一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg、40mg
イソトレチノインとアキュテインは同じお薬です。イソトレチノインが成分名、アキュテインが製品名です。
一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 20mg
なお、イソトレチノインは、日本では未承認の薬ですが、アメリカでは1982年に承認されており、欧米では35年以上前からニキビ治療に用いられています。
年齢とともに起こる骨の老化(萎縮)、筋肉の衰え、靱帯の緩み、皮下脂肪の減少などによってお顔が下垂してできるたるみが大きな原因です。ほうれい線やマリオネット線、ゴルゴ線がその代表です。ヒアルロン酸を適切な部位に注入することによって、お顔のボリュームの改善ならびにリフトアップが起こり、たるみやしわの治療につながります。
一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg
イソトレチノインの適用(どういうニキビの方に出したらいいか)に関しては、未だに「最重症のニキビ、保険治療で良くならなかったニキビの人に出すもので、簡単には出してはいけない」と仰る方もおられます。確かに昔はそうでしたが、今は世界的に見てもどんどん対象が緩和されているため、中等度ぐらいの人にも処方することが増えてきています。
その効果は多岐にわたり、皮脂の分泌を抑える効果、毛穴の詰まりを改善する効果、炎症を抑える効果、ニキビの原因となるアクネ菌への抗菌効果が期待できます。詳しく見ていきましょう。
これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。
酒さは、基本的に他の治療薬を試しますが、効果を実感できない場合にイソトレチノインを処方するケースがあります。
ニキビの原因の一つは皮脂の過剰分泌です。過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まったり、皮脂をエサとしてアクネ菌が増殖することでニキビの発生、悪化につながるとされています。
イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?
イソトレチノイン内服中は肌が乾燥するため、保湿が重要です。当院でイソトレチノインを内服中の方は、処方後2カ月以内は一部のを割引価格で購入できるようになりました。詳しくは院内の資料をご覧ください。
鼻や目なども含めて体全体が乾燥しやすくなるため、各種保湿剤はこまめに使用するようにしましょう。 当院ではニキビ・酒さ専用の保湿剤を販売しています。詳しくはのページをご覧ください。
イソトレチノインには、以下のような注意すべき副作用があります。
イソトレチノインは皮脂分泌を抑制する作用があるため、ほとんどの患者さまに皮膚や粘膜が乾燥する副作用が生じます。肌の乾燥が気になるときには、唇にはワセリンを、肌にはローションやクリームなどの保湿剤を塗布してください。
当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。
イソトレチノイン20ミリ ¥14,600(1ヶ月) ;アジア人向けの量です
イソトレチノイン40ミリ ¥29,200(1ヶ月) ;重症の方はこの量です。
「アクネトレント®」は、イタリアの で製造されたイソトレチノイン内服治療薬です。
イソトレチノインの添付文書を見ると数多くの副作用の可能性があげられています。その中で最も注意すべきことは、流産のリスク上昇や胎児への催奇形性があることです。献血ができないのも妊婦に輸血されるリスクがあるためです。添付文書には内服中および内服後1ヵ月間避妊することと記載されていますが、実際には安全性のマージンを取って内服後6ヵ月間空けるよう推奨している施設が多いようです。その他、頻度が高い副作用としては皮膚や口唇および目・口・粘膜の乾燥です。特に口唇の乾燥はほぼ100%近く現れるため、プロペト(ワセリン)などの保湿剤をあらかじめ準備しておきましょう。
イソトレチノインは、1ヶ月後に皮脂が減ってきたことを実感できます。
イソトレチノインが初めて認可された1983年当時は副作用のチェックのために定期的な血液検査が推奨されていました。現在においても欧州ガイドラインでは治療前、1ヵ月後、3ヵ月後の採血、米国ガイドラインでも脂質異常と肝機能障害のチェックが推奨されています。しかし、副作用の頻度は実際には低いことがあきらかとなってきており、毎月の血液検査までは不要であると報告されました(文献1)。さらに2022年、アメリカとイギリスの研究チームは125本の研究論文をレビューした結果、報告された有害事象は非常にまれであり、健康な若年者ではイソトレチノイン経口投与時の臨床検査モニタリングは不要であると結論づけました(文献2)。副作用チェック目的の採血が有益であることを支持するエビデンスはないとしています。ただし、論文の最後に「この考え方は修正が必要になる可能性はある」と述べています。
イソトレチノインは、主に顔の重症ニキビに対して処方される薬です。
イソトレチノインの用量は、ニキビの重症度、体重、肌の状態によって変わります。女性で20~40mg、男性で40~60mgが平均的な用量です。
イソトレチノインの重大な副作用の一つに、という副作用があります。
イソトレチノインには、重大な副作用が報告されています。特に注意すべき副作用は、胎児の催奇形性と皮膚や粘膜の乾燥です。海外では40年以上使用されており、正しい使用方法で服用すれば重症ニキビや毛穴に非常に効果の高い薬です。
イソトレチノインを、4~8ヶ月内服した後はニキビができにくくなります。
イソトレチノインによるニキビの治療では、適切な用量を使うことで1クール(約6ヶ月間)で98%の患者さんが治癒、または改善します。現存する全世界で処方されているニキビの治療薬として、最も効果が高く再発率が低い薬剤とされています。
イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。
当院では、ニキビやニキビ跡治療に力を入れており、イソトレチノインによるニキビ治療の経験が豊富です。
・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。
写真はひたいの3ミリほどの黄色いできもの、脂腺増殖症を当院でイソトレチノイン内服を開始してから6か月後の症例。完全に消失して平坦になっているのがわかります。写真では1箇所だけを拡大して見せていますが、ほかの多発していた脂腺増殖症も消えました。
イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。
遺伝子的に効きやすい・効きにくい、また吸収しすい・吸収しにくいなども効果を決めていますが、薬の効きや吸収がいいかは口唇の乾燥・皮むけ度合いで確認できます。
イソトレチノインをはじめビタミンAを含んだ系統の薬では 妊娠がおすすめされません。
これは、トレチノインの作用で肌のターンオーバーが早くなり、肌の古い角質が剥がれ落ちるための正常な反応です。多くの場合一過性で、(継続的に使用していても)日にちが立つと症状が落ち着くのがほとんどです。
下記に当てはまる方は、イソトレチノインを処方できない可能性があります。
イソトレチノインの効果は、最初の1ヶ月は悪化する可能性がありますが、その後2~3ヶ月で現れてきます。
実際、トレチノインはニキビやニキビ跡に対して以下の効果を発揮します。
個数が少ない場合はラジオ波メスでの除去を推奨します。ただ数が20個超など多い場合には取りきるのが難しく、また除去してもすぐに新しい脂腺増殖症ができて外科的な除去が困難な場合があります。その際にはイソトレチノインを内服することで、脂腺増殖性を小さく、もしくは消失させることが可能です。しかし、イソトレチノイン内服をやめたときに再発する可能性があります。
ニキビ痕までしっかり治したい患者様もいれば、そこまでは気にされない方も、、、
トレチノインがこれだけ多くの効果を持っているのに、扱うクリニックが限られているのはことが一因として挙げられます。もっとも多い副反応として「レチノイド反応」があげられ、非常に高い確率で以下の症状が出ます。
①イソトレチノイン治療では頻回の採血検査の必要性は否定されている
イソトレチノインは欧米では古くから難治性の重症ニキビに対して使われてきました。