大阪AGA加藤クリニック専門医が発毛に関する情報をお届けします


TGF-βは退行期誘発因子とも呼ばれており、髪の毛の正常な発育を妨げ、髪の毛が成長しきらないうちに抜け落ちさせてしまうため、TGF-βが多く産生されると細毛化が進行してしまうのです。


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フィナステリド錠を服用することで5α-リダクターゼの働きを阻害できるので、結果として抜け毛のリスクファクターとなるTGF-βの産生を抑制し、髪の毛の健全な成長を促すことが可能となっているのです。


フィナステリド錠の服用を開始すると、一時的に抜け毛の量が増えるケースもあります。そしてそのことを「初期脱毛」と呼んでいるのです。

一般的にAGA治療薬には以下のような副作用が起きる場合があります。

インターネット上の男性型脱毛症に関する記事を見ていると、フィナステリド錠を服用することによって細毛化が進行するなどと書かれているケースがあります。なぜ細毛化を防ぐ目的で用いられるフィナステリド錠を服用することによって、かえって細毛化が進行するというのでしょう。

それは初期脱毛が起こることを、細毛化と勘違いしているのです。髪の毛には1本1本ヘアサイクルがあります。

※フィナステリドが最初に商品化された時の商品名がプロペシアです

ヘアサイクルとは髪の毛が生えてから抜け落ちるまでの周期のことです。一般的にヘアサイクルは4年から6年程度とされていますが、髪の毛1本1本につきヘアサイクルは異なっているので、一斉に抜け落ちるようなことはありません。

フィナステリド錠を服用することによって新しい髪の毛が生えてくると古い髪の毛が抜け落ちるため、一時的に抜けの量が増えるという訳なのです。

(プロペシアの薬効成分がフィナステリドと言い換えてもいいでしょう)。

フィナステリド錠を服用しているときに、ミノキシジルを併用すると、発毛効果を高めることが期待できます。ミノキシジルはフィナステリド同様、厚生労働省がその発毛効果を認めている有効成分です。

ミノキシジルには血管を拡張し、血行を促進する働きがあります。血液は全身に酸素や栄養、白血球などを運んでいるので、血行が悪くなった場所は栄養状態が低下し、免疫力が落ちてしまうのです。


「フィナステリドってどんな薬?」「フィナステリドの効果や副作用を知りたい!」

また血行が良くなることで、フィナステリドを効率よく頭皮に送り届けることもできるようになります。そのため発毛効果を高めることが期待できるのです。

フィナステリドの副作用について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。

フィナステリドを配合したプロペシアのような男性型脱毛症の治療薬には、抜け毛を予防して髪の毛の健全な成長を後押しする働きがあります。フィナステリド錠を服用することで、細毛化が進行するようなことはありません。

AGA治療薬の副作用には、一般的に以下のような症状があります。

フィナステリドには男性型脱毛症の原因である5α-リダクターゼの働きを阻害する効果があります。それによって抜け毛のリスクファクターであるTGF-βの産生を抑制し、細毛化を防ぐことができるのです。

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フィナステリド錠の服用を開始すると、一時的に抜け毛の量が増えるケースもあり、そのことを初期脱毛と呼んでいます。初期脱毛はフィナステリドによってヘアサイクルが改善されている証拠なのですが、それを細毛化と勘違いするケースがあるようです。

AGA治療に用いられる「プロペシア」について、詳しく解説いたします。

フィナステリドとミノキシジルを併用すると、発毛効果を高めることが期待できます。なぜならミノキシジルには血行を促進する働きがあるからです。

ただ、海外製品よりもフィナステリドの含有率が低い国内製品においては、

血行が良くなれば頭皮環境が良くなり、フィナステリドを効率よく頭皮にとどけられます。

これらの副作用は個人差が大きく全ての患者さんに現れるわけではありません。


〒060-0005
北海道札幌市中央区北5条西2-5 JRタワーオフィスプラザさっぽろ12F

多くのケースで服用を継続するうちに症状が改善することもあります。


〒220-0004
神奈川県横浜市西区北幸1-11-1 水信(ミズノブ) ビル 3F

フィナステリドを服用しても抜け毛が止まらないのですがなぜですか?

不妊症の検査中に精子が少ないことがわかった場合、フィナステリド(プロペシア®)を飲んでいる方は、中止すると精子数が回復するようです。

AGA治療薬として髪の再生や髪質の改善が期待できるフィナステリド。

夏ぐらいから髪質が、くせ毛から真っ直ぐになり、柔らかく細くコシもなくなり、だんだん額のそりこみの部分が気になり三週間前にクリニックへ行き診てもらいました。先生は、まだ大丈夫そうだけど一応『早期対策の予防』という形でプロペシアを処方してくれました。飲みはじめて三週間がたちますが、逆にそりこみより、前頭部の中央の髪がスカスカになり髪をかきあげると頭皮が見え前頭部の中央だけグレーになってしまいました。(広範囲です)生え際は新しく生えてきた短い毛と弱って産毛みたいになってしまった毛とでもうグチャグチャになってしまっていてもう訳がわかりません。ただ、髪がどんどん全体的に弱くなってきて、今は髪が長くて額を隠してますが、短くしたら薄毛だという事が周りに知られてしまうといった状態です。毎日周りの人間に気付かれないように頑張ってるのですが、とてつもなくストレスなのと、悪化してく恐怖に心がおしつぶされそうです。プロペシアを飲みはじめた今の状態について、私の意味不明な文章を読んで、何かわかる方いましたら返事もらえると幸いです。よろしくお願いします。

フィナステリドの副作用が現れた際の対処法についていくつか紹介します。

これまで、2回にわたって、若年の健常者では低用量、および通常量のフィナステリドやデュタステリドを内服しても、精子数や精子運動率といった精液所見に問題になるような悪影響はなかったという論文を紹介しました(、)。
もともと精液所見が良いので、少しぐらい悪化しても基準値内におさまるという結果でもありましたが、不妊症になるかどうかは不明です。今回ご紹介する研究では、後ろ向きの検討となりますが、男性パートナーが不妊外来を受診した際にAGA治療薬として5α-還元酵素阻害薬であるフィナステリドを飲んでいた場合、どう対応したら良いかについての有用な情報を提供してくれています。生殖医療に携っているものとしては、日々遭遇する状況です。

その原因はミノキシジル、フィナステリドの効果そのものにあるのです。

論文の要旨:
この研究の目的は、フィナステリドの内服を中止した後に、精液所見がどの程度改善するかを検討することです。
不妊症の評価のために受診した男性の診療情報を集めているデータベースから、精液所見や性ホルモンの値を抽出し、フィナステリドの中止前後の変化を解析しました。対象は2008年から2012年の男性症例です。
結果は以下のようになっていました。データベースに登録された4400名の男性患者のうち、27名(0.4%)が男性不妊症の評価のための受診当初にフィナステリドを内服していました。内服期間は平均57.4ヶ月でした。また、内服用量は1日平均1.04mgでした。フィナステリド内服中止後、平均の観察期間6.45ヶ月の間に、平均11.6倍の精子数増加を認めていました。高度乏精子症(精子数
結論としては、フィナステリドは低用量であっても症例によっては精子数の減少をきたす原因となっている可能性がある、としています。このように男性不妊症とされるような方の場合は、フィナステリド中止によって多くの症例で、精子数が劇的に改善しました。ホルモン値や精子運動率、精子形態は有意な変化はありませんでした。精子数が低下している男性においては、フィナステリドは中止すべきであると同時に、挙児希望の男性の場合はフィナステリドの使用に注意が必要です。

このため、最低でも半年は、プロペシアの服用を続けるようにしましょう。

前の2回では、健常者を対象とした研究を紹介してきましたが、今回の論文は男性不妊症を対象としたものです。フィナステリド中止により劇的に精子数が上昇しています。この研究では乏精子症での改善が主に報告されていますが、精子数が15x106/mLと基準値内の症例でも精子数が3倍以上に増加していました。泌尿器科医師で生殖医療に関わっているものでは、この研究でのフィナステリドや、あるいはもっと強力な5α-還元酵素阻害薬であるデュタステリドを内服しているかどうかを常に確認し、内服していた場合は中止をお願いすることが一般的になっています。今回の研究は海外の検討ですが、我が国からの症例報告もあります(Chiba K et al., Fertil Steril 2011)。この症例は5年前に不妊治療専門のクリニックで乏精子症を指摘されていましたが、不妊治療はしていませんでした。1年前からAGA治療薬としてフィナステリド1日1mgを内服していましたが、再び乏精子症を指摘され、初めて男性不妊症外来を受診しました。その時点ではほとんど精子を認めず、無精子症に近い状態でしたが、フィナステリド中止後16週で精子数10x106/mLを超えるまでに改善しました。つまり、顕微授精が必要な状況から、人工授精が可能なレベルまで改善したということになります。適切な対応であったと思われます。
AGAは男性としては深刻な問題で、フィナステリドやデュタステリドを内服している方は高いお金をはらって治療しています。やめることをお勧めしてもなかなかご理解を得られない場合もありますが、子作りをする場合は、この薬剤のメリット(髪の毛が増える、前立腺癌予防)とデメリット(精子数が減る、持続的な男性機能障害がおきる、薬剤費がかかる、体外受精や顕微授精などより奥様の負担となる治療が必要になるといったリスクがある)をよく考えていただく必要があります。また、男性パートナーの方も早めに泌尿器科の専門医を受診して、検査や必要な治療、アドバイスをうけることが重要です。
3回にわたって5α-還元酵素阻害薬であるフィナステリドとデュタステリドと不妊症について、解説いたしました。若い健常者で精液所見が問題ない男性であれば、これらの薬剤の影響はあまり考えなくてもよいですが、若くても子供を作りたい場合や精液所見が悪い方は内服を避けた方がよいと考えられます。一方で、妊娠や生児獲得までのデータはありません。結局明確な結論はでませんが、男性不妊の場合には、原因は複数あることが多いので、できることはなんでもしていただくことが元気な赤ちゃんを授かることにつながります。ご参考になれば幸いです。

フィナステリドだけで効果を感じられないときには、を行いましょう。

亀田メディカルセンターでは男性不妊外来を開設しております。
泌尿器科専門医・指導医、生殖医療専門医の小宮顕部長が担当します。
当院のもご参照ください。

フィナステリドに関する基本的な情報については以下ページをご確認ください。

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