診察を受け指示に従いましょう。
静脈内注射:デキサメタゾンとして1回1.65〜6.6mg、3〜6時間毎。 2 ..
【A】デカドロン錠 (デキサメタゾン) のバイオアベイラビリティーは78%であることから、理論上はデカドロン錠 : デキサート注射液 = 1 : 0.78 と考えられる。