印刷可能なトリー・ニコルズ、コブラ会会員、IDカード、コスプレ
本名はイーライ・モスコウィッツ。シーズン1ではミゲルやディミトリとともに不良グループにいじめられていた無口で内気な少年だったが、〈コブラ会〉に入会してモヒカン刈りのワルに変身した。クリーズに傾倒し、ミゲルを病院送りにしたミヤギ道への報復を誓う。
コブラ会S6前半、最高だったよ… トリー不遇すぎる。幸せになってほしい。でも、やっぱり黒い道着が似合うぜ!!!!
以上、『コブラ会』シーズン3の感想と考察でした。シーズン3も相変わらず最高だったのでシーズン4が待ち遠しい!とりあえず明日からシーズン3もう一周したいと思います。
サムとトリーの決勝戦では、トリーが勝利する。そして総合で、コブラ会が優勝する。シルバーは司会のマイクを奪って、バレー中に道場を開くとアナウンスする。
学校やネットでイジメを受けていたが、〈コブラ会〉に入門して強くなり、自信を手に入れる。 トリー(ペイトン・リスト)
サマンサの友達。“金持ち組”のひとりで、ミゲルたちを“負け犬”と呼んで見下していたが、シーズン1で〈コブラ会〉に恥ずかしい目に遭わされてパリへ留学した。シーズン3では毛嫌いしていたディミトリといい雰囲気に。
そうそう、チャンピオンでオーダーした新コブラ会の練習着がかっこいいね。空手道場がフィットネスクラブになってる。トリーはドレスより、スポーツウェアの方が色気があって綺麗。
Cobra Kai, トリー・ニコルズ, 映画シリーズ『ベスト・キッド』の続編
ホークたちもコブラ会を抜けたので、コブラ会に残されたのはロビー、トリー、カイラーぐらい。ホークもディミトリもミッチもクリスもみんな仲直りして結託してるので誰が戦うのか。
当時、彼女の生徒であったトリーらに対し、自分の道場では「1日ももたない」と渇入れたことがあった。この時期キムは故郷に自分の道場を持っていたが、コブラ会の育成に一役買うため生徒を残し韓国を去っているのだ。
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ウエストバレー高校で起こった乱闘事件は大々的に取り上げられ、地域住民たちは騒然となる。ロビーとトリーは学校を退学処分になり、ミゲルは今も意識不明の重体だった。
ジョニーは酒に酔って喧嘩沙汰を起こす。ダニエルの評判はガタ落ちになり、店は客足が遠のいてしまう。ホークたちコブラ会とディミトリたちミヤギ道は一触即発だったが、学校では教師たちが目を光らせていた。
ジョニーはミゲルが入院する病院に潜り込み、意識不明のミゲルに「戦い続けろ、諦めるな」と声をかける。乱闘事件に責任を感じたダニエルは、警察よりも先にロビーを見つけ出して自首させようと、ジョニーに協力を持ちかける。
『コブラ会』シーズン3もめちゃクソ面白かったわけですが、気になるのはシーズン4への更新について。てなわけで『コブラ会』がシーズン4でどうなっていくのか考察、解説しやす。
「コブラ会」シーズン6パート1、予告編が公開 3部構成の完結編
ジョニーの一番弟子となるミゲルを演じたショロ・マリデュエニャ、ジョニーの息子ロビー役のタナー・ブキャナン、ダニエルのキュートな娘サムを演じたメアリー・マウサーの3人が、堅実な演技と達者なマーシャルアーツのスキルで2人のオジサン俳優を盛り上げる。
シーズン2では、マーティン・コーブが極悪非情のコブラ会創設者ジョン・クリース役で復活、またペイトン・リストが演じる女拳士トリーが参戦する。
アメリカン・ドラマ 第71回 “COBRA KAI”(『コブラ会』)
ミヤギ道が閉鎖され、窮地に追い込まれたダニエルは旧友に協力を求めざるを得ない状況に―。そこで登場するのが『ベスト・キッド2』でかつて宿敵だったチョーゼンだ。
チョーゼンと言えばミヤギ道の生徒であり、シーズン3ではダニエルの修行に協力するなど、空手において確かな才覚を持つ男だ。
コブラ会との戦いに向け、ジョニーとの連携も強化しダイナミックなトリオが形成されるだろう。彼が “打倒コブラ会” のキーパーソンとなることは間違いない。
コブラ会 シーズン1の動画配信サービス・視聴方法・サブスクまとめ
ジョニーは34年前の屈辱を未だに引きずっている。あの試合で人生が一変してしまった。街中に立つ「ラルーソ・オート」の大看板やテレビのCMでダニエルの顔を見るたびに、恨み辛みが沸々と湧き上がる。
遂に自己憐憫に我慢できなくなったジョニーは、一念発起して空手道場「コブラ会」を復活させる。生徒はとりあえずミゲルだけだ。
トリー:ペイトン・リスト(折井あゆみ)、ルシール・ラルーソー ..
シーズン5がNetflixで2022年9月9日に配信スタートの今話題のドラマ「コブラ会」
。大ヒット映画「ベスト・キッド」の正式な続編であり、人生を変えた因縁の大会から30年以上経った今、永遠のライバル、ジョニーとダニエルが再び火花を散らすストーリーとなっています。
LA育ちの彼は、「コブラ会」の現場で大きくなった。主要キャラクターの ..
チョーゼンはダニエルを道場に連れて行き、ミヤギ道に伝わる“敵を殺すための秘密の技”を披露する。その技を受けると手足が痺れて動けなくなり、戦うことができなくなるのだ。ダニエルはチョーゼンに教えを請い、技を習得する。
ジョニーは車椅子のミゲルをライブコンサートに連れて行き、存分に楽しませる。やがてミゲルは音楽に合わせて足でリズムを刻んでいることに気づく。
ダニエルはかつて自分が救った少女ユナと再会。ユナは〈ドヨナ〉の営業部門で専務取締役になっていた。ダニエルのために力になりたいというユナ。
サムはミヤギ道の仲間クリスがバイト先でホークたちから嫌がらせを受けていると連絡を受け、クリスの職場へ向かう。コブラ会の面々と乱闘になり、トリーとも再会。乱闘事件のフラッシュバックに襲われたサムは動けなくなり、ホークに襲われるディミトリを助けることができず、ディミトリは腕を折られてしまう。
サムから話を聞いたアマンダはコブラ道の道場を訪ね、クリーズに「やめさせないなら警察に行く」と忠告する。クリーズの異常性に気づいたアマンダは、この道場は絶対に閉めさせると宣言する。
ジョニーはミゲルのトレーニング方法を考えるため、再びパソコンに挑戦することに。Facebookを開いたジョニーは、高校時代の恋人アリから友達申請が届いていることに気づく。
【Netflix】コブラ会 Cobra Kai【ベストキッド】 3
そんな時、たまたま近所に引っ越してきた少年を助けたことで、ジョニーはコブラ会を復活させ人生を立て直そうとするストーリー。
映画「ベストキッド」の役者たちが再集結、新しくよみがえったコブラ会がいまここに! ..
★トリー
(ペイトン・リスト)
コブラ会生徒。病気の母と幼い弟の面倒を見る苦学生
コブラ会 について学ぶ:キャスト の人気順ランキングをチェックし、 初日 が ..
1968年、若きジョン・クリーズはベトナムで特別部隊に抜擢され、唐手道を学ぶ機会を得る。
帰国したダニエルはアマンダから話を聞き、一緒に警察へ行くことに。だがクリーズは先手を打ち、アマンダに接近禁止令を出していた。
クリーズはコブラ会強化のため、カイラーたちをスカウト。弟子たちと対戦させ、負けた方を辞めさせる。ホークはかつて自分をいじめた相手に報復する。
トリーは街で偶然ミゲルと再会し、必ずミヤギ道に仕返しすると意気込むが、ミゲルが報復を望んでいないことを知って決裂する。
ミゲルはコブラ会から逃げたジョニーを非難する。自力で立てるようになったミゲルを見たジョニーは、もう一度子供たちと向き合うことを決意する。
ダニエルとアマンダはコブラ会に場所を貸している大家のアーマンドを取り込み、コブラ会を追い出そうと画策。アーマンドはクリーズに強制退去を命じるが、反撃されて言いなりになってしまう。クリーズはダニエルに宣戦布告し、店にヘビを持ち込む。
トリー・ニコルズ役 ペイトン・リストの年齢身長インスタ出演作品プロフィール
コブラ会に入会し、サマンサと別れた後のミゲルと付き合うトリー役のペイトン・リスト。現在はシングルのようですが、2017年頃には『シェイムレス』『ゴッサム』に出演している俳優のキャメロン・モナハンと付き合っていました。
ミゲルの怪我; ジョニーの試練; ダニエルの試練; クリースの過去; カルメンVSアリ; サムVSトリー; ジョニー&ダニエル
2019年からは映画「ベスト・キッド」の続編ドラマ「コブラ会」のシーズン2よりトリー・ニコルズ役で出演。空手を使ったアクション姿を披露しています。
ネタバレ考察【コブラ会S3】ラストのオチ解説とサントラ楽曲紹介
ディズニーチャンネルオリジナルドラマ「ジェシー!」エマ・ロス役で一躍人気になったペイトン・リスト。2019年からは「ベスト・キッド」の続編ドラマ「コブラ会」トリー・ニコルズ役で今までとは違ったかっこいい空手アクション姿を披露してくれています。
ネタバレ「コブラ会」シーズン3全話あらすじ・キャスト・感想・予告動画
ジョニーはカルメンと今後の自分たちの関係について話し合うことを約束する一方で、実家に戻っているアリと再会。昔話に花を咲かせ、ランチを楽しむ。ジョニーが失敗続きの過去を打ち明けると、アリも夫と離婚したことを話す。
ミゲルはミヤギ道の道場でサムとキスしているところをダニエルに見られ、気まずい思いをする。ダニエルから貧しかった高校時代の話を聞かされたミゲルは、サムとともに互いの師を和解させようと考える。
サムは自宅でクリスマスパーティーを開き、ミヤギ道の道場生とイーグル・ファングの道場生を集める。コブラ会に立ち向かうためには協力する必要があると説くミゲルとサム。
ロビーはホークやカイラーたちコブラ会の仲間とともに動物園に忍び込み、ヘビを盗み出すことに成功する。ロビーの勇気を褒めるクリーズ。トリーはミゲルとサムが一緒に行動していると聞いてショックを受ける。
ジョニーとアリは懐かしい〈ゴルフン・スタッフ〉でデートをし、盛り上がる。アリに誘われてクリスマスパーティーに出席したジョニーは、そこでアリと楽しそうに話すダニエルを見つける。
ネタバレ「コブラ会」シーズン2全話あらすじ・キャスト・感想・予告動画
シーズン1と2は、かつて『ベスト・キッド』に夢中になったファンにとって魅力的な作品だったが、今回公開されたシーズン3は、”3作目は駄作”というジンクスを地で行くような続編となってしまった。
※文中ネタバレを含む箇所があります。
『ベスト・キッド』シリーズは、3作目で本格的に進むべき道を見失ってしまった。ダニエル・ラルーソ(演:ラルフ・マッチオ)といういじめられっ子のティーンエイジャーがミスター・ミヤギ(演:パット・モリタ)という頼れる老賢人のもとで空手を学ぶというストーリーの1984年の映画『ベスト・キッド』は、負け犬の奮闘を描いた名作・スポーツ映画/成長物語だ。続編『ベスト・キッド2』(1986)はいささかやりすぎだったかもしれないが、舞台を沖縄に移してミヤギのパーソナルな面を重視するストーリーにすることで変化をもたらした(それに続編のサントラに収録されているピーター・セテラの「Glory of Love」はいま聴いてもシビれる)。
しかしながら『コブラ会』シーズン3は、”3作目は駄作”というジンクスを地で行くような続編だ。同作のストーリーは、コブラ会の創始者ジョン・クリーズ(演:マーティン・コーヴ)の中途半端な復讐を中心に展開する。クリーズは、『ベスト・キッド』の終盤で愛弟子のジョニー・ロレンス(演:ウィリアム・ザブカ)がダニエルに敗れたことをいまも根に持っているのだ。同作のクリーズは、かつてのように卑劣だが共感できるところもあるアンチ・ミヤギ的な人間味ある悪役ではなく、行きすぎたレベルのソシオパスとして描かれていて、空手道場のメンツを潰したダニエルとミヤギに対する仕返し以外は何も考えていないようだ。その一方、ダニエルは護身を説くミヤギ道からコブラ会流の危険な考え方へとシフトするのだが、その理由は、まったくもって理解不能。同作は、多くの点で駄作といえるが、ダニエル・ラルーソというおなじみのキャラクターが毎年お決まりのように危機にさらされ続ける姿は、馬鹿らしささえ感じさせる。
ダニエルとジョニーは、YouTube Premiumのオリジナルドラマシリーズ『コブラ会』(*註:1)で2018年にカムバックを果たした。同作では、ふたりの立場は巧みにも入れ替わっていた。だが、『コブラ会』シーズン3でどん底の日々を送っているのはジョニー(それでもミヤギ同様、便利屋として働いている)のほうで、彼はミゲル(演:ショロ・マリデュエニャ)という同じ建物で暮らす少年に空手を教えている。ミゲルは、若い頃のダニエルによく似ている。対するダニエルは名声と富を手に入れ、どういうわけかジョニーの息子のロビー(演:タナー・ブキャナン)と自分の娘のサム(メアリー・マウサー)に空手を教えることになる。『コブラ会』シーズン1はちょっとした奇跡だった。映画『ベスト・キッド』の要素を巧みにミックス&マッチさせて大胆なまでにノスタルジックだったシーズン1は、新しさという要素はなかったかもしれないが、数十年ぶりにあの時代を生きているような気分を味わわせてくれた。
(*註:1)読者は、この頃すでに『コブラ会』とYouTube Premiumが存在していたことを知らないだろう。その後、YouTubeはオリジナルドラマ事業から撤退し、『コブラ会』のシーズン1と2は最終的にNetflixの手に渡った。Netflixユーザーは新シリーズとして『コブラ会』のシーズン1と2を歓迎した。2021年1月1日に配信されたシーズン3は、Netflix初の『コブラ会』シリーズである。
どういうわけか『コブラ会』シーズン2は、『ベスト・キッド2』ではなく『ベスト・キッド3 最後の挑戦』(1989)をモデルとして採用した。シーズン2では、亡霊のようによみがえったクリーズがジョニーのもとからコブラ会を奪い、ミゲルをはじめとする弟子たちに危険人物に変えてしまう。シーズン2の随所には魅力的な場面が散りばめられていて、とりわけダニエルの出番が増えるにつれ(シーズン1では脇役)、オーディエンスはいつまでも若々しいマッチオの無限の魅力を目の当たりにする。だが、シリーズ1では少なくとも半分はコメディでもう半分は真面目だったクリーズの行きすぎた悪役のせいで、シリーズ2の全体的なバランスは崩れてしまった。子どもたちの高校が舞台のクライマックスの長たらしい大乱闘の結果、サムは傷を負い、ミゲルは下半身麻痺状態になり、ロビーは逃走する。馬鹿らしくならない程度にこの手のストーリーを進めていくのは簡単ではないが、シーズン2が何気ないコミカルさを拠りどころとする一方、シーズン1でザブカが見せた意図的なユーモアはほぼ駆逐されていた。
『コブラ会』シーズン3のいくつかのエピソードでは、ダニエルが沖縄を訪れている。そこで『ベスト・キッド2』で彼が惹かれるヒロインのクミコ(演:タムリン・トミタ)やライバルのチョウゼン(演:ユウジ・オクモト)が再登場するのだ。これらは新シーズン屈指の名シーンであり、その中でもダニエルとクミコがいまは亡きミヤギ大先生のことを思い出しながら、1984年に初めて会ったときの先生と同じ年齢になったことに気づく場面は秀逸だ。沖縄のシーンは、劇中で終始辛い目にあっているダニエルにとってはエモーショナルな中休みだが、徹頭徹尾『ベスト・キッド3』を彷彿とさせる同作の試金石的な物語というよりは、幕間の色合いが強い。
シリーズ3は、大乱闘の数週間後から幕を開ける。ミゲルは入院中で、ロビーは行方不明。サムは、トリー(演:ペイトン・リスト)との乱闘による心的外傷ストレス障害が原因のフラッシュバックに苦しんでいる。ジョニーは、ミゲルの大怪我の原因を作ったと自分を責め、学校はすべての武術を禁止した。乱闘の責任をほぼ全面的に引き受けるダニエルは、学校の教育委員会の会議で「この件を空手版『フットルース』的な事件にする必要はない」と主張する。
その一方、クリーズは何かを企みながら、まだ周囲をうろついていている……。だが、彼のエンドゲームが何であるかははっきりしておらず、サディズム以外の何かに興味があるかどうかもわからない。クリーズは弟子を追い出しては新しい弟子を引き入れ、ミゲルの親友の元オタクでコブラ会屈指の冷血漢であるホーク(演:ジェイコブ・バートランド)でさえ、この狂気じみた男のそばにいることに疑問を抱く。いくつかのエピソードでは、ベトナム戦争時代(*註:2)のクリーズの回想シーンがフィーチャーされており、そこでこのような人間になった理由と彼の動機を説明しようとしている。だが、こうした回想シーンは笑えるくらい場違いな印象を与えるし、まるで『天才マックスの世界』(1998)の風変わりな主人公マックス・フィッシャーが突然プロデューサーになったかと思うほど唐突だ。
(*註:2) この点は、『ベスト・キッド3』の主な悪役である極悪社長テリー・シルバーのオリジンストーリーと重なる。『ベスト・キッド3』の良いところは、彼について多くを語らなかった点だ。クリーズの司令官役を演じているのはテリー・セルピコという俳優で、マッチオとともに80年代のティーンエイジャー向け映画で人気を博したアンソニー・マイケル・ホールに不気味なくらい似ている。そのため、X世代のノスタルジーに訴えかける同作にセルピコを起用するのは紛らわしいように思える。というのも、ベトナム戦争のシーンがクリーズとFarmer Ted(訳注:牧場をテーマにしたイギリスのアミューズメント施設)の架空のコラボの予告編であるような印象を与えるからだ。
回想シーンはさておき、シーズン3にはウケ狙いではないのに笑えるアクションシーンがいくつかある。ロビーを探す一方、ジョニーとダニエルはカーチェイスに巻き込まれるだけでなく、盗んだ車の部品を売る店で数名のごろつき相手に闘うはめになるのだが、ここで同作はマッチオのためにスタントマンを手配している(長年の共演者と比べて空手の真似事はザブカのほうが一枚上手だった。スタントマンを起用したシーズン後半のマーティン・コーヴや子役たちのシーンにも同様に不自然な点があり、互角であるはずのキャラクターがさまざまな武術を披露していた)。
『コブラ会』でトリー役を演じたペイトン・リストとイーライ/ホーク役を演じたジェイコブ・バートランド(写真左から)(Photo by BOB MAHONEY/NETFLIX)
同作をコメディにしようという取り組みはほとんど皆無だったが、ジョニーは負傷したミゲル相手に型破りで笑える治療法をいくつか試し、ハイスクール時代の元カノのアリ(『ベスト・キッド』のエリザベス・シューの演技が印象的)(とダニエル)をあっと言わせたいがためにFacebookの使い方をマスターしようと奮闘する。主にシリアスなジャンルへのシフトは、功罪相半ばする結果となった。沖縄のシーンでは、ダニエルとジョニーの心の葛藤と後悔が効果的に描かれている。だがクリーズは漫画から出てきたような人物で、共演した子役たちの多くはひと言しかセリフを与えられていない(なかには、他の子役よりも説得力のある演技を披露した子役もいた。特にジェイコブ・バートランドは、脚本家のどんな指示にも柔軟に応じられる印象を与えるため、今回の演技には物足りなさを感じた)。キャラクターにとって必要だからというよりは、ストーリーの必然性によってキャラクターが何に忠誠を誓うかがコロコロと変わり続ける。複数のティーンエイジャーが登場する、撮影とコレオグラフィーが見事なバトルシーンがシーズンの後半で登場するのだが、まるで犯罪行為といった要素が多すぎて、どうして誰も警察を呼ばないのだろう? とツッコみたくなってしまう(空手の乱闘が招く結果を長々と描いてきた同作だから、なおさらそう感じてしまう)。
続編というものは、常に前作のプレッシャーにさらされている。クライマックスでダニエルとチョウゼンが決闘を繰り広げる『ベスト・キッド2』もそうだった(ネタバレ注意:ダニエルはチョウゼンにとどめを刺す代わりに鼻をつまんだ)。だが道場同士のライバル関係は、魅力的な伝説という領域を超え、ただただ馬鹿らしいものになってしまったのだ。これは、長きにわたってライバルたちを描いてきた同作を続けるうえでの危機でもある。
しかしながら、ジョニーとダニエルのストーリーに深みが増したのは当然のことだ。彼らはキャリアを積み、役者としての味わいも増した。オーディエンスと制作陣からの投資額も増えた(シーズン3でもっとも印象的なシーンは、長い会話を通じてミゲルとダニエルが互いの共通点の多さに気づくシーンだが、これは私たちが長年観てきた過去の映画のおかげで期待された効果を発揮している)。だからといって、馬鹿馬鹿しさだけが増すシリーズを続けることはできない。劇中でジョニーの旧友は次のように言う。「たまには、過去を振り返って自分がいまいる場所を確かめるのは良いことだ。でも、過去を生きることはできない」。シリーズ開始当初、『コブラ会』は過去と現在の両方を巧みに生きてきた。残念ながら、それはもはや叶わない。