海外では、日本よりも幅広くレクサプロの適応が認められています。
抗うつ薬の効果としてこれまでレクサプロにて割と満足していたため、今後トリンテリックスを抗うつ薬のトップバッターとするならば、
はじめにレクサプロが承認されたスウェーデンが含まれるEUでは、
レクサプロについて、薬の効果や副作用、服用時の注意点など、詳しく説明しています。
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に分類され、具体的な作用機序は、神経伝達物質を調整することで脳内のバランスを整え、辛い症状を改善していくと考えられています。主にセロトニンの働きを高める作用のある薬です。うつ病、うつ状態、様々な不安障害、強迫性障害、月経前不快気分障害(PMDD)、外傷後ストレス障害(PTSD)などに効果がある薬です。
の働きをシンプルに強めます。レクサプロの作用の特徴として、が挙げられます。
抗うつ剤は、服用を続けていても効果が弱くなることはありません。このため厳密には「依存」とはいいません。
上記に当てはまる方は服用に注意し、医師と相談してください。
また、他に服用している薬がある場合は、飲み合わせにより薬の効果を強めたり弱めたりする恐れがあります。
に効果を期待して使われるお薬であることがお分かりいただけると思います。
SSRIの1種であり、血中濃度半減期が長く、1日1回の服用で効果が期待できる。
しかし、胃腸障害が多く、心電図異常(QT延長症候群*)の注意喚起がなされている。
お薬としての適応はありませんが、外傷後ストレス障害(PTSD)にも効果は期待できます。
レクサプロはこの働きの邪魔をして、セロトニンの働きを強めます。
日本でレクサプロの適応が正式に認められている病気は、以下のようになります。
抗うつ剤の服用を続けていると、脳に何らかの変化をあたえて効果が発揮されます。
レクサプロの特徴としては、効果と副作用のバランスが良いことがあげられます。
日本のIBSガイドラインでは、三環系抗うつ薬とSSRIが有効であるとされており、レクサプロは使いやすいお薬のひとつです。
※レクサプロの効果について詳しく知りたい方は、『』をお読みください。
社会不安障害の効能・効果が承認されるまでの国内臨床試験において、1,099例中717例(65.2%)に副作用が認められました。その主なものは以下の通りです。
この作用をと言いますが、これによってレクサプロの効果がより安定します。
この薬は、セロトニンを増加させる作用に絞った薬です。セロトニンを高める作用のある薬で、うつ病以外の精神症状にも効果が期待できます。レクサプロは即効性を期待する薬ではないため、効果実感は、概ね約2~4週間ほどかかります。
しかし「いい効果の他に、」と心配される方も多いのではないでしょうか?
社会不安障害の効能・効果が承認されるまでの国内臨床試験において、1,099例中717例(65.2%)に副作用が認められました。その主なものは以下の通りです。
※レクサプロの副作用について詳しく知りたい方は、『』をお読みください。
レクサプロの半減期は24.6~27.7時間、最高血中濃度到達時間は4時間です。抗うつ薬は半減期が短いと効果が切れやすくなるため、飲み忘れたときなどに中断症候群という、ふらつきや不眠などの症状が出てしまうこともあります。レクサプロは他のSSRIに比べて半減期が長いので、1日1回の服用が可能です。
また、飲み続けていくことで安定します。半減期からおよそ4~5倍の時間で安定するといわれていますので、安定には5日~1週間ほどかかります。
このため効果が薄れてしまって、増量しなければならなくなるお薬ではありません。
基本的に僕の使用する抗うつ薬の中では、レクサプロが一番頻度が高いのですが、
レクサプロにはジェネリック(後発品)は販売されておらず、先発品のみとなります*。
これらの物質が直接的に効果があるのならば、すぐにでも抗うつ効果が認められるはずです。しかしながら実際には、2週間くらいかけて効果が認められます。
ですからレクサプロの血中濃度は、安定するまでに5日~1週間ほどかかります。
約2~3週間で効果が現れるといわれていますが、効果の実感には個人差があります。
それではレクサプロは、抗うつ剤の中でどういった効果の位置づけなのでしょうか。
うつ病、抑うつ状態の方は、気分の落ち込み、やる気が出ない、集中力の低下、不安感が出やすい等の症状が出るので、使われることが多く、副作用もマイルドで離脱症状が出にくいことから、比較的使いやすい抗うつ薬になります。
気分安定に効果が期待でき、気持ちが前向きになるのを助けます。女性特有の月経前気分不快障害(PMDD)や、生理前に出る症状の月経前緊張症(PMS)にも効果があり、女性との相性もよい抗うつ薬といわれています。
※抗うつ剤としての効果や作用メカニズムを知りたい方は、『』をお読みください。
レクサプロに次いで参入企業が多いのはネキシウム。8社16品目が収載され、このうちニプロの製品はオーソライズド・ジェネリック(AG)となる。沢井は懸濁用顆粒分包剤の承認を取得していたが、今回は収載を見送った。ボンビバの後発品は4社4品目が収載され、キュビシンには沢井、ルリコンには岩城製薬が1社単独で参入する。
(※)効能・効果の差異に関する情報が掲載されているサイトの一例
レクサプロの副作用は効果が出る前にあらわれることがあり、危険な副作用としては、25歳未満での服用は注意すべきであり、自殺衝動を誘発する可能性もあります。他にはてんかん発作や躁状態の誘発が危険な副作用として上げられます。
レクサプロのジェネリックは、この特許が切れた後に発売されます。(後発品)
参入企業が最も多いのはレクサプロで、9社22品目が収載。沢井製薬、第一三共エスファ、東和薬品の3社は先発品にはないOD錠を投入する。
レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
レクサプロの効き方としては、1日に1回の服用を継続することで、少しずつ効果が期待できる薬です。
1日1回の服用はいつでも良いのですが、基本的には夕食後に服薬します。寝る前に服薬する変更もあります。10mgから開始することが多く、効果判定は服薬から2週間程度です。効果が不十分な場合は、10mgずつ増量していきます。
レクサプロは、セロトニントランスポータに高い選択性を有するSSRIで、うつ病・うつ状態、社会不安障害に対して優れた有効性を示します。
・服用開始から効果が得られるまで日数がかかることは、他のうつ病治療薬と同じですが、他剤の多くは初期用量では効果が弱く徐々に増量することが多いですが、本剤は初期服用量から効果が期待できるため、相対的に早く効くことが期待されます。
エスシタロプラム)の効果や副作用について | 水戸メンタルクリニック
レクサプロの副作用として中心になるのは、セロトニンを刺激してしまうことでの副作用です。
レクサプロ錠10mg|一般的な治療薬【臨床研究情報ポータルサイト】
レクサプロは、になります。それ以外の作用を抑えることで、副作用を軽減させています。
抗うつ薬の種類・効果効能・副作用の解説 | 国分寺 精神科 心療内科
レクサプロは1日1回服用を続けることで、少しずつ効果が期待できるお薬です。