デキサメタゾンエリキシル0.01%「日新」の薬剤情報・副作用
緩和ケアにおいて、鎮痛薬の効果が乏しい疼痛や呼吸困難、悪心・嘔吐、倦怠感、食欲低下、腫瘍熱等による苦痛がある場合、ステロイドの投与を検討する。ステロイドは、腫瘍周辺の炎症や浮腫を減少することにより、腫瘍による圧迫や浸潤を緩和し、局所症状を改善する効果が期待できる。また、局所におけるサイトカインの産生を抑制し、がん悪液質症候群に伴う全身倦怠感や食欲不振を改善する。
(使用薬剤)浮腫の原因となるミネラルコルチコイド作用が少なく、作用時間が長いデキサメタゾン
やベタメタゾンが推奨される(表)。効果がない場合、または、せん妄などの強い副作用が出た場
合は、中止や減量を考慮する(3週間以上使用している場合は、原則、漸減しながら中止する)。
末梢性浮腫、体重増加、体重減少、浮腫、食欲不振, 低カリウム性アルカローシス、満月 ..
(効果がない場合)
・ 中止する。
・ 副作用に注意しながら効果が出るまで漸増する。増量の際は、3~7日毎に
0.5~1mgずつ1日用量を漸増する。1日4mg程度を継続使用用量の上限の
目安とする。
免疫チェックポイント阻害薬を投与している膠芽腫患者のうち、治療開始前に脳浮腫治療に副腎皮質ステロイド剤デキサメタゾンを投与されていた患者では全生存期間が有意に短いという研究結果が、米国がん学会(AACR)発行のClinical Cancer Research誌で発表された。
マウスのブラジキニンによる足蹠浮腫に対し、デキサメタゾン 0.15、0.5、1.5mg/kg 皮下注射の浮腫 ..
「デキサメタゾンは、膠芽腫患者の脳浮腫に伴う症状や脳腫脹の治療でしばしば処方される強力な副腎皮質ステロイド剤です 」とDavid A. Reardon医師(ダナファーバーがん研究所神経腫瘍センター臨床部長、ボストン)は話す。「脳浮腫は膠芽腫患者でよくみられ、生命に関わりかねない合併症であり、副腎皮質ステロイド剤治療が脳の炎症抑制に役立つこともあります。
ボアラ(一般名:デキサメタゾン吉草酸エステル)は、血管収縮作用や抗炎症作用のあるステロイド外用剤で、皮膚の炎症を改善する作用があります。
ステロイド外用薬は強さにより5段階に分けられますが、ボアラの強さは上から3番目のストロングクラスです。同じ強さのステロイド外用薬としては、(ベタメタゾン吉草酸エステル)、ベトネベート(ベタメタゾン吉草酸エステル)、メサデルム(デキサメタゾンプロピオン酸エステル)、フルコート(フルオシノロンアセトニド)などがあります。
浮腫、輸血による副作用、気管支痙攣(術中)、*内眼・視神経・眼窩・眼筋の ..
QAけがつくことが多いです.クッシング病で病的肥満症に至ることは比較的まれです.伸展性赤色皮膚線条は1 cm以上の幅があり,また,皮膚の菲薄化は,コルチゾール過剰によって皮膚の透過性が亢進することによる現象です.また,クッシング徴候は,患者さんやその周辺から認識されにくいことも多く,非特異的症候として,高血圧,月経異常,にきび(ざ瘡),多毛,浮腫,糖尿病を含む耐糖能異常,骨粗鬆症,色素沈着,精神障害が医療機関を受診するきっかけになることもあります.サブクリニカルクッシング病(subclinical Cushing disease:SCD)も同じくACTHの自律性分泌による疾病ですが,クッシング徴候を欠き,偶発的下垂体腫瘍の精査の過程で診断されることが多いです.原因を探る.❸ 血中コルチゾールが抑制されず,血中ACTH<10 ng/mLなら,副腎腫瘍によるクッシング症候群を,10 ng/mL以上の場合は,下垂体腫瘍によるクッシング病の可能性を考える.❹ クッシング病が疑われる場合は,3テスラの下垂体造影MRIを施行する.❺ クッシング病が疑われる場合は,前夜の23時にデキサメタゾン(デカドロンⓇ)0.5 mg 1錠を服用してもらい,翌日,朝一番(8時半~9時)で血中コルチゾールを測定する.血中コルチゾール3 μg/dL以上でサブクリニカルクッシング病(SCD),5 μg/dL以上でクッシング病を疑う.クッシング徴候のいずれかがあれば,必ず,朝一番(外来であれば,8時半〜9時)の空腹時採血でACTH,コルチゾールを測定します.最初のスクリーニングでACTH,コルチゾールがともに抑制されている場合は,医原性クッシング症候群と考えて間違いありません.ステロイド薬の服用歴チェックが必要ですが,吸入用ステロイド,蕁麻疹などに処方される,セレスタミンⓇ配合錠の高用量使用が原因のことがあり,患者さんが自覚していないこともあるので要注意です.コルチゾールの抑制がなく,ACTHが10 ng/mLを下回っている場合は,副腎腫瘍によるクッシング症候群を,10 ng/mL以上の場合は,下垂体腫瘍によるクッシング病の可能性を考えます.後者の場合は,下垂体造影MRIをオーダーします.また,ACTHの自律性分泌を証明するために,少量デキサメタゾン抑制試験を行います.前夜の23時にデキサメタゾン(デカドロンⓇ)0.5 mg 1錠を服用してもらい,翌日,朝一番(8時半〜9時)で空腹時採血します.後述の副腎性クッシング症候群の場合はデキサメタゾン1 mgで,クッシング病の場合は偽陰性を避けるため,0.5 mgで抑制試験を行います.デキサメタゾン服用後のコルチゾール5 µg/dL以上であれば,クッシング病と診断します.下垂体腫瘍を認めながら,クッシング徴候を認めないサブクリニカル第2章●視床下部・下垂体疾患32Point❶ まず朝一番(外来なら8時半~9時)の空腹時採血でACTH,コルチゾールを測定する.❷ 血中コルチゾール,ACTHのいずれも抑制されていれば,医原性クッシング症候群のクッシング病の診断までの手順はどのようになりますか.
論文の要約
・背景
蕁麻疹は救急外来で最も一般的な皮膚疾患の一つで、その約10-12%を占めている。通常の治療はアレルゲンの回避と抗ヒスタミン薬である。最近のガイドラインは重症や難治例に対してステロイドを短期間使用することを提言している。ステロイドは蕁麻疹の主要な原因である肥満細胞の脱顆粒を阻害することは出来ないが、さまざまな炎症メカニズムを抑制することで症状を緩和させるのではないかと考えられている。しかし、これまでの研究では、その効果に一貫性がなく、併用による敗血症や血栓症など様々な合併症の報告がある。また、救急外来における経静脈的ステロイド投与についての情報が不足している。そこで本研究は、急性蕁麻疹で重症掻痒症のある患者に対してマレイン酸クロルフェニラミン(CPM)に加えて経静脈的にステロイドを投与することによる即時効果を評価した。
・方法
本研究はタイの赤十字チュラロンコン病院という単施設で行われた前向きランダム化プラセボ対照3群比較試験である。18-60歳で24時間以上持続しない急性蕁麻疹で治療前のvisual analog scale score; VASスコア(0から10で痛みの点数を患者が評価してつける)が5 点を超える重症掻痒症患者を対象とした。ただし、血管性浮腫やアナフィラキシー、5日以内に抗ヒスタミン薬やステロイドを使用している人、妊娠または授乳中である人、慢性的に蕁麻疹がある人、VASが理解できない人などは除外された。
選択された患者は以下の3つに分配された。?CPM群:救急外来滞在中にマレイン酸クロルフェニラミンivのみで治療し、処方薬として7日間第2世代抗ヒスタミン薬であるセチリジンを内服。?CPM/Dexamethasone(Dex)群:救急外来滞在中にマレイン酸クロルフェニラミンivとデキサメタゾン5mg iv +処方薬として7日間セチリジンを内服。?CPM/Dex/Prednisolone(PSL)群:救急外来滞在中にマレイン酸クロルフェニラミンivとデキサメタゾン5mg iv +処方薬として7日間の経口セチリジン内服と経口プレドニゾロンを0.5mg/kg/dayで内服。研究者でないものによって薬が準備され患者に分配し、薬を処方した医師はどの患者がどの群に分配されているか知らず、薬の投与も研究に関与していない看護師によって行われた。治療前の掻痒感をVASにマークするように患者に求めた。主要評価項目は、治療直前と治療後60分評価の平均VASスコアの変化で、副次評価項目は受診後7日目と30日目の外来フォローアップで7-day Urticaria Activity Score (UAS7)(膨疹の数と掻痒の強さをそれぞれ0-3点で点数化し、2つの合計(0-6点)を1日のスコアとし、その1週間分を合計した点数のこと)を用いた皮膚の状態評価と有害事象についてとした。統計的評価は、先行研究を参考にしてVASスコアの標準偏差を2.1とし、治療効果を2点以上のVASスコアの低下と仮定し、αエラーを5%、パワーを80%として計算し、69人とした。VASスコアの比較には分位点回帰が用いられた。
・結果
2017年10月-2019年2月の間に75人が登録され、CPM群には23人、CPM/Dex群には24人 、CPM/Dex/PSLの群には24人と合計71人が割り付けられた。どの群の患者特性にも差はみられなかった。主要評価項目である60分時点でのCPM群と残り2群(CPM/DEX)のVASスコアの変化の差の中央値は0.14(95%CI:-1.47−1.75)で有意差はみられなかった。副次評価項目である1週間の時点のUAS7>6で定義された再発性蕁麻疹についてはCPM群が4.2%、CPM/DEX群で0%、CPM/DEX/PSL群で29.2%と、CPM/DEX/PSL群でより多く生じていることがわかった。これは1ヶ月の時点でも同様であった。有害事象に関してもステロイド使用群でより多く、患者の満足度はCPM群が最も優れていた。
腕、手、脚、足首がはれたり、むくみで体重が増えたりすることがあります。
歴史的に、デキサメタゾンによる治療を脳浮腫の症状がない膠芽腫患者にまで経験的に行ってきたのは、患者が脳浮腫を発症する可能性を考えてステロイド薬を長期間にわたり処方する医師が多かったためです。われわれの研究の目的は、特に免疫治療の時代におけるそうした実臨床のパラダイムに注目して、免疫チェックポイント阻害薬治療を受ける膠芽腫患者において、デキサメタゾン使用に伴う負の影響があるかどうかを見きわめることでした」。
Reardon氏らは、同系マウス膠芽腫モデルにおいて免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-1療法)と同時にデキサメタゾンを投与した場合の影響を評価した。免疫チェックポイント遮断に本質的に反応する免疫感受性マウスモデルでは、抗PD-1治療薬にデキサメタゾンを追加すると、用量依存的に生存期間が短くなる結果となった。さらに、Reardon氏によればヒト膠芽腫により近い免疫抵抗性マウスモデルでは、抗PD-1療法または抗PD-1療法+放射線療法へのデキサメタゾン追加でも生存期間が短くなった。
マウスのブラジキニンによる足蹠浮腫に対し、デキサメタゾン 0.15、0.5、1.5mg/kg 皮下注射の浮
Cesana Cらは、97例に対して、合計340コースのVAD療法について細菌感染症の危険因子について報告している。(Haematologica 88:1022-1028, 2003)1990年5月から2001年12月までの97例において、340コース中、敗血症3例(1.5%)、肺炎18例(9.7%)、CMV感染症2例、原因不明熱1例であった。その他に軽度の感染症として、尿路感染3例、急性気管支炎1例、皮膚蜂か織炎、である。帯状疱疹3例、口腔内カンジダ症4例、32例の患者に合計44回感染症のエピソードがあった。危険因子については単または多変量解析によって、診断後4ヶ月以後、好中球数最低値が1,000未満、血清クレアチニン値1.2mg/dLをこえている、抗生物質の予防投与の内場合、中心静脈留置、に感染症発症の危険率が高くなるとしている。治療前の危険因子としては男性、前治療歴を有する、持続点滴による投与、年齢56歳を越えた場合、骨髄腫のタイプとしては、病期にはよらず、尿中L鎖陽性者、PS, 非寛解例に高かった。
以上の8編の論文から好中球減少は約20%に認められ、感染症の合併には注意を要する。またこの疾患自体が免疫不全であり、高齢者に多い疾患であり、感染症、特に肺炎の合併、PSの不良例では注意する。
4.本療法の位置づけについて
5.国内における本剤の使用状況について
[PDF] 副腎皮質ホルモン剤 デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液
Implication
急性蕁麻疹の重症掻痒患者に対して抗ヒスタミン薬に経静脈でも経口でもステロイドを追加することは、効果がなく副作用が増えるため支持されないと著者らは結論づけた。
本研究の強みとしては、重要な臨床疑問に対する研究であり、二重盲検のランダム化比較試験で脱落が少ないこと、サンプルサイズ計算の仮定と実際の結果が一致していることからサンプルサイズが妥当と判断できることである。一方、問題として以下が考えられる。?自宅で内服する処方薬が盲検化されておらず、VASスコアを評価する人間が患者自身であるため情報バイアスがあること。?研究プロトコルは登録されたのち変更はないと記載されているが、選択基準の年齢の変更や血管性浮腫のある患者が除外されるなど変更があること。?臨床疑問が救急外来でのステロイド静注の追加効果であるが、帰宅後にステロイドを内服する治療群も比較に加わったことで多重比較の問題や?であげた問題などがあり結果的に結果の妥当性を損ねていること。?単一施設での研究であること。
以上より内的・外的妥当性ともに問題がある。しかしながら、それらを踏まえても本研究結果から急性蕁麻疹に対してルーチンでのステロイド静注は推奨されないと言えるだろう。今後もアナフィラキシーや重症・難治性蕁麻疹に対するステロイドの併用効果の研究が続くことを期待する。
✓ DTX の特徴的な副作用として浮腫がある。症状としては下肢などの浮腫 ..
分泌亢進症に対する治療
前述した基礎疾患の治療と並行して、あるいは治療後にもホルモン過剰による症状が残存した場合には、以下の治療を行う。薬物療法が不十分な場合には定位放射線療法が必要なことがある。
浮腫性硬化症、紅斑症(☆多形滲出性紅斑、結節性紅斑)(但し、多形滲出性紅斑の ..
18:475-480, 1995)。1990年から1992年までに47例の第1選択治療に不応であった骨髄腫患者、VAD単独群24例、interferon併用群23例の比較である。差は認められず、有害事象については24例のVAD単独」において、白血球減少11例、血小板減少4例、貧血9例、感染症6例、口腔粘膜障害1例、肺炎3例、低血圧1例、神経障害;運動性2例、浮腫1例、高血糖1例、その他3例であった。
7.
レナデックス錠4mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
リンパ液はリンパ管の中を流れています。手術や放射線治療などによってリンパ管やリンパ節の働きに障害を生じると、リンパ液の流れが悪くなります。流れが悪い場所では、リンパ液が過剰にたまり、皮下にしみ出してきてむくみが生じます。そのむくんだ状態をリンパ浮腫と言います。リンパ浮腫は治療後数か月で生じる場合と数年後に生じる場合があります。
デキサメタゾン、デキサメタゾンリン酸エステル及びデキサメタゾンメタスルホ安息 ..
抄録 A.A. ascites tumorをラット脳内に移植有ることにより,実験脳腫瘍モデルを作成した。これを用い,14C-iodoantipyrineおよび14C-deoxyglucose quantitative autoradiography法により,それぞれ局所脳血流量およびグルコース利用率をdexamethasone治療群・非治療群について測定し,担腫瘍脳におけるこの両者の変化および腫瘍性脳浮腫に対するdexamethasoneの効果を検討した。無治療群では腫瘍隣接脳において,対照群に比し局所血流量およびグルコース利用率がそれぞれ75%,60%減少していた。腫瘍と同側の広範な領域の皮質でも両者は中等度に低下していたが,対側半球では有意の変化は認められなかった。Dexamethasone治療群では,無治療群で認められた局所血流量の低下がすべての部位で有意に改善していた。また治療群では,血中グルコース値が高値となるため局所グルコース利用率を定量できないが,optical densityで比較有ると腫瘍隣接脳でグルコース利用率の低下が改善していることが示唆された。以上の結果,腫瘍隣接脳は浮腫のため可逆的な乏血状態に陥っており,dexamethasoneはこれを回復させる効果をもつことが確忍できた。
死、ミオパチー、血栓症、精神変調、浮腫、低カリウム血症等が報告されている。
Reardon氏らはデキサメタゾンの潜在的な弊害を多変量解析を用いて評価した。解析では疾患状態(新規診断対再発)、治療開始時の腫瘍体積、年齢、切除範囲などのさまざまな因子を調整し、関連予後因子に関する注釈付き全データを有する163人を解析の対象とした。抗PD-1療法開始時点でデキサメタゾンを投与していない患者と比較して、デキサメタゾン治療を受けた患者の死亡リスクは約2倍であった。さらに、治療開始時点でのデキサメタゾン投与は、全生存期間に対して最も強く関連付けられる負のリスク因子であった。
る)、成年性浮腫性硬化症、紅斑症(☆多形滲出性紅斑、結節性紅斑)(但
薬の中にはその副作用でむくみが生じるものがあります。代表的なものは副腎皮質ステロイド、非ステロイド抗炎症剤、カルシウム拮抗剤(高血圧の薬)、ピオグリタゾン(高糖尿病薬)などです。薬を変更することによって症状が改善する場合があります。
し、多形滲出性紅斑の場合は重症例に限る)、IgA 血管炎(重症例に限る)、
Seregen CMらは、未治療骨髄腫139例に投与して、134例が評価可能症例となり、62%に部分寛解、5%に完全寛解を得ている。主な有害事象は、9例(2%)に吐き気、嘔吐、10例(2%)に粘膜炎、肝臓障害8例(2%)、腎臓機能障害7例(1%)、心臓機能障害2例である。24例(18%)に軽度の神経障害、発熱または感染症が37例(27%)に認められた。投与にあたっては、全例に抗生物質の予防的投与、抗真菌剤の投与を行い、感染症予防とし、制吐剤の投与は全例に行っている。139例に対して、合計416コースのVAD療法を行い、うち117例は、3コースの13例には4コース行った。なおこの論文では、この治療法が、中心静脈留置を必要としており、外来治療を困難にしていること、留置したカテーテルに伴う敗血症、血栓症が24%にもあったことを不利益としている(Bri J Haematol.
Control 群は薬剤を塗布しないこと以外は、薬剤塗布群と同じ操作をし
「免疫療法薬治療を受けている膠芽腫患者にはデキサメタゾン投与を避けるようにするべきであり、また臨床的に副腎皮質ステロイド剤が必要な場合には、これらの薬剤投与を慎重に行うべきであると今回の結果は示唆しています」とReardon氏は述べる。「さらに、抗炎症効果がこれほど広範囲に及ばない脳浮腫に対する治療に向けた他の戦略の追求が強く求められていることをわれわれの研究結果は示しています」。