だが、コブラの「エアロジェット」はそれとはまったく異なる形で空に飛び立とうとしている。
シニアツアーのメジャータイトルを持つ高橋勝成も「やっぱりこの歳になると飛距離が欲しい」と、飛ばしにどん欲だ。使用ドライバーは『エアロジェット LS』(9度)で、スリーブを回してロフトを1度寝かせている。
「やっぱり飛んだほうがいいじゃないですか。暇さえあれば、ツアー仲間の細川和彦とゴルフショップ巡りをしています。そんななかで細川と同様『エアロジェット』に出会ってしまったんですね。ナゼか飛ぶ。ロースピンでランも出ます。ハジキの良いシャフト(デイトナスピーダー/S)との相性もいいと思います」
柳沢伸祐「細川のドライバーを借りたらスゴい飛んだ」
【試打&評価】コブラ AEROJET(エアロジェット) アイアン
シニアツアーきっての飛ばし屋として知られ、通算3勝を挙げている柳沢伸祐も『エアロジェット LS』(10.5度)を購入して使っている。ソールのフェース寄りとトウ側に鉛を貼っているのは、叩いても球の吹き上がりや引っかかりをより抑えるためだろうか。
「4月に行われた『ノジマシニア』で、飛んでる細川和彦のドライバーを借りて打ってみたんです。それがスゴい飛んだんですよ。それから試合後にゴルフショップへ行って、すぐに買ってしまいました。ボクたちプロはメーカーさんからクラブを支給されていますが、買ってしまった。プロになって初めて買ったクラブです(笑)」
また、クラブ契約の都合上、選手の名前は出せないが『エアロジェット』(9度/スリーブを回して+1度)をこっそりバッグに忍ばせて「最近のお気に入りはコブラ。飛びますね」と話すベテランプロもいた。
クラブをビュンビュン振り回して300㍎を飛ばすPGAツアーや男子ツアーのプレーヤーは、フィジカルもヘッドスピードもアマチュアとはかけ離れている。それよりもシニアプロのクラブ選びが、我々アマチュアにとってホントの意味で参考になるかもしれない。
コブラというメーカーは独創的なクラブ作りが特徴で、他社とはちょっと違う個性あふれるクラブを数多く開発しています。たとえば「ワンレングスアイアン」。アイアンの各番手の長さを同じにしつつ、飛距離の差を生み出すという、現代のスタンダードモデルとは大きく異なる考え方で設計されたアイアンです。
エアロジェット アイアン(5本セット) Speeder NX for cobra WHITE
今シーズンのシニアツアーで賞金ランク9位につける細川和彦は『エアロジェット』シリーズのドライバーを3本も買うほどの惚れ込みようだ。
「クラブ契約がなくなり、良いとウワサされるドライバーはほとんど買ってます。なかでもコブラは、打ってみてロースピンで飛ぶことがわかりました。気に入ってしまい『エアロジェット LS』の9度と10.5度、『エアロジェット』の9度と、3本も買ってしまいました。シャフトとの相性もいいんでしょうけど、とにかく飛びますね」
シニアプロには“契約フリー”の選手が多いからこそ、世に出ているクラブの中から打ちやすくて結果が出るモノを探し求めているし「コレだ」と気に入った“エース”はなかなか手放さない。また、レギュラーツアーに出ていたころと比べれば、どうしても飛距離が落ちるシニア選手が多いからこそ「飛ぶ」と耳にしたドライバーは気になるし、自腹を切ってでも欲しくなる。そもそも「ドライバーで1㍎でも遠くへ飛ばしたい」という思いは、プロもアマチュアもなんら変わらない。
高橋勝成も「ナゼか飛ぶ」と『エアロジェットLS』を購入
このように、一般の概念にあまりとらわれないコブラが作った最新のドライバーが「エアロジェット」シリーズ。投影面積が大きい、いかにもデカヘッドといった出で立ちですが、空力性能に注力して開発されています。
スペック ; 男性(右) · コブラ · AEROJET · オリジナルカーボン · 5-P.G.S.
「エアロジェット」のメインとなるテクノロジーは、主に3つ。まず、ボディ全体を滑らかなシェイプにすることで空力性能を高めた「エアロダイナミックシェイピング」。次に、フェースすぐ裏の内部下側にフェースに密着させることなく配置されたウェイトによって、ヘッド剛性に干渉せず低重心化を実現させた「パワーブリッジ・ウェイティング」。そして、フェースを15分割し、それぞれのエリアの反発やミスへの寛容性を、AIによるシミュレーションを用いて設計された「パワーシェル・H.O.T フェース」の3つです。
「エアロジェット」シリーズのドライバーは合計3モデルがラインアップされています。今回取り上げるのはスタンダード仕様の「エアロジェット ドライバー」。そのほかに、つかまり性能を高めた「エアロジェット MAX」と、低スピンでつかまり性能を抑えた「エアロジェット LS」があります。
超飛距離とやさしさ、だけでなく構えやすさにもこだわったアイアン。 アイアン詳細 ワンレングスアイアン詳細.
“3兄弟”の中でど真ん中に位置する『エアロジェット』は、中弾道の低スピンでストレートに飛ばせるモデル。シリーズ中で最も大きな慣性モーメントを備えつつ、ドローバイアス設計により球がつかまる『エアロジェット MAX』もラインナップしている。
一方で、風に負けないライナー系の超・低スピン弾道が持ち味の『エアロジェット LS』を選んだシニアプロも複数人いた。それを広げる“エアロジェット大使”となる存在は、なんと自ら購入していると言う。
細川和彦「3本も買ってしまいました」
●エアロジェットMAX:つかまり性能を高めた仕様。ソールウェイトは後方とヒール側に1個ずつ、計2個。高弾道でドロー傾向
ドライバーやアイアンなどすべて古いモデルを愛用するのが川崎の特徴。
「振り心地は悪くないし、いい感じだなと思っていたんです。そうしたらあるホールで、普段は2打目でUTを使うところだけど、残り130㍎の地点まで飛びました。また別のホールでは、普段は110㍎が残るところで、残り65㍎の地点まで飛んでいた。その2ホールはたまたま当たったので(普段と)大きな違いが出ましたが、確実に飛距離が伸びていると感じたんです。
長いゴルフ人生ですが『クラブでこんなに違うんだ』と初めて実感しましたね。ロフト10度台でも、なんの問題もありません。むしろ今の道具は、ロフトがないと飛ばないんだとも感じた。シニア仲間も私の飛距離が伸びたことで、興味津々で使う人が増えたと思います。ホントに評判どおりの“飛ぶドライバー”ですね」(同)
コブラ史上最高レベルのエアロダイナミックス性能(空力性能)によってヘッドスピードが上がり、独自のテクノロジー「パワーブリッジ・ウェイティング」と相まって初速を上げて飛距離アップへと導く『エアロジェット』シリーズ。
ゴルフクラブの試打レビュー、ゴルフ用距離計のレビュー記事を専門に取り扱うゴルフギア総合メディアです。
●エアロジェットLS:低スピン性能を磨いた仕様。ソールウェイトはフェース側に上下1個ずつ、計2個。低弾道でフェード傾向
カテゴリ:【Cobra】コブラゴルフ AERO JET シリーズ,【Cobra】コブラゴルフ,特集ページ ..
コブラ史上最高レベルのエアロダイナミックス性能が、かつてない超速スイングと超飛距離を実現
Unidad de Gestión Educativa Local Huancavelica
お借りしたスペックは、純正の「TOUR AD」のSフレックス、ロフトは10.5度。ヘッドスピード38m/sぐらいから試打をスタートします。飛んでいく球質は、ライナー性の中弾道。「エアロジェット」シリーズのスタンダードモデルで、ロフトが10.5度もあるということもあり、もう少し楽に上がってオートマチックに打てるかなと思っていたのですが……意外と手ごわい。
今作ダークスピードは前作のエアロジェットを真っ黒に塗っただけのようなデザイン ..
つかまり性能に関しては、ちょっとだけ抑えてある印象。ストレートの弾道を意識して打ってみると軽くフェードしていく感じです。つかまり性能を高めた兄弟モデルの「エアロジェット MAX」が“ちょっとだけつかまる”感じだっただけに、「エアロジェット」シリーズは全体的につかまりをあまり高めない方向で設計されている印象です。
コブラ『AEROJET』アイアン トラックマン試打
ツアー屈指のショットメーカーであり理論派プロの湯原信光は、『エアロジェット』(10.5度)を使うようになった経緯をこう話す。
「コブラの『エアロジェット』を初めて打ったのは、今年の『ノジマシニア』(4月)でした。ロフト10.5度を勧められましたが、ロフト10度台のドライバーなんて打ったことがなかったので、初めは困惑して(苦笑)。でも実は足をケガしてしまい、今はクラブを思い切り振れない状態なので、試しに試合で使ってみたんです」(湯原)
ケガの功名と言っては失礼かもしれないが、実戦投入をして『エアロジェット』の飛びを実感。それまで抱いていた、クラブに対する概念が覆されるような衝撃だった。
湯原「普段110㍎残る所で65㍎地点まで飛んだ」
【楽天市場】コブラ エアロジェット アイアンの通販
「エアロジェット ドライバー」は、直進性の高い弾道が打てるため、結果を重視するゴルファーにぴったりのクラブに仕上がっていました。スコアにこだわるゴルファーほど、クラブの恩恵を感じることでしょう。ドロー系の弾道を理想とする人は「エアロジェット MAX」のほうがやさしいと感じると思います。
【楽天市場】コブラ エアロジェット(アイアン|メンズクラブ)
Cobra(コブラ)
AEROJET (エアロジェット)アイアン
/2023年3月発売モデル
【番手/ロフト】
・7番/26.5°
【シャフト/価格(5本セット)】
・SPEEDER NX for Cobra (S)(R)先中調子 /¥126,500(税込)
・ELEVATE MPH 95 (S)先調子 /¥126,500(税込)
コブラ AEROJETのスペック詳細
――今年リッキー・ファウラーがコブラのドライバー『エアロジェット LS』使って、PGAツアーで4年ぶりの復活優勝を決めた。そこで火がついた“AJ人気”は海の向こうだけでなく、日本のシニアツアーにも飛び火している。そんなウワサを聞いて、シニアツアーで使用プロたちにヒアリングした――
『エアロジェット』人気は湯原信光が起点!?
ゴルフエフォート
これが、コブラが「エアロジェット」のターゲット層に伝えたいメッセージである。彼らの言葉を借りれば、「アイアンで可能とされていたレベルを超える『初速』と『飛距離』を実現する」。
備考
COBRA(コブラ)AEROJET(エアロジェット) アイアン は、トップレベルのやさしさで、トップレベルの飛距離性能です。
Fashion SALE
プーマジャパンからコブラの新商品発売の連絡が届いた。また、米国コブラは1月6日にPGAツアー4勝のゲーリー・ウッドランドの加入をアナウンスしており、今作のドライバーが契約の決め手になったと言われる。『エアロジェット』とは、スピード感満載のネーミングだが、同社は下記のようにアナウンスする。
「3 月4日より発売します今回の『COBRA AEROJET』シリーズは、商品名に記載されているようにジェット機の『エアロダイナミック』と『スピード』を表現したプロダクトネームにしております。パフォーマンス向上を求めるゴルファーに次のレベルのスピードと飛距離を提供するために設計された新モデルです」(同社広報)
ドライバーは『AEROJET LS』『AEROJET』『AEROJET MAX』の3機種だが、共通テクノロジーが下記となる。
「3機種ともボディ表面全体が滑らかで、スイング中の空気抵抗を受けにくい先進的な【エアロダイナミクス】デザインでスイングスピードが速くなり飛距離アップを実現します。また、フェース寄りの低い位置に吊り下げ式の【パワーブリッジ・ウェイティング】をフェースとソールから浮いた状態で配置し、ボディフレックスに干渉せず低重心化。より速いボールスピードを実現します。さらにフェース全体を15ポイントに分割し、AIを駆使してそれぞれを最適な厚さで設計した鍛造【パワーシェルH.O.Tフェース】をLカップインサートすることで、反発エリアがより拡大しました」(同)
ドライバーの税込価格はいずれも86,900円で、『AEROJET LS』は最も低スピンかつアグレッシブなエアロシェイプでHSの速い人向け。『AEROJET』は、低スピンと安定性を融合したモデルで高い直進性と大きな飛距離性能にエアロシェイプがもたらすスピードが加える真ん中のモデル。『AEROJET MAX』は最も大きなMOIで安定性とスピードを融合させたモデル。ヘッド後方のウェイトとヒールのウェイト交換でやさしくつかまえられるドローボール軌道を実現するとか。
FW(税込51,700円)もドライバーと同名称の3機種を用意しており、ハイブリッド(税込40,700円)とアイアン(5本税込126,500円)はワンレングスモデルとの2機種体制。レディースモデルも加えて3月4日発売となる。
割引商品
アイアンヘッドにフォームが注入することで、「打音」と「打感」を向上させた。コブラは、これを「ポリマー・フィールシステム」と呼んでいる。