一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg
飲み方としては、食事後に適度な水・またはぬるま湯と一緒に内服し、副作用や安全性の観点から定期的な血液検査を行う場合もあります。また内服開始後に体調に変化が生じた場合はすぐに医師に相談しましょう。
これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。
イソトレチノインは皮脂腺のアポトーシスを促すため 8、治療後もある程度は皮脂量の減少を認めます。しかし、収縮した皮脂腺のサイズはもとに戻るため、大部分の皮脂は戻ります。
イソトレチノインは海外では広く知られているニキビの治療薬で保険適用の薬ですが、日本では自由診療となっています。
女性の場合、妊娠の可能性がある方や妊娠中は胎児の奇形や早産、流産などの重篤な副作用が報告されているため、服用することはできません。
イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。
イソトレチノイン内服治療は、ニキビが完全に消失するまで続ける必要があります。薬に内服に関しては医師の指示にしたがって、正しく服用を行ってください。
イソトレチノインの作用機序は、ことです。
これにより毛穴のつまりが改善され、ニキビの原因となるアクネ菌の増殖が抑えられます。さらに抗炎症作用もあるため、重症の炎症性ニキビを減少させる効果があります。
もう少し詳しく見ていきましょう。
イソトレチノインの詳しい注意事項や副作用については、をご覧ください。
個人輸入する方法もありますが、偽造薬の危険性や届くまでに10日~2週間ほどの日数がかかる不便性の他、副作用もあるため、個人輸入ではなく医療機関を受診した上で使用してください。
医師が患部(ニキビ)を診察し、イソトレチノイン適応と判断され治療をご希望の方には、内服前に血液検査を行います。
※3ヶ月以内に他の医療機関で血液検査をされた方は結果をご持参下さい。
※血液検査は自費診察料となり、4,500円(税込)となります。
それではイソトレチノインの効果について作用機序を踏まえ解説していきます。
■20歳の男性。この方はかなり重症でボコボコ赤い盛り上がりが毎日出現。
痛みも伴い、膿疱(ウミ)も多発。
炎症部位の赤みも強く、ノイローゼになっていたケースです。
イソトレチノイン40ミリ内服開始。途中フラクショナルレーザーを追加照射。1年の経過で改善しました。
同時に口周りのほくろ除去も行い(ダイオードレーザー)、かなり印象が変わったと思います。
A.イソトレチノインを服用後、一時期ニキビが増える・肌が赤くなる場合があり好転反応と呼ばれています。この症状は、薬の作用によって皮膚のターンオーバーが促進されて角栓や皮脂などが表面に出てくることが要因です。一般的に悪化する状態は肌がターンオーバーの促進に慣れてくる数週間~1カ月です。ひどくなって気になる場合は一度受診をおすすめしています。様々なお薬による対処が可能です。
1日20mgから始め、治療効果をみながら40mg増量することもあります。
美容医療は医療の中でもまだ歴史の浅い分野であり、数年で急激に進化していきます。同じ機械でもリニューアルが行われている場合もあり、効果を出すためには先端技術で治療していくことが大切です。当院は常に新しい知識を取り入れることに努めており、都内に行かなくても先端治療が可能です。ただ新しさでどんなメニューでも入れる訳ではなく、良い治療なのか文献や症例、成分を精査しながら慎重に検討しております。また治療メニューが豊富であり、多くの美容のお悩みを治療することが可能です(例えば肝斑治療でも6種類の治療法があります)。保険診療で治らなかったお悩みも是非一度ご相談ください。※自由診療のみのクリニックです
イソトレチノインは以下の副作用があるため、処方する前にようにしましょう。
経口イソトレチノインには、皮脂腺を退縮させ、皮脂分泌を大きく減らす作用があります 7 20。この作用により、ニキビの原因菌であるアクネ菌は定着できなくなり、抗生物質よりもアクネ菌を減らすことができます 21。
海外の論文によるとイソトレチノインの内服トータル量が多いほど再発しにくいので、
イソトロインの副作用としてみられやすいのが、「乾燥」です。
皮膚をはじめ口・鼻・目・頭皮などの粘膜が乾燥し、乾燥が進みすぎてしまうと肌のツッパリ感なども生じてきます。
その他の副作用としてあげられるのが、以下のような症状です。
イソトレチノインの服用期間中に注意するべきことは以下の通りです。
以上の3つのメカニズムによって、イソトレチノインはニキビに総合的にアプローチし、ニキビからニキビ痕、開いた毛穴や黒ずみ、赤みまで、幅広い肌トラブルの改善が期待できる薬剤です。
当院では基本的にレーザーとイソトレチノイン内服は併用が可能です。
効果が高い分、多くの注意事項がありますので事前にご確認ください。
胎児の催奇形性があるため、妊娠されている方、近いうち妊娠を希望されている方は内服できません。
女性は内服中と内服終了後6ヶ月間は避妊が必要です。
男性もパートナーを妊娠させないようにしてください。(内服中と内服終了後1ヶ月間は避妊が必要です。)
内服中および内服終了後6ヶ月間は献血ができません。
授乳中および内服終了後1ヶ月間は授乳ができません。
ほぼ必発するのが全身の強い乾燥で目・鼻・唇の乾燥や手足の皮むけが目立ちます。しっかりと保湿を行ってください。
内服中および内服終了後6ヶ月は日焼けをしやすいためUVケアをしっかり行ってください。
内服中および内服終了後6ヶ月は脱毛などのレーザーや光の治療は行わないでください。
飲み忘れがあった場合その分は内服せず、次の服用時間に通常量を内服します(絶対に一度に2回分を内服しないでください)
未成年の方は親権者同意書が必要です。
イソトレチノインには10mg以外にも、20mg・40mgなど、含有量の違う種類があります。
イソトレチノインには、ニキビの原因である皮脂の過剰分泌や角化の異常を抑えて既存のニキビを減らすなどの作用があります。薬剤には、以下のような種類があり、全て薬の作用は同じです。
イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。
イソトレチノインの重大な副作用として、流産や胎児奇形があります。
そのため、イソトレチノインの服用中、および服用終了後は必ず避妊してください。
女性は6ヵ月間、男性は2ヵ月間、避妊が必要となります。
また他の主な副作用には、発疹、皮膚の乾燥、頭痛、視覚障害、筋肉や関節の圧痛、悪心、嘔吐、鼻出血、うつ病、自殺企図などがあります。
イソトレチノインの服用中や、服用を止めてすぐは必ず避妊しましょう。
イソトレチノインは必ず注意事項を理解してから服用を開始するようにしましょう。
重症のニキビでお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。
イソトレチノインは様々な注意点があり、また効果も個人差があります。
イソトレチノインは欧米を始めとした諸外国では、難治性の重症ざ瘡に対する高い効果が認められ、保険適用で処方されています。
イソトレチノインを服用し始めた途端にニキビが改善していく訳ではありません。
【諸外国における安全性に係る情報】
米国のFDA(食品医薬品局)など諸外国で承認されています。
胎児の催奇形性、鬱、精神病などの精神疾患の副作用も報告されています。
体重50kgの方がイソトレチノインを1日30mgを服用した場合、
ため、ニキビの炎症が治まった後にが残ってしまいます。炎症によってメラニン色素を作る細胞(メラノサイト)が活性化することでシミ(炎症後の色素沈着)が長く残ったり、炎症にともない細い血管が増えたり拡張することで赤みが長い間残ってしまいます。また、皮膚の深い部位(真皮や皮下脂肪)に炎症が続くと、炎症によって周囲の組織が破壊されることで瘢痕(へこみ)が残ってしまいます。
にきび痕としてのこる赤みやへこみは見た目の印象に強く影響するため、精神的にもストレスが多くQOL(生活の質)を著しく低下させます。
血管増生による赤みと皮膚のへこみが残った場合、保険治療では治療が難しいため自費診療を行う必要があります。治療に必要な時間も費用面での負担も大きくなってしまいますので、ニキビ跡を残さないためには、早めに赤く腫れ上がったニキビを治療する必要があるのです。
イソトレチノイン治療薬には複数の副作用があり、服用する際はです。
イソトレチノインは皮脂の分泌を強力に抑える効果や、毛穴まわりの角質詰まりを抑える効果があり、ニキビにとても有効です。
イソトレチノインを服用して副作用が見られたら、すぐにしてください。
イソトレチノインは、皮脂腺の退縮(アポトーシス)、皮脂量の減少、ニキビ菌の減少、細胞の正常化、毛穴づまりの改善、抗炎症作用など様々な作用があり、これらが複合してニキビに対して高い効果を示します。
重症ニキビに使用されるイソトレチノイン(アクネトレント)の効果は?
イソトレチノインの適用(どういうニキビの方に出したらいいか)に関しては、未だに「最重症のニキビ、保険治療で良くならなかったニキビの人に出すもので、簡単には出してはいけない」と仰る方もおられます。確かに昔はそうでしたが、今は世界的に見てもどんどん対象が緩和されているため、中等度ぐらいの人にも処方することが増えてきています。