マングースの、コブラやハブの天敵になった理由や、毒についてご紹介します。
細矢先生は菌類の研究に至った経緯、収入面、好きなことを仕事にする苦労などについても、とてもフランクにお話ししてくださいました。特に消去法で菌類の研究をはじめたことは、現在第一線で活躍されている多くの方に共通していると感じました。誰もが最初の夢や目標を叶えられないことは多く、しかしそこからやりたいことに近い次の目標、そしてまた次の目標と、壁に当たったら曲がりながら新たな目標を見つけて近づいていきます。そのためにも、先生のおっしゃる「さまざまな経験」が子どもたちには必要だと改めて感じました。
つまり、野生のハブとマングースはそもそも出逢わないし、バトルもしないってこと。
名物となっていた「ハブとマングースの決闘ショー」も、平成12(2000)年施行の動物愛護管理法により各地で中止。しまいには、奄美大島独自の生態系を脅かすとして、平成17(2005)年には捕獲専門の「マングースバスターズ」を結成。マングースも駆除されていくのである。
そんなハブ対策も途中で迷走する。
一時は奄美大島の保健所で殺蛇剤の実験もされていたが、無害な他の動物などに被害が出て数年で中止。昭和54(1979)年には、天敵とされるマングース30匹を放ったが、その十数年後、逆にマングースによる農作物や養鶏の被害が続出する。
見た感じ生息域も近そうなジリスとマングース。実はけっこう顔見知り?
細矢剛(ほそや つよし)
国立科学博物館 植物研究部長。1963年東京生まれ。製薬会社の研究員を経て、2004年から国立科学博物館勤務。専門は菌類で、製薬会社では薬のもとになる物質を探す探索研究をしていた。国立科学博物館では、菌類の研究の基礎となる分類学の研究を行っている。
“毒” のように、ひとつのものを多様な切り口から見ると、いろいろな情報を得られるということを知ってもらいたいですね。今回の特別展を見ると、自分が思っていた毒のイメージとはまったく異なる印象を持つことも多いんじゃないかなと思います。それを体感してもらいたいです。
・マングースはハブの天敵ではあるが、リスクが高いので率先して襲うわけではない
しかし子どもたちには、ひとつだけに絞らないで、まずは幅広い視野でいろいろなことを考えてほしいなと思います。僕の場合は民間企業にいたことが何よりの強みです。16年製薬会社で働き、そのうち13年半は研究職、2年半はビジネスマンでした。国立科学博物館は3社目のような感じで、それくらいそれぞれ違いがあるということを経験したおかげで、いま、さまざまなことができています。いろいろな経験をするというのは、とても大事なことだと思っています。
そのうえで、やりたいことだけをやり続けられる趣味として続けることも考えてみてください。他の仕事でお金を稼げば趣味にもお金をかけてより深く楽しむこともできます。やりたいこともできるけれど、やりたくないこともやらなければならない職業にするのとどちらがいいかを天秤にかけて選ばなければなりません。
子どもの頃ヘビセンターでハブとマングースの決闘見たわー マングース強いんだよねー
それはやはり多くの場合、維持するのは難しいですよね。でも製薬会社にいたら今のような研究や、今回の特別展のような経験はできなかったでしょうし、なかなか行けないところにも行けたりするので、それだけの価値はあると思っています(笑)。
【種指定等】
・種の保存法(国内希少野生動植物種)
・鹿児島県文化財保護条例(県指定天然記念物)
・絶滅危惧Ⅱ類(環境省レッドリスト2020)
毒のあるキングコブラのヘビとマングースが戦う、噛む、攻撃するマスコットのイラスト。レトロな黒と白のスタイルで孤立した背景に正面から見た。
緑色の地に金色の斑点模様があり、「日本で一番美しいカエル」と言われ、奄美大島のみに生息しています。2011年、沖縄県に生息するイシカワガエルと遺伝的に異なることが判明し、別種「アマミイシカワガエル」と名付けられました。奄美大島の個体は鮮やかな黄緑色で渓流付近に棲み、「ピュー」と高く澄んだ声で鳴きます。マングースの影響で金作原周辺では一時期見られなくなりましたが、近年回復傾向が確認されています。
沖縄の毒ヘビといえばもちろんハブ。そのハブのショーが見られるのがハブ博物公園。言い知れぬ緊張感をいだきながら、いざハブ博物公園へ。
【種指定等】
・鹿児島県文化財保護条例(県指定天然記念物)
・奄美大島5市町村の希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧Ⅱ類(環境省レッドリスト2020)
マングースはコブラに勝てない〜 鬼上司は部下を甘く激しく愛する
奄美大島と徳之島に生息しています。後ろ足が長く大きくジャンプします。また、足は奄美大島のカエルの中では一番長く、とてもスマートな姿をしています。山地の渓流付近に棲み、繁殖期には「ピキュピキュ」と鳥のように澄んだ声で鳴きます。体色は褐色、暗い褐色、緑色などで、個体ごとの差が大きく緑色の模様が入る個体もいて様々です。鼻の穴は口先寄りに空いていて、和名や英名(tip-nosed=先端に鼻がある)の由来になっています。
マングースがハブとの戦いを避けた理由がこれ。マングースが餌にしてるコブラやクサリヘビにはピット器官が無い。ハブはピット器官で探知しちゃう。
【種指定等】
・種の保存法(国内希少野生動植物種)
・鹿児島県文化財保護条例(県指定天然記念物)
・絶滅危惧ⅠB類(環境省レッドリスト2020)
蛇の館 昭和の古い建物の中に、たくさんの蛇がいますよ。 ハブとマングースのショーはやってないです。
【種指定等】
・種の保存法(国内希少野生動植物種)
・鹿児島県文化財保護条例(県指定天然記念物)
・絶滅危惧ⅠB類(環境省レッドリスト2020)
ハブvsマングース[リブマックスアムス・カンナリゾートヴィラ]
ハブの生態を知れば知るほど、絶対に遭遇したくないと強く願う。だが、これも視点をガラリと変えれば、見える景色も違うようだ。
沖縄の定番⁉️新ハブとマングースショー見たよ@おきなわワールド
奄美大島と加計呂麻島に生息しています。普通カエルの前足の指は4本ですが、オットンガエルは5本の指をもっていて、その指にはするどいツメが隠れています。「オットン」とは奄美の言葉で「大きい」という意味です。渓流やその周辺の森に棲み、「グッグッグフォン」と鳴きます。本種に近縁で沖縄島に生息する「ホルストガエル」よりも大きく、またオスよりもメスの方が大型となり国内のアカガエル科の中では最大種です。
本部町伊豆味にある『いこいの駅いずみ』のハブとマングースのショー。 ..
アメージングな世界である。ちなみに、毒でもって相手を殺すワケだから締め殺す必要はない。だから体が柔らかいのだとか。大体、首の直径の15倍ほどのモノを飲み込めるという。首の直径が2㎝ほどなら、30㎝もの個体を飲み込むことができる。さらには、より大きなモノを捕食するため、下顎も肋骨も開閉できる優れモノ。圧倒的に効率性を追求した構造のようだ。
ハブキャンディーの宣伝が終わったら、お待ちかねのハブ対マングース。
徳之島にのみ生息する固有種です。胴背面に3本、頸部に1本の桃色の横「帯」があるのが特徴です。沖縄諸島に生息している近縁種は縦条や斑紋がありますが、オビトカゲモドキはありません。尾には青白い帯が数本ありますが、再生尾ではまだら模様になります。主にクモやミミズ、小型昆虫の幼虫などを食べます。内陸部の湿潤な林を主な生息地としていますが、林道の法面や側溝などでもよく観察されています。
マングースはインド原産の食肉目の動物で、コブラの天敵として知られている。
奄美・沖縄諸島に生息しています。奄美大島では「マッタブ」と呼ばれ、人家付近から山奥まで幅広い環境に棲んでいます。性質は荒く捕まえようとすると鎌首を持ち上げて、威嚇体制を取ります。体色は赤褐色の地に黒褐色の横縞模様が入り、一見すると毒々しいイメージですが無毒です。日本のマダラヘビ属中最大で全長80~170㎝になり、魚からカエル、ネズミまでと食性は幅広く、稀に孵化直後のウミガメも食べることがあるそうです。
マングースとコブラ、究極の戦い! (Mongoose Vs. Cobra)
【種指定等】
・種の保存法(国内希少野生動植物種)
・鹿児島県文化財保護条例(県指定天然記念物)
・絶滅危惧ⅠB類(環境省レッドリスト2020)
インドコブラとインドマングース(ハイイロマングース)の闘い の写真・イラスト素材 ..
一方で、フグは毒を持つことで実際に捕食されづらくなっています。これは最近わかったことで、NHKの「ダーウィンが来た!」でやってました(笑)。だから聞き齧った知識ですが、クサフグの稚魚は母親フグから与えられた毒が体表にあり、ヒラメやメジナなどの捕食者に食べられても吐き出されるので、毒がちゃんと身を守るために使われているそうです。
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広い意味では身を守るためですが、胞子の発芽に必要なので食べられた方がいいきのこもあり、ホントのところはまだよくわかってないんです。しかし、きのこの場合は単純に代謝でたまたま毒性のあるものが出てきていると考えた方が正しのではないか、と言っている研究者もいます。今回の監修者のひとりで、きのこ専門の保坂健太郎先生(国立科学博物館植物研究部菌類・藻類研究グループ研究主幹)も、きのこの毒は合目的的ではなく、たまたまつくっている、“ただそこにある毒” ではないか、とおっしゃっていますね。
島の其離島へハブの毒を研究す可〈旅行せし時土地の父老は飯匙蛇を全滅
「血管毒と申しまして、血液に入らないと力が出ないんですよ。16種類のアミノ酸から構成されている毒性タンパク質。分かりやすくいうと、血管をぶち切っちゃう。ものすごく痛いんですよ。実際に腕を咬まれると、どういった現象が起きるのか。腕の中にカミソリを入れてる感じですね。1枚じゃない。100枚ものカミソリ。それらが、血管の中から一斉に、血管、筋肉、神経をズタズタに切り刻んでくる。もう、こんな痛いコトないよねえ。内出血を繰り返して、腕がバンバンバンバン腫れてくるんです」
て帰り目下県下で試験中のものでマングースは印度にゐる時によくコブラ.
オレンジ色に黒い横帯が入る鮮やかなヘビ。奄美大島と加計呂麻島・与路島・請島・徳之島に生息しています。生息する島々の中でも徳之島のヒャンの体表には5本の黒色の縦条が入る特徴があり、沖縄諸島に生息する同属のハイ(別種)に似ているため、その見た目からハイと分類されていましたが、近年の遺伝や形態の研究により2021年にはヒャンとされました。コブラ科に属し、強い神経毒を持っていますが、これまで人的な被害報告はありません。性質が温和な個体が多いですが、稀に咬みついてくる個体もいるため注意が必要です。全長は30~60㎝、夜行性で常緑広葉樹林の森林などの湿潤な環境に棲んでいます。尾の先にとがった硬い部分があって、掴むと刺してきますが毒はありません。