コブラゴルフ/KING/キング スピードゾーン ドライバーの口コミ評価


アルバムに収録されたテキストと実際のパフォーマンスから「コブラ」の概要をごく大まかに説明すると次のようになる。パフォーマンスの場では、参加メンバーのうちの一人が指揮者に相当するプロンプターという役割を担う。プロンプターの目の前には記号が書かれたカードが多数置かれており、プロンプターはこのカードとハンドサイン等を用いて腕を振り下ろすことで演奏者に指示を出す。演奏者はプロンプターと向かい合って半円形に並び、指示に応じて即興的に演奏を行う。だが演奏者は指示を受けるだけでなく、自らハンドサインで意思表示をすることができ、時には「ゲリラ」というシステムを通じて演奏者が一時的に独立したポジションをキープし、他の演奏者に対して指示を出すこともできる。ゲリラ・システムは複雑にルール化されているが、演奏者がヘッドバンドを装着し、プロンプターが帽子を被ることで、ゲリラが発生していること自体は観客にもわかるようになっている。こうした「コブラ」の特徴とより具体的なプロンプターの指示内容について、ジョン・ゾーンを特集した『ユリイカ』1997年1月号に掲載されたテキストが要点を簡潔にまとめているので、重複する箇所もあるが引用しよう。


【キング スピードゾーン アイアン コブラ】ストロングロフトで飛ぶだけではなく、球が上がる

「コブラ」とは、ジョン・ゾーンが作った複数のミュージシャンのための曲であり、ゲーム形式の即興演奏システムである。参加人数は10名前後が望ましいとされる。演奏は、プロンプターがカードを示して、開始、停止といった単純なものから、デュオの設定、曲想や音量の変化、演奏のメモリーなどの複雑なものに至る演奏形態を指示し、また逆にミュージシャン側も目や鼻、耳と指を使ってプロンプターに意思表示をすることで進行する。この曲の大きな特徴は、ゲリラ・システムを内包していることで、これによってミュージシャン側もタクティクスを使うなどして独自に演奏を展開することができる。(『ユリイカ』1997年1月号、青土社、88ページ)

当日の模様をレポートする前に、まずは「コブラ」について簡単に触れておきたい*。「コブラ」はアメリカの音楽家ジョン・ゾーンが1984年に発表したゲーム・ピースで、集団での即興演奏をシステマティックなルールにもとづいて行うための作品である。タイトルは戦争を題材とした同名ボードゲームからインスピレーションを得ているという。通常の作曲作品のように譜面やテキストは公開されておらず、口承伝承を重視するゾーンの意向によって、その詳しい内容は秘匿とされている。ただし、1987年の2枚組アルバム『Cobra』には「コブラ」で使用するカードやハンドサインの種類および指示内容について簡潔に記載されたテキストが収録されている。とはいえあくまでも一部であり、このテキストからルールの全貌を把握することは難しい。また、インターネット上で検索するとより詳細に解説が加えられた非公式のテキストを見つけることもできるものの、その内容が実際にゾーンが手がけた作品とどこまで一致しているのかは確認することができない。

コブラ KING SPEEDZONE(キング スピードゾーン)ドライバー

なんの取り決めもなしに集団即興を行う場合、演奏内容はそれぞれの演奏家の自発性に委ねられることになる。そのため、演奏者同士の関係性が強く前面に出てくるのだが、他方では、緩やかに盛り上がりのカーヴを描くようなパターンに陥ることも多く、演奏内容のマンネリ化と紙一重でもある。「コブラ」は独自の複雑なルールにもとづいて集団即興を構造化することで、こうした意味でのマンネリ化を回避し、さらには出自の異なる演奏者同士が共にセッションを行うことを可能にしたという点で、画期的な作品だったと言えるだろう。とはいえ、指揮を取り入れて集団即興を構造化するという試み自体は、ゾーンが初めて手をつけたわけではない。ジャズと関連する分野の録音作品に限っても、例えばサン・ラーは1965年録音の『The Magic City』ですでに指揮を取り入れており、1976年に録音されたアンソニー・ブラクストンの『Creative Orchestra Music 1976』でも大半の楽曲でレオ・スミスまたはムハール・リチャード・エイブラムスが指揮者を務めている。ゾーンが「コブラ」を初演した1980年代には、ブッチ・モリスがまた別の文脈から「コンダクション」という指揮を取り入れた独自のシステムを開発していた。

パフォーマンスから振り返る「コブラ」の魅力、あるいは観客はいかにして楽しむことができるのか

コブラ スピードゾーン エクストリーム Pars & Stripes

こうしたユーモアは「コブラ」の一つの醍醐味とも言えるのかもしれない。ユーモアということで言えば、2セット目ではその後、坂口がキーボードの上に短いシールドケーブルをガサゴソと擦りつけるシーンがあり、この音を模してドラムスの秋元修と山本達久が微かな響きをパーカッシヴに立てる一方、コンピュータのokachihoは目元を擦るような仕草で対応。他の場面でokachihoは、サンプリングしたアニメーションのセリフを絶妙なタイミングで流して笑いを誘うこともあった。だがユーモアだけが続くわけでもなく、2セット目の終盤では、この日最も激しかっただろう全員でのノイジーな合奏へと突入し、さらには各メンバーがプロンプターの素早い指示に従って矢継ぎ早に短いフレーズを交代しながら繰り出していくスリリングなシーンへと展開していった。2セット目の最後は山本と秋元がドラムロール合戦のような演奏を行ったあと、巻上公一がゲリラ・システムを受けて着用していたキャップを不意に落とし、会場が笑いに包まれ拍手で締め括られた。

2018年を最後に調布市の主催を離れたことも影響しているのだろうか、再び空白期間を経て、今年、「コブラ」が「JAZZ ART せんがわ」で久しぶりに上演されることとなったのである。フェスティバル3日目となる9月18日に行われた「コブラ」では、前半で10分以内のパフォーマンスが4セット、休憩を挟んだ後半では30秒~10分以上とセットごとに長さが大きく異なるパフォーマンスが4セット行われた後、メンバー紹介を経て、最後にアンコールを兼ねた短いセットが披露された。総じて前半は探り合うような緊張感があり、後半は各メンバーがリラックスしつつより柔軟な演奏を聴かせてくれたように思う。その中でもとりわけ、最も長い時間(約12分半)演奏された後半2セット目がハイライトだったと言えるのではないか。

コブラ『KING SPEEDZONE XTREME』ドライバー トラックマン試打

2008年から2013年にかけて、「JAZZ ART せんがわ」では毎年「コブラ」が開催されていた。全て日曜日となっていることからも窺えるように、この時期の「コブラ」はフェスティバルの最終日に、最後の演目としていわば大トリを飾っていたのである。すなわち「コブラ」は「JAZZ ART せんがわ」を象徴する催しの一つだった。その後、2014年から2016年にかけて3年間の空白を経て、フェスティバル内の一つのイベントという位置づけで2017年と2018年に再び開催されることとなる。ただし、3年間の空白期間に国内で「コブラ」が全く開催されなかったわけではなく、フェスティバル以外の場所に目を向けると、巻上公一がプロンプターを務めたイベントが2014年から2016年にかけてたびたび開催されている。

すでに指摘したところだが「コブラ」のユニークな点の一つは、唐突に演奏が中断/開始されるストップ・アンド・ゴーの快楽にある。グルーヴィーで音楽的な演奏が続いたかと思えば、突如として中断されノイズが轟き、その後、なにごともなかったかのようにグルーヴィーで音楽的な演奏が再びスタートする。こうした展開は、通常の自由な集団即興ではほとんど起こらないと言っていい。大音量での演奏へと急激に突入することも、指揮によるその場でのディレクションがあればこそ生じる。グラデーションを描くように徐々に音量が増加していくのではなく、突如としてノイジーな展開が到来するシーンは、聴き手に驚きと爽快感をもたらすのではないだろうか。また、矢継ぎ早に演奏者が交代するスリリングさも、通常の自由な即興演奏ではあまり見られないものだ。まるで次々にシーンが切り替わっていく映像作品の劇伴、とりわけ展開が激しいカートゥーン・ミュージックを聴いているかのようでもある。言うまでもなくそれが可能なのは、各演奏者が卓越した技能を持ち合わせているからに他ならない。反対に言うと、楽器の扱いに長けていないと「コブラ」に参加することは難しい——むろんここで必要とされる「技術」は、必ずしも教科書的な意味での既存の音楽技術である必要はない。加えてユーモアという点も重要だ。この日のパフォーマンスでは、演奏中にステージ上でなんども笑いが起こっていた。これもまた、アスリートにも比せられる演奏者の技量があればこそ、(ディス)コミュニケーションを通じて笑いが生じていたのではないだろうか。


コブラ cobra KING SPEEDZONE キング スピードゾーン 5W

使わないクラブを売ったら結構な値段になり、純正シャフト以下まで値引きしてくれたのでSpeeder Evo?付きを買ってしまいました。

練習場の初打ちでは上がらない・捕まらない・ドロップの3重苦でビックリしましたが、色々設定を変えてみてウェイト浅重心、シャフト+1°D、自分のスイングも見直してどうにか扱えそうな弾道になったものの・・・100球にも満たない所でグリップが摩耗し始めました。打てなくて多少負荷がかかったかもしれませんが、アーコス一体物のグリップでこの耐久性はどうなんでしょうね・・・このクラブの最大の難点は純正のラムキングリップかと思えるほど。

今はTENSEI RAW AV BULE 55Sに差し替えて練習中、SFWなるフェースを返すお助け機能があるシャフトの様ですがこのヘッドにはあまり通用しないようですが打ち出しは高くなるのでSpeederよりは若干楽に感じます。

こればかり練習した副作用で、売らずにとっておいたMP-TYPE1がとてつもなく簡単なドライバーに変貌しました。
スピードゾーンは弾きが良すぎて当たった瞬間にはもう球が遥か彼方みたいな印象ですが、それに慣れるとMPの球持ち感は半端ないなと・・・実際にはあり得ないですがインパクトで球をどこに打ち出そうか考える時間があるように錯覚します。

自分のスイングが悪いだけで飛ぶ要素は詰まっているようですし、何よりこれで普通に飛ばせるようになった頃には効率的なスイングが出来るようになっているのではと密かに期待、振れる様になればグリップを新調したSpeederがハマるような気がしています。

コブラ『KING SPEEDZONE 』ドライバー トラックマン試打

■全体的な感想
初めてコブラのドライバーを購入しましたが
良いクラブだと思います。
■デザイン
白ライン黒マットのクラブが構えやすいと
思います。
■飛距離
飛ぶドライバーだと思います。
■打感
マイルド
■方向性
直進性が高いと思います。
■弾道高さ
10.5を購入しましたが高弾道では
ありませんでした。

低スピンで飛ばす!コブラの新作「SpeedZone(スピードゾーン)」の飛距離性能を検証! -「gridge」の動画再生ページです。

【ミヤG】
コブラの新しいドライバーは、フェース全面がCNCミルド(コンピュータ制御による切削)加工されていて、そのフチの部分がボディにまで回り込んでいます。最初に見たときはビックリしましたが、構えるとトップラインがまっすぐに見えてアドレスしやすいですね。そもそもフェース面がミルド加工されていると、何がいいんでしょう?

コブラの2020年最新ドライバー「スピードゾーン」を、ギアオタク店長ことクラブフィッター・小倉勇人が試打。性能比較・解説してもらった。

記事をより良くしていくために、「ブラッドコブラの評価とおすすめデッキ」に関する間違いの指摘やご意見、感想などを募集しています。

コブラSPEEDZONE 試打しました|Motoharu ”T島”Tajima

良い点は、カッコいい、打感が柔らかい、音も静か、引っ掛からず方向性もいい、コストパフォーマンスも高い。
悪い点は、グリップ。握りが強すぎるのか接着が弱いのか、1振り目から捩れた。左手親指の位置がボロボロになりかけ。耐久性低過ぎ。アーコス使わないから、交換した方がいいか…
全体感としては、シャフトも柔らかめを選んで失敗したかと思ったけど楽でいいし、自己流のクセのある打ち方だが上がる。
飛距離はHSなりだと思うので、飛ぶとも飛ばないとも思わない。
コロナの影響もあるのか、発売開始前後の話題性、勢いがないのは残念だが、おかげでネコも杓子もコブラという状況じゃなく、人と被らないのは嬉しい。

コブラの新作「SpeedZone(スピードゾーン)」はアイアンも飛距離性能抜群なのか? -「gridge」の動画再生ページです。

そうした他のコンダクト・ミュージックと比べるならば、「コブラ」の大きな特徴はやはり、第一にはプロンプター(指揮者)と演奏者が双方向的な関係性を取り結んでいる点にあると言うことができるだろう。例えばブッチ・モリスの「コンダクション」が、あくまでも指揮者であるモリスが参加メンバーの演奏をコントロールすることに力点が置かれていたのに対し、「コブラ」ではむしろコントロールの失敗が多々見られるような、互いの(ディス)コミュニケーションをゲームのように楽しむことに特徴がある。そのため第二の特徴として、一貫して音楽的な流れを生み出すことが目指された「コンダクション」やその他のコンダクト・ミュージックに対し、「コブラ」では唐突に演奏が途切れたり始動したりする切断と接続のめまぐるしいダイナミズムが要点となっており、全体で一つの流れを作るという以上に、必ずしも脈絡があるわけではない個々の場面を矢継ぎ早に提出していくところが聴きどころとなっているのである。

曲がりにくさピカイチ! コブラ「SPEEDZONE」ドライバー

今年で14年目を迎えた即興音楽とアートの祭典「JAZZ ART せんがわ 2021」で、3年ぶりとなる「John Zorn’s Cobra(以下、コブラ)」のコンサートが、キーボード奏者・坂口光央によるオーガナイズのもと「John Zorn’s Cobra 東京作戦 坂口光央部隊」として実施された。計12名の参加メンバーの顔ぶれは本稿上部をご参照いただきたいが、こうした機会でもなければ揃うことのないバラエティに富んだラインナップとなっており、「背景を異にするミュージシャンたちが、背景を異にしたまま共同で即興的なセッションを行う」という「コブラ」ならではのコンセプトを、パフォーマンスとして実現することができたとひとまずは言えるだろう。

コブラのSPEEDZONEシリーズから「SPEEDZONE」「SPEEDZONE XTREME ..

寺沢武一氏によるSFアクション漫画「コブラ」を、出崎統監督がテレビアニメ化した「スペースコブラ」本編全31話を、3...

コブラの新作「SpeedZone(スピードゾーン)」をカイト&モンデンが試打!初コブラの印象は? -「gridge」の動画再生ページです。

前回、店内試打でF9の数値を超えないとコメント。改めてラウンドでF9と比較しましたが、一変しました。前半SZ、後半F9でシャフトは共にXC6Sです。まず見た目はSZ圧勝。艶消しの白赤モデルだったので反射も気にならずクラウンの突起も少なく好印象。F9は狭い範囲ながらドローもフェードも出る。SZはストレートか軽いフェードで曲がる方向が定まるのと曲がり幅が狭いので安心感ある。球の高さはF9の方がやや高い。SZは打ち出しこそ大差ないものの、そこから前に飛ぶ球。とは言え飛距離を見ればドロップする事もなく、安定して260y前後飛んでいる。打感はF9よりやや弾く感じがあるが音は相変わらずバスっという渋目の音で気持ち良い。直進性ではエクストリームの方が高いと言われているがSZもかなりのもの。G410の様な問答無用に真っ直ぐという訳ではないが、イメージが出易い程度の曲がりで収まり、やはりコブラは優秀なヘッドだと再認識。スピン量が非常に少ないため、ロフトは多目が良い。あとはソールのウエイトを入れ替えると変貌します。10gを後ろに持ってくると高弾道ドライバーに。ただ飛距離は落ちるので、10gを後ろにしてロフトを立てるセッティングもありかと。今回は時間がない事と、入れ替えなくても超安定した球が連発したので試さず。コスパも良いし見た目も飛距離も良い。F9に続き良いモデルです。

コブラ1W DARKSPEED LS PALM TREE CREW US


オセロニアにおける「ブラッドコブラ」の評価記事です。ブラッドコブラの評価とおすすめデッキはもちろん、入手方法やプラスを振るべきかまで掲載しています。

オリジナル版の続編ドラマシリーズ「コブラ会」にもハマっています。 ..

休憩時間には、ステージ裏で出演者たちが前半の演奏内容について興奮気味に会話し、盛り上がる様子は客席にまで聞こえてきていた。さながら多人数で参加するゲームを遊び終えたあとのようでもある。ただし、もしもゲームのルールを全く知らない観客がその場に居合わせていたのだとすれば、一体なぜ盛り上がっていたのか理解できなかったのではないだろうか。それはまるでルールを知らずにスポーツを観戦するようなものである。もちろん、スポーツであっても秘密裏に出される指示、例えば野球においてベンチにいる監督がランナーやバッターに向けて出すサインまで把握する必要はない。だが野球それ自体のルールを把握しておかなければ競技として楽しむことはできないだろう。同じように「コブラ」においてもルールの全貌を把握することはできないにせよ、プロンプターの役割や大まかな指示内容、演奏者がヘッドバンドを装着することの意味など、ある程度の知識を持ち合わせていないとゲームとしてパフォーマンスを楽しむことは難しい。反対に、事前にある程度のルールを把握しておけば、演奏者同士がステージ上で慌てふためく姿も一つの見どころとなることだろう。むろん音響の推移だけに耳を傾けてもよいのだが、「コブラ」はある種の演劇的な要素を含んだ即興パフォーマンスとしてコミュニケーション全体をスポーツ観戦さながらに楽しむこともできる作品なのである。