フォシーガは、下記の部位に働きかけて心不全への効果につなげています。
・肥満気味の方(男性の方が良い)
・体重さえ落とせば血糖値が下がる可能性のある方
・比較的年齢が若い方(75歳以上の高齢者には使用しない方が良い)
・飲水指導をきちんと理解して実行できる方
部位ごとにどのようにフォシーガが働くのか、ひとつずつ解説します。
平成29年の厚労省調査(3年に1度)によると、糖尿病の総患者数は約328万人超であり、前回の調査から12万人以上増加しています。
心不全とは一般的には「心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気」と定義されています。高齢者がちょっと動いてフーフーするのは 心不全のことが多いです。原因としては高血圧、冠動脈硬化症、弁膜症、心筋症、不整脈、加齢その他が複合的に加わり心不全になります。糖尿病の合併症としての大血管病変も心不全に悪影響を与えます。一旦心不全を発症し入院すると、その後徐々に心不全入院の頻度が増えていき、最終的には死亡します。
これに加え、 ・(異なる作用をもつ複数の薬を合わせた薬)もあります。
フォシーガのインタビューフォームによると成人健康男性に空腹時単回投与した時のTmax、T1/2は下記の通りとなっています。
糖尿病薬 > 選択的SGLT2阻害薬心血管系用薬 > 選択的SGLT2阻害薬慢性腎臓病治療薬 > 選択的SGLT2阻害薬
フォシーガの有効成分である「ダパグリフロジン」には、働きがあります。
・性器感染、尿路感染
フォシーガの、尿から糖を排出する働きにより、性器感染症や尿路感染症を起こす可能性があります。
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また、フォシーガには、動脈硬化を改善する可能性があるともいわれています。
本来は糖尿病の治療に用いる薬ですが、近年ではダイエットにも効果的という研究も複数報告されており、ダイエット外来のある医療機関でも入手できます。
フォシーガを妊娠中の方に投与した場合の安全性は確立されていません。
なお、動物を対象とした試験では、フォシーガが胎児へ移行することが確認されており、出生児の腎盂および尿細管の拡張が認められたとの報告もあります。
したがって、妊娠中の方や妊娠している可能性のある方にはフォシーガを投与せず、糖尿病がある場合はインスリン製剤などを使用します。
ここでは、SGLT2阻害薬の効果や副作用についてご紹介していきます。
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そのため、フォシーガを扱っている病院を受診して処方してもらいましょう。
フォシーガを飲む時には、低血糖症状に注意し、脱水予防のために水分もしっかりとりましょう。詳しくは以下の通りです。
フォシーガの心不全への効果について、ここまで解説したことをまとめました。
緒方:アンメットニーズのある領域に対し、既存薬とはまったく作用機序の異なる治療選択肢を提供できるという点で、大変意義のある適応拡大だと思っています。P3試験の結果を見ると、糖尿病の有無に関わらず、どの心不全治療薬と併用してもきちんと有効性を示していますので、多くの患者さんに使っていただける薬剤です。循環器の医師からの反響も大きく、「ぜひ使いたい」という言葉をたくさんいただいています。
フォシーガと心不全に関連してよくある質問にお答えしていきます。
このメカニズムにより血糖を調整するだけでなく以下の効果が期待され、糖尿病の薬としてここ数年で注目されているお薬です。
飲み方のポイントとして、ことでフォシーガの副作用であるカンジダを予防できます。
副作用の詳しい症状や上記以外の副作用については、こちらの記事で詳しく解説しています。
SGLT2阻害薬の副作用と頻度は、以下のように報告されています。
慢性心不全は、主に「左室駆出率が低下した心不全(HFrEF)」と「左室駆出率が保持された心不全(HFpEF)」に分類されます。HErEFは左室筋が十分に収縮できないことによって起こる心不全で、HFpEFは心筋の収縮は正常ながら心室が十分に拡張しないことが原因で起こる心不全です。
むしろ健康な方が高用量を使うことで、副作用のリスクも高まります。
フォシーガ(ダパグリフロジン)は、タイプ2糖尿病の治療に使用されるSGLT2阻害剤です。
では、具体的にフォシーガがどのような効果を持ち、どのように働くのでしょうか?
フォシーガのダイエット効果をさらに高めるための方法は以下の通りです。
SGLT2阻害薬は、腎臓で糖分を再吸収しているSGLT2(sodium glucose cotransporter 2 : ナトリウムとグルコースを運ぶ蛋白)の働きを抑える事で、尿から多量の糖分が漏れるようにする経口血糖降下薬です。
尿から糖分が多量に漏れると、血糖値は低下します。
SGLT2阻害薬には、血糖値を下げるだけでなく、様々な良い効果がある事が報告されています。
メトホルミンとフォシーガの併用が検討されるポイントは以下の通りです。
肥満を合併する、インスリン血糖値を下げるホルモンは潤沢に出ているが、それがうまく効いていない「インスリン抵抗性」が想定される患者さんでは優先順位第位、肥満のない、インスリンを自前で作る力がもともと体質的に弱い「インスリン分泌不全」が想定される患者さんでは優先順位は下位となっています。上述の通り、「インスリン分泌不全」タイプの患者さんでは合併症のリスクが高まるため、あまり優先して投与する薬ではないのですが、日回の内服で済む血糖降下作用の高い薬ですので、やせ型の「インスリン分泌不全」タイプの患者さんであっても、適切に他の薬と組み合わせて処方することがあります。
SGLT2阻害薬はその作用機序からケトアシドーシスに注意が必要です。
文責・名古屋市名東区 糖尿病内科 アスクレピオス診療院 糖尿病専門医 服部 泰輔 先生
フォシーガの併用禁忌薬(併用が禁止されている薬)はありません。
フォシーガ以外は1日1回朝食後の縛りがあるが、フォシーガはいつ服用してもOK。しかしながら就寝時のトイレの回数が増えることを考えれば、朝か昼にせざるを得ない。
フォシーガ(ダパグリフロジン)の一般的な副作用には、以下が挙げられます。
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これらのお薬とフォシーガを併用することで、ことや可能性があります。
昨年、SGLT2阻害薬として初めて慢性心不全での承認を取得し、慢性腎臓病への適応拡大を申請した「フォシーガ」。同薬を開発したアストラゼネカの緒方史子氏(執行役員 循環器・腎・代謝/消化器事業本部長)と矢島利高氏(メディカル本部 循環器・腎・代謝/消化器疾患領域統括部 統括部長)に、その意義や心・腎領域の事業戦略について聞きました。
重篤な副作用としては、まれに次のようなものが報告されています。
フォシーガを飲むと、血糖値が下がりすぎて低血糖症状が現れることがあります。以下のような症状が出たら、糖分の多い食べものや砂糖をすぐに食べてください
・フォシーガで体重は-1.3~-2.2kgほど落ちるというエビデンスがある。
阻害薬は糖尿病治療のために作られた薬なのですが、近年の研究で心臓・腎臓を傷めてしまった患者さんに大きな利益をもたらされることが実証されており、最近では糖尿病がなくても心不全・慢性腎臓病を患っている患者さんに阻害薬を投与しましょう、という動きが加速しています。
フォシーガの一般的な副作用としては、以下のようなものがあります。
SGLT2(エスジーエルティー・ツー)阻害薬は糖尿病の治療ガイドラインで定められている治療薬のひとつで、膵臓ではなく腎臓に作用することで血糖値を改善する働きがあります。
GLP-1受容体作動薬とフォシーガの主な違いは以下の通りです。
本サイトでは薬についてのすべての情報が記載されているわけではありません。
使用中の薬についての詳細は、主治医、薬剤師、医療スタッフに確認しましょう。糖尿病以外にも病気がある方、妊娠中の方は特に注意が必要です。使用中の薬に対する不安、不明な点がある場合であっても自己判断で中止せず、まずはご相談ください。