「マンジャロ(チルゼパチド)」は2023年に発売された比較的新しい薬です。


以上、ウゴービとオゼンピックは投与量の違いが減量効果の違いと思われます。


「リベルサス」と「マンジャロ」は、投与方法や効果などに明確な違いがあります。

マンジャロ(チルゼパチド)は2型糖尿病の患者に使用される週1回の皮下注製剤です。投与を忘れた場合は、次回投与までの期間が3日間(72時間)以上であれば、気づいた時点で直ちに投与し、その後はあらかじめ定めた曜日に投与します。

GLP-1受容体作動薬で、同様にインスリン分泌を促進し、血糖値を低下させますが、体重減少効果はマンジャロやリベルサスに比べてやや弱いとされています。

飲み薬:リベルサス注射薬:マンジャロ、サクセンダ、オゼンピック

マンジャロは世界初の週1回投与の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬です。GIPは主に小腸上部のK細胞から、GLP-1は小腸下部のL細胞から分泌されます。GLP-1受容体作動薬はインスリン分泌促進作用に加え、食欲中枢に働きかけ食欲を抑えたり、胃内容排出遅延作用により、血糖低下だけでなく体重を減少させる効果があります。一方で、GIPはGLP-1と同様にインスリン分泌促進作用はありますが、生理的な濃度では脂肪細胞に作用して体重増加を引き起こすことが知られています(図1)。

ウゴ―ピとマンジャロ(チルゼパチド)の直接比較したデータはありませんが、ウゴービと同成分のオゼンピックとマンジャロの比較試験が欧米で1879人の糖尿病患者を対象に実施されており(SURPASS-2試験)、それぞれの最大容量であるオゼンピック1mgとマンジャロ15mgでは減量効果に約2倍の差があり、マンジャロの方が有意に強いことが分かりました。マンジャロは、持続型GIP/GLP-1受容体作動薬として2023年4月18日から使用可能となった薬剤ですが、GLP-1に加えて、GIPも同時に刺激するため、さらに強力な血糖降下作用および体重減少効果が得られるわけです。

飲み薬:リベルサス注射薬:マンジャロ、サクセンダ、オゼンピック

以上より、ウゴービについては、マンジャロとの比較においては、減量効果は劣るものと思われます。

空腹時血糖値のベースラインから投与後26週までの変化量のリベルサス®3mg群、7mg群、14mg群とプラセボ群のETDはそれぞれ–24.9mg/dL(95%CI[–34.8;–15.1]、p<0.0001*)、–27.2mg/dL(95%CI[–36.9;–17.5]、p<0.0001*)、–40.3mg/dL(95%CI[ –50.1;–30.5]、p<0.0001*)であり、プラセボ群と比較してリベルサス®各群で有意に低下した。また、リラグルチド0.9mg群とのETDはそれぞれ8.9mg/dL(95%CI[–0.9;18.6]、p=0.0745*)、6.6mg/dL(95%CI[–3.1;16.3]、p=0.1828*)、–6.5mg/dL(95%CI[–16.3;3.3]、p=0.1927*)であり、リベルサス®各群とリラグルチド0.9mg群に有意差はなかった。
ベースラインの空腹時血糖値は、リベルサス®3mg群、7mg群、14mg群でそれぞれ163.0mg/dL、161.0mg/dL、160.0mg/dL、プラセボ群で162.1mg/dL、リラグルチド0.9mg群で174.5mg/dLであった。投与後26週までの空腹時血糖値の変化量はリベルサス®3mg群、7mg群、14mg群でそれぞれ–29.7mg/dL、–32.0mg/dL、–45.0mg/dL、プラセボ群で–4.8mg/dL、リラグルチド0.9mg群で–38.6mg/dLであった。

リベルサスは経口薬で、毎日1回服用する必要があります。一方、マンジャロは週1回の注射で済むため、注射に抵抗がない方には便利な選択肢です。

ウゴービとオゼンピックの体重減少率に関する海外の報告では、以下のようにウゴービの方が高い数値が出ていますが、オゼンピック1.0mgとウゴービ2.4mgでそれぞれの投与量が違うため当然の結果と言えます。

全ての比較をまとめると、
マンジャロ>ウゴービ=オゼンピック>リベルサス
の順で強い減量効果が期待できます。


オゼンピックとマンジャロの違いについて | 豊中 | 内科 甲状腺 睡眠

デュアルアゴニスト: マンジャロは、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)とGIP(胃抑制ペプチド)の2つのホルモン受容体を活性化します。これにより、インスリン分泌の促進と食欲抑制、さらにはエネルギー代謝の向上が得られます。

リベルサス(Rybelsus)の効果比較、名古屋の美容皮膚科医が解説

糖尿病の治療薬としてはすでにGLP-1受容体作動薬が活躍しています。注射薬のトルリシティやオゼンピック、内服薬のリベルサスなどが代表的です。
特にオゼンピックやリベルサスは自費診療でやせ薬として広告されており、目にした方も多いでしょう。
(※肥満治療としてこれらの薬は日本で承認されていません)
GLP-1の作用にGIPの作用を加えたのがGIP/GLP-1受容体作動薬「マンジャロ」です。

オゼンピック(セマグルチド)とマンジャロ(チルゼパチド)の比較

7点血糖値プロファイルの平均のベースラインから投与後26週までの変化量のリベルサス®3mg群、7mg群、14mg群とプラセボ群のETDはそれぞれ–26.7mg/dL(95%CI[–37.5;–15.9]、p<0.0001*)、–34.1mg/dL(95%CI[ –44.7;–23.5]、p<0.0001*)、–39.7mg/dL(95%CI[–50.5;–29.0]、p<0.0001*)であり、プラセボ群と比較してリベルサス®各群で有意に低下した。また、リラグルチド0.9mg群とのETDはそれぞれ3.4mg/dL(95%CI[–7.3;14.2]、p=0.5270*)、–3.9mg/dL(95%CI[–14.5;6.6]、p=0.4651*)、–9.6mg/dL(95%CI[–20.2;1.1]、p=0.0776*)であり、リベルサス®各群とリラグルチド0.9mg群に有意差はなかった。
食後血糖増加量のベースラインから投与後26週までの変化量のリベルサス®3mg群、7mg群、14mg群とプラセボ群のETDはそれぞれ–12.9mg/dL(95%CI[–25.6;–0.2]、p=0.0465*)、–23.9mg/dL(95%CI[–36.5;–11.4]、p=0.0002*)、–25.7mg/dL(95%CI[–38.3;–13.1]、p<0.0001*)であり、プラセボ群と比較してリベルサス®各群で有意に低下した。また、リラグルチド0.9mg群とのETDはそれぞれ7.9mg/dL(95%CI[–4.6;20.4]、p=0.2152*)、–3.1mg/dL(95%CI[–15.4;9.2]、p=0.6178*)、–4.9mg/dL(95%CI[–17.5;7.7]、p=0.4422*)であり、リベルサス®各群とリラグルチド0.9mg群に有意差はなかった。

注射薬のセマグルチド(オゼンピック)でも大きな懸念事項でしたが、経口薬のリベルサスでも当然のこの副作用が比較的多く出現します。 ..

マンジャロは、新しいタイプのGLP-1受容体作動薬で、週1回の注射として投与されます。リベルサスと異なり、マンジャロはGLP-1受容体に加え、GIP受容体にも作用します。この二重作用により、血糖値のコントロールと体重減少の両方において強力な効果が期待できます。

リベルサスとマンジャロの比較 当院ではオンライン診察で医療ダイエット薬などの配送も承っております。ぜひご検討下さい!

体重のベースラインから投与後26週までの変化量は、プラセボ群と比較してリベルサス®14mg群で有意に低下し(p=0.0073*)、3mg群及び7mg群とプラセボ群に有意差はなかった(それぞれ、p=0.0970*、p=0.6090*)。一方、リラグルチド0.9mg群と比較してリベルサス®7mg群及び14mg群で有意に低下し(それぞれ、p=0.0312*、p<0.0001*)、3mg群とリラグルチド0.9mg群に有意差はなかった(p=0.3233*)。

リベルサス、オゼンピック、マンジャロなどのGLP-1ダイエット、スーグラなどのSGLT2 ..

リベルサスは経口薬で、毎日1回服用する必要があります。一方、マンジャロは週1回の注射で済むため、注射に抵抗がない方には便利な選択肢です。

はい。マンジャロは、リベルサスと比較してGLP-1作用だけでなく、GIP作用も持ち合わせているため、より効果が大きいと考えられています。

リベルサス(一般名:セマグルチド)は、2型糖尿病の治療に使われる薬です。錠剤として服用できることが大きな特徴です。インスリンの分泌を促進し、食欲を抑える効果があります。

リベルサス錠について比較してみました【ツイッター】 https ..

マンジャロは糖尿病薬の中でも特に強い薬のため、ダイエット用途で利用する際にもその効果を理解して正しく利用することが不可欠です。

※2型糖尿病薬を肥満治療に使用することは適応外使用です。 ※当院では飲み薬の「リベルサス」のみ取り扱っています。 <注射薬>

マンジャロとは世界で初めて「GIP」と「GLP-1」という2つの受容体に対して作用する薬です。血糖降下と体重減少の効果が従来の薬よりも高い可能性があります。
また、週に1回の投与で済むため、患者様への負担が少ないのも特徴です。そして今後、糖尿病治療薬としてだけでなく、抗肥満薬としても注目されています。

(リベルサス、サクセンダ、オゼンピック)とメトホルミンの違い ..

マンジャロの用法及び用量ですが、通常、成人にはチルゼパチドとして週回を維持用量とし皮下注射します。ただし、週回から開始し、週間投与した後、週回に増量します。なお、状態に応じて適宜増減しますが、週回で効果不十分な場合は、週間以上の間隔でずつ増量でき、最大用量は週回までです。

【GLP-1ダイエットの薬比較ガイド】オゼンピック、マンジャロ

飲み薬:リベルサス
注射薬:オゼンピック、マンジャロ
その他:メトホルミン、ルセフィ等

マンジャロとオゼンピックの違いと薬の選択 | ライトクリニック

ウゴービは、肥満症の適応治療薬として、日本で初めて厚生労働省に承認されました『GLP-1受容体作動薬』です。このGLP-1受容体作動薬に関して、本来は2型糖尿病の治療薬であり様々な種類の薬剤が存在していますが、主な作用として、膵臓に作用にインスリン分泌を促進し、血糖値を上昇させるグルカゴンを抑制することで血糖値を改善させたり、食欲を抑える作用を有しています。