☑ あらかじめ判明している副作用を理解すれば、怖がるほどの薬ではない


・服用中は定期的な採血が必要です。
・他者と共有しないようにしてください。
・女性:服用中及び服用後6か月は妊娠不可、授乳不可となります。FDAでは妊娠不可期間は1か月となっていますが、より安全を期するため6ヵ月としております。投与中及び投与後半年は確実な避妊のため低用量ピル併用を推奨します。妊娠中、またはロアキュタンを服用中に妊娠した場合、短期間あるい少量でも胎児に先天異常、流産、早産、死産の危険性が高いためです。
・男性:服用後1か月は避妊必須、献血不可です。
・服用忘れても次回に二回分飲まないで下さい。
・服用中及び服用後6ヵ月間は献血をしないでください。血液は妊婦に使用される可能性があり、胎児がロアキュタン(イソトレチノイン)に曝露する可能性があります。
・効果が現れるまで、最初の1か月程度は症状が悪化する事がありますが、これは正常経過の範疇ですのでご安心下さい。
・服用中は皮膚のターンオーバーが早まってバリア機能が低下し日焼けしやすいので、日焼け止めの外用と内服を使用し、長時間紫外線を浴びないようにして下さい。
・服用中は皮膚のターンオーバーが早まってバリア機能が低下し過敏になるため、顔のケミカルピーリング等をする時は事前にご相談ください。
・イソトレチノインは光の感受性を高めるため、内服中に光やレーザーを受けると、シミや色素沈着、瘢痕の原因となる可能性があります。
・レーザー照射や他治療との間隔
内服中も可能:トーニング、ジェネシス、フィラー
内服終了1ヵ月後より可能:レーザー脱毛、光脱毛、IPL レーザースポット照射系全て
内服終了3ヵ月後より可能:CO2レーザー、CO2フラクショナル、ハイフ、ダーマペン、ポテンツァ、サブシジョン、抜歯やスレッドリフト等の小手術
内服終了6ヵ月後より可能:美容整形などの大きな手術、レーシック


以下の方は「イソトレチノイン内服によるニキビ治療」を受けることができません。

イソトレチノイン治療をご希望の場合は、
まず診察時間内に
一般皮膚科受診にお越しください。

A. 肝機能障害、腎機能障害、血糖値、中性脂肪等の確認のため採血を行います。初回の採血で以上が認められない場合でも治療中で出現することもあるため、定期的な採血が必要となります。

イソトレチノインの効果は、1ヶ月目頃から実感するケースが多いです。

A. イソトレチノインは脂溶性のため、脂肪分と一緒に吸収されますので、食後に服用いただきます。空腹時は吸収が悪くなるため、効果がでにくくなります。用量についてはカウンセリングの上、医師が決定いたします。

A. イソトレチノインは光感受性を高めるため、内服中に光治療やレーザー治療など治療方法によってしみや色素沈着の原因となる可能性があります。内服薬についても併用できないものがあります。医師にご相談ください。

・レーシック手術前後6ヶ月はイソトレチノインの服用をお控え下さい

頭痛の副作用が出やすくなるためビブラマイシン、ミノマイシンといったテトラサイクリン系の抗生剤とは同時に内服できません。
そのほかの抗菌薬、鎮痛薬、アレルギー薬、経口避妊薬(ピル)との併用は問題ありません。

1クールで完治しなかった場合、最低でも8週(2ヶ月)以上間を空けてから2クール目を再開します。

また、稀ではありますが、以下のような副作用のリスクもあります。

脱毛、Vビーム、シミ取りなど各種レーザー、IPL光治療、ポテンツァ、ダーマペン、ピーリング、ほくろ除去などの小手術はいずれもイソトレチノイン内服中でも施術可能です。
しかしながら、イソトレチノイン内服中は皮脂の分泌が抑制され、皮膚は敏感な状態にあるため合併症のリスクが高まる可能性がありますので、施術をご希望の場合はご了承ください。
お肌が敏感になりやすいですので、スキンケアを十分に行う必要があります。
イソトレチノイン内服中に開腹手術や美容外科での大きな手術は避けてください。

イソトレチノインはのことで、ニキビの根本治療薬としてアメリカをはじめとする海外では30年以上前から使われています。
イソトレチノインは、ニキビができる原因となっている皮脂を抑制させ毛穴詰まりを緩和させるため、治療の効果が非常に高く、と位置付けられているようなものです。
これまで「保険診療でたくさんの外用薬や内服薬を試したけど、ニキビの改善が見られなかった」「長年に渡ってニキビに悩まされてきたので根本的な治療がしたい」といったお悩みを持つ患者様には、試す価値のあるお薬です。
今回はイソトレチノインの効果や作用、気になる副作用や好転反応などについて詳しくご説明していきますので、ぜひご検討ください。


≪皮脂腺を抑えてニキビの出来にくい肌に≫イソトロイン(イソトレチノイン内服)

もし、妊娠した場合は、すぐに服用を中止し医師に相談してください。

イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。

イソトレチノインの服用には、さまざまな注意点があります。ここではイソトレチノインを飲むタイミングと代表的な注意点について紹介します。

イソトレチノインには以下のような副作用が見られることがあります。

アクネトレントは経口イソトレチノインというビタミンA類似薬の一種です。
皮脂分泌を抑え、アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用に優れているため、重症ニキビで他の治療が無効の場合でも効果が期待できます。
欧米ではニキビ治療に必要不可欠な薬剤と認知され、20年以上の歴史をもつ薬剤ですが、日本では厚生労働省の認可がおりていないため、保険が適応されていません。

イソトレチノインの服用中は、以下のようなこともしてはいけません。

皮脂を抑え、毛穴づまりを抑える効果が非常に高く、多くの方が効果を実感できる飲み薬になります。

イソトレチノインの服用期間は、絶対に妊娠しないようにしてください。

・過去にイソトレチノイン製剤でアレルギーを起こしたことのある方、パラベン・大豆・ピーナッツアレルギーのある方
・レーシックを受けて6ヶ月経過していない方:レーシック手術の前後6ヶ月はイソトレチノイン服用禁止です。
・ビタミンA製剤(サプリを含む)内服中の方
・フェニトイン(アレビアチン、ヒダントールなど):相互作用で骨を弱くする副作用増強の可能性。
・テトラサイクリン内服中(代表:ミノマイシン、ビブラマイシン、アクロマイシン):相互作用で頭痛の原因となる頭蓋内圧を上げる副作用が強くでる可能性があります。
・ステロイド内服中(プレドニン、セレスタミン、デカドロンなど。相互作用で骨を弱くする副作用増強の可能性があります。
喘息の治療で使用される吸入のステロイド薬、ステロイド外用剤、喘息発作等の治療で行われる短期的なステロイドの点滴はイソトレチノインと併用可能です。

上記で解説したように、イソトレチノインは妊娠中の人は服用できません。

・妊娠の可能性がある方、妊娠中の方
・授乳中の方
・12歳未満の
・肝疾患がある方、肝臓の数値が高い方
・脂質異常(コレステロール、中性脂肪が高値)がある方
・うつ病で状態の悪い方
・身長の伸びが止まる可能性があることを懸念される方(12歳-18歳)
・採血が苦手な方、採血の指示に従っていただけない方

まず、イソトレチノインは効果が出るまでにはある程度の時間がかかります。

原則的に、保険治療でコントロールが困難な「難治性のニキビ」や、「中等症以上のニキビ」の方のみに適応があります。

イソトレチノインをやめた後でも、皮脂の分泌が完全に元に戻ることはありません。

【副作用】
代表的なものは皮膚/口/鼻/眼の粘膜の乾燥です。
乾燥の副作用はほぼ100%の方に起こります。乾燥によって皮膚炎/口角炎/口唇炎/鼻出血/ドライアイなどが起こる可能性があります。それに伴い、赤ら顔や鼻血もよく起こる副作用です 。
顔だけでなく体全体が乾燥しますので、保湿剤をしっかり使用していただきます。

次に頻度は下がりますが、骨/筋肉/関節の痛みや/頭痛/生理不順などもあります。特に頭痛は、頭蓋内圧を亢進させる作用があるために起こり、軽度のものは様子を見ても良いのですが、症状がひどいケースや吐き気などの他の随伴症状が出た場合には中止しなければなりません。

血液検査では、肝機能障害/腎機能障害/膵機能障害/中性脂肪/コレステロール/血糖値/尿酸値の上昇/血球成分の減少や増加/CPKの上昇などが見られる可能性があります。

妊娠中/授乳中、または1年以内に妊娠の予定がある方
服用中の妊娠は流産・胎児の奇形を引き起こす可能性があるため、妊娠/授乳中、または1年以内に妊娠の予定がある方は内服をお控え下さい。服用中、および服用中止後3ヶ月間は必ず避妊してください。
(男性の場合も服用中、および服用中止後1ヶ月間は必ず避妊してください。)
(輸血先が妊婦の場合があるため、献血は服用中および服用中止後1ヶ月間はしないでください。)

脱毛の副作用は2%~4%程度の方に認めます。いきなりバッサリと髪が抜け落ちることはなく、抜け毛が多くなってきたという程度から始まります。頭皮の乾燥による抜け毛もありますが、細胞のターンオーバーの亢進→毛周期の亢進による「休止期の毛の脱毛」が主なものとなります。内服中止によって脱毛の進行は止まり、元に戻りますが、極めて稀に回復しない例も報告されています。回復しない例は、基礎疾患にAGAなどがある方がほとんどです。

イソトレチノインは様々な注意点があり、また効果も個人差があります。

中等度のニキビ患者638名にイソトレチノインを1日20mg(低用量)投与したところ、12~20歳の患者で94.8%、21~35歳の患者で92.6%が良好な結果が得られたと報告されています(文献1)。重症ニキビはもちろん、中等度ニキビにも優れた効果を発揮します。中等度ニキビに対するイソトレチノイン低用量での内服治療は、患者満足度が高く、かつ副作用の少ない最適な治療法であると報告されています(文献2)。ただし低用量だと再発率が高くなるという意見もあるため注意深い経過観察が必要です。

イソトレチノインは、以下3つの働きからニキビに効果があるとされています。

ほぼ同じだと思われがちですが、よく考えてみると両者は異なることに気がつきます。重症ニキビに対してベピオゲルやデュアックゲルなどの標準治療を適切に行えば、それなりの効果が得られ、やがて軽度~中等度の症状に落ち着きます。しかし、そこからなかなか良くならず治療が長期におよぶ場合があります。つまり症状は軽度~中等度であるが、難治性のニキビというわけです。そのようなケースではやはりイソトレチノイン内服が推奨されます。重症でなければ適応外などという保険診療にありがちな処方制限がないのが自由診療のメリットです。

リスク・副作用:服用により、以下の副作用が見られることがございます。

・1日1回1カプセルを食後に内服します。
(*必ず食後に内服してください。)
・飲み忘れた場合は、次の日にその日の分量のみ内服してください
(*過剰摂取しないように注意してください)
・ニキビの再発抑制効果を得るためには最低でも6か月間内服いただくことをおすすめしております。
・イソトレチノインの開始には事前の血液検査が必要になります。
・内服開始後も定期的に採血が必要です
(*採血料も自費となり1回2,500円ご負担いただきます)。
・女性は月経開始を2、3日確認してから、本剤内服を開始してください。
・女性は内服中ならびに内服終了後最低でも1ヶ月間は避妊してください。
・内服中、内服終了後2ヶ月間は献血をしないでください。
・内服中は日光過敏となる可能性があるため、日焼け止めを使用し、長時間紫外線にあたらないように注意してください。

・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。

副作用・リスク:皮膚および唇の乾燥、中性脂肪値の上昇

イソトレチノインは、基本的に18歳以上の方が服用できる治療薬です。

上記の症状が出た場合は、医師に速やかにお伝え下さい。これらは、服用を中止することにより、徐々に改善します。また、効果が現れるまでの最初の数週間は、ニキビの症状が一時的に悪化することがあります。

イソトレチノインに加えることにより、効果や持続をさらに高めることができます。

・諸外国における安全性などの情報
副作用として流産、胎児催奇形などが報告されています。