日光浴をすると、私たちの身体は太陽光から2つの刺激を受け取ります。
子供は水晶体が大人に比べて透き通っているため、光が目の奥まで届きやすく、ブルーライトの影響も大きく受けてしまうと言われています。なかでも、赤ちゃんは基本的に目線が天井を向いている状態なので、照明の光源が直接目に入りやすくなっています。そのため、赤ちゃんの目線の先に光源が来ないよう、特に気を付ける必要があるでしょう。
以下では、太陽の光を浴びないとおこるデメリットについて解説します。
【体内時計が乱れる原因】
夜中に部屋の電気をつけて明るくしていることや、寝る直前までスマホなどを見てブルーライトを浴びていることが、体内時計の乱れが生じる原因です。夜中もスマホでゲームや動画を見たりSNSでやり取りしたりすることで、睡眠時間が遅くなり体内時計が乱れます。
朝、30~60分ほど散歩しながら太陽の光に当たると、メラトニンの分泌が抑えられます。これにより、日中の分泌が低下し、夜間の分泌が増すので、メリハリの利いた一日となります。
太陽の光に当たらないと、うつのリスクを高めてしまう可能性があります。
【症例2】71歳男性
50歳頃より高血圧のため治療を受けていた。65歳頃より物忘れがひどくなり、また夜間に不眠がみられるようになった。夜間不眠時に外出し、睡眠中の近所の人々を起こしたり、ゴミ箱に放火するような行為が目立つようになり、70歳時に精神科の老人病棟に入院した。入院後にも昼間に眠っていたり、夜間に起きて病棟内を大声を出して歩き回ったり、部屋の中で放尿するような行為が目立った。睡眠・覚醒リズムは非常に不規則であった。この患者さんに対し、看護スタッフが一緒に新聞を読んだり、戸外に散歩に連れ出すなど積極的に働きかけて、昼間に寝かさないようにケアを行うと、夜にしっかりと睡眠をとり、昼間には機嫌よく覚醒しているという睡眠・覚醒リズムが確立した。この症例からも生体リズムの同調因子である社会的な接触、受光量を増加させることで、健康的な睡眠・覚醒リズムを維持できるようになることがわかる。
このメラトニンとセロトニンは拮抗関係にあり、日中にセロトニンが多く分泌される間はメラトニンの分泌量は低下しています。それに対し、夕方以降はセロトニンの分泌が抑制されるため、反対にメラトニンの分泌が活性化します。
▽「陽光LED“明王”」について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
朝、明るい光を浴びると分泌が止まって眠気のないすっきりした朝が迎えられます。反対に、目覚めた後、薄暗い部屋のなかにいると、メラトニンが分泌し続けるので、眠気がとれません。
睡眠の質を上げるために、朝に行うべき習慣についてご紹介します。朝起きたらぜひ実践してみてください。
朝日を浴びる6つの効果!睡眠の質を最大限に高める日光浴のポイント
上の「目にダメージを与える光」では、目に良くない光としてブルーライトを挙げましたが、ブルーライトは一概に悪いというわけではありません。日中の太陽光に含まれるブルーライトは、うつ病を予防する効果があるとも言われています。なぜなら、精神を安定させるために不可欠なセロトニンという物質は、ブルーライトの明るい光を浴びることで分泌が活発になるからです。
そのため、冬場に日照時間がとても短くなる地域では、セロトニンが不足しがちで、うつ病の発症リスクが高いと考えられています。(これは冬季うつ病とも呼ばれています。)
サケ・カツオ・マグロなどの魚、鶏ささみやパプリカなど
また、セロトニンは食欲を抑える作用があるため、秋に日ざし減少とともにセロトニンが減って食欲が増すのが「食欲の秋」の原因の一つになっています。セロトニンの分泌を促す太陽の光を味方につけた健康的な生活が、美味しいものが沢山ある秋の食べすぎも抑えてくれることにつながります。
曇の日も雨の日も太陽の光は届いているから、カーテンを開けて窓際に行けばいいん ..
松村圭子(まつむら・けいこ) 日本産科婦人科学会専門医。2010年、成城松村クリニック開院。著書に「10年後もきれいでいるための美人ホルモン講座」(永岡書店)「女性ホルモンを整えるキレイごはん」(青春出版社)など多数。モバイルサイト「ルナルナ」顧問医。
睡眠の質向上. 日光を浴びるとセロトニンが増えると言いましたが、このセロトニンは夜になるとメラトニンという物質に変化します。
メラトニンの分泌は加齢とともに減少し、認知機能の低下や睡眠障害と関連することが示唆されています。適切なメラトニンバランスが高齢者の認知機能を維持し、質の高い睡眠を促進する可能性があります。
日光があると活性化するセロトニンと暗くなると活性化するメラトニン。正反対の性質を持っていますが、実は切っても切れない関係にあります。
サーカディアンリズムを正常にコントロールすることに最も有効なのは、光(太陽光)です。朝になり、太陽の光を浴びることで、サーカディアンリズムがリセットされるといわれています。
また、毎朝同じ時間に起床し、朝食を摂り、勤務先や学校に行くといった行動もサーカディアンリズムを整えるのに重要な意味を持っています。
す。メラトニンの分泌は、一日のうち太陽光を目に取り込んでから 14 時間後に始まります。私たちは、
この記事は、朝日カルチャーセンター新宿教室で2017年10月22日に開かれたReライフおすすめ講座「睡眠習慣を整える」の内容を採録したものです。
私たちの脳には体内時計が存在しており、太陽光の明暗サイクルに同調するようにできています。これは、地球上で生きる多くの生物に共通です。
就寝中の光については、暗ければ暗いほど良いといえます。アイマスクを付けて光が目に入らないようにするのも一考です。しかし、寝室を真っ暗にすると、特に高齢者はトイレに起きたときの転倒リスクなどが懸念されます。間接照明を使うなど、危険ではない程度に暗くしましょう。また、寝室に遮光カーテンなどを使用して、光が外から入ってこない環境を作ることが勧められます。「朝日を浴びて目覚めると良い」といった話も聞かれますが、平城京スタディでは、目が覚める前に寝室に光が入ってくることで睡眠が中断してしまい、睡眠障害が増加するという結果が出ています※12。夜型の生活を送っている人ほど、十分な睡眠を取れないまま朝日を浴びてしまう可能性がありますので、寝室には光が入らないようにして、起きてから太陽の光を浴びるようにするほうが良いでしょう。
昼間の太陽光は青系の光を多く含んでいるので少し白っぽく見え、夕
日光浴は美肌にも効果があるとされています。
日光を浴びる事により、メラトニンとビタミンDが生成され、肌の細胞を美しく保つ働きがあります。ビタミンDにより肌の免疫機能を高め、毛穴に詰まった老廃物の殺菌作用や大気中に浮遊している菌の付着を防いでくれます。
メラトニンは、睡眠の質を高め日中に受けた肌のダメージを修復してくれます。
また、抗酸化作用があり肌細胞の老化を防いでくれます。
「朝日を浴びるといい」のはなぜ?知っておきたい睡眠のメカニズム
太陽の光を浴びると、約15時間後に睡眠の質を上げるために必要なメラトニンが分泌されます。メラトニンは、別名睡眠ホルモンとも呼ばれ、眠気を誘う作用があります。
私たちが眠気を催すのは、脳の中心にある松果体(しょうかたい)から分泌される睡眠ホルモン「メラトニン」の作用によるものです。 ..
また、セロトニンはメラトニンと呼ばれるホルモンとも深い関係があります。メラトニンとは脳の一部である松果体と呼ばれる部分から分泌され、分泌されると人は眠くなる、いわゆる睡眠ホルモンです。
また、太陽光を浴びるとミトコンドリアを刺激し、エネルギーが出て
たとえば朝7時に起きて太陽の光を浴びることで、15時間後の22時にはメラトニンが分泌され、自然と眠くなるのです。
元気になったり、メラトニンというホルモンが増加するため夜によく眠
今日の私達の社会生活の中では、日中に屋内にいることが多く、太陽の光を浴びる時間が少なくなっています。また、24時間眠らない街となった現代社会では、深夜に働く昼夜逆転の人たちは珍しくなくなりました。そのため、さらに光を浴びる時間が短くなる傾向が強くなっています。
太陽光に近い照明とは? 用途や住まいに取り入れるメリットを紹介!
起床時に曇りや雨だったとしても、カーテンを開けて太陽の光を浴びることは、一定の効果があります。ぜひ習慣付けておきましょう。
太古より人間は朝太陽の光で目覚め、夜暗くなると眠るという生活を続けてきました ..
まず2500ルクス以上の強い光を用意します。これは特別な装置、が必要です。というのは、普通に生活している部屋の夜の照明の強さは数百ルクス程度ですからとても足りません。太陽の光がいちばんよいのですが、太陽が利用できないときは、高照度光療法器具を用意してください。そして、その光を2~3時間連続して当ててください。光によって時間のずれが治るまで、これを毎日行ってください。
日ざしと心の健康 ~太陽の光でポジティブに~ | 気象病を防ぐ方法
睡眠障害は、現代社会の抱える大きな問題です。その原因は内的時計と外的時計、すなわち時計遺伝子と環境の食い違いで生じる体内時計の異常によるものと考えられます。<中略>こういう場合、光照射療法といって、強い光のシャワーを浴びるようにします。
明るい寝室で眠ると太りやすい⁉光と健康の関係 | サワイ健康推進課
例えば「光」。朝、日光を浴びることでセロトニンの分泌が行われるためサーカディアンリズムはリセットされるとされています。逆に夜に強い光や日光にも含まれるブルーライトを浴びると体がメラトニン分泌を抑制してしまいサーカディアンリズムは乱れてしまいます。
そのため、寝る前にはメラトニン分泌を抑える光の調節が必要です。 ..
光は睡眠にとって、味方であり敵なんです。午前中は光を浴びることはウエルカムです。でも夕方、夜の時間帯には敵になります。睡眠ホルモンのメラトニンは、太陽光、もう少し詳しくいうと太陽光の中のブルーライトを浴びると分泌量が減少して、働きを落としてしまいます。現代は、ブルーライトを照射するパソコン、スマホ、テレビとの付き合いが長くなり、かつ、使用時間が夜間にずれてきている。それで眠りの力が弱くなってしまっていることがけっこうあるのです。寝る前になんとなくだらだらテレビを見たり、スマホでゲームをしたり、SNSをしたり、ニュースを見たり、なんであれ、ブルーライトを浴びることは安眠の妨げになります。これはやめてほしい。寝る前最低1時間は避けてほしいです。