②保湿剤の外用はアトピー性皮膚炎の悪化を抑えることが出来ます。


(一般感染症)
・表在性皮膚感染症
・深在性皮膚感染症
・リンパ管・リンパ節炎
・慢性膿皮症
・外傷・熱傷及び手術創等の二次感染
・肛門周囲膿瘍
・咽頭・喉頭炎
・扁桃炎
・急性気管支炎
・肺炎
・肺膿瘍
・慢性呼吸器病変の二次感染
・尿道炎
・子宮頸管炎
・感染性腸炎
・中耳炎
・副鼻腔炎
・歯周組織炎
・歯冠周囲炎
・顎炎


②経皮感作によってアトピー性皮膚炎のアレルギー疾患が生じています。

「膣カンジダはカンジダ・アルビカンスという名前の真菌にかかることによって発症し、患部にかゆみをもたらします。女性のかゆみの原因のほとんどが膣カンジダといっても過言ではないくらいなんですよ」

「かゆくて、相当、かきむしってしまったようですね」
「夜もかゆくて眠れず、思い切り引っかいてしまったんです。そうしたら、今度は痛みまで加わって、踏んだり蹴ったりです」
「引っかいたことで、二次的に皮膚炎を起こしてしまったのですよ。外陰部の皮膚は柔らかいですから、爪で引っかいたりしたらダメですよ」

⑱お子さんのアトピー性皮膚炎による睡眠障害は脳の発達に重要です。

具体的に飲み合わせに注意が必要な医薬品や、ロキソニン、アレグラなどとの飲み合わせについては以下で薬剤師が詳しく解説いたします。

「真菌って、何ですか?」
「聞き慣れない言葉でしょうが、ひらたく言えばカビのことです。水虫の親戚だと思ってください。水虫はスリッパなどの接触によって感染して、患部がかゆくなりますよね。膣にもカビが繁殖すればかゆみがでてくるのです」

: 娘が、生理痛のため鎮痛剤を服用しているが、副作用は出ないか。

ペニシリンアレルギーの方は、セフェム系の抗生物質で稀にアレルギーとなります。目や皮膚のかゆみ、発疹などが薬物アレルギーの主な症状ですが、重度になるとアナフィラキシーショックを起こす可能性があります。薬物アレルギーをお持ちの方は必ず歯科医師へ相談しましょう。

アレルギーの発症には、ヒスタミンという体内物質が関与しています。このお薬はヒスタミンの受容体をブロックし、その働きをおさえることで アレルギー症状を緩和します。
ビラノアは1日1回服用で、すぐ効果があらわれ1日をとおして効果があります。皮膚科領域では、蕁麻疹に有効性が高く、基本的治療薬として位置付けられます。アトピー性皮膚炎では、かゆみの軽減が期待できます。花粉症などの季節性アレルギー性鼻炎、ダニやハウスダストで起こる通年性アレルギー性鼻炎などにも有効です。

早期発症のアトピー性皮膚炎は気管支喘息のリスクファクターです。

この菌自体は自然治癒することが多いといわれていますが、咳が非常に長く続き(1ヶ月以上のことも)、また重症の肺炎や様々な合併症を起こすことも多いのです。よってこの菌を考えた適切な抗生剤投与が必要です。抗生剤はマクロライドやテトラサイクリンと呼ばれている系列のものを使います。ただこれらの薬には問題があります。まずマクロライドですが、基本的にとても苦い薬です。当院ではクラリス、ミオカマイシンの2剤がありますが、特にクラリスは苦いです。しかし効果はクラリスの方がよいですので、薬を飲めそうな子はクラリスを第一選択にしています。5歳以上の子供は小さい錠剤がありますのでこちらにしてみるとよいでしょう。クラリスの粉は苦い味を苺味でコーティングしていますので、これを溶かさないように工夫が必要です。ジュース、スポーツドリンク、ヨーグルトなどで飲ますのは避け、水、牛乳、バニラアイスで飲ませるとよいでしょう。またムコダインという痰をきる薬と混ぜると苦くなります。それでもダメな場合はミオカマイシンを使います。もう一つのテトラサイクリンは当院ではミノマイシンを使っていますが、乳幼児の歯や骨の発育を阻害する副作用があるため6歳以下には重症例を除き使いません(8歳以上から)。そして最も大事なことは最低10日間は内服する必要があります。通常3日?1週間で発熱や咳嗽は改善しますが、このマクロライドやテトラサイクリンは菌を殺すより、押さえ込んでそのうち死ぬという薬なので、中途でやめるとまた菌が復活し、ぶり返すことになります。

●副作用モニター情報〈272〉 ピボキシル基を持つ抗生物質の副作用のまとめ
メイアクト、フロモックス、トミロンは、ピボキシル基を持つ内服用抗生物質製剤です。ピボキシル基は生体内で代謝される過程でホルムアルデヒドを産生します。
建築用材などから空気中に放出されたホルムアルデヒドは、シックハウス症候群やアレルギー性皮膚炎、気管支喘息の原因ともいわれています。内服薬から体内で発生した場合、人体に影響を与えないのか気になるところです。
2006年度に副作用モニターに寄せられたピボキシル基を持つ薬剤の副作用報告は22件。発疹が10件(フロモックス細粒3件、メイアクト小児用2件)と多数を占めました。ほか、下痢が3件、肝障害が3件、吐き気が2件、その他4件でした。小児に多い傾向が見られます。
典型的な症例では、AMPC細粒[アモキシシリン, ペニシリン系]を4日間服用後、メイアクト小児用細粒に変更したその日に発疹が出現。翌日にAMPC細粒に変更したところ、その翌日に発疹の消失が確認されました。不思議なことに、ほかの症例でも中止後1~2日と速やかに発疹などの症状が治癒しているのが特徴です。
この症例ではβラクタム同士の交差反応とは考えにくく、ホルムアルデヒドに暴露している間にだけ起こる炎症反応という解釈が自然なようです。
概して抗生物質製剤によるアレルギーは多く観察されます。最もアレルギーの多い抗生物質としてはセファクロルが知られています。最近、ピボキシル基を持つ薬剤の副作用も目立つ印象があります。各施設での注意深い観察が望まれます。


・以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。 ..

: 以前かぜ薬を服用して発疹、痒み等がおき、医師にかかったことがある。それらは薬を飲まず、うがいなどで対応してきたが、もう3年たつのでそろそろ服用してもよいか。

クラリスロマイシン 発疹について | 医師に聞けるQ&Aサイト

内科合併症
気管支喘息は、気道粘膜の持続性のを伴って、気道がに細くなる現象で、発作性にを伴う呼吸困難を繰り返す病気です。

気道に炎症があり、いろんな刺激()や抗原()によるアレルギーで起きる慢性・再発性の咳を、と呼んでいます。

気管支喘息は、アトピー型と非アトピー型に分けられます。

は、ダニや類などにRAST値が陽性で、様々な吸入アレルゲンが原因になっているタイプです。
子供や大人に多くみられます。
気道・肺胞の破壊は強くなく、ペットを排除するだけで、完全によくなることもあります。

(内因型)は50歳を過ぎた高齢者に多く、しばしば呼吸器の感染症が誘因となります。
呼吸器系の慢性炎症は、気道のにつながります。
破壊された気道の再構築(リモデリング)を繰り返していくうちに、しばしばや肺線維症になります。
そうなると、肺の換気能・働きが低くなります。
在宅酸素療法(HOT)に頼るしかないこともあります。

乳幼児期もまた、しばしばによって喘息発作が起きます。
その意味で高齢者の内因型の気管支喘息と似ています。
高齢者と異なり、乳幼児の気管支喘息は感染症に対して免疫力がついてくると、たいていはよくなります。
感染症が悪化要因になっているために、乳幼児期は、アトピー性皮膚炎の悪化とともに気管支喘息も悪くなります。

アトピー型と非アトピー型に分けられます。

乳幼児期は、アトピー性皮膚炎の悪化と一緒に気管支喘息も悪くなります。
成長するにつれて、喘息が悪化するときは、アトピー性皮膚炎はむしろ軽くなります。
悪化要因が同じ時は、両方とも一緒に悪くなることもあります。

喘息は、Ⅰ型アレルギーだけでなく、もともとがあり、感染症などで気道の炎症が起きるとが加わります。
炎症が起きると、アレルゲンが侵入しやすくなり、さらにアレルギー性の炎症が悪化します。
アレルギー性の炎症に遅発型反応が加わると、の働きが弱くなった夜間から早朝にかけて喘息発作が起きます。
喘息が慢性化すると、肺胞が破壊され、気道の再構築が加わり()、難治化します。

喘息発作は、
軽い喘鳴程度のものから、(苦しいが横になれる)、(苦しくて横になれない、やっと歩けて、会話しにくい状態です。
PEF 60-80%、SpO2 91-95%)、
(苦しくて動けない、歩けない、話せない状態。チアノーゼを伴うこともあります。
PEF 60%以下、SpO2 90%以下)
に分類されます。

中発作以上になれば、夜間・深夜でも急いで受診して下さい。
よくならなければ入院です。
大発作は即時入院です。

喘息治療の目標は、健常人と変わらない日常生活を送ることです。
普段、咳や発作がなく、夜間十分な睡眠がとれ、正常に発育することです。
PEFは自己最良値の70%以上を維持することを目標とします。

従って、喘息の治療は、に用いるものと、重症の発作を起こさないためのに使用するものに分けられます。

また、当然のことながら、患者さんの病気の強さ(重症度)によって治療内容が異なります。

喘息発作に対しては、小発作程度なら、の吸入・内服・貼付剤が用いられます。
の受容体にはα1、α2、β1、β2があります。
気管支にはβ2が主に分布しています。
交感神経を刺激すると、β2受容体に作用して、狭くなった気管支は広がります。
β1受容体に作用すると、血圧が上昇したり、脈が速くなったり、動悸が起こることがあります。


このタイプの薬剤でよく使われるものが、子供ではホクナリンテープの貼付、成人ではメプチン・セレベント・サルタノールの吸入です。

内服もありますが、血圧上昇や頻脈などの全身性の副作用は現れやすくなります。
内服は即効性がなく、高血圧患者さんには使いにくいのですが、吸入できない状態や吸入が嫌いな患者さんにはよいかもしれません。
テープ剤は、アトピー性皮膚炎患者はしばしばかゆくなったり、湿疹ができることがあります。




メプチンなどの吸入剤は吸入できる程度の軽い発作に用いられ、中発作以上になると、吸入のみで対応するのは好ましくありません。

重症発作で入院すると、酸素投与、気管支拡張剤やステロイド剤の全身投与(点滴・内服)などが行われます。

ステロイドが全身投与されたとき、アトピー性皮膚炎の湿疹は一気に改善されます。
喘息がよくなり、そのステロイド(内服や吸入剤)が中止されたとき、しばしば、リバウンドの形で湿疹が悪化します。
喘息は命にかかわる問題でもあり、ステロイドの全身投与は仕方がないことです。
それだけに、重症発作を引き起こさない予防が重要です。

次に、長期管理に関係したものですが、近年は軽症の気管支喘息に対しても、(フルタイド、パルミコートなど)が処方される傾向にあります。
ステロイド吸入剤が登場して、重症の気管支喘息患者が減り、明らかに喘息で入院する患者数も減少したということです。
確かに、気道に炎症があるなら、ステロイド吸入は仕方がないともいえます。

ただし、発作の起こっていないアレルギー性咳嗽に対しても安易に用いられています。

もともと子供では冬季気道の感染症に続いて、喘息様気管支炎となり、ひどくなれば深夜から早朝にかけてヒューヒューと発作が起こるようになります。
どこまで感染症でどこまでが感染症のアレルギーか分けることができないのですが、そんな子供にもステロイドの吸入が処方されます。

ステロイドは感染症を悪化させるだけに、ある程度慢性化した中等症以上の喘息にステロイドの吸入を用いるべきと考えるのですが・・・。
少なくとも、夜間に喘息発作がなく、単になおりにくい咳が続いているだけでステロイドの吸入剤がよいとは思いません。

ステロイド吸入剤は長期に連用していると、気道にやアスペルギルスのような(真菌)が繁殖することがあります。
カビが気道に付くととても厄介です。
とくに、ついたガビにアレルギーあると、さらに対応が難しくなります。
たいていは、ステロイドを大量に吸入しても少しも効かないという事態に陥ります。
皮膚なら抗真菌剤をぬればある程度効果がありますが、気道に塗り薬を使うわけにはいきません。
仕方なく、抗真菌剤の内服ということになりますが、肝障害や白血球数の減少などの副作用に注意が必要であり、内服してもステロイドを吸入していると、カビはなかなかとれません。
アスペルギルスには水虫の抗真菌剤は効果が少なく、もっと副作用の強いジフルカンのような抗真菌剤が投与されます。

ステロイドを吸入すると、吸入剤が吸収されて、体幹や顔面の湿疹を改善します。ということは、ステロイド吸入量に相関して、その部分の湿疹が変化します。
すなわち、喘息が調子が悪いときは、アトピー性皮膚炎がましになるという結果になります。

ステロイドの吸入剤は、長期的にはステロイド外用剤と同じ問題点が起きる可能性がありますが、皮膚とは違って、気管支内部の状態は目には見えません。
いずれ、ステロイド依存あるいはステロイド不応症が生じてくるかもしれません。
接触皮膚炎の副作用が多すぎて発売中止になったブデソニドが、ステロイド吸入剤パルミコートとして用いて大丈夫なのかも心配です。

また、近年、重症患者さんに対して、発作のときに用いられる吸入剤をあらかじめ混ぜたステロイド吸入剤(アドエア、シムビコートなど)も安易に処方されています。
重症患者には便利ということですが、発作が出ていないときにそんな吸入剤が必要なのかという疑念を感じています。

吸入剤には、粉状のもの(パウダー)と液状のもの(エアゾール)があります。
どちらも多少気道に対して刺激があり、炎症が強い時期に一時的にはかえって発作がでやすくなることもあります。
パウダーの方が刺激が強く、一方炎症が落ち着いてくると、パウダーの方がよいかもしれません。

以上、少し長すぎるくらい、ステロイド吸入剤について述べました。

近年、長期管理に最も用いられるようになったものが、(オノン、キプレス/シングレア)です。
キプレス/シングレアは、夜1回で使いやすいのですが、幼児に用いられるドライシロップ(4mg)が大人量の2/5、子供量のチュアブル(5mg)が大人の半分量しかないというのは、体重換算でいくらか多いのではと思うときがあります。

実際のところ、私自身も、ステロイド吸入剤を使いたくない気管支喘息に対しては、まずこれらを処方しています。

午前中受診されて、かなり症状があれば1日2回のオノンを用い、それほど発作が強くなく、その日すぐに抑える必要がない程度と考えればキプレス/シングレアをあげています。
ただし、長期的な効果は、キプレス/シングレアの方がオノンより優れています。

ただ、毎日発作を起こす重症患者には、キサンチン誘導体(テオドールなど)の内服やステロイド吸入剤を併用せざるをえません。
さらに重症のときは、生命維持を優先して、ステロイドを内服していることもあります。

また、長期内服の問題点は、どんな薬剤にもついてきます。
定期的に採血して検査しておいた方が無難です。

アレルギー疾患に共通していえることですが、患者の持っているアレルギーの強さ、そのアレルギーの異常を引き起こす様々な抗原の存在、そして、起こっているアレルギーを抑える自分の免疫状態と、用いられている治療の効果などを、足し算引き算して、症状の程度が決まります。

持っているアレルギーが強く、それに反応する抗原が多量にあるなら、よくならなくて当然です。
室内にいる犬猫やダニが問題なら、ゼロにするのは難しくても、少しでもそれらを少なくしたり、排除することを考えるべきです。

疲れていたり、睡眠不足のとき、仕事のストレスが一杯で、アレルギーを抑える自分に問題があるなら、できる限り休養を取り、しっかり食事をとって免疫状態を改善すべきです。

薬剤ばかりに頼るのは、長い目で見てよいこととは思えません。

というものの、気管支喘息は、アトピー性皮膚炎以上に精神的要因に影響されやすいようです。

アレルギー疾患の国別分布としてよくいわれることに、歴史的にアトピー性皮膚炎は西ドイツに多く、気管支喘息は東ドイツに多かったということがあります。
アトピー性皮膚炎は日本や東洋人に多く、アメリカ合衆国ではむしろ気管支喘息が多いということです。
これらは一体全体どういうことなのでしょう。




アトピー性皮膚炎がよくなってくると、として最も強い症状、アナフィラキシーショックが起こることがあります。
強いアレルギーが全身に起こると、呼吸困難、チアノーゼ、血圧低下、意識消失などのショック症状が生じることがあります。
蕁麻疹や気管支喘息と同じⅠ型アレルギー反応です。
起こり始めに、咳やのどのかゆみ、冷汗や不安感、めまいや頭痛などの予知(前兆)症状が、しばしばみられます。

原因としては、蜂に刺されたり、食物ではソバが多いようですが、卵や牛乳などでも起こる可能性があります。

食物依存性運動誘発性アナフィラキシー(FDEIA)は、食後2、3時間後、運動すると現れるアレルギー反応です。
小麦や果物で多く見られます。

アナフィラキシーショックは、お好み焼き粉のダニを食べて起きることもあります。

ショックが起こったときは、頭を低くして寝かせ、安静にして、急いで救急車を呼んでください。

近くに病院がないところで仕事しているひと(林業関係者など)、予知症状がありショックを繰り返しているひとには、交感神経刺激剤エピネフリン(ボスミン)0.3mlを皮下注射する道具、があります。
エピペンは平成23年9月より、保険適用になっています。


最近、アトピー性皮膚炎で患者や、力を入れると手足が震える患者が見られることがあります。
ひどいときは過緊張症状や痙性麻痺の症状になり、歩行困難を訴えることもあります。

皮膚で起きているアレルギー性の炎症が何らかの原因で脊髄にまで及んでいるためと考えられますが、詳細は不明です。
運動神経やその下行神経系に付随した症状をよく見ます。
ただ、便秘など自律神経失調症もまた、アトピー性炎症の結果と考えることもできます。

インフルエンザ脳症やその他ウイルス疾患の脳症も、脳脊髄系に起きた異常な免疫反応すなわちアレルギーと考えられます。
熱性けいれんやライ症候群もまた、脳の中に起きた同じ様な反応と解釈されます。
熱性けいれんはアレルギー体質の患者さんに多い傾向があります。
ライ症候群は、乳幼児の熱発に対して非ステロイド系抗炎症剤を投与すると生じるといわれます。
じんま疹などのアレルギー反応も同じで、実際、じんま疹は痛み止めや熱冷ましを内服すると悪化すると説明しています。

積極的に治療するとなると、ステロイドの内服以外にないかもしれません。




冷え症や肩こりがあれば、血行がよくないために頭痛が起きていると考えられます。
一方、で炎症反応・アレルギー反応が起きて、頭痛を起こしている場合があります。

その炎症・アレルギーの原因はやはりウイルスや細菌に対するものが多いようです。
つまり、風邪をひいたり、扁桃腺をはらしたり、お腹の具合が悪くなると、偏頭痛の症状が現れたり、悪化するということです。
同時に、関節の炎症・アレルギーもしばしばみられます。

こんな頭痛に抗アレルギー剤が効果ある場合があります。
非ステロイド系の抗炎症剤、いわゆるは、一時的に頭痛に効果があるかもしれませんが、じんま疹などをしばしば悪化させますように、頭痛を悪化させることがあります。
特に前兆現象があるとき、抗アレルギー剤が効果があるようです。

アレルギー性の炎症が原因で頭痛が起きているときは、このタイプの薬剤は悪循環をつくるだけで、内服しない方が無難かもしれません。
ライ症候群でこれが禁忌になっているのと同じです。

アレルギーの場合は、しばしば閃輝暗点などの前兆現象がみられます。



体の細胞の核酸成分を代謝して、体外に排出するとき、尿酸に変えて腎臓から排泄されます。

ヒトの体は常に分解、再生されています。
湿疹があると、皮膚細胞がされているために、尿酸値が上昇していることがあります。

そんな尿酸値の上昇は、
・尿酸が産生される量が増えている場合と、
・腎臓から排泄される量が少なくなっている場合
に分けられます。

アトピー性皮膚炎患者の尿酸値の上昇は、主に、そんな産生の増加によるものです。
しばしば、父母に同じ体質のヒトがいて、遺伝的要因も加わっています。

尿酸値の上昇で起きる病気が、痛みとして目に見えるものがであり、目に見えないものが腎機能の低下です。

尿酸値の産生を抑える薬剤アロプリノール(ザイロリック)は、しばしば薬疹の原因になります。
特に、薬剤誘発性過敏症症候群()の原因薬剤としても知られています。
これを内服して、アトピー性皮膚炎が悪化する例も見られます。

現在、痛風に対しては、他に適当な薬剤がなく、皮疹の状態をみながら、アロプリノールの内服を続けるしかないようです。
尿酸排泄剤もありますが、痛風に対しては、効果は不十分です。

尿酸値は、で上昇している傾向があります。

ということは、肉や魚など動物性食品を食べていない患者さんで、尿酸値が低くなっていることがあります。
充分なが取れていないと、感染症やアレルギーなどに対して抑える力が低下します。
私は、尿酸値を、患者さん栄養状態の目安にしています。




アトピー性皮膚炎患者さんに高血圧が多いというのは、あくまで私自身の印象です。
その血圧も、収縮期よりも、拡張期の血圧が上昇しているようです。

大阪府立羽曳野病院皮膚科のときの検査から、レニン・アンジオテンシン系の数値、ASOなどの溶連菌に関係したものに異常が見られました。
ということは、若年性のということになりますが、さらに詳細な分析が必要です。

女性の場合、更年期になると、突然高血圧になるアレルギーの患者さんがいます。
必ずしも高脂血症あるとは限りません。



刺されて1日~2日後に、強いかゆみと赤い発疹があらわれます。 ..

抗生物質は医師の指示に従って正しく服用することが重要です。中途半端な服用や勝手に中止をすると、抗生物質が効かない耐性菌が発生するリスクが高まります。以下の点に注意して服用してください

皮膚に赤~茶色でかゆみのないザラザラした発疹(バラ診)がでる。 ..

ジェネリック薬はありますが、日本の薬局で購入できる市販薬はありません。処方薬でなくても個人輸入で購入することが可能なようですが、自己判断で使用される際は耐性菌や副作用、飲み合わせに関するチェックが難しくなりますのでオススメいたしません。

下痢、腹痛、軟便、吐気、かゆみ、発疹、蕁麻疹、発熱などの副作用があります。

夏場は虫刺され、あせも、湿疹などの皮膚炎、野外活動での擦り傷などが多くなる時期です。
皮膚炎では子供はかゆみを我慢できずに皮膚をかきむしり、皮膚のバリア機能を壊してしまいます。
また、高い気温と湿度は伝染性膿痂疹(とびひ)の原因となる黄色ブドウ球菌の増殖に都合がよい環境をつくりだします。
増えた黄色ブドウ球菌は皮膚のバリア機能が低下した部位から容易に侵入して伝染性膿痂疹(とびひ)をおこします。
現在は暖房器具や温水プールの普及で冬季にもみられます。