A. 厚生労働省の認可がおりていないため、保険適応外となります。
20代の男性の患者さんです。顔全体~首にかけてのニキビのため、皮膚科を受診し、保険治療(内服と外用、詳細不明)を半年以上受けていたそうですが、悪化が続いていたため、当院を受診されました。
イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。
顔全体、首、フェイスラインに赤み(紅斑)、細かい赤いニキビ(丘疹)が多発し、一部に大きな結節を認めます。ニキビ跡の色素沈着や凹み(萎縮性瘢痕)も認められます。
ニキビの中でもぼこぼことした頬や顎のニキビは嚢胞性ざそうと呼ばれ、非常に治りにくいです。このタイプのニキビはイソトレチノインを使った治療が有効なケースが多いです。
多くの臨床試験で、イソトレチノインはなどにも寄与することが分かっています。
また、保湿と美白のために調合された調剤化粧品を使用することで、肌の水分や油分バランスを整え、保湿力を高めることができます。これにより、肌のトーンや質感の改善を促すことが期待できます。
イソトレチノイン(アクネトレント)には後述する注意点があるので最初からニキビ治療に使う飲み薬ではないですが、重症ニキビだけでなく、軽症〜中等症でも繰り返すニキビには処方することがあります。ほかの外用薬や内服薬で治らない場合はニキビ跡が目立つ前に、重症でなくても少ない量でイソトレチノインを内服するというのが世界的な治療の流れになっています。
イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。
イソトレチノインを服用する前や服用中は、患者様に注意してもらいたい項目があります。
イソトレチノインの処方1ヶ月後から改善を認め、4ヶ月経過した時点では、新生ニキビ、活動性ニキビはほとんど無くなりました。
イソトレチノインの詳しい注意事項や副作用については、をご覧ください。
下の写真は保険適用のニキビ治療で3年間治らず当院を受診した重症のニキビ患者様です。
イソトレチノインはニキビ・ニキビ跡、酒さ、毛穴や皮脂・毛穴のお悩みがある方に向いた治療方法です。
イソトレチノインはすべての患者さんに適応となる薬ではありません。
通常、イソトレチノインの内服中は過酸化ベンゾイルやアダパレンの外用は不要ですが、内服終了後に再発を認める場合、軽度であればこれらの外用薬によってある程度ニキビのコントロールが可能になることも多いです。
■施術範囲鼻下・口周り(マリオネットライン内側)・あご(フェイスラインまで)
イソトレチノインには、肌のターンオーバーを促進させる効果があり、ニキビ後の色素沈着を改善する効果があります。
・レーシック手術前後6ヶ月はイソトレチノインの服用をお控え下さい
皮脂量が減少すると、アクネ菌をはじめとするニキビの原因菌が皮膚表面に定着しにくくなります。これにより、炎症の連鎖反応が遮断され、ニキビの発生や進行を防止することが可能です。
脂溶性(しようせい)のため、脂肪分と一緒に吸収されていきます。
原因は明確になっていませんが、食べ物やストレスなどの体の内部環境、気温や紫外線などの外部環境、毛包虫(demodex folliculorum)などが関与しているといわれています。イソトレチノインは、皮膚下の毛を生成する毛包の環境を整えるため、酒さの原因菌とされる毛包虫を減らすことが可能です。
イソトレチノインの服用期間は、絶対に妊娠しないようにしてください。
ニキビの炎症は引いており、小さなコメドを含めて、新しいニキビは一切できなくなりました。ニキビ跡の色素沈着は目立たなくなり、肌質も改善しています。 治療後の写真で首元がすっきりしていますが、治療中にダイエットで痩せられたそうです。
上記で解説したように、イソトレチノインは妊娠中の人は服用できません。
説明書が付いていない、または外国語で記載されているため、用量用法がわからないことがほとんどです。厚生労働省からも注意喚起がなされているため、必ず医療機関を受診して医師から処方してもらいましょう。
②脂質を含む食事のあとに内服することで吸収率を高めることができる
この女性は、15年前よりニキビに悩んでおり、皮膚科で硫黄カンフルローション、抗生物質の内服、漢方薬、ビタミンなどの治療を長年受けていました。 その後、経口避妊薬による治療を他院で1年以上継続したものの悪化し、2年前からはマスクなしでは歩けない状態になってしまい、当院に来院されました。
イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。
あご、フェイスライン、首を中心に、赤いニキビが多発しています。 女性のニキビは、思春期の頃は、Tゾーンや頬にできやすく、大人になってから顎やフェイスライン、首にできやすい部位が下がってくることがあります。
イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。
■施術範囲
ひじ含めて手首まで
■ご希望があれば手の甲と指を無料で施術します。
■女性は女性看護師が行います。
その後、様子を見ながら増減していくので、まずは経過を観察します。
過去に様々な治療を長年受け続けてきても改善しなかったため、初診時に生涯残ってしまうニキビ跡が多数ありましたが、ご本人は常に明るく、治療に前向きであったのが印象的でした。
期待した効果を実感したため、途中でイソトレチノインを辞めてもいいですか?
ここでは、イソトレチノインで効果が見られなかったり、内服終了後に再発を認める場合の対応について解説しましょう。
イソトレチノインの治療では血液検査が必要と聞きました。なぜですか?
イソトレチノインは強力なニキビ治療薬であるにもかかわらず、望ましい治療成果が得られないこともあります。
①イソトレチノイン治療では頻回の採血検査の必要性は否定されている
イソトレチノインで既にできたニキビ跡を治すことはできませんが、ニキビ跡の原因となる長引くニキビの症状を治療することができます。ニキビの症状が長くなるほど、炎症による肌ダメージの影響が出やすくなり、ニキビ跡が残りやすくなります。
受付時間 /平日|9:55~13:15 14:25~18:45 土曜日|9:25~13:15 14:25~16:30
イソトレチノインを内服すると、最初の1ヶ月は約3割の患者さんに、一過性にニキビの増悪が認められます。 悪化がひどい場合は、早めに用量を増やしたり、炎症を鎮めるお薬を処方いたします。
イソトレチノインは脂溶性で食後に内服することで吸収されますので食後(食直後)に内服してください。 ニキビの再発抑制量について
治療5ヶ月後には、新しいニキビはほぼでなくなりました。EGホワイトローションとEGホワイトクリームによるスキンケアとピーリングをイソトレチノイン治療と併せて行ったことで、強い赤みを帯びたニキビ跡は、薄くピンク色に変わり目立たなくなっています。
通常、1日1回1錠を食後に内服します。通常1日量20mg/日でスタートし、体格や治療効果を見て30mg/日~増量することがあります。
イソトレチノインに対する反応は良く、1ヶ月でニキビが改善しましたが、再発を防ぐために6ヶ月間継続しました。
毎日、1日1回、必ず食後に内服してください。 (投与量が多い場合は1日2回とすることがあります。) ..
治療1ヶ月後の肌の状態は、ニキビが治っている部分もあるものの、フェイスラインと首のニキビは悪化しています。