SGLT2阻害薬(フォシーガ、カナグル、ジャディアンス、スーグラ等)
一般的に糖尿病患者ではと言われています。このお薬と発癌との因果関係は確立されていませんが、膀脱癌の治療中または既往のある方、フォシーガ錠の服用中に血尿を認めた方は、診察時、医師に必ず報告してください。
[PDF] フォシーガ錠を服用される 1型糖尿病の方・ご家族の方へ
体内でインスリンを産生できないため、インスリンの投与を忘れたり、量が少なかったりする場合にケトアシドーシスがおこる ことがあり、特に注意が必要ですので、
普段から、主治医と、病気・治療のことと共に、シックデイの時の対応について詳しく話しておくといいでしょう。具体的な血糖値の値や、薬の使い方、医療機関に相談すべきタイミングなどをあらかじめ決めて、文章にしておくと、いざという時に役に立ちます。遠慮せず、医師、医療スタッフにお声かけください。
シックデイ(体調の悪い日)の対応シックデイとは風邪などの感染症で食事が摂れない体調の悪い日をシックデイ ..
患者さんから腎臓病の治療として注目を集めているフォシーガという薬についてご相談を頂くことが多くなってきたので触れたいと思います。
※DKA(=糖尿病性ケトアシドーシス)
インスリン作用が足りない時や食事(炭水化物)の摂取量が少ない時は、炭水化物ではなく脂肪がエネルギー源として使われます。分解過程でケトン体という酸性物質が作られますが、量が増えると血液が酸性に傾きアシドーシス状態になります。その状態をDKAといいます。自覚症状として、全身倦怠感や口渇などの高血糖症状に加え嘔気・嘔吐、腹痛や過呼吸などがあり、この場合は入院加療の上、脱水と電解質異常への対処・点滴でのインスリン少量持続投与を開始しますが、処置が遅れると昏睡に至り最悪の場合死亡することもあります。
◇SGLT2阻害薬(フォシーガ、ジャディアンス、スーグラなど)
SGLT2阻害薬というのは薬の種類名で、実際の薬物名でいきますと、院内では、ジャディアンス、フォシーガの採用があります。また、前回紹介した阻害薬の成分をミックスした、カナリア配合錠、トラディアンス配合錠も採用しています。前者は「カナグル」という名前の薬と「テネリア」という名前の薬、後者は「トラゼンタ」という名前の薬と「ジャディアンス」という名前の薬をミックスしたものです。
シックデイの対処法 「シックデイ・ルール」 それでは、このような非常事態を上手に乗り切り、早くいつもの快適な生活に戻るための適切な方法「sick day rule(病日対処法)」を紹介しましょう。
症状がごく軽い場合は1日ぐらい様子をみていても構いませんが、次のような場合には早めに受診して適切な治療を受けてください。
急性の病気の基本的な対応は、体を安静にし温かくすることです。それによって体力の消耗を防ぎ、病気に対する抵抗力を保てます。
さらに、食欲がなくても脱水を防ぐために水分を十分補給し、ケトーシス予防のために炭水化物をなるべく口にするようにしてください。また嘔吐や下痢が続く場合には塩分などの電解質が失われやすいので、その補給も必要です。
...重湯、お粥、おじや、茶碗蒸し、うどん、など。
...みそ汁、野菜スープ、果物ジュース(冷たいものや炭酸飲料以外)。
...脱水を改善し、同時に炭水化物と電解質を補給できる経口補水液(OS-1®など)が市販されています。
数時間おきに病状を自分でチェックし、快方に向かっているのか、それとも悪化していて受診を急ぐべきなのかの判断に役立てましょう。
...感染症などの重症度の推移の目安になります。
...シックデイは血糖値が乱れやすいので、血糖自己測定は病状把握の強い味方です。
...血糖自己測定をしていない場合、尿糖測定で高血糖の程度を推測します。
...ケトアシドーシスの前兆をつかめます(尿糖測定に用いるのと同じような試験紙が市販されています)。
...急激な体重減少は、脱水が起きている可能性が疑われ、要注意です。
シックデイルールの4番目は、薬物療法をしている場合の対処法についてです。 1型糖尿病の場合、なにより大事なことは、たとえ食事をとれなくてもインスリン注射を絶対に中止してはいけないということです。そして、不安ならすぐに主治医に連絡をとって相談することです。血糖自己測定を数時間おきに行い、高血糖ならその程度に応じて作用時間の短いインスリン(超速効型か速効型)を数単位程度ずつ追加することを繰り返し、血糖コントロールするという方法が一般的です。 に薬の種類ごとの目安を示します。ただしこれはあくまで目安なので、実際の対処法は主治医の指示を守ってください。また、薬を減量・中止することにより血糖値が上昇し、一時的にインスリン療法が必要になることもあるので、血糖自己測定や尿糖測定をこまめに行い、高血糖や尿糖の強陽性が持続する場合には早めに受診してください。
...インスリン分泌を刺激して血糖値を下げるこれらの薬は、食事の量にあわせて加減します。シックデイでもいつもどおりか、いつもよりやや少ないくらい食べられるなら、いつもと同じ量を服用します。半分程度しか食べられないのなら薬の量も半分にし、半分も食べられないなら薬は中止(休薬)します。なお、ふだんこれらの薬を'食前'に飲んでいても(速効型インスリン分泌促進薬は食直前の服用が原則)、シックデイには'食直後'に、食べられた量にあわせて薬の量を調節して飲むのも構いません。
...食事をとれるなら服用しますが、とれないなら服用しても血糖降下作用が少ないことが予想されます。
...シックデイに伴う脱水により乳酸アシドーシスという副作用が起こりやすくなる可能性があるので休薬します(特に腎障害を合併している人や高齢者)。
...シックデイに伴う脱水やケトーシスを強めるように作用するので休薬し、医師に相談してください。
...下痢などのおなかの症状を強める可能性があり、中止しても血糖値が極端に上がることはないので休薬します。
...この薬は中止してもしばらく作用が続き血糖値に大きく影響しないので、休薬しても構いません。
...吐き気や腹痛など、おなかの症状がある場合は休薬します。そうでなければ継続します。
...2型糖尿病でもふだんインスリン療法をしているのであれば、1型糖尿病と同様に、シックデイで食事がとれなくてもインスリン注射を中断してはいけません。全く食事がとれなくてもふだんの半分程度のインスリンが必要です。そして、こまめに血糖自己測定を行い測定結果に応じて数単位ずつ増減し、血糖コントロールする方法が一般的です。具体的には主治医に相談してください。
エビデンスに基づく CKD 診療ガイドライン 20233)では、CKD 患者のシックデイ・ルールと、シックデイに.
*尚、フォシーガはSGLT2阻害薬と呼ばれるお薬の一つです。フォシーガが格段に有名なので薬剤名を挙げていますがこの記事の内容はSGLT2阻害薬全体を示しています。
糖尿病で薬を飲まなくても血糖値が高すぎる場合を除き、短期的には自覚症状としては何も起きません。
中止により血糖が上昇してしまう時には受診をします。 SGLT2阻害薬(ジャデアンス、フォシーガ、カナグル、スーグラ)
・SGLT2阻害薬(ジャディアンス®、フォシーガ®など食事摂取不良時に内服するとケトン体という物質が体内で増え、ケトアシドーシスという合併症のリスクが高まります。また、尿に余分な糖を排泄する薬のため、脱水を助長するリスクがあり内服を避けるべきです。
フォシーガ錠10mg(小野薬品工業株式会社)の基本情報・副作用
さらに、これは前々回のメトホルミンと同様なのですが、「シックデイ」と呼ばれる、食事が摂れないほど体調が悪いときは、「ケトアシドーシス」と呼ばれる合併症リスクが上昇するため、休薬が望ましいです。少し鼻水が出る、のどが痛い、微熱がある、程度で食事は問題なく摂れる、ということであれば無理に休薬する必要はありません。
(表)フォシーガ10mg、フォシーガ、10、(裏)forxiga10mg、フォシーガ、10 ..
フォシーガ錠は5mgと10mgがあり、必要性や用途に応じて量を調整していきます。
SGLT2阻害薬とは2014年から新しく使われるようになったお薬です。当院ではフォシーガ ..
また、ご飯やお水が飲めないような病気になった時(=シックデイの時)は、低血糖や脱水になるリスクが増えるので休薬して医師に相談してください。
糖尿病の方で感染症などの病気になったりしてご飯が食べれてない、などの体調のすぐれない日をシックデイと呼びます。 ..
シックデイの時には、以下の対応を行いましょう。より具体的な内容は、あらかじめ主治医と相談し、決めておきます。
注意点 | フォシーガ錠 | 小野薬品の薬を使用されている方へ
前々回のメトホルミンを扱ったブログで「歳以上のご高齢の患者さんはシックデイリスクが若い患者さんより高いため、メトホルミンは慎重投与、歳以上の方に新規で開始することは避けている」と記載しましたが、この阻害薬については、後述の通り心臓・腎臓といった高齢者で機能低下を起こしやすい内臓に非常に良い効果がもたらされることが実証されているため、ある程度お元気な高齢者では慎重に投与するケースもあります。
商品名でジャディアンス、フォシーガ、スーグラ、カナグル、ルセフィ ..
フォシーガは糖尿病の治療薬として使われていましたが、血糖値を下げるだけでなく腎機能を保護する効果も期待され、糖尿病の患者さんには積極的に使用されていました。
[PDF] シックデイってなに? シックデイの時はどうするの?
ただし、フォシーガの腎保護効果について明らかになっていることと、明らかになっていないことがあり、積極的に使用したい場合とそうではない場合を筆者の主観で以下のように分けてみました。
今期号では糖尿病患者様が体調を崩した時(シックデイ)の対応についてお伝えします。 ..
上記の投与量の調節は、シックデイ時以外の理由で主食の量が少ない際にも使用可能です。
フォシーガが処方されていた.十分な食事が摂れないまま,入 ..
フォシーガに限らずどのお薬もメリット・デメリットがあり、それらを天秤にかけて判断していく必要があります。
服用方法 | フォシーガ錠 | ONO MEDICAL NAVI 一般・患者さん向け
普通食事が摂れない場合薬どころではないと思うのですが、真面目な方で「薬だけは!」という方もいらっしゃいますので、日頃から「これは調子が悪い時は飲まない方が良い薬」と意識しておくとよいと思います。ただ、実際問題「薬がたくさんあってどれがなんだか区別がついていない、色と粒数くらいしか覚えていない」という方もいらっしゃいますので、そのような場合は「食事が摂れない場合薬は飲まない、摂れるようになったら再開」でもよいのかもしれません。ただ、患者さんによっては「調子が悪い時でもこの薬だけは飲み続けてほしい」という薬があるかもしれませんので、折に触れて主治医に確認しておくことをお勧めします。
○糖尿病患者が治療中に発熱、下痢、嘔吐をきたし、または食欲不振のため食事ができないときを『シックデイ』
フォシーガにより腎臓病の治療は格段に進歩したと考えており、当院でも積極的に使用しております。
✓ 感染症などで、熱がある/下痢・嘔吐などがある/食事が摂れない
インスリンを使用している方にとってもシックデイ対策は重要です。以前解説した通り、インスリンにはこれから食べる食事で血糖値を上げないために打つ「超速効型」ヒューマログ、ノボラピッドなどと、食事に関係なく日を通しての血糖値を整える「持効型」ランタス、トレシーバなどがあります。食事が全く摂れない場合超速効型は打つ必要はありませんが、持効型まで中止してしまうのは危険です。体調不良時にはストレスホルモンなどによる血糖上昇も見込まれ、思わぬ形での高血糖を招くことがあります。インスリンを使用されている方の多くは血糖測定器をお持ちかと思いますので、普段以上に自身の血糖値に敏感になっていただき、「食事も満足にとれていないのに血糖値は普段と同じかそれ以上に高いから、持効型は普通に打とう」「食事が摂れておらず血糖値は普段より少し低めだから、持効型は半分の量で打とう」「食事は摂れないけど口当たりの良いゼリー・プリン・ジュースなら摂れるが、何もしないと血糖値が上がってしまうだろうから超速効型のインスリンを普段のの量打ってから食べよう」のように、ケースバイケースの調節が必要です。迷うようでしたらかかりつけの医院に一報することを勧めます。
シックデイ(病気の日)とは? 糖尿病治療中に発熱、下痢、嘔吐などをおこして ..
糖尿病の方で感染症などの病気になったりしてご飯が食べれてない、などの体調のすぐれない日をシックデイと呼びます。
今回は、糖尿病とシックデイについて、糖尿病チームより詳しく説明いたします。 ..
当院は郊外と言えど東京にあるクリニックであり、交通の便は比較的良いですので、大地震があったとしても交通が寸断される、物資の供給が完全に途絶える、というシチュエーションは強くは危惧されませんので、災害時の備えは居住地のアクセスによるところも大きいと思います。しかし、先述の通り備えあれば憂いなし、ということでしっかり対策を立てましょう。
シックデイの際の薬はどうしたらいいですか? 時効型や中間型の ..
そのため、糖尿病の方がシックデイになった時の家庭での対応を「シックデイルール」として決めておく必要があります。