アゼプチン錠(アゼラスチン塩酸塩)には次のような注意点があります。
一方、眠くなる第1世代の抗ヒスタミン薬であるレスタミンや、古い第2世代の抗ヒスタミン薬であるスカイナーAL錠(注6参照)の効果効能には「じんましん、湿疹・かぶれによるかゆみ、鼻炎」と記載されています。医療機関でじんましんや湿疹に処方するのは、アレジオンやアレグラを含む眠くならない新しい第2世代の抗ヒスタミン薬です。なぜ、アレジオン10やアレグラFXを市場に出すときにこれら製薬会社はじんましんや湿疹を効果・効能に加えなかったのか、私にはこの点が残念でなりません・・・。
アゼラスチン塩酸塩…眠くなりにくく、口の渇きなどの副作用が少ないです ..
今回は、抗アレルギー薬の種類や作用、おすすめの市販薬を紹介させていただきました。
極力薬物療法を避け、点眼・点鼻などのを中心とした方がよいでしょう。この期間にどうしても服用する場合は、第一世代抗ヒスタミン薬のd-クロルフェニラミンマレイン酸塩、クレマスチンフマル酸塩。
第一世代抗ヒスタミン薬については、海外で大規模な疫学的調査がおこなわれています。催奇形性を疑わせる疫学調査もあるものの、おおかた否定的な結果が大勢です。
それ以降は、オーストラリア基準A、FDA基準Bと最も安全とされると考えられています。
薬の投与方法としてはの方が血中濃度が上がらず、よりお腹の赤ちゃんには安全といわれています。そのためオーストラリア基準でB3、FDA基準でCでありながらも、ベクロメタゾンプロピオン酸エステル、フルチカゾンプロピオン酸エステル、モメタゾンフランカルボン酸エステル水和物、フルチカゾンフランカルボン酸エステルなどのステロイド点鼻も使って良いものと思われます。
です。
花粉症やじん麻疹などアレルギー性の病気は若い女性にも多く、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬がしばしば処方されます。妊娠に気づかないで服用を続けてしまったとしても、後から思い悩むほどの危険性はありません。
アレグラドライシロップ5%(フェキソフェナジン塩酸塩シロップ用)
ステロイドの鼻噴霧剤は、鼻アレルギー治療ガイドラインで重症例の第一選択剤として推奨されています。これは、ステロイドの強い抗炎症効果が得られる一方で、前述の全身的なリスク・副作用があまり問題にならないからです。特に最近になって新しく出てきた、吸収されてもすぐに分解されるため全身性リスク・副作用がほとんど出ないとされています。
また、最近では、この鼻噴霧ステロイド剤を単独でスギ花粉症の初期療法として使用した場合の効果が検討され、内服薬による初期療法に勝るとも劣らない効果がみられたとされる報告が出ています。
重症のスギ花粉症の方の場合、方がよいとされ、この花粉飛散前の治療のことを初期療法といいます。一般には、シーズン中に使うのと同じ薬剤を、症状が出始める前から内服し始める治療を行いますが、上述のように、最近では鼻噴霧ステロイド薬で代用する試みもなされています。
ただし、鼻噴霧用ステロイドにも、全くリスク・副作用がないわけではありません。
鼻噴霧用ステロイドのリスク・副作用として、などがあります。
鼻噴霧用ステロイドの剤型としては、液体のものとパウダー状のものとの2種類があります。
1つは認可されている「効果・効能」です。両方の薬剤とも効果・効能として、「花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:鼻みず、鼻づまり、くしゃみ」、と記載されています。つまり、鼻炎には使えますが、じんましんや湿疹には使うことができない、のです。じんましんで悩んでいる患者さんが薬局に行き薬剤師に相談したときに、薬剤師はこれらをすすめることが少なくとも”法的には”できないわけです。薬剤師からすれば、じんましんや湿疹で困っている人が目の前に来たときに「本当は眠くならないアレジオン10やアレグラFXをすすめたい。しかしそれをすると薬事法に抵触する・・・」というジレンマに苦しむことになります。
レボカバスチン塩酸塩, 1日4回、1回2噴霧(3歳:2回、7~12歳:2~3回
そして2011年11月、エスエス製薬株式会社は、第2世代の抗ヒスタミン薬「アレジオン10」を発売しました。私はこれが日本の抗ヒスタミン薬の歴史のターンニングポイントになるのではないかとみています(注6)。アレジオンが処方薬として登場したのは1994年ですから、実に17年たってようやく薬局でも買えるようになった、ということになります。冒頭で紹介したアレグラは医療機関での処方開始が2000年で、12年後に薬局に登場、ということになります。
開封した目薬の最も大きな問題は、液の中で雑菌が繁殖することです。そのため、多くの点眼液では防腐剤である「ベンザルコニウム」が使用されています。
120 セルフ・メディケーションのすすめ~抗ヒスタミン薬~ 2013/1/21
花粉の飛散ピーク時の症状を和らげるために、症状が出る前から花粉症の薬を服用する予防対策も有効になります。予防として服用する薬は主に第2世代抗ヒスタミン剤になります。
また、アレジオンには点眼薬もあり、目のかゆみでお悩みの方によく使用されています。
欧文一般名, Azelastine Hydrochloride
リスク・副作用の眠気がでにくい第2世代抗ヒスタミン剤の中でも、特にリスク・副作用の眠気がでにくい研究データの報告がされているのが、フェキソフェナジン塩酸塩とロラタジンです。
【花粉症の方必見】薬局で買えるアレグラとアレジオンの違いって?
1位:フェキソフェナジン塩酸塩・ロラタジン
3位:ベポタスチンベシル酸塩
・アレグラとアレジオンは同じ第2世代抗ヒスタミン薬。 作用についてほとんど差がない。
新しいタイプの眠くならない(なりにくい)第2世代の抗ヒスタミン薬には、アレジオン、アレグラ以外に、アレロック、クラリチン、ジルテック、タリオン、ザイザルなどがあります。このうち、ジルテックは近日薬局で買えるようになり(注8)、アレロックとクラリチンはすでに海外では薬局で処方箋なしで購入できます。
医療用医薬品 : アゼラスチン塩酸塩
眠気はあるものの、市販でも購入可能で手軽に入手できる抗ヒスタミン薬です。
アレルギーの原因となる物質(ヒスタミンなど)の作用を抑える第2世代抗ヒスタミン成分「フェキソフェナジン塩酸塩」についてご紹介します。 フェキソフェナジン塩酸塩とは?
セチリジン塩酸塩の主成分は、「セチリジン塩酸塩」です。一方、レボセチリジン塩酸塩の主成分は、「レボセチリジン塩酸塩」ですが、レボセチリジンは、セチリジンと同じ物質であり、「光学異性体」とよばれるものになります。
セチリジンには、鏡像関係にある「R体」と「S体」とよばれる2つの物質が存在しますが、「R体」は、「S体」と比べて、ヒスタミン受容体をブロックする作用が強く、ブロックし続ける時間が長いうえ、眠気の作用を起こしづらいなどの性質があります。その「R体」だけの物質をとりだしたお薬が、レボセチリジン塩酸塩になります。
レボセチリジン塩酸塩の方が①効果が持続する②リスク・副作用である眠気が出にくい③効果が持続する、とされレボセチリジン塩酸塩はセチリジン塩酸塩から眠気成分をとり除いたものになるため、効果は維持したままリスク・副作用が抑えられています。し(レボセチリジン塩酸塩は通常5mgで服用、セチリジン塩酸塩は通常10mgで服用)、1日1回の服用で24時間、効果がしっかり持続します。
アゼラスチン塩酸塩
点眼液は、他の点眼液に先駆けてですので、になりました。
なお、ソフトコンタクトレンズでもです。
1回使い切りタイプのクロモグリク酸点眼液UDも「ベンザルコニウム」を含まない点眼薬なので、ソフトコンタクトレンズを装着したままの点眼が可能と思われます。
当院では、重症の眼症状の方には、上記2剤の併用にて、ステロイド点眼薬と同等の効果を上げています。
尚、点眼液で緑内障や前立腺肥大禁忌のものはありません。
第2世代抗ヒスタミン成分 フェキソフェナジン塩酸塩が、
オロパタジン塩酸塩は、第2世代抗ヒスタミン剤です。鼻水・鼻づまりなどの鼻症状から、アレルギーからくる皮膚のかゆみ・湿疹の緩和に効果を発揮します。2012年にはジェネリック医薬品が発売され、薬価が下がり安価に手に入れることが可能になっています。
日本薬局方 フェキソフェナジン塩酸塩錠
今回は様々なアレルギー症状に使用できる医療用医薬品アゼプチン錠(アゼラスチン塩酸塩)に加え、同様の成分を含有しアレルギー性鼻炎に使用できる市販薬アレジンAZ錠について解説しました。
一般名, アゼラスチン塩酸塩
抗ヒスタミン薬の登場で、鼻炎やじんましんで悩んでいた人たちはこれまでのつらい症状からは開放されたわけですが、今度は眠気に悩まされることになりました。鼻炎やじんましんは世代を問わず起こります。学生や社会人は日中から強い眠気があれば勉強や仕事に影響がでます。眠気が起こらずに何の副作用も感じられない、という人もいないわけではありませんが、そういう人でも作業効率が低下しやすいことがこれまでの研究から分かっています。知らず知らずのうちに注意力が散漫になったり、集中力が途切れたり、ということが生じるのです。
アゼプチン錠(アゼラスチン塩酸塩)に含まれている成分や効果
オロパタジン塩酸塩、レボカバスチン塩酸塩、エピナスチン塩酸塩、ケトチフェンフマル酸塩などがあります。
29 副 日局アゼラスチン塩酸塩
注意事項:鼻炎の症状に用いる場合は1週間、皮膚の症状に使用する3日間服用しても症状の改善が見られない場合にはお薬の使用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
[PDF] フェキソフェナジン塩酸塩のリスク区分について
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩は、第1世代抗ヒスタミン剤です。
開発が古く使用実績が豊富なため、他の抗ヒスタミン剤に比べると安全性に優れているといえます。そのため、妊娠中や授乳中の方への処方に選択されることも多いです。
効果には即効性があり、効き目も大きいとされています。鼻水・くしゃみ・かゆみなどによく効きますが、鼻づまりにはあまり効果を発揮しません。眠気や口の渇きなどのリスク・副作用も出やすくなっています。
製剤名, アゼラスチン塩酸塩錠
抗ヒスタミン作用を主とする抗アレルギー薬です。アレルギー症状を引き起こすヒスタミンという体内物質をおさえる作用があります。そして、花粉アレルギーによる目のかゆみ、結膜充血、涙目、目やに などの諸症状を改善します。早めの使用が勧められますが、必ずしも予防的に事前使用する必要もありません。ですので、軽いうちでしたら 点眼後30分くらいで充血がひいてきます。ただし、効き方には個人差があり、有効率は60%程度です。
(アゼラスチン塩酸塩錠)
1位:d-クロルフェニラミンマレイン酸塩
2位:オロパタジン塩酸塩
3位:セチリジン塩酸塩・レボセチリジン塩酸塩
アゼラスチン塩酸塩錠0.5mg「TCK」の基本情報
抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンが体内の特定の部位に作用するのを防ぎ、これらの症状を軽減します。