下の図は、飲み薬がからだの中でどのように効果を現すかを示しています。


ルセフィはダイエット中の過度な食事制限をなくし、食べ過ぎさえしなければになります。


この記事では、そんなルセフィの効果について詳しく解説していきます。

このメカニズムにより血糖を調整するだけでなく以下の効果が期待され、糖尿病の薬としてここ数年で注目されているお薬です。

SGLT2阻害薬に分類され、腎臓に作用することで血糖値を改善する効果が期待できます。

ルセフィのダイエット効果は、服用をはじめてから現れるといわれています。

ルセフィはフォシーガと同じく、1日1回、2.5mg服用を標準としていますが、効果不十分の場合には5mgまで増量可となっています。
薬価の設定も同じで、2.5mg錠の薬価が205.5円、5mg錠は308.3円となっているので、増量すると他のSGLT2阻害薬よりも少し高めになります。
効果不十分の場合は、切り替え可能であれば、他薬への切り替えを試したほうがお得かもしれません。

本サイトでは薬についてのすべての情報が記載されているわけではありません。
使用中の薬についての詳細は、主治医、薬剤師、医療スタッフに確認しましょう。糖尿病以外にも病気がある方、妊娠中の方は特に注意が必要です。使用中の薬に対する不安、不明な点がある場合であっても自己判断で中止せず、まずはご相談ください。

SGLT2阻害薬は、このSGLT2の働きを妨げることで効果を発揮します。

SGLT2というのは腎臓にある膜タンパク質(細胞などの膜の中にあるタンパク質)のことで、糖が尿へ逃げてしまわないようにする働きを持っています。そして、ルセフィやフォシーガをはじめとするSGLT2阻害薬はSGLT2の作用を抑制することで腎臓で糖が再吸収されることを防ぎ、余分な糖が尿中に排泄されるのを促すという働きがあるお薬です。

このSGLT2阻害薬は、血糖値を下げるだけではありません。
当院でも採用しているジャディアンスを用いた大規模臨床試験(EMPA-REG OUTCOME 試験)では、心血管イベントの減少効果が認められました。
また心不全による入院のリスクも低下させる事もわかりました。
つまり心臓を守る効果も有るという事です。
最近では、心臓の他に腎臓にも良いという事もわかってきました。
ですから、このお薬は糖尿病の分野だけでは無く、循環器の分野でも注目を浴びています。
ちなみに、これらの効果はSGLT2阻害薬全てに有るのでは無いかと言われています。

ここでは、SGLT2阻害薬の効果や副作用についてご紹介していきます。

副作用の傾向は他のSGLT2阻害薬と同じような傾向が出ていますが、低血糖の発現率が2.4%(30例/1262例)と、少し発現率が高い印象を受けました。ただ、治験段階の情報になりますので、対象集団の選択方法でもかなり変わってきますし、詳細は市販直後調査の結果をもって判断するべきと考えています。
スーグラが10月まで、それ以外のSGLT2阻害薬が11月まで調査期間になっており、早ければ年明けにも全薬剤の情報が出揃うはずです。

なお、ルセフィはノバルティスファーマと共同販売していますが、ルセフィは大正製薬の自社開発品で、販売ライセンスをノバルティスが取得したものと思われますので、某薬剤のような副作用の隠蔽等は無いはずと考えています。


そのため、SGLT2阻害薬で高い治療効果を期待することができます。


SGLT2阻害薬には、体重減少作用があることが報告されています。



(プラセボ群では平均 68.6kgから、0.8kg(約1%)の体重減少を認めました。)




縦軸:HbA1c変化(%)
ジャディアンス 左 10mg 右 25mg
BMI:左:やせ 中:普通 右:肥満


体重が減少した際に気になるのは、体重が減ったのは、筋肉が減ったのか、脂肪が減ったのかです。

ルセフィ(ルセオグリフロジン)を、日本人2型糖尿病患者さんに、52週間にわたり投与して、体重推移や脂肪量などの変化を検討した研究の結果は次のようになりました。

体重は 平均78.6kgから、3.1kg減少しました。

次の図は、体脂肪量と除脂肪体重の時間経過をみたものです。




除脂肪体重は、有意差はありませんが、若干減る傾向が認められます。

体脂肪量は、時間が経つにつれて減少していき、52週後には、約2.5kg減少しています。



体重減少の機序としては、尿中に糖分が漏れて、カロリーのロスが生じることが一因と考えられます。

しかし、尿糖の排泄量が少ない腎機能が悪い人でも、同程度に体重が減る事から、尿糖の排泄量の増加以外の機序もありそうです。



ルセフィは効果が期待できる一方で、様々な副作用に注意が必要です。

所見
フォシーガ、アプルフェイ、デベルザと同時期に承認を取得したSGLT2阻害薬です。
ルセフィもグルクロン酸による抱合を受ける薬剤ですが、CYP系の代謝のほうが強いのか、肝機能患者を対象とした試験でも、フォシーガほど顕著な動態の変化は出ていなかったようです。

高いダイエット効果を期待するなら、病院で処方される薬を選びましょう。

糖尿病治療薬として、世界中で承認されており、副次的に減量効果があることが報告されています。海外では、GLP1注射製剤が肥満治療薬として承認されていますが、飲み薬ではまだ承認されていません。 ただし、内服GLP-1製剤でも注射と同様に減量効果は確認されています。
GLP-1製剤の減量効果を比べたレビューが報告されており、GLP-1製剤の中で減量効果が高いのは、ビクトーザ(注射)、オゼンピック(注射)、リベルサス(飲み薬)の3剤であることがわかっています。

低血糖になりにくい製剤ですが、ダイエットの効果も期待できます。

「できるだけストレスを溜めずにダイエットしたい」「メトホルミンとリベルサスは何が違うの?」と考えている方はいませんか。メトホルミンとリベルサスはどちらも2型糖尿病の薬として知られていますが、体重減少にも効果が期待できることで注目されている薬剤の一種です。

今回はメトホルミンとリベルサスの効果や違い、副作用や注意点などをご説明します。

ルセフィという内服薬を服用することで、さまざまな効果を期待することができます。

以下、GLP-1製剤による研究の体重減少効果に対するグラフです。(注意:これらの研究は糖尿病治療に伴う、副次的な減量効果を評価したものです。)

ルセフィは、糖尿病治療薬としても用いられるSGLT2阻害薬で、体重管理・維持を目的としたダイエット薬としても注目されています。

2型糖尿病の治療薬として開発されましたが、体重減少効果も期待できることから、医療機関での適切な管理のもと使用されています。

フォシーガ、ジャディアンス、ルセフィ・・・ これらはSGLT2阻害薬と呼ばれる糖尿病治療薬。 腎臓からブドウ糖を排泄するお薬です。

SGLT2阻害薬は腎臓で働く薬であるため、腎機能が一定以下に低下している場合は、十分な効果が期待できないだけでなく、副作用のリスクも高まります。

商品名としてカナグル、スーグラ、フォシーガ、ジャディアンス、デベルザ、ルセフィ等があります。 SGLT2阻害薬による減量効果

病院で処方される薬は、市販薬よりも有効成分の量が多いため、期待できる効果も高いとされます。

国内では現在、商品名「フォシーガ」「スーグラ」「カナグル」「ルセフィ」「デベルザ」「ジャディアンス」があります。

ただし、効果や安全性を最大限に引き出すためには、医師による定期的な経過観察が重要です。

ジャディアンス フォシーガ カナグル デベルザ ルセフィ スーグラ ..

GLP-1製剤を使った臨床試験は世界各国で行われており、あらゆる研究でダイエット効果が明らかになっています。

スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、デベルザ、アプルウェイ、カナグル、ジャディアンス


SGLT2阻害薬には、血糖を下げる働き以外にも、多様な良い効果があることが報告されています。

市販薬と病院で処方される薬の違いは、効果の高さや副作用の出やすさです。

フォシーガは糖尿病の治療薬として使われていましたが、血糖値を下げるだけでなく腎機能を保護する効果も期待され、糖尿病の患者さんには積極的に使用されていました。

デベルザ/アプルウェイ: ; ジャディアンス:9.88h ; カナグル:10.2h ; ルセフィ:11.2h ; フォシーガ:12.1h


特定のSGLT2阻害薬には、腎保護作用があることが報告されています。

下図は、2型糖尿病のアジア人の患者にジャディアンスを投与して、経時的に腎機能が悪化するかを見たデータです。


縦軸:腎機能(eGFR)
横軸:経過時間(週)




また、糖尿病性腎症のアルブミン尿の進展抑制にも効果があることが報告されています。

糖尿病性腎臓病をもつ患者さんには、SGLT2阻害薬は良さそうですね。