シェルビーコブラのルーツは、実はイギリスのスポーツカーメーカー「ACカーズ」にあります。


【シェルビー・デイトナCSX9000】
・新車価格 1,860万円
・エンジン V型8気筒
・排気量 6,588cc
・最高出力 430hp
・最大トルク 65,0kgf・m


【シェルビー コブラ289】コンディション別の相場価格(2023年6月時点)

次期型である「MarkII」でのレース経験を経て、同年に新型デザインと7リッターエンジン採用の「MarkIII(通称:コブラ427)」が、1965年にはその強烈なエンジンパワーを受け止められるよう、シャーシや足回りなどを大幅に近代化したモデルが生産されました。

そんな中、キャロルシェルビー率いるシェルビーアメリカン社は、ファクトリー&ショールームをテキサスからネバダラスベガスに移し、1997年からオリジナルコブラとして「continuation」モデル(継続生産モデル)の製造を開始している。つまり、レプリカではなくシェルビーアメリカン社が作る「本物」である。

で、1997年以降の本物のコブラは、日本国内には数台しか入っていないのが現状であるから、取材車輌は激レアの1台となる。

鋼管フレームで製作したフレームにアルミ製のボディを搭載し、エンジンは往年の427(7リッター)かと思えばラウシュ製511SR(8.4リッター)をチョイス。最高出力540hp、最大トルク600lb-ftを発生させるこのエンジンと車重、ボディの大きさから考えても、例え相手がバイパーでもその刺激度には敵うまい。

本来なら427エンジンを搭載するのだが、フルオーダー可能ということであえてラウシュ製をチョイスしたのである。ちなみにラウシュとはフォード車のハイパフォーマンスパーツを製造しているメーカーである。

正式名は、1965年型シェルビーコブラ427 S/C CSX4000。現代のコブラで最高に優れている点が、エンジンから内装、カラー等に至るまでフルオーダーが可能であるということ。この1965年車はそのフルオーダーの1台であり、外装はブラッシュド・アルミに仕上げ、ポリッシュド・ルマンレーシング・ストライプを加えている。

1962年型シェルビー・コブラ。量産モデル第一号にあたる、シリアルナンバー「CSX2001」。

1963年の、アメリカ国内におけるシェルビー・コブラの素晴らしい活躍を受けて、シェルビーは世界舞台への進出を図ります。
すなわち、ワールド・マニュファクチャラーズ・チャンピオンシップ・シリーズへの出場です。
1964年のデイトナ2000kmレース、シェルビーからは新しく設計されたタイプのコブラが初めて参戦します。
このレースで同車はピット作業中の火災事故によりリタイアを余儀なくされましたが、デビューしたサーキットの名をとって「シェルビー・デイトナ」と呼ばれることになりました。
なお、その後シェルビー・デイトナは5台生産され、1965年のGT選手権ではチャンピオンを獲得しています。

オリジナルのACコブラは、1,000台以下でとても貴重な車です。
街中で走っているほとんどのコブラは、レプリカもしくはリプロダクションモデルです。
コブラのレプリカは、見た目のその雰囲気を再現したもの(中身は別物)から、シャシーからエンジンまでオリジナルを再現したものまでピンキリです。

リプロダクションモデルは、1998年にキャ ロル・シェルビーのシェルビーアメリカン社が復活したモデルです。
289コブラ(CSX2000 番台)、427コブラ(CSX3000 番台)に続き、 CSX4000番台としており、コンティニューションモデル(継続生産車)とも呼ばれています。

【シェルビー コブラ427】コンディション別の相場価格(2023年6月時点)

角度や長さが忠実に再現されている4MTのシフト。思っていたよりもシフト操作はカチっとしており、ストロークも短い。だが全体的な操作性は、ヒストリックカーそのものというか、レーシングカー的。なので当然、クラッチやブレーキペダルは重い。慣れるまでかなりハードだろう。

トランザム(Trans-American Sedan Championship)シリーズに出場すべく、シェルビーは新たなモデルの開発を手掛けます。
そうして誕生したのが、フォード・モーターのスポーティーモデルである「フォード・マスタング」をベースとする「シェルビー・マスタング」です。
当時フォード・モーターの人気車種であったマスタングに、ハイパフォーマンス・イメージを加えることも同車の役割のひとつでした。

ACカーズと、シェルビーの共同事業で始まったACコブラの初期型が、75CobraMkⅠです。

5月30日、ロサンゼルスにある全米屈指の自動車博物館、ピーターセン・オートモーティブ・ミュージアムで、キャロル・シェルビーを偲び、その輝かしい生涯を振り返る会「Carroll Shelby A Life Remembered」が行われた。

ピーターセンミュージアム2階に特設された式典会場へと続く館内には、歴代シェルビーマシンが続々と並ぶ。62年型シェルビー・コブラの車体番号CSX2000(プロトタイプ第1号車)とCSX2001(量産第1号車)、そしてデイトナ24時間優勝マシンのGT40MkII、65年型GT350マスタング、68年型マスタングGT500KR、さらに2005年型フォードGT等々、シェルビーのアイコン的なマシンが展示され、来場者は、キャロルが手掛けた魅力的なマシンに再会した。

式典会場隣の駐車場にも、初代コブラから最新のフォードGT500まで100台以上がズラリ。関係者や現役オーナー達が会場に乗りつけたシェルビーで埋め尽くされたのだ。

午後6時55分過ぎ、式典ホスト役ジェイ・レノ(コメディアンであり、有名なカーマニアでもある)の「スタート・ユア・エンジン」という合図でオーナー達が一斉にエンジンを始動、式典開始が告げられた。これは全世界にライブ中継され、会場外でもシェルビーオーナー達が各地でエクゾーストノートを奏でたという。

1200人以上の関係者、そしてシェルビーオーナー達を前に、会場内のステージでは創世記のシェルビー・アメリカンと関係の深いフォード社を代表してヘンリー・フォードの孫にあたるエドセル・フォード2世が、またル・マンを共に戦ったダン・ガーニー、60年代からのチームメンバー、ビル・ニール、パイロット時代からの親友ボブ・フーバー、そして家族ぐるみの親交のあるベル・エア・カントリークラブのオーナー、ウォルター・ミラー氏らが、2時間にわたりそれぞれの思い出を語り、会場は笑いと拍手に包まれた。

ジェイ・レノは「僕のコレクションにフェラーリがない理由? それは、笑顔で写っているエンツォの写真を見た事がないからさ。逆にキャロル・シェルビーの写真は、笑っていないものが見つからないね」。晩年まで子供っぽさを漂わせたキャロル・シェルビーを物語る貴重なエピソードだ。

式典が終わってもなお来場者一同は会場内留まり、設置された往年の写真パネルを前に、時を忘れてアメリカン・レジェンドの思い出話に華を咲かせたのだった。

1966年型フォードGT40MkII。パワフルな「NASCAR427ギャラクシー」エンジンが搭載されキャロル・シェルビーによって大幅に改造が施された一台。シリアルナンバー「1015」は、デイトナ24時間レースの優勝とル・マン24時間レースで2位入賞したマシン。


1965 シェルビー コブラ CSX4000 シリーズ コレクターカー 半袖 ユニセックス T シャツ 画像 1 ..

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シェルビーアジアが作ったコブラ解説資料・・・CSX4000、6000、APモデル(=アジアパシフィックモデル)の特徴が詳細に書いてあります

ボディ外側だけでなく、トランクルームに至るまでアルミの輝きがもたらされている。さすがに使うには躊躇われる。トランクルームがあるわけだから、行こうと思えば旅行にも行ける。ちなみに幌はないが。

シェルビーコブラ 427S/C 50周年記念 限定50台中の3台 ..


シェルビーコブラ427は、289に比べ高額で取引されてきました。2014年をピークに価格上昇してきた相場ですが、一旦落ち着いたものの再び上昇しています。

博物館<File No.105>Final シェルビー コブラ 427 S/C(米)

シェルビーコブラはクラシックレースカーの最高峰であり、現在も非常に高い人気と需要があります。世界中に熱狂的なコレクターが存在する数少ないアメリカンコレクターズカーの一つです。その為、シェルビーコブラのヒストリーは一台一台、完璧に管理されており、オリジナルの個体は正確に記録されています。その為、価格は高額ですが、来歴をしっかりと確認出来れば比較的安心して購入できるモデルです。

CSX4000番台としており、コンティニューションモデル(継続生産車)とも呼ばれています。 ACコブラからシェルビーコブラへ

元レーシング・ドライバーのキャロル・シェビーの信念も、彼の信念を反映させた車たちもかっこよかったですね。
どのモデルも決して多くの数を生産してはいませんが、だからこそオーナーにとっても特別な1台となるはずです。
興味を持った方は、まずは試乗してみてください。
こだわり抜いたシェルビーの走りがあなたを魅了することでしょう。

ROUSH 363エンジン シェルビーコブラ427のエンジンサウンド

コブラは1961年、英ACカーズのロードスター「エース」をベースとして開発が行われました。これまで供給を受けていた英ブリストル・カーズのエンジン生産中止に伴い、米国人レーサーのキャロル・シェルビー氏が米フォード製V8エンジンの搭載を提案。こうして、英国の優美なボディーデザインと米国の強烈なエンジンパワーを融合した「AC・コブラ」が誕生したのです。

1963シェルビーコブラCSX4000 427 SC青い車 iPhoneの壁紙

ACコブラのモーターレースでの活躍とは裏腹に、ACカーズの事業は悪化していました。
1973年までAC Fruaを生産していましたが販売は落ち込み、業績が回復することなくACカーズは1970年代後半に倒産してしまいます。

同社の商標はオートクラフトに譲渡され、AC289の後継車MK IVの生産を行うことになりました。
しかしシェルビーは、ACカーズとオートクラフトをロサンゼルス地方裁判所に提訴し、シェルビーが勝訴することで「コブラ」の商標権は、シェルビーのものとなり、「ACコブラ」は「シェルビー コブラ」となりました。

[シェルビー・コブラ専門店] Superformance MK3 カスタム事例

こうして世に送り出されたコブラは、圧倒的な性能を誇り、レースでも輝かしい成績を挙げた。しかし、ACカーズの業績低迷、ガソリン価格の高騰、アメリカ国内の安全基準を満たさなくなったことなどの諸事情により、コブラは消滅を余儀なくされる。ACカーズもやがて倒産を迎えることとなった。

シェルビー氏より公認ライセンスを与えられたシェルビー・コブラ ..

【シェルビー・コブラ427 c/s csx4000(csx6000)】
・新車価格 1,850万円
・エンジン V型8気筒
・排気量 6,997cc
・ 425hp
・最大トルク 66,4

COBRA CSX4000 #automobile #クラシックカー #shelby #cobra #シェルビー・コブラ.

1965年型シェルビーGT350マスタング。フォードマスタングのファストバックボディをベースに軽量化と高出力化を施したモデル。

シェルビーコブラ ACコブラ #スーパフォーマンスコブラ ..

1962年、リバーサイドで行われたノン・タイトル戦にてデビューを飾ったシェルビー・コブラ。
新鋭シボレー・コルベット327を踏破することが期待されましたが、リヤのハブキャリアを壊してあえなくレースを断念します。

続くナッソー・スピード・ウィークスではや、など当時の主力マシンたちを尻目にレースをリードしてみせますが、給油ミスによるガス欠で、またしてもリタイアとなりました。

しかし、コブラはその性能を証明するには充分な走りを見せ、高性能でパワフルなスポーツカーとして注目されることになります。
そして来る1963年、本格的にレースへの意欲を見せたシェルビー・コブラは、リバーサイドのレースでワン・ツー・フィニッシュの快挙を成し遂げるのです。

コブラ#シェルビーコブラオリジナリティ スポーツカーコブラ ..

オリジナルのコブラは1,000台に満たないことから、今や貴重車となっています。
市場に出てくることはほとんどなく、オーナーがオークションに出品する際に見ることができるぐらいです。

そんなオリジナル コブラの価格ですから、億単位のプライスタグがついています。
2006年にシェルビーが所有していたコブラがオークションに出品されたときには、当時280万ポンド(約4億3千万円)で取り引きされました。
シェルビー所有者でなくてもオリジナルのコブラは、数千万円〜1億円前後で取り引きされているようです。

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このACカーズによって製造されたものは「オリジナル・コブラ」と呼ばれ、バブル期に1億円以上の価格で取り引きされたほか、2016年にはシェルビー氏が所有していたプロトタイプの第1号車がオークションにかけられ、1,375万ドル(当時のレートで約14億円)で落札されたという逸話もあります。

ALLARD J2X シェルビー・コブラの元になったアラード 年式不明

ACコブラは、デイトナ コブラクーペで1960年代のル・マンにて毎年フェラーリと争うほどの高い戦闘能力を発揮し、1965年には、289コブラでGT世界チャンピオンを獲得しています。
キャロル・シェルビーが確信した通り、ACエースのボディとフォードエンジンの組み合わせは高いポテンシャルを秘めた車であったことがモータースポーツでの活躍によって証明されたことになります。