体質や持病の種類・程度によっては、フォシーガが服用できないケースがあります。
添付文書上、デベルザとの併用が禁忌となっている薬剤はありません。しかし、糖尿病治療薬や血糖降下作用に影響を与える薬、利尿薬などとの併用には注意が必要です。他の医療機関で下記のような薬剤を処方されている場合は、診察時にご相談ください。
SGLT2阻害薬「フォシーガ」「アプルウェイ/デベルザ」など承認取得
主な副作用として低血糖や体重増加があります。低血糖を起こしやすいため、高齢者では注意が必要な薬です。また、高度な肝・腎機能障害がある方、1型糖尿病の方は使用できません。
尿の中に糖を出して血糖を下げます。比較的新しい薬で、心血管疾患を抑えることができるという研究結果もあり、近年はSGLT2阻害薬が処方される割合が増えています。糖尿病だけでなく心不全の患者さんにも使えるようになりました。ただし、高齢者、腎臓機能の低下がある方、利尿剤を使用している方は、脱水や血栓・塞栓症などに注意が必要です。主な副作用として低血糖、尿路・性器感染、脱水、頻尿、皮膚症状などがあります。
ジャディアンス フォシーガ カナグル デベルザ ルセフィ スーグラ ..
当院では、初回は、フォシーガ・ジャディアンスなどのSGLT2阻害薬または、リベルサス(やせる糖尿病薬)を導入します。
同じ5月に発売されたトホグリフロジン(デベルザ/アプルウェイ)も、承認日から発売開始4カ月後に当たる9月22日までの中間集計が10月6日に公開された。本剤での死亡例は1人。60歳代男性で、慢性心不全、低酸素症、発作性心房細動などを合併していた。本剤開始119日目、下痢・嘔吐が頻回に発現していたが水分摂取が不十分であり、脱水により高血糖昏睡が発現し死亡に至ったとみられる。脱水の原因として、本剤以外に、下痢、嘔吐、入浴による発汗、利尿薬併用が考えられた。
SGLT2 阻害薬(商品名:スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、デベルザ、カナグル、ジ ..
SGLT2阻害薬は、日本では2014年から使われている比較的新しい薬です。
尿中に糖分(グルコース)が漏れる事により、血糖降下作用を発現します。
血糖の改善だけでなく、体重減少、血圧低下、糖尿病性腎症の保護作用、心血管疾患・心不全リスクの低減作用など、さまざまな多面的効果が報告されています。
副作用としては、性器感染・尿路感染が多く、女性では特に注意が必要です。
肥満を伴う糖尿病患者や心血管疾患・糖尿病性腎症をもつ糖尿病患者さんが良い適応です。
デベルザはSGLT2阻害薬に分類される2型糖尿病の治療薬で、「de beleza」というポルトガル語で「美」を意味する単語が名称の由来となっています。
商品名としてカナグル、スーグラ、フォシーガ、ジャディアンス、デベルザ、ルセフィ等があります。 SGLT2阻害薬による減量効果
なお、SGLT2阻害薬は1型糖尿病の方にも使用できますが、低血糖のリスクを高めるケースもあるため注意を要します。
ではなぜ糖尿病の薬が心不全に対して効果があるのか、その作用機序は確定的なものはまだありません。SGLT2阻害薬が有する利尿・体液減少作用、軽度の血圧低下作用、腎負荷減少作用、血中ケトン体濃度上昇作用、エリスロポイエチン増加作用、交感神経や一酸化窒素活性に対する作用など複数の作用機序が考えられています。
スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、デベルザ、アプルウェイ、ジャディアンス ..
フォシーガ®、ジャディアンス®、スーグラ®、ルセフィ®、デベルザ®、カナグル®など
フォシーガ)、ルセオグリフロジン(ルセフィ)、トホグリフロジン(アプルウェイ、デベルザ ..
主に膵臓のインスリン分泌細胞に働きインスリン分泌を刺激する薬です。
以前は糖尿病の薬といえばこれでした。 現在、よく使われているのは商品名でオイグルコン、ダオニール、グリミクロン、古いところでラスチノン、ジメリンなどがあります。
副作用は少ないですが、医師からの処方量をこえて服用したり、薬をのんだものの食事をとらなかったり、またいつもより食事量がすくなかったり、運動量が多かった場合は、血糖値が下がりすぎ、いわゆる低血糖症状が出現することがあります。
*:食事療法ができていないのに薬を使うと肥満してしまいます。また、お年寄りにはおもわぬ低血糖が出現することがあります。
スーグラ フォシーガ ルセフィ アプルウェイ、デベルザ カナグル ジャディアンス ..
【11.1.1】低血糖(1.5~38.6%)〔低血糖(初期症状:脱力感,高度の空腹感,発汗等)が発現。低血糖症状が認められた場合には糖質を含む食品を摂取。ただし,α-グルコシダーゼ阻害剤との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与。[8.1,8.9,9.1.2,10.2,17.1.1,17.1.2,17.2.1,17.2.2参照]〕【11.1.2】腎盂腎炎,外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽),敗血症〔[8.4,9.1.1参照]〕【11.1.3】脱水〔口渇,多尿,頻尿,血圧低下等の症状が現れ脱水が疑われる場合には休薬や補液を行う。脱水に引き続き脳梗塞を含む血栓・塞栓症等を発現した例が報告。[8.5,9.1.3,9.8,10.2参照]〕【11.1.4】ケトアシドーシス(糖尿病性ケトアシドーシスを含む)〔[8.6参照]〕
既存の糖尿病治療に SGLT2 阻害薬を併用することで全死亡は 15%減少、心筋梗塞は 13%減少、末期腎不全
1). 2型糖尿病。
2). 1型糖尿病。
3). 慢性心不全(ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る)。
4). 慢性腎臓病<末期腎不全又は透析施行中の患者を除く>。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈1型糖尿病、2型糖尿病〉糖尿病で重度腎機能障害のある患者又は糖尿病で透析中の末期腎不全患者では本剤の血糖降下作用が期待できないため、投与しないこと〔8.2、9.2.1参照〕。
5.2. 〈1型糖尿病、2型糖尿病〉糖尿病で中等度腎機能障害のある患者では本剤の血糖降下作用が十分に得られない可能性があるので投与の必要性を慎重に判断すること〔8.2、9.2.2、16.6.1、17.1.1参照〕。
5.3. 〈1型糖尿病、2型糖尿病〉本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り考慮すること。
5.4. 〈1型糖尿病〉本剤の適用はあらかじめ適切なインスリン治療を十分に行った上で、血糖コントロールが不十分な場合に限ること。
5.5. 〈慢性心不全〉「臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験に組み入れられた患者の背景(前治療等)を十分に理解した上で、適応患者を選択すること〔17.1.3参照〕。
5.6. 〈慢性腎臓病〉慢性腎臓病でeGFRが25mL/min/1.73㎡未満の患者では、本剤の腎保護作用が十分に得られない可能性があること、本剤投与中にeGFRが低下することがあり、腎機能障害が悪化するおそれがあることから、投与の必要性を慎重に判断すること(eGFRが25mL/min/1.73㎡未満の患者を対象とした臨床試験は実施していない)〔8.2、9.2.1参照〕。
5.7. 〈慢性腎臓病〉「臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験に組み入れられた患者の背景(原疾患、併用薬、腎機能等)を十分に理解した上で、慢性腎臓病に対するガイドラインにおける診断基準や重症度分類等を参考に、適応患者を選択すること〔17.1.4参照〕。
品名では、スーグラ、 フォシーガ、 ルセフィ、 アプルウェイ、 デベルザ、 カナグル、 ジ ..
糖尿病治療に用いる「SGLT2阻害薬」の投与中止後に、予想よりも長く「尿中グルコース排泄およびケトアシドーシスが持続した」症例が報告されており、必要に応じて尿糖を測定するなど観察を十分に行う必要がある—。
同様の薬剤には、カナグル、スーグラ、フォシーガ、ジャディアンス、デベルザ、ルセフィ等があります。 ..
死亡例の報告について杏林大学糖尿病・内分泌・代謝内科准教授の犬飼浩一氏は、SGLT2阻害薬と利尿薬の併用によるイベントリスクの上昇を指摘する。実際、死亡した5人中3人で利尿薬が併用されていたとの記載がある。
製品名:スーグラ、フォシーガ、ジャディアンス、カナグル、デベルザ、ルセフィ、アプルウェイ · GLP-1受容体作動薬
1錠あたりの血糖降下作用はトルブタミド<グリクラジド<グリベンクラミドの順に強力になります。
(注)”×”のついた薬は使われなくなりました。
服用の方法:
基本的には食前30分前に服用します。軽症では朝食前に半錠位から始めます。その後、血糖値を診ながら、朝夕食前の2回にそれぞれ1錠または2錠と増やして行きます。糖尿病専門医の場合は患者さんの血糖値のパターンにより、その患者さんにあった変則的な処方となることもあります
服用の方法:
基本的には食前30分前に服用します。1日1回または2回です。
腎臓が悪いときに使う薬│フォシーガ・ジャディアンス・SGLT2阻害薬.
SGLT2阻害薬は、腎臓でのブドウ糖の再吸収を阻害し、尿中に糖を排出することで血糖値を低下させる薬剤です。この作用により、体内のエネルギー消費が増え、体重減少効果も期待できます。また、糖尿病のない肥満者にも安全かつ効果的に利用できることが示されています。
・SGLT2阻害薬 [スーグラ®、フォシーガ®、ルセフィ ®、デベルザ®、.
考え方が大きく2つに分かれます。日本以外の国、海外ではビグアナイド薬のメトホルミンが第一選択薬となります。重度の腎機能障害がなければまず使う薬剤になります。日本ではメトホルミンの一世代前のビグアナイド薬であるフェンホルミンが高齢者や腎機能障害がある人で乳酸アシドーシス(膵臓での乳酸の利用が減ると同時に、血液の中に乳酸が異常に増えてしまい、血液が酸性になる状態のこと)を多発したために、高齢者で禁忌だった時代がありました。そのためどうしてもメトホルミンを使う機会が少なく、どちらかというと現在では最初はDPP-4阻害薬を中心に使っている人が多いのが現状です。
実際は、乳酸アシドーシスの頻度はそれほど高くなく、腎機能を定期的にしっかり評価して使えば問題ないというのが世界の趨勢(すうせい)になっていて、日本でも以前よりは高齢者に使う流れになっています。ただ、日本糖尿病学会では、病態に合わせて使用する薬剤を選択するということが勧められています。そこが海外のガイドラインと違うところです。そういう意味では、どの薬剤から使うかはあまり決めなくてもよく、高齢者でも病態に合わせてDPP-4阻害薬かメトホルミンの、どちらかをまず使っていくというのがいいのではないかと思います。その他に高齢者でおもに使われる薬剤は少量のSU薬、食後高血糖を改善するα-グルコシダーゼ阻害薬とグリニド薬がありますが、病態やコストを考えて、最初に使用しても構わないと思います。
食事、運動などの生活習慣と1種類の薬剤の組み合わせで効果が得られない場合、2種類以上の薬剤の併用を考慮する。 ..
〈2型糖尿病〉
通常、成人にはダパグリフロジンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら10mg1日1回に増量することができる。
〈1型糖尿病〉
インスリン製剤との併用において、通常、成人にはダパグリフロジンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら10mg1日1回に増量することができる。
〈慢性心不全、慢性腎臓病〉
通常、成人にはダパグリフロジンとして10mgを1日1回経口投与する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈1型糖尿病〉本剤はインスリン製剤の代替薬ではないため、インスリン製剤の投与を中止すると急激な高血糖やケトアシドーシスが起こるおそれがあるので、本剤の投与にあたってはインスリン製剤を中止しないこと〔8.6、11.1.4参照〕。
7.2. 〈1型糖尿病〉本剤とインスリン製剤の併用にあたっては、低血糖リスクを軽減するためにインスリン製剤の減量を検討すること(ただし、過度な減量はケトアシドーシスのリスクを高めるので注意すること)、なお、臨床試験では、インスリン製剤の1日投与量の減量は20%以内とすることが推奨された〔8.6、11.1.1、11.1.4、17.1.2参照〕。
7.3. 〈慢性心不全、慢性腎臓病〉1型糖尿病を合併する慢性心不全、1型糖尿病を合併する慢性腎臓病患者では、糖尿病治療に精通した医師あるいはその指導のもとで、適切な対応が行える管理下で5mg1日1回から投与を開始し、また、経過を十分に観察しながらインスリン量を調整した後、10mg1日1回に増量すること(5mg1日1回では慢性心不全及び慢性腎臓病に対する有効性は確認されていない)〔7.1、7.2、8.6、9.1.4、11.1.4参照〕。
とサノフィ/興和の「アプルウェイ/デベルザ」(トホグリフロジン)は各 1 例。 (注:うち2例は利尿剤併用と読売新聞報道)
作用機序の異なる糖尿病薬が次々に登場しています。そんな中、薬剤師さんからよく寄せられるのが「糖尿病薬の使い分け」についての質問や疑問です。最近は病態だけでなく、年齢によっても糖尿病薬を使い分けることが推奨されており、高齢者への服薬指導が特に重要になってきました。今特集では、薬剤師さんを悩ます糖尿病薬の選択や使い分けなどについての疑問・質問に対して、東京都健康長寿医療センター内科総括部長(糖尿病・代謝・内分泌内科)の荒木厚氏に解説していただきます。