デキサメタゾン(経口剤)(下垂体抑制試験の効能・効果を有する製剤 ..


発表を行ったのは、新型コロナウイルス治療について研究している英国の研究機関、リカバリー・トライアルの研究チーム。病院に入院して人工呼吸器を装着されている患者を対象とした臨床試験では、死亡リスクが3分の1低下する効果があったとしている。


コロナウイルス感染症の爆発的な感染拡大を受けて、世界各国で様々な治療薬の開発が進められており、日本国内でも「デキサメタゾン ..

これまでに承認(緊急使用許可を含む)を取得した新型コロナウイルスワクチンは、▽米ファイザー/独ビオンテック(mRNAワクチン)▽米モデルナ(同)▽英アストラゼネカ/英オックスフォード大(ウイルスベクターワクチン)▽米ジョンソン・エンド・ジョンソン(同)▽ロシア国立ガマレヤ研究所(同)▽中国シノファーム(不活化ワクチン)▽同シノバック(同)――など。

新型コロナウイルス感染症の重症患者では、肺障害および多臓器不全をもたらす全身性炎症反応を発現することが確認されています。ステロイドは抗炎症作用を有するため、デキサメタゾンにはこれらの有害な炎症反応を予防または抑制する可能性が示唆されており、前述の試験によって効果が裏付けられました。

さらに、増殖したウイルスに反応する過剰な免疫の働きを抑える「デキサメタゾン ..

※本剤の新型コロナウイルス感染症に対する使用経験は少ないため、今後の有効性や有害事象等の知見の集積にともない、新たな情報が得られる可能性があります。「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」などの最新の情報を確認のうえ、適切な取り扱いを行うようにしてください。

関節炎やアレルギーなどの治療に幅広く使われているステロイド薬の「デキサメタゾン」に、重症の新型コロナウイルス感染症患者の死亡率を低下させる効果があることが分かったとして、英オックスフォード大学などの研究チームが16日に記者会見を開いて発表した。

[PDF] 新型コロナウイルス感染症に関する 国内外の研究開発動向について

「デキサメタゾン」が新型コロナの死亡率を低下させるとする研究結果が発表された/Yves Herman/Reuters

未知のウイルスのため、治療法が確立されておらず、ワクチンや特効薬がない、というのが第一にあります。生まれてすぐの新生児から高齢者まで、誰しもが感染する可能性があり、感染していても無症状であることも多いため、知らず知らずのうちに他人へ移してしまうことが懸念されています。また、感染後無症状でそれまで元気な人でも、ひとたび悪化に転じるとあっという間に重篤化するというところもこのウイルスの怖いところです。
ワクチンの接種ができるようになるまでは、「withコロナ」として、マスクの着用や手洗い、消毒は当たり前のものとなり、他人との接触を控えたり、リモートワークへのシフト、オンラインの活用など、この未知のウイルスによって全世界の日常生活が様変わりしました。

デキサメタゾンとレムデシビルの併用は、最近挿管された患者に考慮 ..

厚生労働省は2020年7月17日付けで、(※)を改訂し、デキサメタゾンを新型コロナウイルス感染症に対する治療薬として記載しました。手引きでは、英国の非盲検ランダム化比較試験「RECOVERY」の結果で、デキサメタゾンが重症例の死亡を減少させたという結果が紹介されています。

エーザイは、かつて重症敗血症を対象に開発していたものの、P3試験で主要評価項目を達成できずに開発を中止したTLR4拮抗薬エリトランの臨床試験を開始。試験は、Global Coalition for Adaptive Researchによる国際共同治験「REMAP-COVID」として行われ、米国で開始したあと、日本を含むグローバルへと拡大する予定です。エリトランは、サイトカイン産生の最上流に位置するTLR4(Toll様受容体4)の活性化を阻害する薬剤で、サイトカインストームの抑制を狙います。


[PDF] COVID-19に対する薬物治療の考え方 第14版

合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)のひとつであるデキサメタゾン(商品名:デカドロン®)は、抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫抑制作用などの作用を有することが知られています。重症感染症を含めた種々の適応症を有しており、1960年代から現在に至るまで、様々な疾患に対して汎用されてきた薬剤です。

中国での237人の重症新型コロナウイルス感染症患者が登録されたRCTでは死亡、臨床的

そうしたなか、国内でも長い間用いられてきた「デキサメタゾン」が、英国の試験において認証され、新型コロナウイルス感染症に対する承認済み治療薬として位置づけられたことで話題をよんでいます。

デキサメタゾンや他のグルココルチコイドの使用は他の適応がない ..

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の爆発的な感染拡大を受けて、世界各国で様々な治療薬の開発が進められています。

[PDF] 2021 年度 第 9 回 受託研究(治験等)審査委員会 会議の記録の概要

臨床試験にかかわったオックスフォード大学のマーティン・ランドライ教授はこれについて、「非常に有望な結果」と位置付ける。人工呼吸器ではなく酸素吸入を受けている患者についても、リスクが5分の1低下することが分かったという。

びデキサメタゾン併用療法(B-Vd)の有効性及び安全性をダラツムマブ ..

オンコリスバイオファーマは鹿児島大が見出した抗ウイルス薬を開発しており、22年上半期までに前臨床試験を終え、その後、臨床試験に入ることを目指しています。ペプチドリームは抗ウイルス作用を持つ特殊ペプチドの開発を進めていて、20年10月に富士通などと開発のための合弁会社を設立。富士通の量子コンピューティング技術などを活用し、開発を加速させるといいます。

デキサメタゾンは飲み薬も点滴もありますし、オルミエントは飲み薬になります ..

当院では、以下の臨床試験・治験が行われています。ご興味をお持ちの方は、Eメールまたは電話でお問い合わせください。
なお、臨床試験には、一定の基準を満たす方のみがご参加いただけます。また、募集人数に達している場合や、なんらかの理由で試験が中止となっている場合がございます。あらかじめ、ご了承願います。

しかしデキサメタゾンに加えトキシツマブしか患者生存率を改善しなかった。 ..

臨床試験は、病院に入院している新型コロナウイルス感染症の患者を無作為に抽出して約2100人にデキサメタゾンを投与し、約4300人には一般的な治療を行った。

ゾミブ及び低用量デキサメタゾン併用療法とボルテゾミブ及び低用量デキサメタゾン併用療法の有効性及び.

早い時期から治療薬候補として注目されていた吸入ステロイド薬シクレソニド(帝人ファーマの「オルベスコ」)は、国立国際医療研究センターが行った特定臨床研究で、対症療法群に比べて有意に肺炎の増悪が多かったとの結果が出ました。同センターは「海外で行われている検証的な臨床試験の結果も踏まえて判断する必要があるが、今回の結果からは、無症状・軽症の患者に対するシクレソニドの投与は推奨できない」としています。

ロシュ社が3月に公表したデータによると、4000人以上を対象にした治験 ..

疥癬などの治療薬として承認されている駆虫薬イベルメクチン(MSDの「ストロメクトール」)もウイルスの増殖を阻害する可能性があるとされており、北里大がCOVID-19の適応追加を目指した医師主導治験を進めているほか、興和が企業治験を実施中です。

副腎皮質ステロイド 【デカドロン®】デキサメタゾン、【メドロール®】メチルプレドニゾロン、【プレドニン®】プレドニゾロン

国内では抗インフルエンザウイルス薬として製造販売承認を取得している薬剤で、新型コロナウイルスに対しても、現在多施設共同で治験を行い有効性や安全性の検証を進めています。8月26日時点で、5,000例を超える投与が行われており、治療薬としての承認への道が期待されています。

日本の関節リウマチ薬でコロナ死亡率低減 英国の研究グループが報告

抗インフルエンザウイルス薬として承認されているファビピラビル(製品名・アビガン)は、20年10月に富士フイルム富山化学が承認申請を行いましたが、厚生労働省の専門家部会は「効果が確認できない」として承認を見送りました。従来は、観察研究として国が医療機関に薬剤を提供していましたが、21年12月、厚労省は観察研究のための提供を終了。富士フイルム富山化学が21年4月から行っていた2本目のP3試験も22年3月末で患者登録が打ち切られます。

私たちも軽症者に関しては、治験への参加を除き、イベルメクチンも ..

抗IL-6受容体抗体トシリズマブ(製品名・アクテムラ)は、サイトカインの一種であるIL-6(インターロイキン-6)の作用を阻害することで炎症を抑える薬剤。バリシチニブと同様に、免疫異常による炎症を抑制し、重症患者の症状を改善する薬剤として有効性の検証が進められ、日本では今年1月に承認されました。米国でも21年6月に緊急使用許可を取得しており、欧州でも同年12月に承認されています。

[PDF] 2022 年度 第 7 回 受託研究(治験等)審査委員会 会議の記録の概要

オルベスコ・フサン:臨床研究開始
バリシチニブ・レムデシビルの併用:国際共同治験開始
イベルメクチン(抗寄生虫薬):治験開始予定
抗体活用製剤(新型コロナウイルス感染症から回復した患者から採取した抗体を活用した製剤):臨床研究開始

本支援事業では、各募集に対して以下の事業者の事業を採択した。 ..

中和抗体カシリビマブ/イムデビマブ(製品名・ロナプリーブ)は、2つの中和抗体を組み合わせて使う抗体カクテル。新型コロナウイルス表面のスパイクタンパク質に結合し、抗ウイルス作用を発揮します。米リジェネロンが創製し、中外は日本での開発・販売権を保有。21年7月に治療薬として特例承認を取得し、同年11月には濃厚接触者と無症状感染者に対する発症抑制のための投与も承認されました。

世界的流行からわずか3カ月 英国が新型コロナ薬を見つけたわけは

この新型コロナウイルス感染症を機に、皆さんも「治験」という言葉を耳にする機会が多くなったことでしょう。誰もがこのウイルスに対する治療薬やワクチンの誕生を待ち望んでおり、一日でも早く日常生活を取り戻したいと願っています。
通常、新薬の開発には、薬剤の主成分となる物質の探索研究から始まり、非臨床試験・臨床試験(治験)を経て、厚生労働省で承認が得られるまでには膨大な費用と時間がかかり、新薬が市場に出回るまでにはおよそ10年から15年ほどかかると言われています。
しかしこの新型コロナウイルス感染症に関して、日本政府は最優先で新薬開発推進に取り組んでおり、レムデシビルの承認を初めとして、製薬メーカーや研究機関に対しては治療薬・ワクチンの開発に多額の補助金を出し研究を後押ししています。また、ワクチン確保についても諸外国と協力体制のもと、2021年中に国民に接種が行き届くように尽力しているところです。