TUEは、ドーピング検査において陽性結果が報告された際に参照されます。 ..
鼻づまりの点鼻薬、点眼薬:ナファゾリン等の血管収縮剤は、点鼻・点眼を含む局所使用が許されていますが、何回も多量に使用して体内に吸収されると、アンチ・ドーピング規則違反が疑われる可能性があります。また、点鼻薬は連用により鼻づまりを悪化させる恐れがあります。
[PDF] 販の風邪薬などでもドーピング違反になるのですか。
多くの総合感冒薬(いわゆる風邪薬)には禁止物質のエフェドリンやメチルエフェドリン等が含まれ、また、のど飴には禁止物質のヒゲナミンが含まれているものもあるため、注意が必要です。
B.交感神経作動性アミン系興奮薬の代表としてはエフェドリンがあります.気管支筋弛緩,鼻粘膜血管収縮などの作用を有し,喘息,風邪,鼻炎などの治療に用いられます.アンフェタミンと類似した中枢興奮作用のほか,副作用として吐き気,嘔吐,発汗,神経過敏状態などがあります.エフェドリン類は,通常多くの風邪薬や鼻炎治療薬などに含まれており,また,生薬「麻黄」の成分であるため,風邪などに用いる葛根湯,鼻炎や気管支炎に用いる小青竜湯,神秘湯などの風邪薬や漢方薬を服用する際には注意が必要です.
ドーピング防止; >; 3.特に気をつけたい要指導医薬品・一般用医薬品と健康食品 ..
クリニカル・トキシコロジスト、スポーツファーマシスト資格を有する薬剤師。
明治薬科大学卒業後、大学病院、中堅総合病院、保険薬局に勤務。
愛知県薬剤師会生涯学習部会所属。緩和医療薬学会評議員。金城学院大学薬学部研究員。
ICLSアシスタントインストラクター。
国内外で多数の健康食品・サプリメントが入手できますが、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)は、スポーツでのサプリメントの使用を推奨していません。
また、「JADAサプリメント分析認証プログラム」は、2019年3月31日をもって終了し、国内で問題なく使用されてきたJADA認証サプリメントが使用できなくなりました。そのため、アスリートは何を基準にサプリメント選ぶべきかを考える必要があります。
[PDF] アスリートのためのアンチ・ドーピング使用可能薬リスト
クリニカル・トキシコロジスト、スポーツファーマシスト資格を有する薬剤師。
明治薬科大学卒業後、大学病院、中堅総合病院、保険薬局に勤務。
愛知県薬剤師会生涯学習部会所属。緩和医療薬学会評議員。金城学院大学薬学部研究員。
ICLSアシスタントインストラクター。
C.各種中枢神経興奮薬にはカフェインなどが含まれます.これには中枢興奮作用,強心作用,横紋筋収縮作用があります.しかし,不安感,耳鳴り,手足の震え,筋肉が硬くなるなどの副作用があります.コーヒーを2~3杯飲む程度なら通常問題にはなりませんが,カフェインを含む風邪薬や強壮ドリンクなどではドーピング違反になる可能性があります.
・ここでご紹介したお薬は安心してご使用になれますが、薬によってはドーピング禁止物質
漢方薬は安全と思われがちですが、漢方薬を構成する生薬にはそれぞれたくさんの成分が含まれており、一つ一つの成分が禁止物質にあたるかどうかを特定するのは困難です。中には明らかに禁止物質を含むものもあり、たとえば葛根湯に含まれている麻黄という生薬には、禁止物質であるエフェドリンやメチルエフェドリンなどが含まれていることがわかっています。また胃薬に含まれているホミカという生薬には、禁止物質であるストリキニーネが含まれています。漢方薬は絶対に安全とは言い切れませんので、ドーピング検査を受ける可能性のある選手は服用を避けてください。
この検定ラインは、プソイドエフェドリン塩酸塩240mg/日を服用した場合の検出量として設定されています。そのため、60mgのプソイドエフェドリン塩酸塩が含まれた錠剤3錠を“1日量”として1回で服用した場合は、アンチ・ドーピング規程の禁止ラインに達する可能性があります。つまりアスリートが競技会(時)前にディレグラ®を1日量服用すると、うっかりドーピングに値することになってしまうのです。アスリートに対しては避けるべき薬剤として、覚えておいてください。
[PDF] 2023 年版 アンチ・ドーピング ガイドブック
この利用条件は、日本法を準拠法とし、それに基づいて解釈されるものとします。この利用条件に関わるすべての紛争については、東京地方裁判所を第一審の専属的管轄裁判所とするものとします。
興奮薬:フェキソフェナジン塩酸塩/塩酸プソイドエフェドリン配合錠、葛根湯、半夏厚朴湯、防風通聖散、浅田飴など
ドーピング規制を受ける薬物は,興奮剤,麻薬性鎮痛剤,蛋白同化剤,利尿剤,ペプチドホルモンと類似物質に分類されます.また,薬物ではありませんが血液ドーピング(自己または他人の血液,あるいは血液製剤を使用する)などの方法も禁止されています.また,薬物が検出されにくいように操作する方法が,薬理学的,化学的ならびに物理的不正操作として禁止事項にあげられています.その他,アルコール,大麻,局所麻酔薬,コルチコステロイド,ベータ遮断剤が一定の規制の対象となる薬物とされています.
特に,アレルギー性鼻炎患者は,気管支喘息やアトピー性皮膚炎の合併も少
3)蛋白同化剤は筋肉増強作用を持つため,強い筋力を必要とする競技選手に対して有利に作用します.しかし,副作用として,男性では睾丸萎縮,女性化乳房,脱毛など,女性では月経異常,乳房萎縮,男性化などがあり,その他にも,めまい,吐気,頭痛,疲労,座瘡,発熱,精神異常などが見られます.また,長期間の使用により肝臓や腎臓の障害,動脈硬化,心血管障害が出現します.市販の強壮薬などに禁止薬物のメチルテストステロンが含まれることがあるので注意が必要です.
なくなく,フェキソフェナジン・プソイソエフェドリン配合薬や糖質コルチコイ
WADA(世界アンチ・ドーピング機構)が策定した禁止表国際基準に掲載されている物質は、例外を除いてすべて特定物質として扱われます。特定物質が原因のドーピング違反の場合は、以下の2点を証明できる場合には、資格停止期間を短縮することができます。
・自己の体内にその物質がいかに入り、又はいかに保有するに至ったか
・その物質の使用が競技者の競技力の向上又は競技力を向上させる物質の隠蔽を目的としたものではない
例外(非特定物質)とは以下に挙げる物質です
※本リストは例示であり他にも使用可能な医薬品があります。 ※市販薬は名前全体が完全に一致することを必ず確かめてください。
現在多数の健康食品やサプリメントが販売されていますが、WADA(世界アンチ・ドーピング機構)ではスポーツでのサプリメントの使用を推奨していません。日頃からバランスの良い十分な食事を心がけておれば、健康食品やサプリメントは必要ないといわれています。また、健康食品やサプリメントは医薬品ではなくあくまでも食品の扱いになるので、医薬品のように含有成分を全て表示しなければならないという決まりはありません。今はインターネットで簡単に海外製品を個人輸入することができますが、海外の製品は効果を感じてもらうために、ラベルへの表示をしないまま不正に興奮薬やステロイドなどの医薬品の成分を添加しているものもあり、知らずに使用し、失格になる事例も毎年報告されています。健康食品やサプリメントはできるだけ使用しないようにしましょう。
[PDF] 知っておきたい アンチ・ドーピングの知識 2024 年版
検索結果は、薬の使用の適否を判断するものではありません。
薬を使用する際は、必ず医師や薬剤師、各競技団体等にご相談ください。
花粉症等のアレルギー疾患に対して使われる薬で「アレグラ」は使用
4)利尿剤は通常,心不全や高血圧の治療に用いられます.体重階級制の種目においては減量を容易にし,さらに,他の薬物をより速やかに尿中に排泄してドーピング検査時に薬物を検出しにくくすることを目的として使用されます.副作用としては,血中の電解質異常をきたし,不整脈を誘発したり,時に心停止を起こすこともあります.
第3回 鼻炎薬はドーピング違反になってしまうから、花粉症は我慢?
本来病気の治療や健康保持のために使われる薬物が,競技能力を向上させることを目的として使用されることをドーピングとよびます.近代スポーツの高度化と科学の発達にともない様々な薬物が乱用されるようになり,スポーツ選手の死亡事故も多数報告され,国際的な社会問題になっています.そこで,ドーピングによる健康の阻害,あるいは死に至るような事態から選手を守るために,オリンピックやその他の国際競技大会ではすでにドーピング・コントロール(禁止薬物検査)が実施されています.国際トライアスロン連合(ITU)主催の競技大会においても,すでにドーピング検査が行われています.
第3回 鼻炎薬はドーピング違反になってしまうから、花粉症は我慢? 「花粉症の薬 ..
●サプリメントを選ぶ時の注意
JISSが示す「ダイエタリーサプリメントおよびスポーツフード」のように、食事から十分な量が摂取できない場合に補われる栄養素や成分のサプリメントが必要になった場合、個々の生活活動量や体調などに合わせた対応だけでなく、アンチ・ドーピングについても注意が必要になります。このような時の判断には、Supplement411の「High Risk List」を確認したり、アンチ・ドーピング認証を取得したサプリメントを使用したりすることでリスクを減らすことができます。
[PDF] 保険薬局における スポーツファーマシストとしての活動実例
この「プソイドエフェドリン塩酸塩」は、交感神経への刺激が原因となった脳卒中発現により、2000年11月に市場から姿を消した「塩酸フェニルプロパノール」の代替薬として現在多くのOTC風邪薬に配合されています。
この薬剤が配合された医療医薬品が、「フェキソフェナジン塩酸30mg+塩酸プソイドエフェドリン60mg/錠(ディレグラ®)製剤」。2013年2月に、非常に稀ながらOTC医薬品成分から医療医薬品にも配合され、誕生しました。
ベタメタゾン(糖質コルチコイド)を含むため、禁止物質に該当します 。 アレグラ錠 ..
➀Supplement411「High Risk List」をチェックする
米国のアンチ・ドーピング機関「USADA」の公式サイトにはサプリメントの安全性に関するコンテンツ「Supplement411」があり、禁止物質を含むサプリメントのデータベース「High Risk List」(リスト閲覧にはユーザー登録が必要)が掲載されています。サプリメントの中には汚染などにより禁止物質が入っている場合もあり、表示成分に禁止物質が含まれていなくても、すべての含有物質が明記されているわけではありません。商品名だけでなく会社名がリストに掲載されているかどうかなども参考にして判断します。
(参考)Supplement411
[PDF] 知っておきたい アンチ・ドーピングの知識 2022 年版
「トラマドール」は、世界アンチ・ドーピング機構の2024年の禁止表国際基準からは「競技会時」の禁止薬物に指定されているが、治療目的で使用する場合の“ウォッシュアウト期間(休薬期間)※”は何時間と設定されているか。
※ウォッシュアウト期間・・・最終投与から競技会参加時までに設けるべき時間
[PDF] (公財)日本水泳連盟所属競技者<いつでも使える薬の例> ver.2
5)ペプチド及び糖蛋白ホルモンとその同族体には,胎盤性性線刺激ホルモン,副腎皮質刺激ホルモン,成長ホルモン,エリスロポイエチンなどが含まれます.胎盤性性線刺激ホルモンならびに関連した作用を有するその他の合成物質を男性に投与し,内因性男性化ホルモンの産生量を増加させることは,蛋白同化ステロイドの投与と同等に見なされるため禁止されています.副腎皮質刺激ホルモンの投与も副腎皮質ホルモンの使用と同等に見なされます.また,成長ホルモンの濫用は,アレルギー反応,糖尿病の誘発,大量使用による末端肥大症など様々な影響が見られます.この他,血液の酸素運搬能の増加により持久力を増強させることを目的としたエリスロポイエチンによる血液ドーピングについてもヘマトクリット増加による塞栓症の発生や高血圧による障害などの副作用を防止するために投与は禁止されています.