副作用がマイルドで中止もしやすいことから、使いやすい抗うつ剤になります。
通常、成人にはエスシタロプラムとして10mgを1日1回夕食後に経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて行い、1日最高用量は20mgを超えないこととする。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら投与すること。
7.2. 肝機能障害患者、高齢者、遺伝的にCYP2C19の活性が欠損していることが判明している患者(Poor Metabolizer)では、本剤の血中濃度が上昇し、QT延長等の副作用が発現しやすいおそれがあるため、10mgを上限とすることが望ましく、また、投与に際しては患者の状態を注意深く観察し、慎重に投与すること〔8.7、9.1.1、9.1.2、9.3肝機能障害患者、9.8高齢者の項、11.1.4、16.1.1、16.1.2、16.5、16.6.2-16.6.4参照〕。
「タイプによって起こりやすい副作用が違うことは分かった。じゃあ、効果はどうなの?
他にも、リーマス(炭酸リチウム)・出血傾向が増強する薬剤、アスピリン等の非ステロイド系抗炎症剤、セイヨウオトギリソウ( セント・ジョーンズ・ワート)を含む健康食品など、飲み合わせや併用薬に注意する薬はたくさんあります。必ず現在と最近まで飲んでいた薬を医師に伝えてください。
抗うつ薬の効果は、概ね早ければ2週間、最大効果は4週以降に発揮されるので、
※レクサプロの概要について知りたい方は、『』をお読みください。
④エスシタロプラム(レクサプロ):
セロトニンに対する選択性が高い。
脳内移行が強い→末梢性の副作用が少ない。
「アロステリック作用」により、作用部位であるセロトニン・トランスポーターに長時間結合(結合半減期130時間)→効果が強く持続し、離脱症状が出にくい。
初回投与量のまま増量不要。
女性に対する有効率がセルトラリンに次いで高いとのデータがあります。
ヨーロッパではうつ病以外に全ての不安障害の適応(スウェーデンでは月経前不快気分障害(PMDD)にも適応)となっています。
お薬としての適応はありませんが、外傷後ストレス障害(PTSD)にも効果は期待できます。
レクサプロにはジェネリック(後発品)は販売されておらず、先発品のみとなります*。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
の働きをシンプルに強めます。レクサプロの作用の特徴として、が挙げられます。
三環系抗うつ薬は口渇、便秘、不整脈など副作用が出やすく、最初から試すことはありません。
主な副作用として、眠気、吐き気、めまい、頭痛、口渇、倦怠感、発疹、湿疹、蕁麻疹、かゆみ、アナフィラキシー反応、血管浮腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
レクサプロの特徴としては、効果と副作用のバランスが良いことがあげられます。
当社はお客様のプライバシーを最優先し、お客様のあらゆる側面を
治療 プロセスは最大限の機密性をもって処理されます。
この作用をと言いますが、これによってレクサプロの効果がより安定します。
③セルトラリン(ジェイゾロフト):
ドーパミンにも作用→非定型うつ病に対する第一選択薬(Stahl)との記載もあり。女性に対する有効率が高いとのデータがありますが、非定型うつ病の7割が女性である事が要因とも考えられます。
半減期が長く、代謝産物も活性をもつ→退薬症状が出にくい。
アメリカではうつ病以外に全般性不安障害を除く全ての不安障害(パニック障害、強迫性障害、社交不安障害)、PTSD、月経前不快気分障害(PMDD)の適応となっています。
※レクサプロの効果について詳しく知りたい方は、『』をお読みください。
また副作用である吐き気の重症度が比較的軽いため、比較的多く出しています。
※レクサプロの副作用について詳しく知りたい方は、『』をお読みください。
うつ病・うつ状態、社会不安障害。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈効能共通〉抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること〔8.1-8.4、9.1.3、9.1.4、15.1.1参照〕。
5.2. 〈うつ病・うつ状態〉本剤を12歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること〔9.7.2参照〕。
5.3. 〈社会不安障害〉社会不安障害の診断は、DSM*等の適切な診断基準に基づき慎重に実施し、基準を満たす場合にのみ投与すること。
*)DSM:American Psychiatric Association(米国精神医学会)のDiagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders(精神疾患の診断・統計マニュアル)。
ですからレクサプロの血中濃度は、安定するまでに5日~1週間ほどかかります。
7.2 肝機能障害患者、高齢者、遺伝的にCYP2C19の活性が欠損していることが判明している患者(Poor Metabolizer)では、本剤の血中濃度が上昇し、QT延長等の副作用が発現しやすいおそれがあるため、10mgを上限とすることが望ましい。また、投与に際しては患者の状態を注意深く観察し、慎重に投与すること。[8.7、9.1.1、9.1.2、9.3、9.8、11.1.4、16.1.1、16.1.2、16.5、16.6.2-16.6.4参照]
それではレクサプロは、抗うつ剤の中でどういった効果の位置づけなのでしょうか。
7.2 肝機能障害患者、高齢者、遺伝的にCYP2C19の活性が欠損していることが判明している患者(Poor Metabolizer)では、本剤の血中濃度が上昇し、QT延長等の副作用が発現しやすいおそれがあるため、10mgを上限とすることが望ましい。また、投与に際しては患者の状態を注意深く観察し、慎重に投与すること。[8.7、9.1.1、9.1.2、9.3、9.8、11.1.4、16.1.1、16.1.2、16.5、16.6.2-16.6.4参照]
レクサプロのジェネリックは、この特許が切れた後に発売されます。(後発品)
胸痛、ひどいめまい、アレルギー反応の症状などの重篤な副作用が現れた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。このような場合には、エスシタロプラムの服用を中止し、すぐに治療を受けることが重要です。
レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
セロトニン症候群※1、重篤な肝障害(肝機能障害)※2、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)※3、低ナトリウム血症、血糖異常、血小板数減少、血圧低下、悪性症候群※4、運動障害、歯ぎしり、アカシジア、QT延長、悪心・嘔吐、傾眠、口渇(口が渇く)、腹痛、あくび、耳閉感、頭痛、痙攣、総コレステロール増加、ほてり、ふらつき(起立性低血圧)、息苦しさ、浮動性めまい、味覚障害、抗コリン作用、尿閉(尿が出にくい)、頻尿、睡眠障害、昏睡、不眠、寝汗、多汗、錯乱状態、下痢・軟便、発汗、発熱、発疹など
1日10mg又は20mg)を最大52週間投与した結果、52週まで有効
②パロキセチン(パキシル):
高用量ではノルアドレナリンにも作用。抗コリン作用あり。
自身を代謝する酵素を阻害する為、投与量を増減すると血中濃度が急速に上下(血中濃度の非線形性)→退薬症状が出やすい、高齢者では血中濃度が高くなる為、推奨される投与量は10~20mg。
日本ではうつ病以外に全般性不安障害を除く全ての不安障害(パニック障害、強迫性障害、社交不安障害)の適応となっています。
一方、副作用はあまりないけれど、効果不十分な場合は最大20ミリまで増薬をしていきます。
通常、成人は1回1/2錠(エスシタロプラムとして10mg)を1日1回夕食後に服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、増量は1週間以上の間隔をあけて行われ、1日最高用量は1錠(20mg)までとされています。必ず指示された服用方法に従ってください。
[PDF] レクサプロ錠 10mg、20mg に係る医薬品リスク管理計画書
(4)SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)(ミルナシプラン(トレドミン)、デュロキセチン(サインバルタ))、イフェクサーSR(ベンラファキシン) 三環系抗うつ薬と同等な抗うつ作用を持つ。
SSRIに比べると、効果発現が少し速く、1週間以内に効果がみられ、2週間後は効果が少しずつ高まってくると言われます。
三環系抗うつ薬のような抗コリン性の副作用や、心毒性、鎮静作用が少ない。
ノルアドレナリン特有の副作用→排尿障害、頻脈、血圧上昇
レクサプロはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)として作用する抗 ..
はい、エスシタロプラムは他の薬と薬物相互作用を起こす可能性があります。副作用や合併症のリスク増加を避けるために、服用しているすべての薬とサプリメントについて医療提供者に知らせることが重要です。
20mg)を最大 52 週間投与した結果、52 週まで有効性は維持された。観察期 ..
レクサプロについて詳しい情報は、下記をクリックの上ご覧ください。
なお、レクサプロ以外のSSRIの薬として、他にも、、、があります。
同一成分薬: レクサプロ錠 10mg、レクサプロ錠 20mg(持田製薬株式会社)
レクサプロ錠(製剤名:エスシタロプラムシュウ酸塩・フィルムコーティング錠)エスタロプラムとして1錠(10mg)を1日1回夕食後に経口投与します。
なお、レクサプロが初めての場合や年齢・症状により適宜増減しますが、用法の半錠5mgから始めていくこともあり、効果が不十分な場合は5mg~10mgずつ増量します。増量は1週間以上の間隔をあけて行い、1日最大は20mgを超えないこととします。