そこで今回、これら2剤(ピオグリタゾンとSGLT2阻害剤)のNAFLD/NASH
2型糖尿病とはどんな病気か。 2型糖尿病は遺伝的要因に生活習慣が加わることによって、主に40代から発病してくる糖尿病です。いわゆる普通の糖尿病で、ほとんどの方がこれに該当します。 2型糖尿病 糖尿病の ...
アストラゼネカ株式会社 SGLT2阻害薬『フォシーガ』左室駆出率を問わず慢性 ..
上記表は糖尿病予備軍の方を、α―グルコシダーゼ阻害薬を用いて食後血糖を抑制した群と特に介入を行っていない群に分けて、心血管病変の発症率を調べたものです。
食後血糖を抑えた群では、血管イベントの発症率は半分に抑え込まれました。
空腹時血糖値とは、最終の食事から10時間以上開けて測定した血糖値です(飲水は問わない)。前日の夜から絶食とし、翌朝の食事前に測定することが一般的です。一方、随時血糖値は食事とは関係なく測定した血糖値のことを指します。75gOGTT 2時間後の血糖値は、専用の甘い飲料を使用して測定します。
まず、角田医師より「NASH から肝臓がんにならないために NASH になりやすい遺伝子型から SGLT2 阻害薬によ
同試験は、エビデンスにもとづく治療法が限られている入院歴のある患者、最近入院した患者、または左室駆出率が改善した患者といった対象も含め、この患者集団を対象としたこれまでの試験よりも幅広い組み入れ基準でデザインされた。これらの所見は、心不全で死亡率の有意な抑制を示したSGLT2阻害薬の唯一のアウトカム試験であるDAPA-HF試験でこれまでに報告された結果を強化するものであり、左室駆出率にかかわらず心不全患者の基礎治療薬としてのフォシーガの使用を支持するさらなるエビデンスを提供するものとしている。
SGLT2阻害薬の腎保護作用 SGLT2阻害薬は、ナトリウム利尿による糸球体内圧低下、酸素消費量抑制により腎保護作用を示す。 ナトリウム利尿による糸球体内圧低下 SGLT2阻害薬は近位尿細管でナトリウ ...
1日1回経口投与のSGLT2阻害薬「フォシーガ錠 5mg、10mg」発売
SGLT2阻害薬の腎保護作用 SGLT2阻害薬は、ナトリウム利尿による糸球体内圧低下、酸素消費量抑制により腎保護作用を示す。 ナトリウム利尿による糸球体内圧低下 SGLT2阻害薬は近位尿細管でナトリウ ...
図1:カナグリフロジンはNASHモデルマウスの脂肪細胞のエネルギー蓄積能を増加させ、肝臓でNASHおよびNASH肝癌の発症を遅延・抑制する
アストラゼネカと小野薬品工業は、1日1回経口投与の2型糖尿病治療薬「フォシーガ ..
健康診断で腹部超音波検査や採血を受けると、「脂肪肝があって、肝臓の数値が少し上がっていますね」と言われた事のある人は結構多いと思います。実際に脂肪肝は受診者の約3割で指摘されるとも言われていますから、仮に自分がそうでなくても周りを見渡せば身に覚えのある方はきっといらっしゃるでしょう。あまりに一般的なので脂肪肝はそんなに怖いものではないとつい思いがちですが、実際はそうでもないぞというお話をさせて頂きたいと思います。
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子細胞代謝学分野・九州大学大学院医学研究院病態制御内科学分野の小川佳宏教授、東京医科歯科大学医学部附属病院の土屋恭一郎助教(現・山梨厚生病院)、同大学大学院医歯学総合研究科分子内分泌代謝内科の柴久美子大学院生らの研究グループは、九州大学、名古屋大学、田辺三菱製薬との共同研究により、2型糖尿病の治療薬として既に臨床応用されているSGLT2阻害薬カナグリフロジンの経口投与が、脂肪肝からNASHを経てNASH肝癌の発症を遅延・抑制することをマウスにおいて初めて見出しました(図1)。本研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構の革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)「生体恒常性維持・変容・破綻機構のネットワーク的理解に基づく最適医療実現のための技術創出」研究開発領域における研究開発課題「細胞間相互作用と臓器代謝ネットワークの破綻による組織線維化の制御機構の解明と医学応用」(研究開発代表者:小川佳宏)※の一環で行われました。本研究成果は、国際科学誌Scientific Reports(サイエンティフィック リポーツ)に、2018年2月5日午前10時(英国時間)にオンライン版で発表されました。
※なお、本研究開発領域は、平成27年4月の日本医療研究開発機構の発足に伴い、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)より移管されたものです。
【ポイント】
・脂肪肝は、脂肪肝炎(NASH)を経て、肝細胞がん(NASH肝癌)に進展しますが、その予防に対する治療法が未確立でした。本研究により、糖尿病治療薬であるSGLT2阻害薬カナグリフロジンが、ヒト肥満症患者と同様の糖脂質代謝障害を呈するNASHモデルマウスの脂肪肝、NASHおよびNASH肝癌の発症を遅延・抑制することを明らかにしました。
・カナグリフロジンが脂肪細胞のエネルギー蓄積能を増加させ、肝臓への脂肪蓄積を減少させることを明らかにしました。
・この成果は、既に糖尿病治療薬として臨床応用されているカナグリフロジンがNASHおよびNASH肝癌の予防に有用である可能性を示すものです。
2021.01.29 AZ SGLT2阻害薬フォシーガ 慢性腎臓病治療薬として優先審査品目に指定
いわゆる悪玉コレステロールと呼ばれるLDLは高血圧で傷ついた血管の内壁に染み込んで動脈硬化を起こします。また、LDLや中性脂肪TGは脂肪肝を生じて、肝障害(NAFLD/NASH)から肝硬変に至ることもあります。まずは食事内容、生活習慣を見直しましょう。
例えばお肉は茹で油を捨ててから炒める、乳製品は低脂肪に、洋菓子よりは和菓子を選択するなど、改善点は多いと思います。改善がない場合は以下の内服をお勧めします。
小児肥満は成人肥満・脂肪肝、ひいては非アルコール性肝炎(NASH)や肝臓癌の原因となります。 ..
糖尿病は、インスリン(膵臓から出るホルモンで、血糖を調節する働きをもつ)が十分に働かないために、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が正常範囲を超えて高い状態が続く病気です。血糖値が高いままで放置されると、血管が傷つき、全身の組織に動脈硬化や障害を及ぼします。
糖尿病の発症初期や程度が軽い場合にはほとんど症状が無く、健康診断などで発見されることが多いです。無症状であっても、血糖値が高い状態が続くと、将来的に失明・腎不全・足の切断・心筋梗塞・脳梗塞など、全身に多様な病気を生じます(これを合併症といいます)。早期に診断し、適切な治療を行うことで、合併症の確率を下げられる病気です。
また、LDLや中性脂肪TGは脂肪肝を生じて、肝障害(NAFLD/NASH)から肝硬変に至ることもあります。 ..
スーグラ錠は、スーグラ錠は、アステラス製薬と寿製薬の共同研究で見出されたSGLT2阻害薬。SGLT2を選択的に阻害することでブドウ糖の再取り込みを抑制し、血糖値を下げる。アステラス製薬が日本で2014年に「2型糖尿病」を効能・効果として承認を取得し、同年4月に発売した。
「スーグラ錠」の効能・効果および用法・用量追加により、インスリン治療を行ったにもかかわらず血糖コントロールが不十分な1型糖尿病患者に新たな治療選択肢がもたらされることになる。
[PDF] 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に関するアンケート
その一方で、アルツハイマー型認知症では、同じく耐糖能異常があると4.6倍の危険度になるが、高血圧単独では0.9倍に低下する。これの意味することは高血圧はアルツハイマー型認知症のリスクにはなりえないが、糖尿病はアルツハイマー型でも歴然としたリスク因子になるということです。
[PDF] 本邦における糖尿病治療薬 ―経口血糖降下薬を中心に―
インスリン作用の欠乏→拮抗ホルモンの過剰→全身の代謝障害→糖利用低下・脂肪分解亢進→高血糖・高遊離脂肪酸→ケトン体産生亢進→糖尿病性ケトアシドーシス
アストラゼネカ様にご協力いただき、選択的SGLT阻害剤であるダパグリフロジンプロピレングリコール、フォシーガ ..
チアゾリジン薬は2型糖尿病の治療に用いられる経口血糖降下薬の一種です。
1型糖尿病患者さんに、SGLT2阻害薬スーグラが使えるようになる。
上図は福岡県久山町の住民の方を追跡調査した久山町研究といわれるものです。日本人全員の調査するのは不可能なために、年齢構成や職業分布など日本全体の平均値とよく似ていた町が久山町であり、その町をケーススタディとして、日本で初めてある集団を追跡して調べるという前向きコホート研究が行うという極めて重要な研究です。
1型糖尿病患者さんに、SGLT2阻害薬スーグラが使えるようになる。 関連:フォシーガを1型糖尿病患者さんに使用する ..
米国心臓病学会、米国心臓協会、および米国心不全学会が共同で発行した心不全ガイドライン2022年更新版では、左室駆出率が軽度低下した心不全(HFmrEF)および左室駆出率が保持された心不全(HFpEF)の治療薬としてフォシーガなどのSGLT2阻害薬を推奨している。これは、左室駆出率低下をともなう心不全(HFrEF)でのSGLT2阻害薬の使用を支持するこれまでの推奨を拡大するものだ。
HCV・HBV又はNASHに起因する非代償性肝硬変患者を対象とした ..
特に、肝臓でのブドウ糖生産の抑制、筋肉でのブドウ糖の利用の促進、および脂肪細胞での脂肪の貯蔵と利用の調整を通じて、血糖値を下げる効果があります。
2型糖尿病合併非アルコール性脂肪肝炎(NASH)患者を対象としたセマグルチド(遺伝子組換え)注へのルセオグリフロジン上乗せNASH ..
DELIVER試験は、2型糖尿病の有無を問わず、左室駆出率が40%超の心不全患者の治療として、フォシーガの有効性をプラセボとの比較で評価するようにデザインされた、国際共同、無作為化、二重盲検、並行群間比較、プラセボ対照、イベント主導型第3相試験。フォシーガは、基礎治療[ナトリウム・グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害剤の併用を除く、糖尿病や高血圧などのすべての併存疾患に対する地域の標準治療]への追加治療として1日1回投与された。DELIVER試験は、駆出率が40%超の心不全患者を対象に実施された最大の臨床試験であり、6,263例の患者が無作為化された。
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)・非アルコール性脂肪性肝炎(NASH ..
インスリン作用が極度に低下すると、インスリン拮抗ホルモンであるグルカゴン・カテコールアミン・成長ホルモンが過剰になります。全身でブドウ糖利用が低下し、脂肪の異化が亢進するため、高血糖かつ高遊離脂肪酸血症になります。遊離脂肪酸はインスリン欠乏状態では肝臓で急速な酸化を受けケトン体に分解され、ケトン体産生が亢進します。血中ケトン体が高値となり、全身の高度の代謝障害のため緩衝作用がうまく働かなければ、アシドーシスや脱水となり、重症では昏睡に至ります。
・164cm,77kg ・脂肪肝(NASH疑いあり) ・1年に1度腹部エコー検査を受けてい ..
脂肪肝とは、肝臓の中に中性脂肪が蓄積して肝障害をおこす疾患です。脂肪肝の原因はアルコール性脂肪肝と、ほとんどアルコールを飲まない人に起こるに分かれます。NAFLDは良性の経過をたどる単純性脂肪肝と、肝硬変や肝癌に進行する可能性がある非アルコール性脂肪肝炎 (nonalcoholic steatohepatitis: NASH)に分かれます。わが国にはNAFLDが約1,000万人、NASHが約100~200万人いると推定されます1)。
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に対するSaroglitazarの効果 ..
健康診断で「糖尿病の予備群や境界型」といわれたことのある方は、食生活の改善や運動をすぐに始めましょう!2型糖尿病の多くは、突然血糖値が高くなるのではなく、何年もかかって血糖値が高くなり、糖尿病に至ります。「糖尿病の予備群」や「境界型」は、糖尿病と診断されるほど血糖値が高くないけれども、正常よりは高くなってきた状態です。この段階から、身体の中ではインスリンが出にくくなったり、効きにくくなったりする変化が起き始めており、動脈硬化も生じ始めています。糖尿病の早期診断のためには75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)が有効です。
興和株式会社 『パルモディア』『デベルザ』併用療法 NASHの病理組織像を改善する.
慢性腎臓病(CKD)は、腎機能の低下を伴う重篤な進行性の疾患で、多くの場合、心疾患や脳卒中の発症リスクの増加と関連しています 2-4。世界で8億4,000万人以上、日本では約1,300万人が罹患していると推定されています 5,6。しかしながら、その診断率は低く、90%の患者さんは罹患していることに気が付いていません 4。フォシーガは、日本で初めてのCKDの治療薬として承認された薬剤です 7,8。