ハイドロキノンとは、イチゴ・コーヒー・紅茶類などに含まれる天然の成分です。
◾️ トレチノイン
トレチノイン(レチノイン酸)とはビタミンA誘導体のことで、生理活性が通常のビタミンAの100倍以上と言われています。
お肌に塗布することで、古くなった角質を剥がし、表皮の細胞分裂を急速に早めて新しい皮膚を再生します。その際、表皮の底に沈着したシミの原因(メラニン色素)までもぐんぐん浮き上がらせて剥がすだけでなく、ハリや潤いのもととなる真皮層のコラーゲンやエラスチン繊維を刺激するので、生成が高まり短期間でしみやシワの目立たない弾力のあるみずみずしい素肌へと生まれ変わらせるのが特長です。
さらに、肌の生まれ変わる周期(ターンオーバー)を促進して正常化させることで、皮脂の分泌が抑えられ、ニキビや毛穴の開きも改善されます。
トレチノインは美白や美肌効果はもちろん、老化防止効果も高く、すでにアメリカではニキビやしわの治療薬としてFDAに認可されており、年齢を問わず皮膚の若返りが認められています。
ハイドロキノンは、す。ハイドロキノンを塗布した肌はを受けやすくなるためです。
③ハイドロキノン使用中は、ケアの部分が隠れる衣服の着用や、SPF30以上の日焼け止め使用などの紫外線対策をしてください。
トレチノイン・ハイドロキノン療法は、お顔全体に散在している小さなシミ・くすみや、薄いシミなどにも効果を発揮します。
トレチノインを使用すると、皮膚に次のような症状があらわれる場合があります。
Q.ハイドロキノンは「肌の漂白剤」と呼ばれていますが、白いアザや白斑ができたりしませんか?
A.ハイドロキノン5%までの濃度で白斑や白いアザができた報告はありません。全く別物の成分に、似たような名前のハイドロキノンモノベンジルエーテルがあります。これは不可逆的白斑やアレルギーを起こしやすいとして配合禁止成分となっていますのでご注意ください。もちろん本製品にその成分は使用されていません。
ピーリング作用があり、古い角質を除去してコラーゲンの増殖をはかり、肌のターンオーバーを促進します。特にシミにはハイドロキノンとの併用療法(東大方式トレチノイン治療)が効果的です。
ハイドロキノンを使用すると、皮膚に次のような症状があらわれる場合があります。
基本的にセラピューティックプログラムとして、12から18週かけて治療していきます。トレチノインはメラニン色素の排出を促し、ハイドロキノンはメラニン色素の産生を抑える効果があり、これらをうまく組み合わせてシミ治療を行います。
乳輪がメラニン色素の影響で黒ずんで見えることがあります。この場合は、トレチノイン、ハイドロキノンといった美白に効果のある塗り薬で色素を薄くすることができます。自宅で1日1~2回(朝・晩)塗るだけで、徐々に黒ずみが薄くなっていきます。元々の濃さやお肌の反応に個人差はありますが1クールの目安は2~3カ月です。
トレチノインは、であり、です。トレチノインは肌のターンオーバーを促進する作用があります。
◾️ ハイドロキノン
ハイドロキノンは『お肌の漂白剤』とも呼ばれ強力な漂白作用のある塗り薬です。メラニン色素を合成する酵素であるチロシナーゼの働きを弱め、さらにメラニン色素を作る細胞(メラノサイト)の数を少なくする作用があります。
そのため、しみを薄くし、さらに予防する働きがあり、その美白効果は、アルブチンやコウジ酸の約100倍と言われています。
紀尾井町プラザクリニックでは、高濃度のトレチノインとハイドロキノンの塗り薬を処方しています。個人差はありますがきちんと注意事項を守って頂ければ乳首の美白は誰でも可能です。当院では女性医師の診察が受けられます。お気軽にご相談してください。
気になる部分へのスポットケアにぴったりな、高濃度5%のハイドロキノンクリームです。
高須クリニックでは、内出血を早く引かせる薬「ケラスキンクリーム」を常備しています。
主成分は、ラクトフェリンをナノ脂質(リポソーム)に封入したもので、皮膚に浸透しやすく、お肌に優しいクリームです。
ラクトフェリンとは、母乳・涙・汗・唾液などの分泌液に含まれる鉄結合性の糖タンパク質です。
内出血は、赤血球中のヘモグロビンに含まれる鉄の色が大きな素ですが、ラクトフェリンは鉄と結合して排出する作用(鉄キレート作用)が非常に強く、内出血の色を早く消す効果があります。
また、ラクトフェリンには抗炎症作用や、抗菌作用、抗酸化作用もあり、メタロプロテアーゼ(細胞外マトリックスを分解する酵素)に対するキレート作用もあります。
サイトカインの過剰な産生を抑制し、炎症部位における白血球の過剰な動員および活性化を阻害する状態になり、内出血の回復に効果が期待されます。
当院では、ヒアルロン酸やボツリヌストキシンなどの注射による治療の際、極細の注射針を使用し、細心の注意をはらい、治療しているため、内出血は起こりにくいのですが、体質などの理由により、稀に起こってしまうことはあります。
目元の手術やエイジングケア手術などでも内出血が生じてしまうことはあります。
内出血が生じてしまうと、通常、治まるまでに1週間程度かかり、長い場合は2週間程度かかってしまうこともあります。
その場合、ケラスキンクリームを用いることにより、早く内出血を引かせることができます。
ハイドロキノンを使用後、され、シミが濃くなる可能性があります。
ハイドロキノン・トレチノイン療法は、東京大学の形成外科医が開発した塗り薬によるシミ治療法です。トレチノインは皮脂の分泌を抑え、ニキビ・シミ・シワ・オイリー肌・ミックス肌を改善。
純ハイドロキノン8%と高濃度で、普通肌に推奨されているハイドロキノンクリームです。
Q.ハイドロキノンは誰でも使用することができますか?
A.妊娠中、または授乳中の方、成分に対してアレルギーのある方、お子様にはご使用いただけません。また、お肌に傷、腫れもの、しっしん、かぶれなどがある場合にはご使用をお控えください。
ハイドロキノンは、特に下記のしみに効果的と言われています。
・肝斑:女性ホルモンのバランスが原因と考えられるしみで、額や頬、目や口の周りに左右対称に現れる
・雀卵斑:一般的にソバカスと呼ばれる。頬や鼻の上にメラニン色素が沈着することにより起こる
・炎症後色素沈着:ニキビ痕の色素沈着の改善や、レーザー後の色素沈着
・日光黒子(老人性色素斑):中年以降の男女共に見られ、顔や手の甲に現れる色素斑
市販品のハイドロキノンクリーム選びで抑えておきたい3つのポイントを紹介します。
Q.トレチノインクリームと併用することが多いようですが、何故ですか?
A.トレチノインに表皮の細胞を活発化させる働きがある為です。トレチノインで既に作られているメラニンの排出を促進し、ハイドロキノンで新たなメラニンの産生を抑制する効果が期待できます。トレチノインクリームとの併用を推奨いたします。
また「ハイドロキノン誘導体」というものもありますが、こちらはアルブチンのことです。
ハイドロキノンはメラニンを生成する際に関係するチロシナーゼ酵素の働きを抑えることでメラニンが生成されないよう働きかけ、新しいシミへの予防が期待できます。また、メラニン色素を生成するメラノサイトの活動を弱める働きもあり、現在出来てしまったシミを薄くする効果も期待できます。米国では美白効果が得られる医薬品として認められ、一般的な美白剤として使用されています。
市販品のハイドロキノンクリームの使い方には、いくつか注意点があります。
Q.ハイドロキノンには1~3%や4~5%など濃度に差があるようですが、どんな違いがありますか?
A.一般的に、濃度が低いものは濃度が高いものよりも刺激が少ないですが、その分即効性が低くなると言われています。濃度が高くなると、その分お肌への刺激も強くなる場合があります。4%以上が医療用となります。
そのため、ハイドロキノンクリームは以下の保管方法を心がけましょう。
Q.ハイドロキノンは、どのような仕組みで肌のシミを抑えるのですか?
A.ハイドロキノンには、メラニンの合成酵素であるチロシナーゼを阻害する作用があり、さらに、メラニン色素を作る細胞(メラノサイト)の活動を抑制する作用があります。これからできるシミを予防し、更に現在あるシミを薄くする働きをします。
トレチノインを乳輪・乳頭全体に綿棒で薄くはみ出さないように塗り、乾かします。 ハイドロキノンを乳輪・乳頭全体に綿棒で塗ります。 注意事項
当院では、しみの治療として、トレチノイン・ハイドロキノン療法を行っています。
できてしまったメラニンを追い出す作用のトレチノインの上に、メラニンの新生を抑制するハイドロキノンを重ね塗りし、メラニンの塊であるシミを取り除いて薄くする治療です。トレチノイン治療薬は単体だと、ニキビやシワやタルミの改善などに使用されますが、ハイドロキノンと併用することで、美白効果が高まります。
【効果のあるシミ】 皮膚の浅い部分(基底層から表皮)にメラニン色素が異常増殖・色素沈着している以下のようなシミに効果を発揮します。(太田母斑や真皮性のシミには効きません) 肝斑 褐色のシミで、額や頬、眼や口のまわりに左右対称に現れます。 雀卵斑(そばかす)
両頬や鼻の上に褐色の小さな斑点がたくさん散在するタイプのシミです。 炎症後色素沈着 ニキビ跡の色素沈着やアトピー性皮膚炎患者の色素沈着の改善にも有効です。 日光黒子(老人性色素斑)
主に中年以降の人の顔や手の甲、前腕など日光に長時間当たる部位によく発生します。 【治療の流れ】①まずは、診療時間内に受診してください。医師がシミの診察を行い、適切な治療を選択します。
↓②本治療の適応と判断されたら、ハイドロキノンクリーム、トレチノインクリームを濃度を選んで処方します。
↓③ご自宅で、気になるシミに1日1~2回、クリームを塗布していただきます。治療は2~6週間ほど継続します。途中、肌が赤くかさかさする現象が現れ、次第にシミが薄くなってきます。
【治療を受けられない方】妊娠中、授乳中の方
【料金について】
【もっと詳しく】トレチノインとは?
トレチノインとはレチノールやレチナールと同じくビタミンAの誘導体で、ビタミンAの活性本体です。生理作用はレチノールの100倍もあり、ニキビ、しみ、しわ、そばかすなどに有効です。米国ではまず、難治性ニキビの治療薬として認知されました。その後、シミやシワなどの紫外線による皮膚の老化にも効果が認められることがわかり、現在までに多くの患者さんに皮膚の若返り治療薬として使用されています。 トレチノインの皮膚に対する作用
① 角質をはがす② 表皮の細胞分裂を促進し、皮膚の再生を促す
③ 皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑える④ 真皮のコラーゲンの生成を促し、タルミや小ジワを改善する
⑤ 表皮内でヒアルロン酸などの分泌を高め、皮膚をみずみずしく保つ お肌に塗布することで、古くなった角質をはがし、表皮の細胞分裂を急速に早めて新しい皮膚を再生します。その際、表皮の底に沈着したシミの原因(メラニン色素)までもぐんぐん浮き上がらせてはがすだけでなく、ハリや潤いのもととなる真皮層のコラーゲンやエラスチン線維を刺激するので、生成が高まり短期間でしみやシワの目立たない弾力のあるみずみずしい素肌へと生まれ変わらせるのが特徴です。
ハイドロキノンとは? ハイドロキノンとは、しみの原因となるメラニン色素をつくる細胞(メラノサイト)の数を少なくする美白剤です。数年前から市販の化粧品へのハイドロキノン配合ができるようになり、ハイドロキノン配合の化粧品が発売されるようになりましたが、市販化粧品に許可されているハイドロキノン(医薬部外品)の濃度は低く、効果的なしみ治療は期待できません。また、知識のないまま使用することによりお肌に悪影響を与える恐れもあります。
このようにトレチノインとハイドロキノンは両者が互いにうまく補い合ってメラニンの少ない表皮角化細胞に置き
②気になる部分を中心に広くはみ出してハイドロキノンクリームを塗ります。クリームがお肌に浸透するまでしっかり塗り込んでください。
ハイドロキノンとトレチノインを用いた乳首の漂白2017/03/30
ルミキシルは、スタンフォード大学のBrasil Hantash博士により開発された、全く新しいタイプのスキンブライトニングクリームです。と臨床で実証されており、肌のメラニン生成(シミ・くすみ等の原因)に関わるチロシナーゼの働きを防ぎ、
シミを薄くする薬剤で最も一般的なハイドロキノンも安価で優れた薬なのですが、細胞毒性があることで、その刺激性が問題になります。刺激により皮膚に炎症を引き起こし、結果として炎症後色素沈着となるリスク、また肝斑は刺激で濃くなることもしられています。その点、
ハイドロキノン4%とトレチノイン0.1%を使って3週間、乳首の漂白をしました。 27日から炎症を冷まそうと思…
アンチエイジングでも用いるビタミンA誘導体トレチノイン酸は、 レーザーが破壊した色素の代謝産物を排出させます。 表在性の色素を代謝除去するアンチエイジングの用途とは異なります。
ハイドロキノンは炎症や治療刺激に対して色素を産生してしまう基底層の反応を予防します。 深部まで浸透できるよう調剤しています。