③ ベピオとの併用でスピロノラクトンは少量内服でも優れた効果を発揮する
内服中に妊娠すると胎児に奇形が生じることや流産や早産のおそれがあります。現在妊娠している方、近いうちに妊娠を希望される方、授乳中の方は、服用できませんのでご注意ください。治療終了後もイソトレチノインの効果が続いているため、服用期間中とその前後1~2カ月は必ず避妊具を用いて避妊してください。(男女共に)
イソトレチノインは以下の薬剤との併用に注意する必要があります。
②保険治療をやっても毎回毎回ニキビが繰り返しできてしまう方
保険治療で処方される抗生物質を長く飲んでいる・付けている場合、耐性菌が出る可能性が高くなるだけです。そういう方はイソトレチノインで繰り返しの循環を終わらせましょう。
イソトレチノインは、重度のニキビや難治性のニキビに対して効果を発揮する治療薬です。
しかし、イソトレチノインは、その効果の大きさと同じくらい、副作用には注意が必要です。そのため、自分がイソトレチノインを使用できるかどうかを確認するためにも、内服する際には皮膚科専門医の指導を必ず受けてください。
初めてニキビを治療する方は、をご覧ください。
イソトレチノインの服用期間中に注意するべきことは以下の通りです。
また、イソトレチノインの服用方法やおすすめのクリニックについても紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
③ニキビ跡がすぐできてしまう方・ニキビができたらほぼ確実にニキビ跡になる方
そういう方はニキビ自体を1個も作るべきではないため、そういう方はイソトレチノインの適用になります。
日本国内のクリニックで処方されているイソトレチノインの費用相場は、
504の外科的治療のうち、2つのケースでケロイドの形成を認めました(グリコール酸ピーリングと複合母斑の高周波焼灼術)。また、紅斑の発生、色素沈着などの副作用の発生率はイソトレチノイン治療を行っていない患者の文献上データと同程度と報告されています。
精神疾患(うつ病等)で治療中の方、肝臓疾患で治療中の方など、イソトレチノインの適応ではないと医師が判断した場合は、処方できませんのでご了承ください。
イソトレチノインを服用する際には、以下の点に気をつけてください。
④ニキビがあるせいで精神的に参ってしまい、仕事に行けない・学校に行けない・友達に会えない、という精神状態になっている
こういう方はいち早くニキビを治すことが優先されるため、イソトレチノインが適用です。
183人の患者が登録され、レーザー脱毛(ダイオード、YAGレーザー)、マイクロニードル(ダーマペン等)、CO2レーザー、QスイッチYAGレーザー、ピーリング(グリコール酸、サリチル酸、TCA)、IPL、サブシジョン、皮膚生検、切開、パンチング、歯科治療など504の外科的治療が行われました。183人中、61人が外科的治療前にイソトレチノインを中止し、122人が外科的治療中もイソトレチノインを内服していました。
期待した効果を実感したため、途中でイソトレチノインを辞めてもいいですか?
日本においては保険収載されていない為、自費の治療です。
しかし、海外のニキビの治療ガイドラインにおいて難治性のニキビに対してイソトレチノインは高いレベルで推奨されており、海外では30年以上前から使用されている薬剤となります。
上記で解説したように、イソトレチノインは妊娠中の人は服用できません。
イソトレチノイン服用前後とその後3か月に1度、採血をすることにより治療中の患者様の健康状態を正確に把握し続けることにあります。採血は、副作用の兆候を早期に発見するために重要です。
ため、イソトレチノインをご検討している方も気軽に服用開始できます。
※当クリニックの価格はすべて税込表示です。
※イソトレチノイン (ニキビ治療薬)は、公的医療保険が適用されない自由診療です。
※お支払い方法について:当クリニックでは、現金、各種クレジットカード、各種電子マネー、によるお支払いが可能です。
※利用できるクレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESSです。
※によるお支払いの場合、現住所確認ができる身分証をご持参ください。また、手続きに時間を要しますのでご希望の方は事前にお申しつけください。
以下では、イソトレチノインの治療期間と服用量について解説します。
イソトレチノンはビタミンA誘導体であり、皮膚のターンオーバーを早め、毛穴が詰まらないようにします。また、皮脂の分泌を抑える作用・アクネ菌に対する抗菌作用・抗炎症作用を持ちます。
イソトレチノインを服用中の肌は非常に敏感でデリケートな状態です。
・低用量イソトレチノインによる中等度ニキビ患者638名の研究
中等度ニキビ患者638名を、イソトレチノイン1日20㎎で6カ月治療し、12〜20歳の患者の94.8%、21〜35歳の患者の92.6%のニキビが治癒しました。
その後4年間のにきび再発は、12〜20歳の患者で3.9%、21〜35歳の患者で5.9%で、
主な副作用は、軽度の肝機能異常が4.8%、血液検査での軽度の脂質レベルの上昇が4.2%でした。
ここでは、特に併用に注意すべきスキンケア製品について解説します。
⑤体にニキビがたくさんある方
薬を体のニキビ全部に付ける、というのは労力的にほぼ不可能です。(手が届かない場所もありますよね)その場合も、早めにイソトレチノインを飲むべきというのが世界的な潮流です。
上記のように、イソトレチノインにはさまざまな副作用が確認されています。
イソトレチノインは、重度のニキビ、さらには脂漏性皮膚炎、鼻しゅさ(鼻瘤)に有効なビタミンA誘導体です。
イソトレチノインを服用すると、①皮脂の分泌を抑える効果、②皮脂腺自体を縮小させる効果、③皮膚の角化を抑制し、毛穴が詰まりにくくなる効果を発揮します。
ニキビの原因は皮脂が毛穴に詰まることなので、上記3つの効果により、重症のニキビの進行の抑制・改善効果が期待できます。
イソトレチノインを服用中に全身脱毛を行うことはおすすめされません。
ニキビを治療するためのイソトレチノインは、すでに重症化したニキビにも効果が期待できる飲み薬です。
日本では保険外診療になりますが、約半年間の服用で、90%以上の患者さんの症状が改善されていることから、日本皮膚学会と日本臨床皮膚科医会は、厚生省に承認申請の要望を提出しています。
副作用に関しては、医療機関の説明に従って服用し、気になることは、その都度の医師に相談することで、長年のニキビの悩みから解放されます。
イソトレチノインの副作用には、頭痛や吐き気などが見られる場合があります。
重度ニキビ治療薬のイソトレチノインには、患者様によってはやや副作用が出る場合があるため治療にあたってはしなくてはなりません。
当院では以下の流れで治療を行っていきます。
イソトレチノインをやめた後でも、皮脂の分泌が完全に元に戻ることはありません。
赤みニキビや炎症したニキビでお悩みの場合、イソトレチノインを使用すれば改善する可能性があります。
イソトレチノインを服用すると、肝機能が低下することがあります。
保険診療によるニキビ治療でなかなか効果の得られない重症なニキビにはイソトレチノインの内服薬(飲み薬)による治療を導入しています。欧米などの海外ではニキビ診療の標準的治療薬として使用されていますが、日本では保険診療の適応外になりますので自費診療での処方になります。イソトレチノインは重症のニキビや慢性に繰り返すニキビに対して皮脂の分泌を抑え、皮脂腺そのものを小さくすることで効果のある飲み薬で長期的な寛解を期待できる効果もあります。まれな副作用として肝障害や高脂血症がみられることがありますので飲み薬(内服)の開始時と1ヵ月後・増量による用量変更時には採血検査を行います。内服後に顔、唇などのガサガサ、刺激症状を生じることがありますので保湿剤との併用をお勧めしています。注意点としては、女性の場合は妊娠中・妊娠の可能性がある方は内服できず、内服終了後は半年間の避妊が必要になり、男性の方は1ヵ月の避妊が必要になります。また、最終の服用日から6ヵ月間、献血はできません。なお、女性は15歳以上、男性は18歳以上で身長の伸びがある程度おさまった方に処方しています。重症なニキビにも効果の高い治療法ですが、副作用の可能性がある内服薬のためしっかりと定期的な診察が必要となるお薬になります。
イソトレチノインを服用すると精神疾患を引き起こす可能性があります。
これは好転反応と呼ばれ、イソトレチノインの作用で肌のターンオーバーが促され、角栓や皮脂が押し出されることで起こる現象です。
イソトレチノインを服用すると一時的にニキビが悪化する可能性があります。
1日1回を食事中または食後に、水またはぬるま湯で服用してください。
イソトレチノイン(ニキビ治療薬)は、4〜6カ月の治療が基本となります。
内服開始1カ月程で一時的にニキビが悪化することがありますが、内服を続けていると徐々に改善していきます。効果が物足りない場合は内服量の調整が必要なことがあります。また、内服期間の途中でニキビが改善したからといって自己判断で中断するのも止めましょう。
イソトレチノインの治療中は脱毛を併用しないように気をつけましょう。
一方でイソトレチノインは皮脂腺を退縮させる作用があるため、再発を抑えることができ、かつ再発しても症状は軽度で済みます。ただし、再発率は文献によってかなりのばらつきがあるためあまり参考になりません(そもそも再発をどのように定義すべきかという問題があります。定義が変われば再発率も変わります)。再発率はイソトレチノインの投与量、投与期間、併用薬の有無、重症度、年齢、性別など様々な要素が関与するため一概には言えませんが、おおむね30%程度と考えておけば良いでしょう。Quéreuxらは再発率が高くなる患者背景として、年齢が若いこと、家族歴があること、胸や背中にもニキビがあることを挙げています(文献1)。これらに該当する場合には投与量を多くすることが望まれます。なお、最新のメタアナリシスによれば再発率を下げるにはイソトレチノインは低用量ではなく、通常量が推奨されています(文献2)。
イソトレチノインは、飲みあわせの悪い薬があるため事前に確認することが重要です。
個人差がありますが、通常は20mg錠を1日1錠、約半年間継続して内服することで、皮脂腺が縮小し、数年から半永久的にニキビが出来にくい肌質に改善することが期待できます。
内服中は、テトラサイクリン系の薬剤(ミノマイシン、ビブラマイシンなど)と併用できないことに注意が必要です。原則として、イソトレチノイン内服だけの治療となり、過酸化ベンゾイル・アダパレン外用といった他の治療との併用は行いません。