この記事ではエアロジェットドライバーの評価や特徴、スペックをまとめています。
ライ角とは、ドライバーのスコアライン(フェースに刻まれた溝のこと)が地面と水平になるように置いたときに、地面とシャフトの中心線が作り出す角度のことをいいます。スイングの軌道にもよりますが、身長の高い方はライ角が大きいアップライトなもの、そうでない方はライ角が小さめのフラットなものを選ぶのが一般的です。
コブラ「KING LTDx MAXドライバー」(写真は10.5度)
『キング スピードゾーン エクストリーム』は、『スピードゾーン』同様、レーシングカーからインスピレーションを受けたアイディアで、パフォーマンスを向上しているのが特徴です。ノーマルの『キング スピードゾーン』よりもよりやさしいモデルという位置づけです。
「スピードシャーシ」と呼ばれる骨組みのようなボディと、ヘッド表面積の約50%を覆うというカーボンファイバー、フェース面の全てにCNCミルドを施した「インフィニティフェース」などは、『キング スピードゾーン』と同様で、機能を実現するために複雑な構造を採用しています。『キング スピードゾーン エクストリーム』はより深重心になり、ボールが上がりやすく、直進性が高くなっています。
ヘッド特性の特徴は、低スピン性能が高い特性は共通するものの、よりボールの打ち出し角が高く、高弾道低スピンで飛ばせるヘッドです。ミスヒットへの寛容性も高く、より多くのゴルファーに恩恵がありそうなドライバーです。
「Qi10」ドライバーのスタンダードの56度と比較すると、「ダークスピードX」ドライバーの方がアップラライトで相対的にフック軌道になりやすいと言えます。
そのため、ドライバーのゴルファーにはエアロジェットはうってつけのドライバーと言えます。
コブラの新しいラインナップ『キング スピードゾーン』は、クラブのスピード性能を最大限に引き出すため、レーシングカーからインスピレーションを受けたアイディアで、パフォーマンスを向上しているのが特徴です。
「スピードシャーシ」と呼ばれる骨組みのようなボディと、ヘッド表面積の約50%を覆うというカーボンファイバー、ソール後方には、69g分のウェイトを配置した「スピードバック ウェイティング」を採用し、低重心化を実現しています。
そしてフェース面の全てにCNCミルドを施した「インフィニティフェース」を搭載するという複雑な構造を採用しています。
ヘッド特性の特徴は、なんといっても低スピン性能が高く強弾道になりやすいこと。ヘッドスピードが速く、パワーをロスしがちなパワーヒッターに大きな飛距離をもたらすクラブです。
フェース角とは、わかりやすくいうと、ドライバーを構えたときにフェース(ボールがぶつかる部分)がどちらを向いているかということです。クローズドフェース(やや左向き)・スクエアフェース(まっすぐ)・オープンフェース(やや右向き)があり、スライスに悩んでいる方ならフェース角がプラス(スクエアーフェースは0度で、プラス1度・マイナス1度のように表します)の、フックフェースのドライバーを選ぶという方法もあります。
まずは、コブラ LTDxドライバーの全般的な特徴をご紹介します。
究極のエアロダイナミクス・シェイピング
改良が施されたヘッド形状は、 フェースの中央部とバックフェース後方を高くした流線形のエアロ形状となっています。 スイングのスタートからフィニッシュまで全体をとおして、空気抵抗を軽減し、 ゴルファーのヘッドスピードを最大化します。
究極のエアロダイナミクス・シェイピング
改良が施されたヘッド形状は、 フェースの中央部とバックフェース後方を高くした流線形のエアロ形状となっています。 スイングのスタートからフィニッシュまで全体をとおして、空気抵抗を軽減し、 ゴルファーのヘッドスピードを最大化します。
エアロジェットドライバーを実際に使っている・試打した人の感想を調査したところ
「パラダイム AI Smoke」フェースでは、1,500の個別の「コントロールポイント」搭載されていたが、今回の「ELYTE」ではこの数値が25,000にまで増加。これはAIフェースが16倍になったことを意味する。
実際、 “10倍”の方が“16倍”より伝わりやすい。ちょっと控えめになったとしてもね。だからこそ今回は、「Ai Smoke」の16倍の「コントロールポイント」があるのに、あえて「10x AIフェース」と呼ぶことにしたってわけだ。これら膨大な「コントロールポイント」がゴルファーにもたらすものは、キャロウェイ曰く、最大で19%の弾道のばらつきの軽減だ。これは、より安定した初速とスピン量の最適化による成果だという。しかも、キャロウェイから入手したデータやグラフを見ると、目を引くのは単に弾道のばらつきが抑えられていることだけではなく、弾道のばらつきのパターンが根本的に変わったことも分かる。
これまで、弾道のばらつきパターンを意識したことがなくても、なんとなくイメージはできるはず。基本的には“左サイドは飛んでいて”、“右サイドは飛ばない” 形になることが多い。ところが、キャロウェイのチャートを見ると、このパターンがよりフラットで水平に近づき、左右両サイドの飛距離差が無くなってきている。
そして、逆に「エアロジェットドライバーがあまり合わない」という評価をしたのはゴルフ初心者がほとんど。
コブラ「KING LTDx LSドライバー」(写真は10.5度)
ヘッドスピードを徐々に高め、42m/sぐらいでようやくドライバーらしい弾道になりました。それでもギリギリ中弾道と呼べるぐらいのライナーで、スピンも非常に少ないです。こういったモデルにしては打点のミスに強いのですが、「MAX」や「X」と比較すると飛距離ロスはやや大きいですね。つかまりもかなり抑えられていて、結構強めのドローボールを意識して打たないと、フェード系になってしまいます。
慣性モーメントが高く、直進性を優先しているのがエアロジェットMAXドライバー。
ウィメンズ DARKSPEED MAX ドライバーは、大きな有した安定性とスピードを融合させた DARKSPEED MAX に、クラブ重量を約 270g になる設計された、軽量ウィメンズモデル。 後方のウェイトポジションは、直進性と高弾道をもたらし、ヒール部分のウェイトポジションは、ドロー軌道を可 能にします。
ノーマルエアロジェットが低スピンタイプながらアベレージ向けのドライバー。
ここまで2021年最新のコブラのドライバーを紹介してきました。
ウエイトの配置や重さを変えることで、それぞれのドライバーに求められる球筋を実現しているので、自身がどんな弾道でドライバーショットを打っていきたいかで、選ぶモデルも変わってきます。また、自身のヘッドスピードやショットスキルに合わせて、選ぶことが可能です。プロのような操作性を求めるのか、ミスヒットにも強い寛容性を求めるのかで、最適なモデルを選んでいけると思います。
背伸びはせず、自分はどんなゴルファーなのかを分析して選べば、自身にとっての理想的な重心位置のドライバーを購入することができるでしょう。求める球筋が打ちやすく、安定したティショットが手に入るはずです。
コブラ「ダークスピードX」ドライバー:SPEEDER NX for COBRA(SR)
ヘッドを大きくすると重くなるため、かつてはヘッドの容量は200cc程度でしたが、今では素材の進化にともなって軽量化も進み、400ccを超えるものが一般的です。ヘッドが大きいと、フェースのスイートエリア(ボールが当たるとよく飛ぶ範囲)が広いというメリットがあります。また、ボールにヘッドを当てやすいという精神的な安心感もあるので、ヘッドが大きいドライバーは初心者向きともいえます。
エアロジェットドライバーを選ぶ際に参考にしてほしいヘッドスピードがこちらになります。
これまで紹介してきたコブラ ドライバー3機種の価格比較表を紹介します。シャフトの違いがそのまま価格に表れているので、選びやすく感じると思います。
ここからはエアロジェットドライバーの各スペックをまとめています。
『ラッドスピード XD ドライバー』は、大きめの投影面積のヘッド形状に、「EXTREME BACK WEIGHTING(エクストリーム・フロント ウエイティング)」を搭載。より速く直進的な弾道と、ミスヒットへの強さと高い安定性をもたらします。
ヒール部に10gのウエイトを配置して、インパクトでボールをとらえやすくして、スライスを抑制。ソール後方には、安定性を高めるために14gのウエイト、ソール前方には、ボールスピードを上げるために、8gのウエイトを配置。この3点のウエイトポジションにより、速いボールスピードと寛容性の高さを実現させています。ドローを作りながら飛距離を求めるプレーヤーにおススメのドローバイアスドライバーになっています。
ヘッドボディの約50%を覆うカーボンファイバー素材は前作より約30%軽量化。またボディ部分には軽量でありながら高い強度を実現するチタン合金素材を用い、洗練されたデザインのT-BAR CHASSISの採用で、前作より7g軽量化。軽くなった分を、ウエイトパーツに変換し、極限まで低深重心化を実現しました。
フェース面の全てにCNCミルド加工を施した「新インフィニティフェース」も、ボール初速を最大限に引き上げます。
また、全体的にエアロジェットは低スピンになりやすいドライバーです。
スピン量は適正からやや低スピンぐらいになるのでこうなっています。超低スピン化したいならがおすすめですが、普段よほどスピン過多でもなければ、今回のエアロジェットドライバーがバランスよく飛ばせると思います。
「KING LTDx」ドライバーと「TSi2ドライバーのスペックを比較してみます。
特に注目すべきなのは、ヘッド後部を高めにデザインした点だ。通常、このような設計はパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性がある。しかし、「ELYTE」ドライバーシリーズでは、他の改良との組み合わせによって、そのデメリットをうまく解消している。
「ELYTE」、「ELYTE X」、「ELYTE MAX FAST」は、新しいクラウン素材「サーモフォージドカーボン」が採用されている。キャロウェイによれば、この素材はタイトリストの「PMP(独自のマトリックスポリマー)」に似ているが、完全に同じではなく、自社の用途に合わせて最適化された特性を持つという。ゴルフ業界の流れを考えれば、「サーモフォージドカーボン」が従来の素材よりも軽量で強度も高く、より精密であることは予想の範囲内だ。この新素材によって、同社ではこれまで実現できなかった新たな設計が可能になった。「サーモフォージドカーボン」は精密成型された素材で、基本的には余分なトリミングや形状加工、研磨を必要としない、最終的なサイズの金型から作られるとされている。このおかげで、クラウンの研磨工程が不要になり、効果的なエアロダイナミクスを損なう可能性がある「厚さの不均衡」を排除できる。
推定値での比較ですが「KING LTDx」ドライバーの方が6g軽いです。
鶴原 「ラッドスピード XB ドライバー」は、ソール前側の交換式ウェイトが省かれているモデル。ラジアル・ウェイトという固定式ウェイトが2つ搭載されていますが、以前に試打した「ラッドスピード ドライバー」ほど浅重心のヘッド設計にはなっていません。
しっかり振ってもひっかけにくく、飛ばし屋にはエアロジェットLSドライバー一択です。
初心者・中級者・上級者・レディース、それぞれのニーズに応えられるクラブを1シリーズで作り出しているのがコブラゴルフです。もちろんドライバー造りのコンセプトは「飛距離」にありますが、併せてミスショットに強い「寛容性」も大事にしているので幅広いニーズに応えられます。今回は最新の2022年モデルとそれ以前のモデル、またドライバーの選び方を紹介しましたので、選ぶ時の参考にしていただければ幸いです。
エアロジェットMAXドライバーはノーマルがしんどかったときに試してほしいドライバーです。
試打を終え、相変わらずコブラのクラブは個性が強いなあと感じました。クラブの個性とマッチしたゴルファーには、驚くほどの結果をもたらすはずなので、ぜひ1度手に取ってもらいたいですね。特に「LS」は、ヘッドスピードの速いゴルファーほど飛距離につながりそうな特性を持っています。パワーに自信のあるゴルファーは、ぜひ打ってみてください!
これまでエアロジェットドライバーの評価やスペック、それぞれの違いをまとめてきました。
キング スピードゾーン エクストリームは、飛距離性能と直進性を重視し高い寛容性を備えた高弾道モデルです。レーシングカーの骨組みからインスピレーションを受けた「スピードシャーシ」をベースにしたカーボンファイバーを50%使用したボディと、反発力の高いチタンフェースで造られています。初心者でも高弾道低スピンで飛ばせることから、多くのゴルファーに支持されているドライバーでもあります。ロフト角は標準装備の可変スリーブを使うとプラスマイナス1.5度に調整可能です。なお、ヘッドカバーと可変スリーブのレンチは付属品として付いていて、データ活用ができるセンサー内蔵のグリップは追加料金で選択できます。