流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's


◆インテリア◆
車内はオリジナルを踏襲して下記のモデファイがされています。
・ドライバースシート交換(オリジナルあり)
・電源ソケット増設
・シェルビーアメリカのプロダクトプレート
・カロのフロアマット
・革製の小物入れ


流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

シェルビー コブラに続いて2位となったのが、1930年のデューセンバーグ モデルSJ ロールストン コンバーティブル ビクトリアで、297万ドル(約3億2,600万円)で落札された。これは名曲「ラプソディ・イン・ブルー」の作曲を依頼したポール・ホワイトマンが新車で購入したものだ。

全車の中でトップセールスとなったのは、1969年製のシェルビー コブラ427 S/Cで、330万ドル(約3億6,200万円)の値がついた。わずか29台しかないオリジナルS/C(セミコンペティション)の1つで、走行距離は10,000マイル(約16,000km)ほどだという。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

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■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

タイヤは車名と同じクーパー コブラ、フロントが2022年47週製造の255/60R15、リアが2022年28週製造の295/50R15で8分山以上あります。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

通常の青色とは異なり、京商オンライン限定販売のコブラ427S/Cは特別色のクロームを纏った仕様。

シェルビー・コブラ 427 S/Cは、アメリカの自動車史においても重要な位置を占めるクラシックカーの1つであり、スポーツカー愛好家や自動車コレクターにとって非常に魅力的なモデルです。その優れたパフォーマンスと美しいデザインは、今でも多くの人々に愛されています。


流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

当初、コブラはライトウエイトスポーツとも言えるナローボディをまとっていたが(260、289エンジン搭載)、427エンジンを搭載するにあたり、ここで紹介しているようなフェンダーの張り出したグラマラスなスタイルに変貌するのである。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

コブラの生産はその後順調に進み、さまざまなバリエーションが誕生していく。最初のコブラMkIには260立方インチ(4.3L)ユニットが搭載され、残りの51台のMkIには289立方インチ(ウインザー・フォード・4.7L)が採用された。1962年の後半には横置きリーフスプリング・サスペンションとラック&ピニオン・サスペンションのセッティングを見直すために、フロントサスペンションの大幅な設計変更も行われ、それは新たにMkIIとネーミングされ1963年から販売が開始されている。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

1962年、コブラは英国AC社のボディにフォード製V8エンジンを搭載して誕生した。製作したのはロサンゼルスにあるシェルビー・アメリカン社。その代表は故キャロルシェルビー氏。1950年代、彼はアメリカ国内レースで活躍すると、その実力がアストンマーチン社に見初められ、1959年ル・マンに参戦し優勝に輝いた。翌年、持病の心臓病を理由に引退。今度は一転、レース経験を生かしたクルマ造りに費やすのである。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

ある程度の速度が出ていれば、パワステの有無はそれほど気にならなくなるが、低速時にはかなり大変。重ステの経験の浅い方が、車庫入れとか縦列駐車とかは相当苦労するかもしれない。ちなみにブレーキも重い。こちらもパワーアシストなしである。

と、まあこんな感じだが、我慢して少し走ると…、素晴らしい世界が待っている。ドッドッド…という重低音。一点の濁りもない純粋なエンジンサウンド。このサウンドや振動には、何とも言えない快感がある。恐らく、この快感こそが、このクルマの魅力のひとつだろうし、ハンドリング等の操縦性には触れられないが、低い速度域でも、この重低音サウンドの魅力は別格と言わざるを得ない感じだった。

ヒストリックカーならではの各種ディテール。これほど美しいボディを持つクルマを筆者は知らない。こうしたヒストリックカーを今なお新車で買えるのはコブラだけである。しかもクオリティは現代車だけに、幌がないとか停めるところを気にするとか、そういった心配事はあるにせよ、メカニズム的には何ら心配はいらないから気兼ねなく走れるのが最大の魅力である。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

前置きが長くなったが、そんなACコブラに乗った。エンジンは427(7リッター)で、フェンダーもかなりグランドエフェクトされている。現代のコブラに関してはレプリカやリプロダクションが蔓延していて、どれもACコブラと呼ばれることが多い。詳しいことはわからないが、シェルビー自身がその後新たな素材でつくり上げ、サインしている車両もあるとかいうくらいだ。

まぁ、その辺の難しい話はともかく、アルミ製ボディをまとったコブラが目の前に現れた。その姿はまさに「コブラ!」といった印象で、筋肉ムキムキのマッチョさをアピールする。う〜ん、この辺の仕上がりはシェルビーらしいとでもいうべきなのだろうか。

この車両は、キャロルシェルビーとともにオリジナルコブラを製作していた人物・マイク マクラスキーが製作したもの。本物のオリジナル・コブラと同じ鋼管フレームを使い、戦闘機も手がけるようなマイスターの手によって一台一台仕上げられた。忠実に再現されたフレームに被せられたボディも、オリジナルと同素材のアルミニウム製だ。

エンジンはフォード製水冷式V型90度8気筒OHVを搭載し、435馬力ものパワーを発生させる。なお、忠実に再現されたグラマラスなボディラインはもちろんのこと、メーターや各スイッチ類などのレイアウトやシフトレバーの角度、エンジンルーム内の電装パーツの配列、さらにはビス1本1本のサイズや向きにまでこだわり、とことんオリジナルに則って再現されている逸品である。

早速、試乗させてもらう。サイドマフラーをふくらはぎに当たらないようにコブラに乗り込むと、そこには包まれるようなキャビンが待ち受けている。広いわけではないが、タイト過ぎないスペースは思いのほか居心地がいい。
そして、エンジンに火を入れると、バババーンと点火し、ドッドッド…とアイドリングをはじめる。なるほど、これがあのアメリカンV8か。このサウンドが多くのカーガイを魅了したのか。カラダに伝わる振動とともに一発でコイツの魅力に取り憑かれてしまう。
安楽な現代車とはまったく異なる乗り物に、心奪われるのは当たり前のことかもしれない。それほど異質なものだ。

現代車とはまるで違う感覚。細身のステアリングを握って、細身のシフトノブを動かして、爆音を奏でるエンジンを自らが操って公道を走る。そこにはアメリカンV8の魅惑的なサウンド以外、何もない。
試乗の印象としてはこれはこれで、十分公道を走れる範囲にあるということだ。細かいことは気にせず、街中をこ一時間ドライブしてまだガレージに帰る。それだけでも十分堪能できるし気持ち良いし、何より最高の気分転換になる。こんな贅沢もありではないか?

早々に試乗は切り上げたが、しばらくはあのサウンドが耳から離れない。ドッドッド…という重低音。あれこそ、ホンモノのアメリカンV8だろう。一点の濁りもない純粋なエンジンサウンド。残念ながら現代車においては、あのサウンド、振動は決して味わえないだろうな…。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

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流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

ボディサイドにはFORD427コブラ(427キュービックインチ/6997ccのエンジン搭載)のエンブレムが貼られていますが、車検証の排気量が7010ccである事から、実際のエンジンは428キュービックインチであると思われます。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

7歳から心臓に問題を抱えて苦しんできた彼は基金を作り、闘病生活を送っている子どもたちの支援を続けてきた。ACコブラとは直接関係ないことかもしれないけれど、そういうひとが情熱を傾けて作ってきたクルマであることは、ずっと心に残っている。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

内装はバーガンディ色のカスタムレザーシートを採用し、ビレットのダッシュパネルは特注品である。メーターや各スイッチ類などのレイアウト、4MTのシフトレバーの角度も忠実に再現され、現代車では決して見られないノンエアバッグの細身ウッドステアリングがクラシックカーを物語る。ちなみに、ステアリングはノンパワステである。

この車輌には、オプションとしてオイルクーラーやポリッシュされたサイドマフラー等が追加されている。正式な価格は不明だが、フェラーリの新車が買えてしまうくらいというから、おおよその予測はできるはずである。

しかも、故キャロルシェルビーが存命中にオーダーされた最後の車輌ということで、ボディに直筆のサインが記されている。これだけでも価値が数倍跳ね上がると言われているのである。

シェルビーコブラ427をちょっと動かしてみて、それをひと言で表せば「非日常そのもの」。まず、乗り降りからして大変(笑)。サイドマフラーが邪魔で乗降時に最初の試練がやってくる(走行後のサイドマフラーに触れたら確実に火傷する笑)。で、そもそものコクピットが狭い。これ、大柄なアメリカンが乗れるのだろうかと心配するほど狭い。逆に我々日本人にはタイトな感じでいいかもしれないが。

だが、次なる難儀がやってくる。まぁクラッチの重いこと。ストロークも長いから(やはり足の長いアメリカン向きか)、「これで渋滞ハマったら地獄だな、坂道発信できるかな」というくらいに重い。MTシフトも若干のコツがいる。4段なのがせめてもの救いか。

で、準備が出来たらエンジン始動。さすが新車だけあって、キーを捻るだけでエンジンは簡単にかかる。だが、轟音と振動たるや…、周りが一瞬で騒然となる。鬼のように重い踏力のクラッチを踏んでギアを1速に入れてスタートさせると、今度はハンドルの重さにビックリ。(予想通り?)ステアリングにパワーアシストが付いてない。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

・各種決済/お支払い確認後、発送までに約2週間~3週間程度いただいております。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

ファーストミニッツシリーズのシェルビー コブラ 427 S/C (京商オンライン限定クロームモデル)は、操縦したすべての人がラジオコントロールの醍醐味を満喫できるように『新リアルドライブ機構』、『モード切り替え』、『自宅でタイムアタック』という3つのポイントに重点を置き、他のトイR/Cとの差別化を図っています。
また、シャシー本体には走行時の衝撃を吸収する前後サスペンションや、しっかりと路面をつかむゴムタイヤを装備し、 前後左右フルファンクションの『新リアルドライブ機構』と相まって自分の意思に忠実かつ安定した走りを約束。観賞用としても楽しめる完成済みボディは中々の出来栄えです。初めての1台として、さらにはトイR/Cからのステップアップとしても最適なファーストミニッツで、楽しいR/Cライフをスタートしてみませんか?