経過:当科初診時以降もクラリスロマイシン、ロキソプロフェンナトリウムの内服を継続したが、2月9日に皮疹が出現


しかし免疫の弱い高齢者、免疫不全の方に対しては抗菌薬(クラリスロマイシン、アジスロマイシンなど)が処方されることがあります。


クラリスロマイシン)、アミノベンジルペニシリン(つい最近の報道:屋外 ..

膀胱炎だ、と私は察知した。腎臓病の猫は細菌感染による膀炎症にかかりやすい。2年前の夏に、ぽんたも1度経験していた。

嫌気性菌による感染は、自分の菌叢からの感染です。血液還流不足、組織壊死、免疫抑制などが原因となります。嫌気性菌は、組織を傷害して、菌巣形成を促進する酵素や物質を産生します。嫌気性菌による感染には、好気性菌が混在しているのが普通ですので、治療にあたっては、考慮が必要です。

神志那 弘明 · 猫におけるクラリスロマイシンのシクロスポリンの薬物動態および投与量に対する影響.

感染部位は、口腔咽頭、中枢神経、皮下組織、筋・骨格系、消化管、肝臓、生殖器(膣内)が多く、誤嚥性肺炎や肺葉が硬化している動物では発現し易いようです。症状として嫌気性菌の感染を疑うのは、歯肉炎・口内炎、鼻炎、眼球後膿瘍、咽後膿瘍、誤嚥性肺炎、膿胸、中耳炎・内耳炎、中枢神経、咬傷、開放創・開放骨折、髄膜炎、腹膜炎、細菌性肝炎、子宮蓄膿症、膣炎、菌血症、弁膜性心内膜炎などです。

ニャンダ-さん

初めまして、コメントを有り難うございます。
ビクタスS注射液5%(犬猫用)とビクタス注射液5%(畜産用)とは同一製剤です。
つまり、中身は一緒です(成分はオルビフロキサシン)。

違いは、1)薬の適応動物 2)製剤の容量 です。
1)ビクタスSは犬猫用で承認を受けており、ビクタスは牛豚用で承認を受けています。
2)ビクタスSは20mlしかありませんが、ビクタスは20mlと100mlとがあります。

補足として、副作用についても記載します。

厚生労働省では動物用医薬品についても副作用データベースを蓄積しています。

ビクタス注射液の副作用情報を見ると、

「本剤と同一成分であり、犬猫用の注射剤として販売されているビクタスS注射液5%」
「本事象は、適応外使用(牛豚製品の犬猫への転用)により発生した事例であるが、
おそらく使用者(獣医師)は、本剤と犬猫用製剤(ビクタスS注射液5%)が同一製剤であることを
理解した上で使用していると思われる。」
という記載があります。

ビクタス注射液5%の副作用


ビクタスS注射液5%の副作用



薬については、処方してくださる獣医さんに、すぐ尋ねられると一番いいと思います。
副作用についてはもちろん気になるところですが、
処方通りに投与した場合、どれくらいで効果が出てくるのか、
あるいは効果が出ないことがあるのか、その場合は次にどうしたらいいのか、など
詳しく説明していただけると、今後の治療の見通し等も立ちやすくなります。
聞きにくいなと思われるかもしれませんが、
患者さんからの質問について丁寧に答えてくださる方が増えてきているように感じます。

猫さん、お大事に!

『猫ひっかき病』は、猫に噛まれたり、引っかかれた傷から感染する病気です。 主に ..

今年は戌年ですね。「戌」の意味は植物などが枯れて休息をとる時期を表し、命を繋ぐ縁起の良い年を意味しているそうです。方角や時刻を意味する「戌」の読みがイヌなので、同じ読みの犬を宛てて「犬年」とすることも多いですね。さて、犬と言えば我が家では5歳の柴犬を飼っていて毎日癒されて暮らしています。しかし、柴犬に咬まれてしまう事例が、夏井 睦先生が主催されているサイトの「新しい創傷治療」の治療症例として度々登場しています。犬や猫に咬まれた時の傷の手当てについて夏井先生が工夫されている方法を以下に紹介します。

治療は、感染部位の血流と酸素供給を改善すること、です。抗菌薬の投与と、排膿、壊死組織の除去を行います。膿胸、肺炎、腹膜炎、菌血症に伴う症状を示す犬や猫には、非経口的な抗菌薬の投与が必要です。アンピシリン、アモキシシリン、クリンダマイシン、メトロニダゾール、セファロスポリン(第1世代か第2世代)、サルファ剤、クロラムフェニコールあたりを使用します。具体的には、グラム陰性球桿菌が好中球性浸出液中に検出されたら、メトロニダゾール、第1世代のセファロスポリン、アモキシシリンなどを用います。

クラリスとは? クラリス(一般名:クラリスロマイシン)とはマクロライド系の抗生物質です。従来のマクロライド系抗.

猫にひっかかれても、猫に噛まれても、『猫ひっかき病』になりますが、ひっかかれることが多いです。

『猫ひっかき病』は、猫に噛まれたり、引っかかれた傷から感染する病気です。


[PDF] マクロライド系抗生物質製剤 日本薬局方 クラリスロマイシン錠

近年、注目されている難治性の副鼻腔炎で喘息の重症例に合併することも多く完全に治癒することが難しいですが、手術が有効で病状を軽減することができます。好酸球性副鼻腔炎の中でも重症例は指定難病に指定され、難病医療助成が受けられます。手術後の再発例に関しては、2020年4月から最新の治療である生物学製剤も適用になりました。また、難治性の好酸球性中耳炎を合併する方もいらっしゃいます。

なお、年齢、症状により適宜増減する。 〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉. 通常、成人にはクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)、.

初めまして。とても詳しく為になるといつも
覗かせてもらってます。
質問させて頂きたいのですが、抗生剤の注射液のことです。
ビクタスS注射液20ml(犬猫用)
ビクタス注射液100ml(畜産用)
では何が違うのでしょうか?
私の通ってる獣医さんはビクタスSの瓶から
注射液を抜いて猫に打ちます。
友人の獣医はついて行った時に大きな瓶のビクタス
を注射しました。どちらも猫の膀胱炎の際の治療です。
後でただ大きい瓶と思っていたら犬猫用と畜産用と
わかりました。友人の猫は、別に普通にして、その後も
何もありませんでしたが、何が違うのか知りたいと思い
もしご存知でしたらお願いします。

鼻の奥が痛いので家にあったクラリスロマイシンも併用しようと思うのですが大丈夫でしょうか?

クラリス(一般名:クラリスロマイシン)とはマクロライド系の抗生物質です。従来のマクロライド系抗生物質であるエリスロマイシンを改良してできたものであり、ニューマクロライドともいわれています。抗生物質の代表といえるのはβラクタム薬(ペニシリン系、セフェム系等)ですが、マクロライド系も肺炎球菌をはじめとするグラム陽性菌、インフルエンザ菌や百日咳菌など一部のグラム陰性菌、嫌気性菌、非定型菌のマイコプラズマやクラミジア、マイコバクテリウムなど多くの細菌に対して効力を発揮します。いろいろな細菌に有効なので、呼吸器系の領域を中心に多くの診療科で処方されています。多くは咽頭炎・肺炎・中耳炎などに対する処方です。消化器領域ではピロリ菌の除菌薬としても数多く処方されています。皮膚科領域においては、感染を伴う、表在性/深在性皮膚感染症、リンパ管/節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肛門周囲膿瘍などの疾患に対して選択されることがあります。

教えてください。 風邪の症状 咽頭痛、鼻水、咳(熱なし)で以下を処方されました。 クラリスロマイシン ..

原因が、消化管のような混合細菌叢に由来する場合や、重篤な症状を呈している動物は、グラム陽性・グラム陰性・好気性・嫌気性菌、全てに対して有効な抗菌薬を用いるか、組み合わせて使うことが必要になります。グラム陰性菌にはアミノグリコシドやキノロン、グラム陽性菌と嫌気性菌にはアンピシリン・第一世代セファロスポリン・メトロニダゾール・クリンダマイシンを併用して使います。

Table: 咬傷に対する抗菌薬-MSDマニュアル プロフェッショナル版

蓄膿症と称されていた以前からあるタイプの副鼻腔炎です。非好酸球性副鼻腔炎の中にもいくつかのタイプがあり、鼻中隔弯曲症、アレルギー性鼻炎、こどもの頃からの繰り返す急性副鼻腔炎、など非好酸球性副鼻腔炎の成因・病態は様々です。マクロライド少量長期療法(クラリス、ルリッド、エリスロマイシンなどのマクロライド系抗生物質を少量で長期間服用します)が基本的治療ですが、患者様の病態に合わせてアレルギー性鼻炎治療なども併用します。鼻中隔弯曲が原因による副鼻腔炎の治療には手術が必要になることが多いです。また、大きな鼻茸がある場合やマクロライド少量長期療法で改善できない場合は手術適用です。

表1 ISCAIDによる犬と猫の尿路感染症の抗菌薬使用ガイドラインの概要[12 ..

選択した抗菌薬は、原因菌に対して的確な作用機序を示すものであり、感染組織で有効な濃度に達するものでなくてはなりません。静菌的な抗生剤が、最大限の効果を発揮するには、正常な免疫応答が必要ですので、免疫抑制下にある動物には、効果が低くなります。飼い主も、獣医師から決められた投与間隔で薬を飲ませること、確実に飲ませること、が必要です。抗菌薬による副作用も考慮して選択することも大切です。

猫ひっかき病ってどんな病気?何科にかかればいいの?症状、治療法

ウイルスや細菌が原因の感染症、いわゆる「猫風邪」に効果のある抗生物質や抗ウイルス薬をご用意しております。
代表的なもので「猫ヘルペスウイルス」、「猫カリシウイルス」、「クラミジア」などがあり、くしゃみ・鼻水・目やにといった症状をもたらします。
免疫力が低い子猫や、野良猫や多頭飼育の環境で発生しやすい疾患で、再発もしやすいのでお薬を常備しておくと安心です。

猫病院:T 753‑0034 山口r!T‑r竪小路270‑1)

治療の原則は傷の中の浸出液を外へ出してしまうことです。洗浄し縫合して抗生物質で感染予防をしたくなりますが、適切な方法ではありません。傷口を閉じないようにし、且つ中の液体を外に出す(ドレナージと言います)ようにする必要があります。

みるみる回復した腎臓病の猫「ぽんた」 運よく抗生剤が効いた(41)

5~7日間は、抗菌薬を非経口的に投与しましょう。その間に、培養と感受性試験を行って、結果に基づいて経口薬を選択していくといいでしょう。抗菌薬の服用は、少なくとも4~6週間、継続します。確認のため、投与終了後1週目と4週目に、血液の培養を実施しておくといいでしょう。細菌性心内膜炎の犬や猫は、感染による心臓弁膜障害が残るので、治療しても、予後不良です。

[PDF] 1 動物病院における伴侶動物のパスツレラ感染症 発生状況と治療成績

猫ちゃんの様子はいかがでしょうか。抗生物質の注射後の様子に心配な気持ちが伝わってきました。

まず、抗生物質の注射の内容、つまり何の薬を注射されたのかをご確認されることがまず第一です。抗生物質にも副作用を起こす猫さんもいますから、何に反応したのかを確認するのが大切です。その後の対処は、その薬の名前をお伝えしたうえで、ご担当される病院・獣医師にご確認しなければなりません。

それから、明日から投与をと指示された抗生物質は、私自身は処方されたことがありません。調べたところ、キノロン系ですから、抗生物質の強さでいえば、強い部類に属します。また、対応する細菌の範囲も広いので、膀胱炎の処方で使われることがあるようです。

私自身も抗生物質で副作用のでる猫さんと暮らしていました。その経験もあり、猫さんに抗生物質を使う場合は、できるだけ副作用の出にくい、弱い薬を先生と相談して選択してきました。膀胱炎の場合は、まずは、セフェム系の、昔からある、安全性の確立された「弱い」薬を使うことにしています。

今回の猫さんの症状が膀胱炎と診断されていらっしゃるとのことなので、その猫さんの体力、体質に応じた対処が病院で取られているようにと願っています。分からないことがあれば、できるだけ詳しい説明を担当の獣医師からお聞きになられることが、猫さんの快復につながります。先生には聞きにくい、と遠慮されないことです。猫さんの快復を願っているのは一緒に暮らしている人間だけではなく、担当される獣医師さんも同じはずです。納得できる治療を受けるには、患者側の努力も不可欠です。

猫さんの快復を心から祈っております。

口腔で 55〜75%,猫の口腔で 60〜97%,猫の爪で ..

本邦でのCSDの年間発生数は少なくとも1万人以上と推定され、全年齢層に発生しますが小児の割合が多く、15歳以下の症例が45~50%を占めると報告されています1)。発生には季節性がみられ,夏から秋に多く,10月にピークがみられます。猫のB. henselae の保菌率が西日本に高く、東日本で低いことに関連し、本症の報告は西日本に多く、北海道や東北地方からの報告はまれです。明らかな猫のひっかき傷や咬傷があり定型的な症状があれば診断は容易でしょうが、免疫が完成していない小児や、免疫が低下した高齢者などに感染が成立すると、菌が血中に入り、全身にばらまかれ、心内膜症3)、脳症や視神経網膜炎4)、肝・脾肉芽腫をともなった全身性の猫ひっかき病5)、下痢と咳のみを訴えた例6)、血小板減少症等の多彩な症状を呈します。CSDにおいて、リンパ節腫脹を認めない非定型例となる要因や視神経網膜炎を発症する機序についてはまだ明らかにされていませんが、CSDは宿主と細菌側のバランスによってさまざまな臨床経過や臓器障害を伴うと考えらえており、視神経網膜炎を合併した症例の眼底では、網膜出血、視神経線維層の破綻、眼底全体の浮腫、蛍光色素による血管造影では血管漏出を認めるなどの所見があり、微生物の直接的侵襲よりは宿主の免疫応答により、眼底において特異的に血管炎が生じているのではないかと推測されています4)。典型的なCSDにおいても通常の抗生剤投与で改善がなく、ステロイドの併用で改善した例の報告もあります7)。この例ではsIL-2Rが高値を示し、T細胞の活性化が病態に影響を及ぼしたものと考察しています。小児では成人より非定型な症状を呈することが多く、小児の不明熱に関する疫学研究では全体の23%を感染性疾患が占め、そのなかではCSDが最多であり、不明熱の小児例では、局所のリンパ節腫脹を認めなくても網羅科的検索を行い、視力低下や視神経網膜炎の所見を認めた場合はCSDを疑い、積極的に鑑別していく必要があるとも言われています4)。また眼科領域からは視神経網膜炎を呈した感染症のうち、その2/3をCSDが占めるとの報告もあります4)
近年、バルトネラ抗原とした免疫蛍光抗体法(IFA)が開発され、本菌に対する血清抗体測定が可能になりました。IFAでは、IgG型抗体が64倍以上を陽性としますが、IgG型抗体は猫や犬と接触がある健常人でも少数ながら抗体陽性(64~256倍)がみられるので、単一血清で感染を証明するには512倍以上の抗体上昇を確認する必要があります。ペア血清では、2管( 4倍)以上の抗体価の変動(上昇または低下)を確認する必要があります。IFA法は特異度は優れていますが、感度は良くなく、多くの症例が見逃されていると思われます8)
CSDに対して抗菌薬を使用することにより、症状の軽減や病期の短縮が期待できます。クラリスロマイシン、アジスロマイシン、ミノマイシン、シプロフロキサシンなどが有効です。一方、難治例に対しては注射針による膿汁の吸引が有効です2)

認知症患者に生じた猫引っかき病の1例 (臨床皮膚科 60巻10号) | 医書.jp

要約 22歳,女性.職業:トリマー(ペット専門美容師)で,初診の3週間前,勤務中に左前腕を猫に咬まれた.2,3日後より,左前腕に表面発赤を伴い波動を触れる結節を形成し,切開にて血性膿を排出した.病理組織学的所見には真皮に好中球を混じる肉芽腫性細胞浸潤がみられた.膿の鏡検にて抗酸菌が陽性で,小川培地にて膿および皮膚組織より菌の発育を認め,DNA-DNAハイブリダイゼーション法にてと同定した.レボフロキサシン投与で症状が遷延したため,クラリスロマイシンに変更し,症状の改善を認めた.猫咬傷でも以外に非結核性抗酸菌症などを疑い各種培養をすることが重要である.