一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg、40mg



イソトレチノインは食後に1錠服用してください。
一般的には20mgを1日1回で服用を開始し、症状など経過観察をしながら投与量を調整していきます。 必ず医師の指示に従い、決められた用法・用量を守って服用してください。


一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 20mg

重症のにきび(強いしこりや陥凹性瘢痕が多発、抗生物質が無効)や、次から次へとにきびが発生し、他の治療ではコントロールが非常に困難な方を主な対象にした治療法です(ご本人の希望で、中等度のにきびを早期に沈静化させたい方にも一定の適応がありますが、こちらに関しては、院長と相談しながら治療の是非を判断致します)。

イソトレチノインの処方は自費診療になります。
また肝機能障害などを来すことがあるので、1~2ヶ月に一度で血液検査を行いますが、血液検査は自費になり、おおよそ4,000円程度かかります。
治療中、皮膚や粘膜が乾燥しますので、保湿剤でしっかり保湿してください。
副作用で頭痛、めまい、視力低下、ドライアイ、口渇感(唇の乾燥)、胃痛、体のだるさを訴える方がいらっしゃいます。また、非常にまれですが脱毛が報告されています。

一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg

イソトレチノインはビタミンA( レチノール)の活性型(レチノイン酸)のイソ体(光学異性体の1つ)を抽出したものです。
イソトレチノインを飲むと、
①ニキビの原因となる皮脂腺が小さくなる
②角質による毛穴詰まりを解消してくれる
という2つの作用があります。
特にニキビ治療においては、皮脂腺を小さくする、というメリットが大きいです。

出典:厚生労働省アキュテイン(ACCUTANE)
(わが国で未承認の難治性ニキビ治療薬)に関する注意喚起について

これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。

ニキビ治療薬(アクネトレント)はイソトレチノインというビタミンAの一種で、皮脂の分泌を抑える作用、アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用に優れているため、重症のニキビに対して有効です。

イソトレチノインは皮脂腺のアポトーシスを促すため 8、治療後もある程度は皮脂量の減少を認めます。しかし、収縮した皮脂腺のサイズはもとに戻るため、大部分の皮脂は戻ります。

イソトレチノインは、主に顔の重症ニキビに対して処方される薬です。

皮脂腺は、皮脂を分泌する器官で、毛穴に複数存在しています。ストレスやホルモンなどの影響で皮脂腺が活性化すると、皮脂の過剰分泌が起こります。過剰な皮脂は毛穴を詰まらせ、出口を塞がれた毛穴の中では皮脂が溜まっていき、また皮脂を養分とするアクネ菌も増殖していきます。アクネ菌が増殖することで毛穴の中では炎症が起こり、化膿が生じます。これが、ニキビです。

イソトレチノインは、医師や薬剤師などの専門家による緊密な指導の下でのみ使用される必要がある。
妊娠又は妊娠している可能性がある場合、胎児に先天異常、流産、早産、死産を引き起こすおそれがある。
ひどい頭痛や、目のかすみ、めまい、吐き気、おう吐、脳卒中、下痢、筋力低下などのほか、 重大な精神症状 (うつ、自殺など)の副作用を生じることがある。


イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?

主なニキビ治療薬には、毛穴の詰まりを改善する塗り薬や、抗菌薬の塗り薬、飲み薬などがあり、保険適用の薬を使うことが多いです。しかし、場合によっては保険適用外の薬が有用であることもあります。ここでは、保険適用外ではありますが、重症のニキビにも効果が期待できる「イソトレチノイン」という飲み薬について、効果や使い方、副作用などを詳しく解説します。

イソトレチノイン(アクネトレント)の1ヶ月分30錠の料金(税込)です

ニキビができる原因は、肌のターンオーバーの乱れ、ホルモンバランスの乱れ、食生活の乱れ、ストレスなどさまざまな理由がありますが、難治性ニキビの直接の原因は、皮脂腺の肥大化にあります。

イソトレチノインは、1ヶ月後に皮脂が減ってきたことを実感できます。

ニキビは、皮脂線から過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まり、それをエサとするアクネ菌が増えて炎症になってしまうことが原因です。
炎症が進む・自分でつぶす等の行為で悪化し、最終的にはニキビ跡となってしまいます。

イソトレチノインは医薬品医療機器等法上、未承認医療機器です。

イソトレチノインの重大な副作用として、流産や胎児奇形、死産などが報告されています。
イソトレチノインの服用中、および服用が終了しても必ず避妊しましょう。

下記に当てはまる方は、イソトレチノインを処方できない可能性があります。

イソトレチノインとは、ビタミンA誘導体を含む飲み薬です。ビタミンA=レチノールという成分であり、ビタミンA誘導体はレチノールの構造が変化した成分のことです。皮脂分泌の抑制や毛穴の詰まり改善、炎症抑制、抗菌作用などさまざまな効果が期待でき、他の治療薬ではなかなか改善しない重症のニキビや、繰り返しできるニキビの治療に使うことがあります。

イソトレチノインを、4~8ヶ月内服した後はニキビができにくくなります。

価格:1ヶ月22,000円
リスク;上記
コメント:中学生です。保険薬やフラクショナルレーザーを含め何をやっても効果なく、膿疱(ウミ)が赤みの上に多数出来続け全く治りません。
両親と相談の上、イソトレチノイン20ミリ内服開始。1ヶ月後から反応し、あれだけ猛威をふるったウミも全く無くなり4ヶ月の内服で終了しました。その後1年以上経過していますが、ほとんどできません。

イソトレチノイン診療を受ける場合に、薬代以外の費用はかかりますか?

価格:1ヶ月44,000円
リスク;上記
コメント:数年来の重症ニキビに対してイソトレチノイン40ミリを5ヶ月間内服。ツルピカになりました。もちろん他剤は全く併用していません。

当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。

外用薬(トレチノイン)の作用によって皮膚表面の角質や毛穴の出口に詰まった角栓(垢の塊)を除去します。皮脂の毛穴からの排出をスムーズにしつつ、皮脂の分泌を抑えるというダブルの作用でニキビの形成を抑えます。
また、角質を取り除くことでニキビ跡による皮膚面の凹凸を滑らかにします。さらに炎症後の色素沈着(しみ)やくすみを薄くする効果も期待できます。
内服薬のアルダクトンと組み合わせることでより効果的な治療となります。

では逆に、イソトレチノインが飲めない方はどんな人なのでしょうか?

他院での保険診療(ベピオ・エピデュオなど)で改善なく当院受診。アクネトレント(イソトレチノイン)3カ月使用。金額・副作用はページの中段以降に記載があります。

「アクネトレント®」は、イタリアの で製造されたイソトレチノイン内服治療薬です。

イソトレチノインの内服開始1ヶ月後に再度血液検査を行います。その後は1ヶ月ごとに診察および3ヶ月に1度の血液検査を行い、症状の変化や副作用を確認していきながら、適宜用量を増減することがあります。
※血液検査は自費診察料となり、4,500円(税込)となります。

イソトレチノインには以下のような副作用が見られることがあります。

イソトレチノインの最大の特徴は、飲んで数ヶ月してニキビがよくなった場合、 飲むのをやめてもニキビができにくい状態が続く場合が多いことです。

イソトレチノインをはじめビタミンAを含んだ系統の薬では 妊娠がおすすめされません。

イソトレチノインの服用には、さまざまな注意点があります。ここではイソトレチノインを飲むタイミングと代表的な注意点について紹介します。

・レーシック手術前後6ヶ月はイソトレチノインの服用をお控え下さい

内服期間は患者様の症状などによって異なりますが、通常 16〜24 週間(4ヶ月~6ヶ月)服用します。おおむね内服を5ヶ月継続したときには、3~5年をニキビができにくい肌状態になると言われています。

イソトレチノインの重大な副作用の一つに、という副作用があります。

なかなか治らなかったにきび、赤みや膿を伴う重度のにきびに最後の切り札。革命的にきび内服薬「イソトレチノイン」

イソトレチノインは様々な注意点があり、また効果も個人差があります。

イソトレチノインは、細胞に働きかけて、皮脂腺細胞や表皮細胞を正常化する働きがあります 9

・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。

イソトレチノインの主な効果については、以下の記事でも解説していますので、そちらも参考にしてください。