ハイエース 18インチ 415コブラ ホイール 4本セット ..
ホイールチョイスではインチ数に加えてインセットが重要です。この数値はホイールの取り付け面からホイールの中心線までの距離を示しています。つまり奥に引っ込んでいるホイールなのか、取り付け面から外側に出っ張っているホイール構造なのかがわかるスペックです。これを最適な数値にすることでハイエースのフェンダー内にピタリと収まるホイールセッティングが可能になります。
純正サイズは15×6J IN35なので、これを基準にインセットを設定してみましょう。もちろんホイールの幅(J数)とも関係しているので鑑みてセレクトする必要があります。ただしハイエース専用、ハイエース適合/専用などと呼ばれているホイールはインセットまでを含めてピッタリサイズで設計されているのでセレクトは簡単です。数値的なことがわからなかったら、お店に相談するのがもっとも近道ですね。
ハイエース用アルミホイール 415コブラ:バッドラッカー1vs2
ここまででハイエースの純正サイズのホイール&タイヤについて紹介してきましたが、ホイールのチョイスには注意が必要です。先に紹介した通り、ハイエースの適合ホイールは「6穴/PCD=139.7」が絶対的な前提条件。これが乗用車サイズではないので、選べるのは「ハイエース適合」や「ハイエース専用サイズ」などの表記のあるホイールが中心になります。
しかし心配することはありません。2004年の登場以来ロングランを続ける200系ハイエースはホイールのスペックは一切変更されていないので、適合するアフターホイールが膨大な数が用意されています。さまざまなデザインが選べるので足回りカスタムが存分に楽しめる環境なのです。
ハイエースオーナーの皆さんはドレスアップなどを目的としてホイールのインチアップを希望される方も多くいます。その際に注意して欲しいのは先ほども少し触れましたが、タイヤの外径(タイヤの直径のこと)が規定の範囲に収まることです。
ホイールサイズが大きくなっても、タイヤの外径は大きくなってはいけません。外径が変わるとスピードメーターの速度表示や走行距離のメーター数値などが実際の数値と変わったりするため、車検に通らなくなります。
ホイールをインチアップする場合には、タイヤは純正タイヤより扁平率が低いサイズを選ぶことになります。
また、インチアップしたホイールサイズによってタイヤの選択肢が広がる場合もあります。18、20インチホイールにすればタイヤの種類が豊富になり、純正タイヤよりお得な値段で購入できるタイヤが見つかるでしょう。
ただし、ホイールをインチアップすればタイヤの厚みが薄くなり、タイヤ内部の空気のクッション性が下がるので、乗り心地が変わってきます。
なお、ホイールサイズが合っていてもホイールを車体側のハブに取り付けるボルトの数やP.C.Dと呼ばれる円状になっている取り付け穴のサイズ(直径)によっては装備できないホイールがあります。ハイエースの場合、取り付けボルトの本数は6本、P.C.Dは139.7φのホイールが適合します。
ハイエース用NEWアルミホイール 415コブラ バットラッカーD-毒牙
ハイエースが履くタイヤの扁平率は、純正の15インチの場合80偏平が中心となります。ホイールをインチアップをしていくと、16インチなら65偏平、17インチだと60偏平、さらに18インチでは50偏平と、サイズが大きくなるに伴ってタイヤ外径を変えない前提であれば偏平率はどんどん下がっていきます。つまりサイドウォールの狭い薄っぺらいタイヤになっていく傾向です。ロワードするユーザーにはフェンダーラインのギリギリにまでホイールのリムが到達するスタイリングを好む場合も多く、タイヤのロープロファイル化を進めるケースも多いのです。
またインチアップに対応するタイヤ外径がそれぞれ異なることも頭に入れておくと良いでしょう。本来であれば極力純正と同じ外径のタイヤを選びたいところですが、ピタリと同じ外径になる場合は少ないのです。ちなみにタイヤ外径が大きいとインナーフェンダーとの干渉が心配です。対してタイヤ外径が小さいと同じロワード量でもフェンダーとの隙間が空く傾向になります。つまり腰高に見えてしまうことになるのです。そんなインチアップとタイヤとの関係を総合的に判断した上でタイヤ&ホイールをチョイスすると良いでしょう。
ハイエースの純正ホイールは15インチです。組み合わせられるタイヤサイズは、前後とも195/80R15 107/105L LTもしくは185/75R15 106/104L LT(ハイエースバン ジャストローのタイヤサイズ)となっています。それぞれの数値や文字の説明してみましょう。
ラブラーク 415 COBRA バッドラッカー (BADRUCKER)
では、タイヤがこれらの条件から外れている場合はどうなるでしょう?
まず、ホイールサイズに口径が合っていない場合は、そもそもタイヤを組むことができません。さらに幅については、いわゆる「引っ張り」という方法で規定よりも幅の広いホイールにタイヤを組む手法がありますが、荷重の高いハイエースでは行わないようにしたいものです。
次にタイヤの外径ですが、既定値の範囲から外れるとスピードメーターや距離計の誤差が出てしまいます。メーター上では速度超過していなくても、スピードオーバーで取締りを受けてしまう可能性もあるということです。
続いてロードインデックスですが、これは荷重指数のことで、どれだけの重量に耐えられるのかを示す数値です。当然この指数を満たさないタイヤでは、ハイエースの荷重に耐えられず、パンクやバーストといったトラブルを招く可能性があります。
ハイエース用ホイールのなかにはアメリカンブランドのものも増えてきていますが、車検上の問題はないのでしょうか?
結論から言うと、SAE J2530という規格のホイールであれば、問題なく車検を通すことができます。SAEとは、自動車技術者協会(Society of Automotive Engineers)が発行する工業規格で、自動車をはじめとする陸上輸送機器や、航空宇宙機器の分野で国際的に幅広く適応されている規格です。
もうひとつ、アメリカンホイールを中心に付けられているのが、 DOT、またはDOT-Tという規格です。以前はこちらの規格も車検を通すことができていましたが、陸運局によってはNGというところもあるようです。
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まずはホイールナットの数が6つある6穴モデルなのが最大の特徴です。乗用車と比べて積載量が大きく軸重量が重くなるハイエースはホイールに加わる荷重も高く、それを支えるためにホイールナットの数も増える傾向にあります。さらにナットホールの径を示すPCDは139.7とこれまた一般的な乗用車に比べると大きいのが特徴。さらには商用バンの場合、積載総重量の関係からアルミホイールにはJWL-Tの規格が必要なケースもあるので要注意(純正はスチールホイール)です。
ハイエースのカスタムの中でももっとも基本的なメニューがタイヤ&ホイールの交換です。商用バンである200系ハイエース(DXやS-GLなどのバングレード)は、元来、重い荷物を積み込むように設計されているので足もとの設計も質実剛健。乗用車のように見た目重視のカッコいいホイールを履いているわけではありません。
そこでアフターパーツのホイールに交換することで、カスタム効果を引き出すのが最大の狙い。またタイヤも同様にLT規格の無骨なデザインのタイヤではなく、ホワイトレターやスマートなトレッド面を持つモデル、さらにはオフロードテイストのゴツゴツタイヤを導入することで、足もとを彩ることができます。
事実、ハイエース適合のホイールやタイヤは数多くのモデルが用意されているので、カスタムスタイルや目的に合わせて幅広いパーツ群のなかからチョイスできるのが魅力。ロワード/リフトアップに対応するそれぞれのタイヤ&ホイールもほぼ完備され、好みのスタイリングに合わせた足回りコーディネートが可能なので、いろいろ調べて自分なりのタイヤ&ホイールのチョイスを楽しんでみましょう。