アタッチメントや種類が豊富。踏み心地が軽い。値段も安いものがある


経験も踏まえて、ファーストペダルとして自信をもっておすすめできるペダルです。ただパワーとローリング、そしてフレキシのどれが合っているかだけは、購入前に確かめておいた方がいいです。あとアイアンコブラとDANMERウッドビーターの組み合わせは、ロックの大音量の中でも埋もれずに存在感を出したい人には是非一度試してほしいです。


1993年に発売された TAMA のドラムペダル「アイアンコブラ」

ドラム初心者の本や講座などで「最初の機材選びは慎重に」というアドバイスをよく見ますが、僕のようにテキトーに選んでそれが結果的にベストだったというケースもあります。まあその時の楽器屋の店員さんのおかげだし、アイアンコブラ自体人気のペダルなので安パイだったということもあります。

スプリングなどは錆びて何度か交換していますが、その他故障や不具合もなく今日も元気に僕に踏まれています。ここ数年いろんなペダルも試しましたが、やっぱりアイアンコブラ以上にしっくりくるペダルには出会えませんでした。10年前のペダルなので、同じアイアンコブラでも現行品とはデザインも作りも少し違います。昔と比べると色々と進化しているようですが、まだまだ使えるうちはこれを手放す気にはなれません。「現行品は昔のものより軽くなって踏みやすくなっている」という情報もあるので、やっぱり新しいのもちょっと気になりますが…。

ドラムのキックペダルについて アイアンコブラ900シリーズの購入を考えてます。 ..

僕がこのペダルに唯一行ったカスタマイズがビーターの変更です。ドラム歴4年目くらいでDANMERのウッドビーターに変えました。理由は古いドラムマガジンを読んでアヒトイナザワ氏がアイアンコブラ+DANMER 205の組み合わせをやっていたことを知ったからです。すぐに影響される僕。即買いました。「りんご飴」という通称がピッタリの存在感のあるビーターです。プラスチックよりも音が硬くなく、芯をとらえた迫力のある音が出るようになりました。ロック一辺倒だった僕はこのサウンドがすぐに気に入り、それ以降今までこのビーターでやっています。

更にアイアンコブラシリーズの種類の違いについて詳しく知りたい方はをご覧ください。

TAMAのバスドラム用フットペダル アイアンコブラ900シリーズとスピードコブラを解説!

の3種類があるそうで、これを知った僕は慌てて自分のアイアンコブラのタイプを調べました。どうやら「パワーグライド」だったようです。何年も使ってるくせに種類の違いなんか何も知りませんでした…。

他のペダルも踏んだことにより、遅ればせながら自分のペダルの特徴も知っておこうと少し勉強することにしました。そこで知ったのが、アイアンコブラには種類があるということです。

Tama アイアンコブラ 900 ツインペダル ハードケース付

そしてDWでライブなどを数回やるうち、なにかしっくりこない気がしてきます。そもそも、”重い”ということは別に悪いことではなく、その分パワーが出るし、逆にこの重さに慣れていた僕は足を踏み込むタイミングなどがアイアンコブラじゃないと違和感が出てしまうようになっていたのかも知れません。そんなこんなで、結局半年も経たずにまたメインをアイアンコブラに戻すことになります。

このDW5000を踏んでみたことにより、初めてアイアンコブラの踏み込みの感触が重めなことに気付きました。前々から他人の感想などで「アイアンコブラは重い」というのはよく聞いていましたが、実際に他のペダルを踏むまでは「そこまで重くないでしょ」と思っていました。しかしDWを踏んでその軽さに驚きました。しばらくそのままDWをメインとして使用し、とてもスピード感のあるプレイが可能になりました。そのときの感想やDW5000のレビューは、以下の記事にも詳しく書いています。


TAMA Iron Cobra HP900PWN 使用レビュー

僕が中学生の頃ドラムを始めて、そのとき購入したマイファーストキックペダルTAMAの「アイアンコブラ」。名前がイカツイですが、そのイメージの通りけっこう重く、作りもしっかりしています。そのせいか10年以上使用した今でも現役で僕のメイン機材です。この記事では長年使用した感想やペダルの特徴などをお話しします。

しかしDWを踏んでその軽さに驚きました。 しばらくそのままDWをメインとして使用し、とてもスピード感のあるプレイが可能になりました。

TAMAドラムは、愛知県のドラムメーカーです。1908年創業の楽器販売業が前身となりますが、楽器メーカーとしては1962年設立の「多満製作所」が TAMAドラムのはじまりといえるでしょう。
国内海外問わずビッグアーティストに愛用されている TAMA ドラム。高機能ペダルのさきがけとなった「アイアンコブラ・ドラムペダル」は TAMA を代表するアイテムです。

ヒンジが強化されていることで踏んだ感じはツルツルコブラの方が若干しっかりした踏みごたえに感じます。 買えないコブラより、買えるコブラ

2011年3月〜2015年8月まで生産されていた軽い旧型アイアンコブラ。このモデルを最後にフレキシグライドは生産終了。

TAMA ( タマ ) HP900RWN IRON COBRA ROLLING GLIDE 送料無料

シャフトの固定部分がPearlエリミネーターのようなまん丸のタイプ。(画像はセカンドジェネレーション以降の黒いコブラですが、シルバープレートの初代アイアンコブラも同じく重いです。)

ツインペダルのおすすめ20選。自分の演奏スタイルにあわせて選ぼう

使える旧型アイアンコブラを見つけ出し、安く、賢く、購入するというのはある種ドラマーの楽しみとも言えるのではないでしょうか。

フットボードとビーターの角度は連動して無段階で調節可能です。 Amazonで見る · 楽天市場で見る

ネット上の偏った情報によって、本当は「軽い」旧型アイアンコブラまで一緒くたに重いと誤解されて、ヤフオク等で安く叩き売りされている昨今。

hp900」223件 人気の商品を価格比較・ランキング・レビュー・口コミ ..

しかし、両者を振り子運動させた場合の往復運動の回数はツルツルになった旧型アイアンコブラ(ツルツルコブラ)の方が多いので、実際はツルツルコブラの方がアクションがスムーズなペダルなのでしょう。

はい、といったところで今回はペダルのお話でした! ちなみに私は

この後のフットボードがツルツルになった旧型アイアンコブラというのはスピード面をスピードコブラに完全に譲ったと言いいますか…ヒンジ部分を強化したりと、どちらかと言うと安定性の面に力を入れた改良になっています。(おそらく私のような激重コブラ愛用者の方や外国人の方が新型に移行しやすいように安定性を強化したのでは、と思っています)

TAMA HP900RWN IRON COBRA 900 ツインペダルという商品を使用していますよ

なので、この年代の旧型アイアンコブラにはスピードコブラっぽい部分があると言うか、加速性能がとても高いんです。

試奏レポート【TAMA】IRON COBRA 600 Pedals “Satin Gold” Edition

そんなこんなでコブラコイル付き旧型アイアンコブラはダイレクトドライブが台頭していた当時のペダル市場を生き残り、「スピードとパワーの両立」という方向性をスピードコブラに引き継いだ。という歴史があります。

Iron Cobra 900 Single Pedal Rolling Glide

当時、シャフトがガッチガチに固定されて微動だにしなかった旧型アイアンコブラ(ネット上で重いと叩かれているのはおそらくこのコブラ)から乗り換えた若き日の私は、そのあまりのスムーズさに不安を覚え、

【TAMA HP200PTW】こんな調整が出来るよ&レビュー!

秋の夜長を利用して、所有する旧アイアンコブラ900とスピードコブラ310(限定バージョン)をパーツ交換してブラッシュアップしていこうと思います!…と言[…]

TAMA IRON COBRA 900 パワー グライド ツイン ペダル HP900PWZB

この年代のアイアンコブラと言えば、「コブラコイル」ばかりが注目されていましたが、本当に重要な変化はコブラコイルではなく、シャフトの固定方法の改良です。

ヘッドをヒットする寸前にビーターヘッドのスピードが増す、パワーグライドモデルです。 ..

今回はスピードコブラと比較しやすいように同じローリンググライドで検証しましたがパワーグライドも機会があれば試してみたいです。
1つ念押ししたい事としましては新型スピードコブラで出来て、新型アイアンコブラで出来ないという事はまずありません。
プレイスタイルによってはスピードコブラよりアイアンコブラの方が速く、かっこいい演奏が出来るというドラマーさんも実際に居られます。
大切なのは自分とペダルがフィットしているかどうかだと思います。

IRON COBRA 900 DRUM PEDAL BLACKOUT SPECIAL EDITION

なので、私の使用している旧型アイアンコブラは他社ダイレクトドライブペダルと対抗出来るよう開発されたものという事になりますね。

TAMAのペダルがそろいました! | イシバシ楽器スタッフブログ

しかし、三大メーカーの中でタマだけがダイレクトドライブを開発せず、アイアンコブラのマイナーチェンジという選択を選びました。(シャフトの固定方法の変更とコブラコイル開発)