※池袋皮膚科のハイドロキノンは4%〜10%と高濃度で効果が期待できます。
しみの原因であるメラニン色素を作らせなくする漂白剤です。しみの治療としては、トレチノインでメラニン色素を外に押し出し、ハイドロキノンで新しいメラニン色素をつくるのを防ぐのが効果的です。ハイドロキノン単独でなく、トレチノインとの併用をお奨めします。市販されている、いわゆる美白化粧品は、このハイドロキノンに比べて成分の作用が非常に弱いものです。
この記事では、ハイドロキノンやトレチノインの併用について解説します。
ハイドロキノンは美白効果、トレチノインは美白効果と、小じわ治療に効果があります。いずれも外用するだけの治療で非常に簡便ですが、まれにこれらの薬剤でかぶれてしまう場合があります。
話題のトレチノイン・ハイドロキノン療法を知りたい方はをご参照ください。
トレチノインは肌のターンオーバーを促進し、新しい細胞が生まれるのを促進します。結果として、メラニン色素を持った細胞が上へ押し上げられ、約1~2ヶ月で、表皮深層のメラニン色素を外に排出させます。
ハイドロキノンは、「肌の漂白剤」と呼ばれるほど美白効果の高い物質です。
A 痛みが強い場合は塗る量を減らしていただいてもかまいません。皮がむけてヒリヒリするのは正常な反応です。反応が強すぎてドロップアウトするよりは、継続して治療していただいた方が効果が出ます。①我慢しながら量を減らして調節していく、②一旦塗るのをやめて3-4日すると反応が止まるので、それから量を減らして様子を見ながら少しずつ増やしていく、のどちらかで対応してください。
時間に余裕があれば、朝とお風呂上がりに1日2回塗布します。時間がない場合は夜のお風呂上がり1回からはじめます。
ちょっと赤くなってわずかに皮膚がポロポロと剥けるくらいなら、そのまま継続してください。赤みが強い、皮膚の刺激感がある場合は塗布回数を1日2回なら1回へ、1日1回なら2日に1回に減らします。症状が治まれば元に戻します。
1ヵ月ほどしても効果が見られないときは1日2回であれば塗布量を増やします。やや厚めに塗布します。1日1回であれば2回にしてください。
皮膚科専門医に基づく美肌メンテナンス。健康で美しい肌へ導きます。
(*)必須なものではありませんが、トレチノイン、ハイドロキノンと一緒に使用することにより美白の相乗効果が得られるため、お奨めいたします。ビタミンCローションは場合によっては少ししみる方もいらっしゃいますが、アレルギーなどの副作用がまったくないものです。
ビタミンCは直接肌に塗っても浸透しないのですが、当院でご紹介しているものはビタミンCの誘導体という形なので、効果があります。統合的な治療をお奨めいたします。
米国では化粧品に配合できるハイドロキノンの濃度はまでと決められていますが、日本では化粧品に配合できるハイドロキノンの濃度はまだ規制されておらず、高濃度の化粧品も購入が可能です。
ハイドロキノンクリームの反応が強い方の使用はお勧めできません。
しかし、ハイドロキノンには細胞毒性や副作用もあり、使用方法を間違えると皮膚に悪影響を及ぼします。
A あまりにも剥ける場合は量を減らしていただいてもかまいません。皮がむけるのは正常な反応です。治療中は無理にファンデーションを塗らずに、日焼け止めとポイントメークをしていただくのみで良いと思います。どうしてもファンデーションを使いたい場合は、リキッドタイプのものやBBなどが良いと思います。粉にすると、余計に目立つ場合が多いです。反応は次第に落ち着いてきますので、このまま続行してください。何か大きなイベントがある場合は、イベントの4-5日前に塗るのをやめていただくと反応が止まります。
トレチノイン・ハイドロキノン療法は、漂白期と治癒期に分かれます。
ハイドロキノンを、シミよりも少し広く塗ります。これは指で塗っても大丈夫です。
※ハイドロキノンは出来るだけお休みしないように塗りましょう。
ハイドロキノンで効果があるのは、皮膚の浅いところにある表皮のシミです。
経過を観察しながら、治療を継続していきます。ハイドロキノンの処方には、毎回ドクターの診察が必要になります。医師の管理のもとで処方いたしますので、お薬だけのお渡しはできません。1〜2ヶ月後より、ハイドロキノン5%にステップアップします。
ハイドロキノンの効果をより実感していただくために「イオン導入」、の併用をオススメしています。
トレチノインやは、美容においてメリットの多いの治療薬として知られています。
上田皮ふ科で処方するトレチノインは、院内で作成することで生成したての新鮮なトレチノインのみを販売しています。より効果的なトレチノインの作用をご実感ください。
③トレチノイン塗布20分経過した後にハイドロキノンを塗ります。
皮膚は表面から「表皮→真皮→皮下脂肪層」という組織に分かれています。
トレチノイン、ハイドロキノンのような塗り薬で表面から治療可能なシミは、表皮に存在するシミです。
表皮はさらに「角質層→顆粒層→有棘層→基底層」に分けられます。
シミの原因であるメラニンは、表皮、真皮、皮下脂肪層のどこにでも存在することができます。
よって、トレチノイン・ハイドロキノン併用療法により効果が得られるのは、表皮のシミになります。
イメージとしては、皮膚の浅い部分にあるシミと考えてよいでしょう。
この記事では、ハイドロキノン・トレチノインの毛穴への効果について解説します。
メラニンは、皮膚の深層にいくにつれて黒く、青く見えたり(ADM等)することがあります。
もちろん見た目だけでは判断できない場合もありますが、大まかな目安として平坦な茶色いしみはトレチノイン・ハイドロキノンの塗り薬の効果が得られる可能性が高いといえます。
それより深い部位にある「しみ」は塗り薬では効果が乏しく、レーザー治療が適応になります。
よって、3ヶ月使用しても効果が現れない場合はレーザー治療や、くり抜き法等深い層にも対応ができる治療に切り替えると良いでしょう。
トレチノイン、ハイドロキノン使用中は、紫外線の影響を非常に受けやすい状態になっています。
特にハイドロキノンは紫外線にあたると逆にシミを濃くしてしまいます。
そのため、朝の使用はあまりおすすめしません。
もし使用する際は、ハイドロキノンを塗った後にSPF20以上の日焼け止めを使用することを推奨します。
トレチノインは紫外線を吸収するので、皮膚を守る作用もあります。
濃いシミにはトレチノイン・ハイドロキノン療法の効果は高くありません。レーザーによるシミ治療をおすすめします。
使用開始時のトレチノインやハイドロキノンの塗り方についてお伝えします。
トレチノインは肌のターンオーバーを促進して正常化することで、くすみ・しみ・ニキビに対して効果を発揮するお薬です。 また、真皮の線維芽細胞に働きかけて徐々にコラーゲン合成を促し、肌のハリ・小じわ・毛穴に対しても効果があります。 このように、トレチノインは皮膚の若返り・再生を促すお薬です。
3.ハイドロキノンを、できるだけ広い範囲に伸ばして塗りましょう。
メラニンを作る過程で働く酵素を抑えることでメラニンの合成を抑制し、美白・美肌効果を発揮します。美白の塗り薬は多数種類がありますが、ハイドロキノンが最も効果が高いものになります。当院では安心して長期使用できるようにナノ化ハイドロキノンを処方しております。ハイドロキノンは安全性の高い濃度になっており、ナノカプセルで包み込んでいるため効果が高いまま刺激などの副作用を抑えています。使用して赤みやかぶれ症状が出た場合は、ご相談ください。
市販で買えるおすすめハイドロキノンクリームも合わせて紹介します。
この塗り方は治療過程によって変化していきます。また、シミの治療をしている方と美白のために使っている方では塗り方や塗る量が異なることもあります。
実際、トレチノインはニキビやニキビ跡に対して以下の効果を発揮します。
ハイドロキノンとトレチノインは、同じくシミや美白に効果的ですが、アプローチ方法が違います。
トレチノインが効果的なシミの種類としては以下がいわれています。)
ご自身の肌に合うスキンケア用品を見付けられず、肌トラブルを悪化させてしまうケースも少なくありません。そこで当院では、専門家が開発や監修に関わり、自信を持ってお勧めできるメディカルコスメ(ドクターズコスメ)をご用意いたしました。診察や通院はもちろん、毎日のスキンケアを「治療」という考えに転換し、あらゆる肌悩みを解決へ導きます。
また、ハイドロキノンとトレチノインを使用する際には、必ず休薬期間を設けます。
具体的な使用方法については、ハイドロキノンを処方している医師の指示に従うようにしましょう。
ハイドロキノンとトレチノインは、効果が高い一方、副作用が出やすい薬です。
①漂白期:治療開始2~6週目ではトレチノインおよびハイドロキノンを併用し、表皮メラニンの排出を促します。多くの場合は治療開始後3~4日のうちに皮膚が紅くなる皮膚炎症状と、ターンオーバーの亢進により落屑(皮膚の皮がうすく剥ける状態)、乾燥がみられます。
しかし、ハイドロキノン単独による治療では、効果を得るのに時間がかかります。
トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)
米国では、シワ、ニキビの治療薬として、FDAで認可されており、肌の若返りの薬としてたくさんの方が使用しています。トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)は、ビタミンA(レチノール)の誘導体です。レチノールは、最近多くのアンチエイジング化粧品に含まれている成分ですので、ご存じの方も多いと思います。トレチノインはレチノールの約100倍の効果を持つ成分で、ビタミンA類の体内での生理活性の本体そのものです。皮膚細胞に働きかけ、細胞の生まれ変わりを促し、確実にお肌を若返らせる成分です。トレチノインは、だれでも血液中に極微量に存在しているものですから、アレルギーを起こす心配がありません。
トレチノインはします。毛穴の詰まりやニキビの予防に効果があります。
肌の漂白剤ともいわれるハイドロキノンですが、全てのシミに対して美白効果があるわけではありません。