待望の『トップガン マーヴェリック』 2年の公開延期を経て日米同時公開 ..
小野田(空) 『マーヴェリック』では、敵国の地対空ミサイルに迎撃されないように戦闘機で侵入し、地下にある核施設を破壊する、という任務のシーンがありました。当然のことながら相手のミサイルはレーダーで戦闘機を探知してミサイルを撃つわけですから、できるだけ敵のレーダーに見つからないことが重要になります。
マニューバ軌道を考えようぜ(トップガン:マーヴェリックの話5)
そして「楽しい」というのはまさしく『トップガン マーヴェリック』のことでもある。初夏の超大作映画に観客が期待するものをすべて盛り込みつつ、スクリーンから飛び出してきそうなほどリアルなアクションが加わることでさらに高いレベルの作品に仕上がった。それは長く困難なミッションだったかもしれないが、トップガンのエリートばりの精密さによって、作戦は成し遂げられたのである。
実はそこが少し気になっていて。例えばさっきお話に出たブラックバードのような偵察機が登場したときに、これは懐古趣味ではないというか、「前作を観た人たちが過去を懐かしむことを善とする作品ではないのかな」と思ったんですよ。飛行機ってカッコいいし、ロマンがあるよねって話でもあると思うんですが、人間ドラマでもあるんですよね。そこは若い世代にも満足してもらえるんじゃないでしょうか。
コブラ(クルビット)と呼ばれるマニューバ(飛行技法)についてです。 画像1
──なるほど。たくさんお話を伺ってきましたが、最後に大童先生が周囲の方に「トップガン マーヴェリック」をお薦めするとしたら、どのようにアピールされますでしょうか?
ストールは失速、マニューバは機動のことで、機体が失速に近い状態で機体を操縦する『失速後機動』とも言われています。代表的なものに、コブラとクルビットがあり、戦闘機マニアの間では有名で人気がある(か?)機動です。
で、これが実戦でどう使えるの?と言われれば??な感じもしますが、エースコンバット7では、敵機をオーバーシュートさせる(後ろの敵機にわざと追い越しさせる)のに使えるかもしれません。(まだミッションで使っていないですが、オンライン対戦では的になるだけのような気がします^^)
このSu-57はそこにスピンも入ってるのがキショい(褒) これ ..
でも真面目な話、実際にアメリカ海軍が協力してくれることが大きいと思っていて。僕もできることなら取材したいと思っています。F/A18スーパーホーネットをかなり乱暴に扱うシーンが当然ありますし、前作では訓練中の事故も描いています。そもそも軍側がマーヴェリックのような人物に「こんな無茶な奴いねーよ!」と思うかもしれないですし。軍として不名誉な面があるかもしれないんですが、「トップガン」チームが軍の信用を勝ち取ったからこそできた映画だと思います。僕もクリエイションするうえで、ほかの人の信用は欲しいですからね……(笑)。
監督のコシンスキーと制作チームが限界までリアルを追求したからこそ、『トップガン マーヴェリック』が驚くべきスペクタクルとなったのは間違いない。でCGIの世界からキャリアをスタートさせたコシンスキーは、のちに『トロン:レガシー』や『オブリビオン』といった長編映画を手がけることになるが、今回の経験は彼にとってもまったく新しいものだったに違いない。しかしだからといって、コシンスキーがCGの世界を離れるわけではなさそうだ。
5th gen Fighter Su-57 / T-50 doing the Pugachevs Cobra ..
桜林 映画『トップガン マーヴェリック』(以下『マーヴェリック』)ですが、ひとりで何度も見る「追いトップガン」が巷では流行っているそうです。一方、その影響で自衛隊への応募者が増えているともいいます。それも、なぜか海上自衛隊ではなく、航空自衛隊が増えているのだとか。
誤解を恐れずに言えば、ストーリーそのものには前作にも増してありえない展開や設定はたくさん存在しますが、そこは「ハリウッドムービー」として充分に消化できるし、なにより面白く、またさまざまな要素がふんだんに詰め込まれた作品となっています。ヒコーキをよく知らない一般の映画ファン、トム・クルーズファンも楽しめるうえに、航空機ファンが見るとニヤリとさせられるシーン、オマージュ、仕掛けがたくさん用意されています。そして提督(大将)となった前作のMaverickのライバル、Icemanことトム・カザンスキー(演:ヴァル・キルマー)が登場するなど、前作を大好きなファンにとっても、懐かしさや嬉しさがこみ上げるシーンが満載で、前作で描かれた教官チャーリーとのロマンスに代わり、ペニー・ベンジャミン(演:ジェニファー・コネリー)との大人の恋も描かれます。
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昨年、話題になった映画といえばトム・クルーズ主演の『トップガン マーヴェリック』。日本でも自衛隊への応募者が増えたと言われているほど、世代を問わずに多くの人が見た映画。そこで、空軍軍事のプロフェッショナル・小野田治元空将に、映画を見て疑問に思ったことなどを専門家の視点で解説してもらいました。
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公開に寄せて、Maverickを演じたトム・クルーズは「僕にとって、『トップガン』とは、空を飛ぶことへのラブレター。(映画の中の)飛行シーンはすべて本物だ」と語っています。作品にはCGやVFXも使用されており、この言葉は正確ではありませんが、ここでいう「本物」とは、彼ら俳優が実際に機内で演技していることを指しているのでしょう。飛行シーンはこれまでの映画とは比較にならない迫力で、俳優たちがGに顔を歪ませながらコックピットで見せる演技は、前作にはなかった緊迫感です。なお、空撮コーディネーターは、自身もパイロットであるケビン・ラローサが担当、L-39ジェット練習機にショットオーバー・カメラ・ジンバルを搭載したシネジェットと呼ばれるカメラシップで、日の出直後、日没前といった太陽光の美しい時間を中心に撮影されました(F/A-18E/Fへの取り付けも実施)。ラローサは「300~500ktの速度で険しい地形を飛ぶ飛行機を撮影するのだからリスクは確実にあるが、つねにしたがうべき安全対策とプロトコルがある。何事も運任せにしないような、広範囲におよぶブリーフィングが行なわれた。この映画では、フリースタイルは一切ない。高度に調整されたフライトによる、高度に調整された機動飛行だけだ」と語ります。
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アメリカ海軍の曲芸飛行部隊で空軍のサンダーバーズとはライバル、世界でも屈指の曲芸部隊としても知られている、また伝統的にパイロットは激しい飛行をするにもかかわらずGスーツや酸素マスクを着用しない伝統がある、なお日本にはアジアツアーの一環で稀に飛来することがあるサンダーバーズと異なり、ブルーエンジェルスは1971年にブルーインパルスですらも長年曲芸が出来なかったほど近隣住民が過敏な小牧基地、しかも当時F-4で曲芸をやったことでクレームが殺到、以後日本でのお披露目は皆無となっている
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前作では当時の海軍主力戦闘機、F-14トムキャットが圧倒的な存在感を示しましたが、本作品ではライノことF/A-18E/FスーパーホーネットがMaverickや若きトップガン入校生たちの愛機となります。マニアな皆さんは「海軍の最新鋭機といえばステルスのF-35でしょ」と思われるかもしれませんが、そこは格闘戦重視のストーリーで、ライノが使われる理由がちゃんと用意されています。そしてなにより、今回複座型F/A-18Fがあることで、俳優が実際に航空機に搭乗しての撮影が実現、本作品のフライトシーンの迫力を大いに演出しました(F-14も複座ですが、RIOなしでは任務を行なえないため、当時後席での同乗撮影は不可能でした)。なお、Maverickの個人所有機であるウォーバード(第二次大戦戦闘機)P-51Dマスタングほか、F/A-18E/F以外の航空機も登場します。トレイラー(予告動画)にも出ていた謎の機体や懐かしい「あの戦闘機」も出てくるので、乞うご期待。
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そうですそうです! ああいう定番のショットが映っているのが最高です。今までアニメでしか観たことがなかったっていう描写が実写で観られました。あと、多くの戦闘機や戦争を描いた作品では弾数に嘘を付くんですよね。弾数が無限のようで、ずーっと撃ち続けているように見せるとか。今作はそうじゃないですよね。機関砲を打っていくとどんどん弾薬のメーターが減っていって、弾数を誤魔化していないんです。敵からミサイルを発射されたときには、熱源を追っているミサイルに対して変わり身のようになってくれるフレアが効果的なんですが、フレアってそもそも燃えているだけの弾で地味な装備でして。あれで攻撃することはまずないし、そもそも武装じゃないのに、フレアがめちゃくちゃカッコいい。SEも良くて、こんなにカッコいいフレアの描き方があるんだ!と驚きました。
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前作はトップガンメンバーに選ばれた若きパイロット、ピート“Maverick”ミッチェルがクラスメートとの競争や同僚の死を乗り越えて成長していくストーリーでしたが、その無謀ともいえる性格が作品のキーとなりました。そして本作、『トップガン マーヴェリック』の主人公も、当時の性格のまま現場で飛び続ける、大佐となったMaverick。功績とともに問題も積み上げてきたそんな彼に、トップガンの教官として特別作戦に参加する若いクルーの教育が託されます。そしてMaverickは、そのエビエーターのなかに、事故で命を落としたかつての相棒、Gooseの息子ブラッドリー“Rooster”ブラッドショー大尉の姿を見つけます。
Unidad de Gestión Educativa Local Huancavelica
「空を飛びたきゃ観てみな」、という感じでしょうか。実際に自分が飛んでいるような没入感を体感できたので。あと、「前作を観ていなくてもとにかく今作を観てほしい」というのは続編を作る人が誰しもぶつかる課題だと思うんですが、「トップガン マーヴェリック」は前作を観ていなくても十分楽しめると思いました。逆に、今作をきっかけに前作を観てみてもきっと面白いのではと思います。
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タイトルのトップガン(TOP GUN)というのは、ベトナム戦争での苦戦を契機に設立されたアメリカ海軍の戦術教官パイロットを養成するNFWS(海軍戦闘兵器学校)のニックネーム。前作公開当時はカリフォルニア州サンディエゴ近郊のNASミラマーにありました。ミラマーの海兵隊移管を受け、NFWSはその後ネバダ州NASファロンのNSAWC(海軍戦闘攻撃戦センター)の下部組織に改編されましたが、現在もNAWDC(海軍航空戦闘開発センター)と名を変えた組織の下で活動を続けています。トップガンの実際の教育は、各部隊から招集されたエビエーター(海軍ではパイロットや航空士官を総称してこう呼びます)に戦術などの専門知識を叩き込み、学生は教官資格を取得後部隊に戻ってその戦術戦技を広めていくというもの。そのため、トップガンの学生としては卓越した飛行技術というよりは指導力や協調性が重視されるため、主人公Maverickのような単独主義、一匹狼的なパイロットを求めてはいませんが、もちろん優れた飛行技術や判断力、負けん気は重要です。
J-36: Assessing Chinas New Generation Combat Aircraft
『トップガン マーヴェリック』のエンディングに続編を示唆する要素がなかったことから、今後のストーリーは謎に包まれたまま。ただ『ScreenRant』によると、『トップガン マーヴェリック』を手がけた脚本家チームが続編をつくるのであれば、素晴らしい脚本になるのは間違いないという。
2025-01-04 · #サンキューピッチ 1巻 評論(ネタバレ注意) ..
1986年に公開され大ヒットを記録、世代を超えて現在も愛される航空映画『トップガン』。その続編となる『トップガン マーヴェリック』が、36年の時を経てついに5月27日(金)、日米で同時公開となりました。
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──非常に勉強になります……! マーヴェリックと新世代トップガンたちの訓練や、敵との空中戦などアクションシーンはいかがでしたか?