そして、近年「スタローン! 健在!」をアピールした映画が『エクスペンダブルズ』


マリオン・コブレッティ、通称コブラの造形について思わず長々と書いてしまった。だが本作の見どころはそんな主人公のキャラクター性にこそある。あるいはそれ以上のものは特にない、と言ってしまってもいいのかもしれない。当時アクション俳優として完全に乗りに乗っていたシルヴェスター・スタローンその人が、やりたい放題をやり切った作品。『ランボー/怒りの脱出』、『ロッキー4/炎の友情』(ともに1985年)という超特大ヒット作を送り出した直後だからこそできた、『コブラ』はスターのスターによる、スターのための映画なのだ。


加えて、スタローン主演の映画『コブラ』を覚えておられる方はおられるだろうか?

1982年、ヤティマティックはフィンランドのヤティ・ティマリ(Jali Timari)によって軍や警察のセキュリティー要員向けに開発されました。

Xの映画紹介ポストで、watching this movie at a young age was just crazy…と書かれてて、これは見るしかない!と思って見てみました😂 どこにも配信されて…

『コブラ』はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2020年11月放送

ロッキーやランボーといった人気シリーズに隠れてますが、この映画のスタローンすごくカッコいいです!服着てます、しかし溢れるマッチョ感、ニヒルな笑顔、渋い声、運動神経の良さ、静かな演技…筋肉以外の魅力満…

アクション映画「コブラ」でスタローン演じる「マリオン・コブレッティ=通称コブラ」が使用した銃がモチーフ。GCNMを9mm仕様にしてインパクト大のコブラ・グリップを装備、ロイヤルブルー塗装で仕上げた逸品。


<エアガンインプレッション>
百人見れば百人がまず目を引かれること間違いなしの印象的なグリップ。WAもコブラモデルの製作にあたってはこれが最重要と捉え、かなりの気合で仕上げたらしいが、見事な仕上がりとなっている。安っぽいプリント感もなくディスプレーには最適だろう。

<実銃はこんな銃>
1911年にアメリカ軍に制式採用され、軍用拳銃としての制式名称「M1911」、のちに1926年に改良が加えられたものは「M1911A1」を与えられた。その後1985年、後継となるベレッタM92Fが制式採用されるまで、実に70年以上にわたってアメリカ軍の制式拳銃であった。今なお、一部の特殊部隊では改造されつつ使用され続けている。 .45ACP(.45Auto Colt Pistol)という大口径弾を使用するこのモデルは、ストッピング・パワーの高さによって信頼された。軍用のM1911およびM1911A1の口径は.45ACP、装弾数はシングル・カラム・マガジンによる7+1発であるが、その後の民間でのバリエーション展開によって数々の口径に対応したバージョンが発売された。 現在も.45ACP仕様が殆どであるが、競技用モデルには.38スーパー仕様が存在する。 現代の自動拳銃に広く用いられるティルトバレル式ショートリコイル機構の完成系であり、20世紀における世界各国での自動拳銃開発に対し、非常に大きな影響を与え「大型自動拳銃の形を決定付けた銃」と言える。誕生以来大半のパーツの設計が変わっておらず、非常に豊富なカスタムパーツが存在し、改造しやすい銃である。


<店長のコメント>
WAのアクション映画シリーズは分かりにくいものが多いなか(確かに良いものなんですが)、こいつは一発で分かってしまいますね!



出来れば、チャック・ノリスと組んだアクション映画も観たかった🥲

や「若き勇者たち(原題:RedDawn)」に登場したことで知られるフィンランドの9mmサブマシンガン「ヤティ・マティック(Jati-Matic)」について解説します。

当然、アクション映画らしいシーンは総じて素晴らしい訳ですが、個人的には、ガンアクションという意味では、の出来かと思っています。

COBRA(1986) / 気になる映画の中のガン! : Pekos Gun Box

そして『コブラ』といえばこの銃、フィンランド製のヤティ・マチック(レーザーサイト付き)である。映画へ本格的に登場したのはおそらくこれが初めてというこのサブマシンガン、1986年の公開当時は日本でもいきなりトイガンが発売されたりして、にわかに一斉を風靡した。そんなコブラが、ひとたび事件が起きるや黒い50年型フォード・マーキュリーを駆って事件現場に急行。「貴様は病気だ。俺が特効薬さ」との決め台詞を吐いて、悪党を処刑するのである。

本作の撮影は、現場にアメリカの元海兵隊員が立ち会い、銃の撃ち方や兵士たちのふるまいにいたるまで、俳優たちがさまざまな訓練を受けた上で行なわれている。撮影では安全を考慮して空気のみを撃つ銃が使用されたそう。ギレンホールは「武器を自由に扱えることができたし、安全だとも感じた。映画の撮影で使う武器が変化していることは、素晴らしいし、重要なことだ」とコメントしている。


80年代の刑事アクション映画「コブラ(1986)」でS.スタローンが使用したコルト ..

スライド後端には、コンパクトながらも上下/左右方向に調整可能なイライアソンサイトが取付けられています。そのほか、引き易い幅の広いトリガーや、斜めに入れられたセレーションなど、ナショナルマッチならではの装備によって、大変扱いやすい拳銃になっております。ボディカラーは、映画のイメージそのままにロイヤルブルー焼付塗装で仕上げました。

当時、ウエスタンアームズはヤティマチックを. 映画「コブラ」の劇中に出てきた銃として. モデルアップ・リリースしたのですが、.

と相棒は、ナイトスラッシャーに命を狙われている美人モデルのイングリット()を警護する、そしては最終的には勿論ナイトスラッシャーと対峙して皆殺しにする……。
この「ナイトスラッシャー」というのはハッキリ言って只の狂人で背景は無い。下水で斧を打ち鳴らして奇声をあげ地上に出ては女子供を殺す活動をしている……ただの狂人殺人集団でしかない。こんなヒャッハー的な奴らが普段何してるのか気になるよね。本作では彼らが普段何をして寛いでるかというと集まって輪になって斧を打ち鳴らしたり、オイルを塗った身体にタンクトップ着て目をひん剥いてヨダレを垂らしながら歯を食いしばって鏡で自分を見つめて笑っている。とても寝転んで読書したりする時間があるとは思えない。ゾンビやジェイソンみたいなキャラでも代替可能な只のモンスター。ただ悪い奴というキャターを与えられ正義のスタローンにブッ殺されて死ぬだけの存在なので何も考える余地がない。しいて言うなら当時の治安の悪さを擬人化した存在と言えるか。
昔の敵といえば、こういうピュアイーヴィルが多かったよね。「僕たちの正義のヒーロー」がブッ殺しても問題にならない塩梅の悪い奴。最近、この「いくらブッ殺しても問題ない」純粋悪としてはとゾンビが定番だね。
と激突するナイトスラッシャーのリーダーは『』の幻影旅団・団長が持つベンズナイフみたいな変なナイフを持ってるので出てくるたびに「ベンズナイフみたいな変なナイフ!」と思った。俺じゃなくても見逃さないナイフだ。
映画好きなら……いや、映画好きじゃなくても、ここ数年の時代の流れが異常に早いのはわかると思いますが古い本作を観てると、その時代の流れを凄く体感させられて、それがまた面白かったですね。
主人公は「小うるさい手続きを省いて悪を討って市民を護る正義のヒーロー」として描かれてるけど、今観ると狂人にしか見えないのが面白い。勿論は「悪い奴を倒す」「罪なき力なき者を護る」「良い奴」なので正義のヒーローには違いないんですけど、それはあくまでも本作を作ったスタローンがそう作って、観客である我々はそれを知ってるからヒーローだと認識できてるだけで現実に照らし合わせて第目線から見ると、もまた「何か、あいつら凶悪犯な気がする!ブッ殺そう!」という狂人に見える、それが面白かった。冒頭のスーパーマーケットで罪なき市民を殺して「俺は世界の救世主だ!」と絶叫してた狂った強盗や幻影旅団みたいなナイフで女をころしまくるナイトスラッシャー、本作のヒーローである主人公は、客観的には区別がつかない。
本作ラスト、は嫌味を何度か言ってきてたモンテ警部をブン殴ってスッキリとハッピーエンドを迎える。
モンテ警部は悪そうな顔で嫌味な喋り方してたってだけで言うことは正論だったので、それをがブン殴って終わりというのも時代を感じた。わずか数十年経っただけで異星の話みたいに見える、それが今の地球の面白さかもしれん。スタ氏は映画界のアップデートを常にチェックしてるから本作『』の続編を数十年ぶりに作ったらどうなるんだろう?と気になった。の吹き替えで「今は昔ほど単純じゃねえ」と、凶悪犯の証拠隠滅に苦労しながら辞職覚悟で敵を討ちに行く内容になりだな、というか『』か……。タレ目サングラスと爪楊枝は維持しててほしい、『 ラストブラッド』はがロン毛を切ったのが不満だった。
ナイトスラッシャーに命を狙われる本作のヒロイン、美人モデルを演じるは『ロッキー4/炎の友情』(1985)のドラゴ夫人役でスタ氏と出会って結婚、本作では劇中でも恋人同士を演じた。だが只でさえ無茶苦茶なハリウッドセレブ、その30年前なのでブリジット氏は結婚生活中に浮気しまくって離婚。気まずい数十年が流れ、僕も『ロッキー4』や本作が見辛くなってたが、スタ氏は『 炎の宿敵』(2018)で別れた妻ブリジット氏を、『ロッキー4/炎の友情』と同じドラゴ元夫人役で出演させた。おかげでブリジット氏が出演した『ロッキー4』や本作を観ても気まずくなくなった。このスタ氏の器の広さは世界を明るくする。できる限りスタ氏のようにスカッと過ごして世の中を明るくすべきだ。どう生きても死ぬのならスカッと生きて死ぬ方がいい。そうだろう?
……と無理やりまとめてみたが本作同様に今回の感想が我ながら空虚すぎてやばい。
誰か俺を「治療」してくれ。

コブレッティ刑事の愛銃、1911のカスタム。 この映画用に作られたプロップで、実は9mmだったそうな。

もともと、軍用のM1911A1に見せかけるため、市販品のシリーズ70ガバメントの刻印類をそぎ落とし、パーカライズド風に塗装。
しかし、それにスタローン自身のアイディアで、使いやすいロングスライドストップ・左手でも操作が容易なアンビセフティなどを加えていったモデル。
「M1911ならおまかせ!」な、ウェスタンアームズがこれをモデルアップ。

コルト・キングコブラ(英: Colt King Cobra)は、アメリカのコルト社の回転式拳銃。 ..

9mm口径ならではの肉厚な銃口を再現したマズルフェイス。映画「コブラ」で、スタローン演じるロス市警刑事、マリオン・コブレッティ(通称コブラ)が愛用するピストルは、銃身が通常の.45口径から、9mm口径仕様に変更されており、その部分もしっかり再現しております。コブラの持つもう一つの愛銃であるヤティ・マチック(サブマシンガン)も9mm口径のため、両方とも同じ弾で使用可能という設定になっています。

実家帰ったら激レア!映画『コブラ』で主人公シルヴェスター・スタローンが使ってた銃ヤティマティックを貰ったあまり出回らない貴重な産物だ.

本作の製作はキャノン・フィルムズ。チャック・ノリスやショー・コスギ、またはチャールズ・ブロンソンらが主演のアクション映画を量産、80年代に世界中で荒稼ぎした映画会社だ。同社の総帥メナヘム・ゴーランは後にスタローン主演の名作『オーバー・ザ・トップ』(1987年)を自ら監督しているが、両者の合体はこの『コブラ』が最初だった。もともとはパラマウント映画で製作が予定されていたが、その時点での物語は完成作とだいぶ異なっており、荒っぽい刑事がビバリーヒルズの瀟洒な住宅地で大暴れするという物語だった。そう、1984年のエディ・マーフィ主演『ビバリーヒルズ・コップ』は、本来スタローン主演で製作が進んでいた案件だったのである。

こんなコブラのかっこよさだけでも見る価値ありのアクション映画ですが、

恐ろしく強いのはアクション映画の主人公として当然として、他者に迎合しない豪快さ(気に入らない上司はぶん殴る!)や傍若無人さ(邪魔な車は押しのけて駐車し、文句を言ってきた相手に逆ギレ!)がある反面、細かな所でちょっと神経質(女っぽい名前を気にしてる/他人の食生活に厳しい)だったりと、カッコイイんだが変なんだかよく分からない魅力があります。

探偵ヨンゴン 義手の銃を持つ男。kossyさんの映画レビュー(ネタバレ)。評価2.5。みんなの映画を見た感想・評価を投稿.

「法律はここまでだ 俺の出番だ」

世界一面白い映画のひとつ。
私、こういうのメチャクチャ好き。
イカれた犯罪者どもを、スタローンが一掃する。

とにかく痛快。
「犯罪者の人権?コンプラ?リベラル…

映画コブラにてシルヴェスター・スタローン演じるコブレッティ刑事が使用してい ..

コブラは武装にもひとかたならぬこだわりを見せる。ジーンズに無造作にブチ込まれたコルト・ゴールドカップ・ナショナルマッチ45口径(象牙のグリップにキングコブラの彫刻入り)。冷蔵庫から取り出した昨夜の残り物のピザを冷たいまま噛りつつ、やはりなぜか冷蔵庫の卵ケースに入れて保存していた整備道具でもって、朝っぱらからこの愛銃を手入れする場面は映画史に残る朝食シーンであるといえる。

STORY TIME : ゴリラ「コブラではなくゴリラ」 映画紹介

軽妙洒脱なコメディ・アクションとして書かれていた脚本に、当時飛ぶ鳥を落とす勢いであったスタローンが次々にアイディアを投入。コメディ色は極限まで薄められ、代わりにバイオレンス・アクション要素が注入されていった。主人公の名前がマリオン・コブレッティと変更されたあたりで「これはもはや『ビバリーヒルズ・コップ』とは完全に別物なのではないか……」と悟った製作側がスタローンにお引き取りを願う。かくして『コブラ』に姿を変えた脚本が宙に浮くこととなり、そこへ堂々名乗りを挙げたのがキャノン・フィルムズなのであった。ことの成り行きによっては、いま我々が観ている『ビバリーヒルズ・コップ』も、そして『コブラ』も存在しなかったのかもしれない。映画史にはかくも数奇な巡り合わせがあるものだ。